デジタルラジオの存在意義は、独自のコンテンツではなくAM波のサイマル放送にしかないという皮肉。
デジタルラジオでAMラジオのサイマル放送開始
TBSラジオ&コミュニケーションズと文化放送、ニッポン放送の3社は、実用化試験放送中のデジタルラジオにおいて、9月29日からサイマル放送を開始する。
過去数十年間にわたってAM番組のノイズに悩まされ続けてきた我々ラジオ世代は、一時期USENでサイマルされていた時期を除いては、これらの根本的解決策を持たなかった。
デジタルラジオの実用化が話題になった際には、AM放送のサイマル化を強く望んだものだが、どうもデジタルはデジタルで独自番組の路線を行くらしい、ということで大いに落胆&興味を失っていた。
しかし、2011年にデジタルラジオが本格スタートする(らしい)なんてことを最近になって急に宣伝を始めたことから、なんとか盛り上げる方策を考えて、行き着いた結論がAMのサイマル放送だった、ということなんだろう。
我が家には、先日解約したauのW52Hがまだ残っている。
こいつがデジタルラジオの受信が可能なので、早速タイマーとの連動でクリアな伊集院光 深夜の馬鹿力の録音に活用させることにしよう。
(恐らくはこの流れで行けばデジタル版ラジオサーバーのような製品も出てくるだろうから、そうしたら買い換える)
ってことで、サイマル化の決断をしたTBSラジオには、賞賛のコトバを贈りたい。
よくぞ決断してくれた。そして、独自番組作ってる余力はもうないんだから、AM番組の充実にリソースを集中して欲しい。
デジタルは、AMのサイマルという役割で十分なんだから。
欲を言えば、
なお、通常放送とは異なり、放送時間は6時~27時程度に限られる。
早くこれを24時間対応にして欲しい。
この記事へのコメント
本末転倒でしょこれは。
デジタル波を維持するには新たなスポンサーが必要。
独自番組でスポンサーつけて収益あげてくれないとサイマルどころかデジタルラジオ自体がコケる。
BSのラジオみたいにね。
デジラジで既存波のサイマルだけというのは有り得ない、
海鮮丼太郎
かといって、聴取者を集めるために有力なコンテンツは残念ながら既存AM放送(特に深夜系)に存在しているわけで、デジタルラジオの起爆剤としてサイマルの助けを借りるのは当然の成り行きかと。
デジタルラジオを推進するにあたって、既存の収益モデルをそのままデジタルラジオに適用することが前提で動いていた節があって、制作体制を強化することが前提になっていた。
海鮮丼太郎
しかしラジオの収益モデルそのものが、想像以上に早く陳腐化してきており、当初の目論見どおりの制作体制を築くことが難しくなっているのではないかと。
現実問題としてラジオ局全体で番組制作費は抑えられている状況なわけだし。
海鮮丼太郎
OTTAVAのスタジオを見学したことがあるけど、ライブラリがDB化されていて、パーソナリティがディレクターも兼務できる、つまりは一人で番組が回せる体制になってた。
それでもOTTAVAは赤字運営。
デジタルラジオを推進すると大見栄を切ってみたものの、収益モデルをどうするかっていうのは各局頭を抱えてるんじゃないかなぁと。