市場拡大は結構なことですが

いろいろと大変です。

電子書籍の市場調査、携帯コンテンツが7割占める


ケータイでコミックを読むのが当たり前のスタイルとして定着してくれたことは、今までさまざまなトライアルを繰り広げたもののなかなか広まらなかった電子書籍の可能性が、一番有効な形で花開いたモデルと言えなくもない。

中高年層の抵抗感として一番に挙げられる画面の見づらさという点は置いておくとして、現在主要ターゲットとなる若年層がケータイの画面で電子書籍を読むスタイルに抵抗感がないことは、今後の市場拡大においては非常にプラスに働くだろう。
なんつっても、プラットホームとして認知されたということなんだから、あとはここを使ってどんなコンテンツを展開していくか、ということだけを考えていけばいいんだからね。
(DSvision撤退したWordsGearなんかは、プラットホームとして認知させる活動とコンテンツを集める両方の努力をしなければならず、二倍の労力が必要とされる)

おいらはリアルな本を否定するつもりは毛頭なく、相互補完の関係を築いていくと思っている。
それぞれ適したコンテンツを電子&リアルの本としてリリースしていけばいいだけの話だ。いつまでも紙だけにこだわってる奴は論外だが、電子と紙あるいは両方でどうやってコンテンツをリリースしていくかというさじ加減がこれからの編集者には必要になってくる素養だとは思う。
 
iPhoneでもAPP storeで電子書籍が購入できるということなので、市場の広がりはこれからだ。
プラットホームはそんなに多くなくていい。
それよりは、魅力的なコンテンツが出てきやすい市場を早く作り上げることが大事だ。
ケータイは、もうその段階に到達しつつある。
 
 

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