BLOG RANKINGに参加しております。
訪問記念に押してってくらさい。⇒⇒⇒
ブログランキング・にほんブログ村へ

2016年11月22日

あらゆるものが愛おしくなる『この世界の片隅に』という映画

konosekai.jpg


[補足]
作品と関係ないところで噴き上がっている件については興味が無いので知らんがな、というところなんですが、下記ツイートで言及した“民放のテレビ局はある事情でこの作品の宣伝や紹介ができない。”という話においてはこういった指摘もありましたのであわせてご紹介しておきます。

能年玲奈「のん」騒動にアニメ作品「この世界の片隅に」が引っ張られている件|やまもといちろうコラム

今年の邦画はいったいどうしてしまったというのでしょうか。

『シン・ゴジラ』、『君の名は。』そして今年最後にして最高傑作とも言える『この世界の片隅に』と、これだけで今までの人生において積り積もった邦画に対する怨念がすべて浄化されてしまった感じです。
今だったら『実写版 進撃の巨人』ですら許せてしまいます。

この作品の特殊性は主人公すずさんの日常の中にだんだんと影を落としてくる戦争体験の描写がハンパなくリアルであること。
アニメーションであるにもかかわらず、自分の目の前で空襲に襲われているような恐怖と痛みを感じてしまうこと。
そしてこの120分という映画体験が体感的にあっという間に感じられること。



当方はあまさんとかいうドラマを観ていなかったのですずさんの声を演じている能年玲奈さんという女優のポテンシャルはよくわかりません。

正直言ってTBSラジオから流れてくるCMにおける能年さんのセリフはヘタの極み(知識ゼロの人が映画を観たくなるとは思えない)ではあるのですが、作品の中ではまったく違和感なく演じておられます。

この辺りがアニメーション作品と声の演者の難しいところでもあり魅力でもあるわけですが、もう少しラジオCMは作り方考えた方がいいんじゃないかと思わなくもありません。

で、宣伝といえばこんなお話もあるそうです。


当方が民放テレビ番組をまるで見ないので

「へーそうなんだ。でもちゃんとこの映画の情報がキャッチできているので民放テレビいらなくね?」

とか思ったりもしています。

この映画の魅力をネタバレせずにうまく表現するのがなかなか難しく、「ガルパンはいいぞ」状態に陥っておりますが、この映画を大きなスクリーンと音響設備の整った映画館で見るべき意味は、ひげいとうさんのこのツイートに集約されております。

映画館で観ておくべき映画というのはいろいろありますが邦画の、しかもアニメーション作品を当BLOGをご覧になっている方にあえてオススメする意味をご理解いただけると幸いです。

当初こそ公開館数が少なかったものの、このブームを受けて各地のシネコンやレイトショーでの上映も充実してきましたので、よろしければご覧になってみてはいかがでしょうか。


posted by 海鮮丼太郎 at 13:27| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映(movie) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月14日

あまり熱心ではない人のためのスターウォーズ鑑賞術

o-STARWARS-facebook.jpg

さて、今週金曜日(2015年12月18日)18:30から全世界で一斉公開となるスターウォーズの完全新作『フォースの覚醒』でありますが。

一部で非常に熱量の高い盛り上がりを見せており、ちゃっかり劇場鑑賞料金を値上げする映画館もあったりします。


「スターウォーズが無ければ死んでしまう…」

という程でもないけど話題にはついていきたいという、それほど熱心ではない人々(≒俺)は、どういう方針でこの映画を楽しめばいいのでしょうか?

まず、スターウォーズという映画はそのストーリーが肝になるわけですが、このネット時代に情報を遮断することは非常に難しいという状況があります。

いくら熱心ではないとはいえ、鑑賞する前にネタバレを目にしてしまう事ほど不愉快なことはありません。

であれば、まずはどんな手段を使ってでも出来る限り早めに観ておいて、ネタバレのリスクを回避することを第一に考えるべきかと思います。


しかし、12月18日の公開初日ならびに翌土日のチケットは発売開始とともにマニアな人々の争奪戦で大騒ぎになったのも記憶に新しいところかと思います。

今から初日のチケットなんて取れるわけねーじゃん…と思うでしょ?

