私はなぜ“脱庭”したのか?

 
そんなわけで、話は前後するが、ケータイ電話をauからドコモに変えた。
iPhoneがソフトバンクに来ることはわかっていたし、ドコモが純減を続けていることも知っていた。
しかしそれ以上に、auを使い続けることに意義を見出せなかったので、F906iの発売を機に変えてみることにした。
これを世間では、“auの庭”というコピーに引っ掛けて、“脱庭”と表現する。


なぜおいらが“脱庭”したのか?その大きな理由のひとつに、auのサービスの魅力の無さがある。
広く知られているように、auの回線網はすでに限界に達しており、大量のパケットがやりとりされる負荷に耐えられない。
それ故に、コンテンツのダウンロードサイズに制限を設けており、これがリッチなサービス展開を妨げているといってもいい。
着うたフルでこそ5MBの配信が可能だが、その他のコンテンツは1.5MB制限が未だに敷かれており、必然的にコンテンツの質も上げることができない状況なわけだ。
象徴的なのがニコニコ動画に代表される動画サービスへの対応の遅れだ。
最近でこそYoutubeがauへの対応を見せたが、ダウンロードできるコンテンツサイズに制限があったり、ニコニコ動画に至ってはコマ送りというギャグのような状況だったりして、笑うに笑えない。
LISMOを使ったPC経由での有料動画配信サービスを始めるなど、仮想敵をiTunesに定めるのは結構だが、その前に足元の客が何を望んでるのかをまるで無視するような施策は、auファンの心を醒めさせている。
そういえば、顧客満足度No.1って最近CMで使ってませんよねw

今のところドコモは純減を続けているが、FOMAの通信網がようやく整備されたことによって、新規のサービス展開をあれこれと企画、実行できるポテンシャルが一番高い。
また、腐ってもシェアNo.1であることに代わりはなく、当然ケータイ向けの新規のサービスはドコモを主軸として展開されている。
また、auとの一番の違いは、iアプリの充実具合だ。
知人がケータイアプリを開発してリリースしているという話を何度も聞いたりするが、auの機種で楽しめる機会はほとんどなかった。
ケータイアプリはケータイ文化の中でも重要なファクターであり、それを十分に楽しめないのであれば、その端末(&キャリア)を持ち続ける意味はまったくない。

5年前まではドコモ使いだったが、なぜauに移ったのかといえば、INFOBARがあったからだ。
しかし今のauには端末での新しい提案も、サービスの新規性も、料金プランの魅力もまったくない。

決して安くは無い月額利用料を払うのは、ケータイの進化の最前線を見届けるためだ。
停滞するケータイに興味は無い。

ソフトバンクはiPhoneという選択肢、もしくはギャグで何か1機種をサブとして所有することは今後あるかもしれないが、auをメインとしてもサブとしても持ち続ける意味は見出せなくなったので、MNPによってドコモへと引越しをした。
もちろん、ドコモに対する不満は山ほどある。
センスのなさ、という点も見過ごすことはできない。
しかし多くのユーザー達がドコモの機種を使いこなし、膨大なノウハウを蓄積している。
ここに新たな体験の期待をしてみようと思う。
 
 

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