FBMに関するエントリーはこれが最後。
ってことで、前回のつづき。
別に自虐的になる必要はないのだが、現実問題としてFBMで見かけたプジョーの数は少なかった。
推測される原因は前回書いた通り。
そこでふと考えた。
逆に考えると、プジョーはマーケティング的に大きなチャンスを握っているのではないか。
こうしたイベントにプジョーオーナーが接点を持っていないのならば、接点を持つように仕掛ければいいんじゃないか、と。
つまり、プジョーがFBMにスポンサードすることで、オーナーに対するプジョーならではのエクスペリエンスを提供することができ、めぐり巡ってプジョーというブランドの魅力を高めることに繋がるのではないか。
フランス車に関するイベントは他にもいくつか存在するが、まずは代表的なFBMをスポンサードし、オーナーに対して告知をすることで、プジョーオーナーはFBMの存在を知り参加するきっかけになる。
単なるイベントと、知っている企業がスポンサーについたイベントとでは、それだけで参加する動機の重さが異なってくる。
問題は、これを誰が主体となって行なうか、ということだ。
別にプジョーに限定せず、PCJ(プジョーシトロエンジャポン)としてスポンサードすれば、大々的なマーケティング活動に繋げることもできる。
既存オーナーに対しては、FBMへ誘うことで顧客満足度の向上を、見込み客に対してはプジョー(orシトロエン)で得られるブランドプレミアムを提供することが出来る。
これはけっこう強力な武器になるのではないか?
PCJ単体でこうしたイベントを開催するには手間もコストも掛かりすぎるが、有志が開催しているイベントに相乗りする形であれば、敷居はものすごく下げることができる。
もう少し規模を小さくして、これをディーラー単位での施策にする手段もある。
オーナーとの接点を持っているのはディーラーであり、営業担当者はそれぞれの顧客を抱えている。
日ごろディーラーとの接点が希薄になりがちなので、年中キャンペーンを行い、ディーラーへと足を運ばせようとしているが、FBMというイベントがあるんですよ、という案内ができれば、顧客に対するフォローとしてプラスに働くだろう。
事実、ディーラー単位でFBMに参加しているケースもいくつか見受けられ、駐車場にはそのディーラー専用の駐車スペースが確保されていた。
こうした活動は、プジョーに乗ることの動機を強め、顧客間での交流を促進し、ディーラーが顧客同士を結びつけるハブとしての機能を果たすことができる。
やらない理由はどこにもないじゃないか。
地場系資本のディーラーは、FBMに顧客を連れ立って参戦し、プジョー岐阜などはテント村にブースを構えてグッズを販売していた。
自分の世話になっているディーラーがこういうところに出展してたりすると、親近感って大きく沸くもんだと思うんだよねぇ。
そこで、まずはプジョー直営であるプジョー東京の3店舗が手本になるように動くことを提案したい。
並行輸入業者も出展していたりするのでその辺の政治的な判断は必要になるだろうが、要はプジョーに乗ってて良かったと思わせる体験をいかに提供できるかが重要であって、その意味でFBMはプジョーオーナーにとって得がたい体験を提供できる場であると信じている。
どうかね?
そんなに突飛なことを言ってるつもりはないんだが。
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