廃墟の劇場

三凾座
▲Photo by ViviCam5050

旧三凾座が気になったのでちょっと調べてみた。

湯本の街の、住宅街の奥にひっそりと存在する、明治後期に建設されたという芝居小屋。
後に映画館としてして利用されており、炭鉱町の娯楽施設としての栄枯盛衰を象徴するような建物だ。
いつ頃まで営業していたのかは詳細な情報がないので判別しかねるが、少なくとも映画が大人1200円で入れた頃(70年代後半)までは営業していたようだ。

三凾座料金
▲Photo by Vivicam5050

現在は文化庁認定の登録有形文化財として認定されているが、中を覗くと屋根の一部は崩れ落ち、荷物が無造作に積まれていて明確な保存活動はされていない様子だった。

bunkazai.jpg

よく国から文化財の認定を受けても保存のための予算は出してくれない、認定を受けた施設の持ち主は勝手に取り壊すことも出来ず自腹で保存活動をしなければならなかったりして逆に困っているなんて話をよく聞く。
ここもそうした施設のひとつなのかもしれない。

三凾座裏
▲Photo by ViviCam5050

裏に廻ってみると、大量に絡みついたツタを伐採している最中だった。
ツタの処理の前に、もっとやることはあるような気もするが、このすぐ隣は普通の民家なので、あんまりツタが絡まったりしていると景観的にもよろしくないから伐採しているのかもしれない。

骨格を補強しないとそのうち自重で崩れ落ちるのは目に見えているが、こういった文化遺産はどうやって保護していったらいいんだろうね?
  

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