生活の中で利用するさまざまな機器がネットワークにつながり、それらを通して新しいサービスが提供されはじめました。それにより、新たなライフスタイルの創造がはじまっています。
このような新しい価値を生み出す機器やサービスを「ネットKADEN」と名づけ、その普及促進とサービス開発支援をめざして、「ネットKADEN大賞」が創設されました。従来の「家電製品」の枠にとどまらず、「ネットにつながる情報機器とそれによって提供されるサービス」を広く表彰の対象にしています。今年度はその第1回目として「ネットKADEN 2005」を実施します。
個人的には、 AirMac Express + iTunesによる無線LANで飛ばした音声をコンポから再生できるAirTunes.というコンセプトに、昨年のネット家電の中では最大の評価をしている。

それに対して、iPod nanoが今年を代表するネット家電としては正直あんまり思えない。
斬新ではあるが、革新ではない。
iPod mini の商品力をより高めたという以外に、iPod nano のメリットを見出せないからだ。
(iPod + iTunesとして候補に入っていたとしたら間違いなく今年を代表するネット家電の中枢という評価を与えていいと思う)
ということで、今年のネット家電のNo.1は、あえてソニーのロケーションフリーを推薦したい。
ロケーションフリーは、以前 AirBoardという製品名で、テレビやHD+DVDレコーダーの映像を無線LAN対応のモニタで見ることができるというコンセプトで発売されていた。(観るだけでなく、レコーダーの再生や早送りといった操作まで出来る)
しかしあくまで、モニタと無線LANユニットの組み合わせということもあり高くなってしまっていたのは事実だ。
これはこれで、お風呂でテレビや映画を観たり、ネットをやったりという昔出来たらいいなぁと思っていた夢を実現してくれる製品だったが。
このコンセプトをもうひとつ進めて、PC(びっくりすることにPSPでも)があれば家中どこに居てもテレビが観れるようになった。しかも、IPアドレス指定が可能であれば、ネットさえあれば世界中どこでも自宅のテレビ類をコントロールすることができる。実はこれ、すごく画期的なことだったりする。
例えば実際に使われている例として、海外出張している人が自宅のHDレコーダーに録画しておいた番組を、出張先の自分のPCで閲覧することができる、ということだ。
これって、自分で予め見たいコンテンツの蓄積しなければならないという点はあるが、一昔前に騒がれた
■ビデオ・オン・デマンド
見たいときに見たいビデオが見られるサービス。マルチメディアの旗手として期待されたが、日本やアメリカで実施されたマルチメディア実証実験ではほとんど利用されなかった。
の環境をほぼ実現しているって考えることもできる。
会社にテレビがなくて、どうしても今観たい番組があったとして、このロケーションフリー製品があれば、ネットを経由して家のテレビを観ることが出来るわけだ。
そこまでして観たい番組がどれほどあるかは疑問だが、そういった環境があるだけで可能性は随分広がる気がする。
なんか、夢のある話だと思わない?

ソニーもVAIOでビデオサーバーとか、ロケーションフリーとかいろいろと出してくる割には、全体像のプレゼンテーションがヘタでメリットがよく消費者に伝わっていない。(久多良木だけが暴走している)
PSPも最初からロケーションフリーと連携した使い方をもっと前面に押し出せば、少なくとも大学生~R25世代あたりの支持はもっと得られたはずだ。
ロケーションフリーは、使い方の提案によっては番組を観るという環境において文化になり得る可能性がある。
Appleは音楽を聴く環境に革新をもたらし、それが文化として定着した。正直、 Apple の革新性に太刀打ちできるところは恐らく今後現れることはないだろう(Appleが敗れるとしても、後追いの模倣にやられるだけだ)
それに対して、ソニーはビデオの使い方の提案については、まだ可能性を秘めていると思う。
一つ一つの製品をリリースすることも大事だが、それらの使い方をもっと積極的に提案していき、文化として定着するよう努力すれば、まだまだ勝負になるはずだ。
くだらんコピーコントロールなどは入れずに消費者の立場に立って、その手段を使ってやりたい事を実現できる環境を整える。
少なくともAppleはそうやってiPodとiTunesを育ててきた。
今年のソニー製品の中で唯一評価できるロケーションフリーを、もっと大事に育てていってくれ。ってことで、おいらはネット家電2005はこの製品に投票することにした。
【くらし快適分野】は、RDシリーズは思ったほどの進化を遂げてないので、あえてホンダのインターナビプレミアムクラブを推す。トヨタを相手にダントツの品質&会員数だし。
【セキュリティ分野】は、革新的ではないがやはりココセコムか。
【ホームヘルスケア部門】は該当なし。Xavixあたりの熟成に期待したい。
しかし。
こういうページを見てしまうと、こういう悪夢が蘇ってくるんだよなぁ。
なんかこう、香ばしい感じがして、SONY製品を扱ったBLOGは斜めに見てしまう自分が悲しい。
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