取れるんですよ。

しかも余裕で。


スターウォーズの盛り上がりは都心部に集中していて、地方ではそれほどでもない…という話ではなりません。(いや、少しあるかも)



例えば当方の生活圏にある映画館としてはイオンシネマ港北ニュータウンというところがあるんですが、その初日の上映スケジュールは現時点で…


20:25 3D吹替 1700円(3Dメガネ付)
SW20151218_Aeoncinema_kouhokuNT_3D.jpg


21:30 2D字幕 1300円
SW20151218_Aeoncinema_kouhokuNT_2D.jpg


ともに余裕で空席があります。

何故なんでしょうか?


これは、公開3日間の特定の上映に限って、上映日の入ったメモリアルパンフレットの購入する権利があるのですが、上記はその対象外となっているからです。

■メモリアルパンフレット対象上映
 12月18日(金) 18:30
 12月19日(土) 10:00 / 13:00 / 16:00
 12月20日(日) 10:00 / 13:00 / 16:00


映画館としては、客が入るのであればできるだけ多くの回数を上映したいと思うわけです。
そのため、メモリアルパンフレットの対象以外にも上映スケジュールを組んでいる訳です。

しかし、マニアな人はメモリアルパンフレットが欲しいため、対象以外の上映を観ようとはしません。
また、3DやIMAXといった豪華な環境にはマニアが殺到していますが、通常の2D字幕は人気がありません。

つまり、マニアの好みを外せば、熱心でない人も普通に鑑賞が可能ということなわけですね。

で、よく考えてみましょう。

限定版とはいえ、そんなにパンフレットって欲しいですかね?

映画の情報量としてはそのうち『フォースの覚醒』に関する詳細な分析をした書籍がたくさん出てきます。

ですのでメモリアルパンフレットはあくまでもマニアのための記念グッズであり、熱心ではない人にとっては入手できなくても、それほど悔しい思いをするとは思えません。
(通常のパンフレットは普通に買えますし)

しかし、ネタバレで悔しい思いをするのは嫌ですよね?


ってことでメモリアルパンフレットさえ諦めてしまえば、初日ならびに週末の上映は余裕で観ることができます。

無理だと思わずに、お近くの映画館の上映スケジュールを確認してみましょう。
特に、3DやIMAXが充実していない映画館ほど狙い目です。

※ただし当日ではさすがにチケットが取れない可能性がありますので予約はしておいた方がいいでしょう。


当方もそれほどマニアックなスターウォーズファンではないのですが何故初回の上映にこだわっているかと言うと、今年夏に盛り上がった『マッドマックス 怒りのデスロード』同様、この映画をネタにあれこれと話して盛り上がる祭りに参加したいという意味合いがあるからです。

その祭りの会場はどこだ?

公開翌日となる19日(土)22:00からの『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』なわけです。


半年間にわたってディズニーのスポンサードを受けずに勝手に盛り上がってきた過去の特集もPodcastで再配信されていたりします。




この祭りを楽しむためには、どんなことがあろうと“まず観ておくこと”が重要なわけです。

とはいえそれほど熱心でない人は、何も3D上映やIMAX上映といったリッチな環境でなくてもいいんです。

2D字幕でまずストーリーだけきっちり押さえておき、タマフルの特集を楽しんだ上で、もう一度観たくなったらその時こそリッチな環境で楽しめばいいんです。


そんなわけで当方は21:30の2D字幕版を、いつもと変わらないレイトショー料金(1300円)で鑑賞して、翌日のタマフルの祭りに参戦しようと思っております。

映画という娯楽は大きなスクリーンとすばらしい音響を楽しむという目的も確かにありますが、その映画を“体験として共有すること”にこそ、本当の価値があるんじゃないかと思う次第です。

スターウォーズの新シリーズというのは、祭りの題材としては数十年に一度という機会でもあるわけです。

ともに楽しもうじゃありませんか。

そして観終わった後に、『ファンボーイズ』のオチを改めて噛みしめるのもいいんじゃないでしょうか。


posted by 海鮮丼太郎 at 11:30| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映(movie) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月07日

