国内メーカーがEee PCを作れない理由
書かれてることに?と思うことも無くはないが、大筋で同意。
カーナビゲーションにもまったく同じ現象が起こっているが、国内の閉じた規格にしがみついて商品展開に幅を持たせなかったツケが取り返しのつかない事態を招く、という典型だろう。
今年初めに長年使ったレッツノートが壊れた際、おいらの選択肢は今まで考えもしなかった中古のレストアという方法を採った。
コストパフォーマンスの面から見て、それが一番だったから。
今話題になっているEeePCに代表される格安ノートPCは、スペック的には4年前のレッツノートと同等だ。
それらの中古と新品の互換バッテリを購入すれば、同等の価格でEeePCよりスペックの高いマシンを用意できる。
(例:レッツノートT2C+互換バッテリ=5万)
中古であるということを差し引けるかどうかで、こういう選択もあるわけだ。
格安ノートPCもあっという間にXGA以上の解像度を実現するだろうし、バッテリも5時間程度まであと少しだ。
これで中古をレストアするという必要もなくなるかと思うと、1年後ぐらいが楽しみだ。
レッツノートが大ブレイクした時、パナソニックの開発陣は国内製造による精度の高さを誇らしげにアピールしていたのを思い出す。
確かに4年前はそうだったのだろうが、そこからレッツノートはどれだけ進化を遂げたのだろう?
細部の作りこみの技にはまだまだ国内メーカーのアドバンテージがあるが、荒削りでも同等のパフォーマンスを実現するためのアジア勢力のキャッチアップ能力は4年あれば十分と言うことが実証されたわけで、じゃあ今の国内メーカーが4年先を行っているかというと、ちょっと疑問に感じざるを得ない。
結局今のモバイル用途のノートPCの一番のボトルネックはバッテリの持続時間だ。
この部分に関して、明るい見通しでも立ってればいいのだが、現状新しいブレイクスルーになるような技術はお目にかかれない。
学生を中心とした、ヒマだけどモバイル大好き層にとっては、格安ノートPCは爆発的な支持を得るだろう。
彼らが就職して自由に出来るお金を手にしたとき、国内メーカー製ノートPCにどれだけ魅力を感じるか。
デスクトップPC同様、ノートPCが国内メーカーにとって死にジャンルになる日も近いのかもしれない。
モノづくりに日本の威信を賭けるなんて話を聞いたのはほんの数年前だと思ったが、状況はあっけなく変わるものなのかもしれないね。
ちなみに、全部入りノートPCとして2年ほど使ったFMV-BIBLO NX90は、先日DELLのInspiron1720へと代替わりしました。
性能2倍以上にも関わらず、NX90の半額以下。
そりゃだれも国産PCなんて買わなくなるわな…
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