国内メーカーの自動車販売が落ち込んでいるのは散々報じられているが、当然輸入車も落ち込んでいる。
ってことで、9月の実績が発表になった。
プジョーさん、相変わらず苦戦中。
このままだと年間販売は8000台がギリギリ届くぐらいかもしれん。
さて、全体に目を向けてみる。
前年対比で10%減というのは、国産車の20%以上の落ち込みから考えたら、むしろよくこの程度で済んでいるな、とも言える。
Fiat500とか、新型スマート、MINIクラブマンとか、輸入車でも比較的低価格で魅力的な車種が出たことによって、台数の減少幅が抑えられているという見方もできる。
しかし総じて言えるのは、金持ちはこの程度の景気状況では消費行動に影響を及ぼさない、ということなのかもね。
それを象徴するように、他のメーカーは軒並み前年割れしている状況でアウディだけは過去最高の販売台数を記録している。
主にA4シリーズが好調だからなのだが、アウディはA4の購入者を、年収1400万円の高所得ファミリー世帯と想定している。
つまり、このぐらいの年収であれば、ちょっとやそっとのことでは動じない。
欲しいものは欲しい、ということなんだろう。
格差社会が悪いとか、金持ち死ねとか言うつもりは無い。
つまり、そういう人たちもいるんだろう、ということ。
むしろ、景気が悪いからこそ、お金持ちにはどんどんお金を使ってもらって、経済活性化に貢献していただきたい。
なんつっても、不景気っていうのはお金の循環が滞ることだから、ね。
まぁ、9月はまだ原油価格上昇の影響だけしか受けてないけど、金融危機になった10月以降に消費行動がどうなるか、ちょっと観察してみるのも面白いかもしれない。
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