本日の映画:「サイレントヒル・リベレーション」他3本

お風呂に入りながら観た映画。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」
「サイレントヒル・リベレーション」
「嘆きのピエタ」
「レナードの朝」

なんでこんな組み合わせなのかと言うと、単に録画しておいたのを順に消化しようと思ったらこうなった。

上から2作品エンタテインメント作品、下の2作品はヒューマンドラマとまったく系統は異なるが、どれも解釈するのに頭を使うのでお風呂に入って観ていたらのぼせてしまった。

とはいえ、どれもいい作品で秋の夜長にじっくり観る映画としてはオススメだ。
しかも38℃ぐらいのお湯で半身浴しながら観るのは最高だ。


大した意味のないエントリーだが、何を観たかの備忘メモとして。



posted by 海鮮丼太郎 at 23:59| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映(movie) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月12日

本日の映画:「GRAVITY(ゼロ・グラビティ)」

 
2013年のベストに上げる人の多い本作。
遅めのスタートとなりましたが新年一発目ということで「ゼロ・グラビティ」観てきましたよ。



一言で言うなら、見事な映像体験でありました。

もちろん緊張感溢れるストーリー展開や見事な映像・演出もさることながら、大きなスクリーンで宇宙を体験させるという非常に贅沢な91分でありました。

今回はレイトショーの上映時間の関係と、3Dの上乗せ料金があまり好きではないので109シネマズ港北の2D上映を観てきましたが、これは間違いなく3D上映もしくはIMAX上映で楽しむべき映画でしたね。

2D上映だった109シネマズ港北の7番スクリーン(80席)の1/3も客が埋まらないというのは、この作品を観る観客の3D、IMAX率が極めて高いことも影響していたのでしょう。
客単価が他の作品に比べても300円近く高いという数字からもその傾向が顕著であることが伺われます。

極限状態でのサバイバルにおいて、スーパーマン的に活躍するヒーローも出て来なければ、主人公自身も突出した能力を持っているわけでもなく、しかも都合良く助けが来るような展開も無しという、いわゆるドン引きするようなシチュエーションを極力排したストーリーは、まさしく手に汗握る展開といっても良いでしょう。
(一ヶ所だけ“うーん”っていうのが無いわけではないですけど)

ストーリーを楽しむというより、ディスカバリーチャンネルのドキュメンタリーを見ているような感じに思われたのは、宇宙空間での推進力の使い方や大気圏突入描写など、すでにかなりの部分がCGによる描写でリアルに描けるようになった時代において、それをベースに更にリアルに描き込んだからなんだと思います。

人類はまだ月に人を送り込んだり衛星軌道上で限られた時間の船外活動する程度しかできないにも関わらず、映画はその先のリアルな世界を見せてくれるまでになったんですねぇ。

ちょうど昼間にNASA50年の歴史を追うドキュメンタリーを見ていたところだったので、その思いを強くしたのでありました。

映画館で観る映画ってスゴいというのをまざまざと見せられた体験でありました。

この作品がDVDやBDとなって自宅のテレビで観られる日もそう遠くはないと思いますが、それは映像体験ではなくて単なる一本の映画を観るだけになってしまうでしょう。
もちろんそれはそれで楽しいでしょうけど、ここはやはり、一度でいいから映画館の大きなスクリーンで“体験”しておくべきだと思いますよ。

などと、ゼロ・グラビティより遥かにたくさんの観客が入っていながら、終了後に微妙な顔をして出てきた「永遠の0」の観客を見ながら思ったのでありました。

まだの人は是非。
 

posted by 海鮮丼太郎 at 23:39| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 映(movie) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月18日

本日の映画:「劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語」



http://www.madoka-magica.com/

病み上がりに観に行くべき映画ではない。

この映画、というかまどかマギガという作品を理解するうえで抑えておくべき知識というのがあって、それを知らずして観てしまうと劇場を出るときに頭の上にプリっと「?」マークが浮かぶことになるが、きちんとテレビ版、もしくは総集編である劇場版前作を観ておけば今回の映画版の全体のフレームは理解できると思う。

