デジタルラジオのサイマル放送を試してみた

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デジタルラジオでAMのサイマル放送が始まったので、さっそく試してみた。
感想としては…

四の五の言う前に、電波弱すぎ。

我が家はそれほど受信環境が悪いわけでもなく、AM/FM/ワンセグともに十分キレイに受信できる環境にあるにもかかわらず、デジタルラジオのそれは機械が故障しているんじゃないかと思わせるほど感度が悪い。
(っていうか、以前より感度悪くなってるぞ??)

試しに以下の場所で受信テストをしてみた。

 (1)自宅窓際(川崎市宮前区)
 (2)ベランダ
 (3)二子玉川駅
 (4)東京都神田神保町交差点付近

自宅近辺では受信どころか放送局スキャンでOTTAVAなどデジタル専門局を検知できないなど、惨憺たる状況。
二子玉川でも放送局スキャンで取りこぼす局がいくつもある状態。
神田神保町付近でかろうじてニッポン放送のサイマル番組が受信できたが、それでも途切れ途切れでまったく聴く気になれなかった。

デジタルラジオの電波は東京タワーから発信しているが、神田神保町といったら直線距離で何kmも離れてないだろ?それなのにこれじゃあねぇ…

現在のステータスは実験放送だから、ということなのかもしれないが、少なくともワンセグの実験放送の時に比べても、受信感度は明らかに悪い。
これでいったい、消費者にデジタルラジオの何を訴えたいのだろうか?

DRPという団体を作ってデジタルラジオを宣伝するのであれば、せめてもう少し送信出力をアップしないと、せっかく宣伝で興味を持った消費者がいたとしても、“なんだよ、受信できないじゃん”であっという間に去ってしまうことになりかねない。

東京、大阪だけという現状の受信エリア自体も異常だが、こんな脆弱な受信環境でラジオの新規ビジネスをやっていこうというのは、ちょいと考えが甘いんじゃなかろうか。
 
早急に受信環境の改善を求めたい。
 

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