金を生まない番組に存在価値なし。
おそらくTBSラジオ内でこのような方針が示されたのだろう。
各番組が広告以外の収入の道を模索して、あの手この手を打ってきている。
まぁ、昔から昼の番組では通販コーナーなどが一般的ではあったのだが、それが夜ワイドにもその波が押し寄せつつある。
一番手っ取り早いのは番組内容を本にして出すことだろうが、出版不況の折、そうした話もなかなか進みにくい状況がある。
そんなわけで、こんな形で実現するとは思わなかったが、JUNKのパーソナリティが一堂に会して座談会を収録、その模様を有料配信するという試みが発表された。
JUNK座談会スペシャル2008開催決定!
JUNKのパーソナリティー伊集院光、爆笑問題、雨上がり決死隊、アンタッチャブル、加藤浩次の5組全員が集結して、配信限定による座談会イベントを行います!
配信日時は、クリスマスの12月25日(木)午前0時00分から!
めったなことでは揃わないこの5組がどんな話をするのか?
脱線必至か!それとも熱い議論になるのか!
12月25日AM0:00から配信スタート。どうぞお楽しみに
伊集院光が自嘲交じりに
『自分はずっと一人でやってきたので、こんな時に何をしゃべったらいいかわからない』
と言っていたが、おそらく本心だろう。
この手のアクの強い連中が集う座談会は、あまり面白いものにならない事が多い。
ラジオの場合、しゃべり手が複数になると誰の発言かわからずただのノイズと化してしまう可能性が高い。
この手の企画はむしろテレビ向きと言えるんだが・・・
そうはいっても、我々JUNKリスナーにとっては、これは税金のようなものだ。
番組を維持するためにスポンサーに対して感謝の意を伝えるなんていう行為以外にも、直接的に番組に貢献できることがあれば、それを形で表す。
恐らく座談会はそれほど面白いものではないだろうが、JUNKに対する支持を形で表明することも、リスナーの大切な役目だと考えるわけだ。
とりあえず今回は1回限りのトライアルということで、約500円での配信となるわけで、ケータイおよびPCで配信される。
技術的には着うたフルを使えばドコモの場合20分程度の音声を1ファイルで配信できるので、こうした規格を使うのがいいんじゃないかと思うんだが、実際どのぐらいの長さのものになるのか。
本当であれば、番組終了後に収録されるPodcastを有料配信するようなビジネスモデルが構築できれば良かったのだが、世の中の流れとしてPodcastは無償というのが定着してしまったのは痛い。
素人がただしゃべっているものとプロが制作するものが同じ土俵で比べられるのも失礼な話だが、現実問題として無料でやらないとリスナーがついてこない事実は変わらない。
ただ、ビデオオンデマンドが形になり始めているということは、ラジオオンデマンドという発想があってもおかしくないわけだ。
本当に聴く価値のあるものを、適正な価格で供給するという試みは、そろそろ真剣に考え始めてもいい。
伊集院光も、理想的には投げ銭のような仕組みで好きなことを自由にしゃべれる有料ラジオ放送がやれたらいい、という発言をしている。
現実的な落とし所では、週1回更新月額300円程度というケータイコンテンツによくありがちなところからスタートしてみることを提案してみたい。
もちろん、聴くに値する内容であるということが前提だが。
この記事へのコメント
おづら
海鮮丼太郎
MasaruS
好きな番組の存続のためならば協力してもよいとは思いますが、「ラジオ=無料」という感覚がどうしてもあるので気持ちとしてはややフクザツですね。
不況とはいえ、地上派のメディアにここまで影響がでるというのもすこし切ないです。
海鮮丼太郎
こちらこそはじめまして。
たまに読ませてもらってますよ。
ラジオ=無料
という価値観は、ラジオの長い歴史と生活に入り込んでいる状況から考えるとわからないでもないんですが、今回の流れというのは不況のせい、ではないんですね。
(もちろん不況も一因ではありますが)
ラジオという媒体が時代の流れによって、新聞、雑誌、テレビなどの中で、お客が取れないマスメディアとして真っ先にターゲットにされたと考えるといいと思います。
広告がつかないというのは、そういうことの現れなわけですな。
恐らくテレビも今回のラジオ局の生き残り策と同じような道を模索するはず。
広告で食べているところというところは、どうやってもこの構造から逃れられないのです。
ラジオ局の収入というのは、広告収入が大半を占めるわけです。
その収入の口が激減するといのは、TBSラジオにとっては死活問題となるわけで、少しでも金を稼ぐためになりふり構ってられない状況なわけです。
パカパカ行進曲を休んで通販番組をやるなんざ、普通に考えれば正気の沙汰ではないですが、そこまで状況は切迫していると考えるべきなんですな。
制作現場やパーソナリティたちは、大して高くもないギャラで、それでもおもしろい放送を続けたいと考えてることは間違いないんですよ。
ただ、それでも制作するためのお金がなくなってしまっては、いくら番組がおもしろくても終了になってしまう。
そうならないように、今回の有料配信も制作現場(≒池田プロデューサー)が必死に考えたことなんでしょう。
批判するのは簡単だけど、状況はもうそこまで来ているという認識を我々JUNKリスナーは持つべき状況なんですよ。
だから、有料配信を購入するようできるだけ多くの人に働きかけていくことが、おいら達がJUNKという番組を守るためでもある、という認識を持つ必要があるかなぁ、と。