クルマが売れません。
しかし、どこのメーカーもディーラーに対して台数割り当て(ノルマ)を課して、一台でも多くの登録をさせようと必死になるわけで、これを“押し込み”なんて表現することがあるわけです。
じゃあ、押し込まれるディーラーは何をやるかというと、もちろん販売に力を入れるわけですが、それでもどうしようもない場合は『自社登録』という形でお客に販売するアテもないクルマを登録することになるわけです。
その時点で自社登録車はディーラーの所有物になるわけですが、そのままではどうしようもないので、これを中古車として販売することになります。
国産の軽自動車、最近ではダイハツ車に顕著ですが、よく販売店で“未使用車”とか“新古車”として表示されているヤツがそれに該当するわけです。
(新古車というのは便宜的な言い方で、新車でないものはすべて中古車ということになります)
最近では、そんな新古車専門に扱う業者が盛況だという話を聞くと、自動車販売ってなんなんだろ?とか思うわけです。
ってことで12月です。
12月はインポーターにとっては年間の締めの月なわけです。
12月までの販売台数が、年間の実績としてカウントされ、来月にはその結果が報じられることになるわけです。
そしてそれが、日本においての市場シェアランキングとして報じられることになるわけです。
そりゃもう各社必死です。
必死だとするとどうなるのか?皆さんもうおわかりですね?
実質新車とほとんど変わらないものの、ブランドイメージとしてはマイナスなのであんまりおおっぴらに語られることはありませんが、中古車情報サイトにはタマとして出てきてしまうので、もはや隠しようがありません。
そんなわけで、(表向きは)不思議なことに輸入車市場には程度の良い中古車が並ぶわけです。
ってことで、条件に合致したクルマを見つけたもの勝ちってことで、プジョーさんの中から代表的なタマをご紹介。
カーセンサーを基準にして情報を掲示してますけど、世の中にはいろんな中古車サイトがありますので、各位いろいろと探してみるのが良いかと。
まず308シリーズですが。
結論から言うと、未使用の308 Cielo インテグラル・レザー仕様が278万円で買えます。
(そのうち消えるのでスクリーンショットで保存)
▲クリックで拡大
新車で買ったら3,640,000円(税込)です。
なんかもう、笑っちゃいますな。
恐らくは展示車として使用されていたであろうことを考えると、客があちこちベタベタと触ったであろうことは想像に難くないものの、そんなもんは納車整備でキレイにしてもらえば済む話。
しかもこれ、その辺の業者ではなくて正規プジョーディーラーのタマなので素性も怪しくないまさにウルトラディスカウントなわけです。
他にも、308 Premiumはデモカーアップであれば248万円で買えたりするわけで、これぐらいだったら現在の対ユーロレートとほぼ同等かそれ以下の金額で購入することができるわけです。
同じく、207シリーズは新古車でも200万を切る価格で、407に関しても低走行車であれば3.0Lで248万とかいうクレイジーっぷり。
高いから買わない!というのはこれで幾分解消できるとは思いませんかね?
かつて押し込み、自社登録の代表格として有名だったのはボルボ。
その数はハンパじゃなくて、押し込んではみたものの売れなくて100万円値引きなどというのが当然のごとく行なわれ、結果として中古車相場も総値崩れを起こし、買うんだったらボルボの中古みたいな神話が生まれたのでした。
(困ったことに、この流れは現在も継続中)
こうした流れがプジョーにも起こっているわけですな。
過度の押し込みがこうした事態を招き、結果としてディーラーの負担が増加し、自社登録を招く。
買う側にとっては上質なクルマを安く買う選択肢が増えることはいいことで、メーカーの都合なんか知ったこっちゃないですが、同じ正規ディーラーの間でも条件がこれだけバラバラになってくると、まともに売ってるディーラーとまともに買った客がバカを見る流れが出来始めてやしませんかね。
こんなところからもブランドイメージっつうものは崩壊していくもんです。
少なくとも現在のプジョーにおいては、プレミアム路線と実際の現場で起こっている事態には大きな齟齬が発生しており、全国展開をしていく上ではこれは大きなマイナスなんじゃないでしょうかね。
っていうか、ボルボ見てりゃその辺わかりそうなもんだがww
この記事へのコメント
七誌
以前はけっこう値引きしていたアウディが最近渋いって話を聞く。
ブランドイメージと値引きは相反する要素だから、プジョーはあんまし賢くないなぁ、と。