ネットブックはノートPCの市場とバッティングすることは無い、なんて発言はどこに行ったのやら。
いつの間にやら国内の主要ノートPCメーカーが、ネットブックへの参入を発表している。
東芝「NB100」
NEC「LaVie Light」
富士通「AMILO Mini Ui 3520」(国内投入は来夏予定)
ソニーも参入を匂わせる
あのソーテックですら参入したネットブック。
市場は確かに存在すると見ていいだろう。
ほとんどがAtomプロセッサを採用していることから、SSDかHDDかの違いを覗けばほとんどリファレンスに則った設計のため独自色が出にくい状況になっている。
DOS/Vマシン黎明期にパーツを組み合わせただけの各社のPCが、どれもあまり変わり映えしなかったのと同じ感覚だ。
一方、レッツノートシリーズで磐石の体制にあぐらをかき、最近精彩が感じられないと評判のパナソニックは、斜め上を行くつもりのようだ。
PNDの例を出すまでもなく、低価格商品とは市場の棲み分けができるなんて呑気なこと言ってると、あっという間にシェアを食い尽くされることになるぞ。
とはいえ、第一世代のネットブックに使われているAtomプロセッサのパフォーマンスは4年前のPentiumM 1.2GHzと同等なわけで、やっと当時の最先端技術が1/4程度のコストになったというだけの話なのだが。
そんなネットブックの流行に乗じて漁夫の利を得ようと回線業者、とりわけイーモバイルの勢いがすごい。
通信定額制を武器にネットブックとバンドル販売攻勢をかけており、量販店に行くと主要ネットブックとイーモバイルの通信カードをセットで契約することで、実質3万~4万円引きになっており、かなり契約を伸ばしている模様。
目先の損(3~4万円のリベート)によって、長期の得(定額3980円x24ヶ月)を取る捨て身の戦法は、何もしないでシェアをジリジリと落としているウィルコムに比べれば消費者側から見れば好感が持てる。
いや、わかってますよ。
企業として使っている販促費が異常なことぐらい。
そして、それが体力勝負となり、もうそれほど長くは続けられないということも。
でも、消費者としてはこうした選択肢があることで、イーモバイルを選択する強い理由に成りえる訳で、この施策が終わったら、イーモバイルをあえて契約しようという気にはならないだろうことも。
ある意味、ネットブックのブームはイーモバイルの価格戦略のおかげという見方もできる。
通信回線が安く確保できなければ、ネットブックの魅力も半減してしまうからね。
走り出したら止まれない、自転車操業のチキンレース。
しかし、ソフトバンクの例を挙げるまでもなく、回線業者は契約数を増やしてなんぼの世界であって、そのための獲得費用を出し惜しみするべきではない。
だから、今日も店頭の赤いブースでイーモバイルのお姉ちゃんが声を枯らして勧誘に勤しんでいるわけだ。
無下にするんじゃなくて、少しは話を聞いてあげよう。
これだけ安くネットブック+通信回線を手に入れることができるとなると、スマートフォンの立ち位置がこれまたかなり微妙になりそうな予感。
また一過性のブームで終わるのかねぇ…
おいらはどうするかというと、現在のネットブック第一世代は画面の縦の解像度が足りない(1024x600)ので、最低でもXGAになってAtom第二世代が出てきた頃に購入の予定。
パフォーマンス的に現在使っている旧式のレッツノートT2とほとんど変わらないから、まだ食指が動かないのよね。触手なら動くけど。
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