しかし、それだけでは理解できないぐらいの情報が詰め込まれているため、最低でも2回は劇場に足を運ばなければならない類の作品だ。

それを覚悟のうえで劇場に行くべきなのかもしれない。


映像を追いかけるのと理解するために頭を使うので猛烈に疲れる映画だった。
病み上がりに観に行くべき映画ではないが、それでも劇場の大スクリーンで観ておいて良かった。

ところで、なんか特典でこんなのもらったんだけど。

homuhomu_film.jpg

ほむほむ。

こういうの欲しい人いるんだろうか?
持っててもしょうがないので、メールくれればあげるよ。
 

posted by 海鮮丼太郎 at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映(movie) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月20日

本日の映画:「パシフィック・リム」


ウィーン、ガチャ!
ドカーン!
ズドーン!
ガシャーン!
うおぉぉぉぉ!!

そんな映画。
字幕版と日本語吹替え版の両方を観るとさらに楽しめるというお得仕様。
劇場に何度も足を運んで大きなスクリーンで観るべき映画というのはめったに無いが、この作品はその価値がある。
リピーターが多いというのもうなずける。

監督であるギレルモ・デル・トロに日本政府は勲章を与え、クールジャパン名誉アドバイザーとして招聘すべき。

公開期間中に観にいけて良かった…
おいら的に今年ベスト級の映画。
 


posted by 海鮮丼太郎 at 23:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映(movie) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月17日

本日の映画:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」


新劇場版のシリーズも第三作目となりまして、(主に関連市場の)ヒートアップ感がハンパないわけですが、とりあえず仕事に関連することでもあるので、初日レイトショー(1200円)で観てきましたよ。

結論から言えば、上映開始から10分間は必見であります。
これをデカいスクリーンで観ておくことは、男にとっては納税に次ぐ義務であるとさえ言えるでありましょう。

内容についてはあれこれ書くのはヤボってものなので、関連する話題を少し。
最近は映画を観る時は前後左右に人がいないのがデフォルト、場合によっては劇場貸切状態だったりすることが多かったわけですが、エヴァQについてはTOHOシネマズららぽーと横浜の3番スクリーンが満員御礼になるぐらいの混み方でありまして。
なんでも、予約が取れなくてなかなか観れない人が多いなんて話を聞きますが、シネコンってだいたい2日前にはネットで予約ができるってことをご存じない方が多いようでありますね。

ワーナーマイカル系のようにネット予約に追加料金を取るとかふざけた映画館もありますが、だいたいの映画館はクレジットカードさえあれば予約は簡単に取れます。

たとえばTOHOシネマズのVitなんかは、席の指定まで含めて予約が可能だったりします。
当方は2日前にサクっと予約を済ませてしまいました。
エヴァQの観客は映画慣れしてない人も多かったようですが、目の前のハコを使ってうまく情報収集しましょうね。

まぁ、来週以降であればそんなに混むことも無いんでしょうけど。

で、エヴァの風物詩としては物販コーナーだったりするわけですが。

「コラボレーション」とは名ばかりの、節操なく出てくるエヴァの名前を冠した関連商品、いわゆる「エヴァ商法」。
今回も劇場のグッズ売り場はいろんなグッズが売り出されておりました。
(映画パンフレットにも関連商品カタログがしっかり同梱されております)

EVA20121117_2.JPG

エヴァ商法には死んでもハマらないと誓ったにもかかわらず、映画パンフレットが通常版800円、豪華版1500円の2種類売ってたりして、おもわず豪華版を買ってしまった私を許してください。

EVA20121117_1.JPG

・・・ひとつアドバイスするならば、どちらを買うかは上映終了後に選んだほうがよろしいかと思います。

以上、本編の内容に触れずに観てきた映画について語ってみる、でした。
どういう意味かはお察しください。

posted by 海鮮丼太郎 at 23:59| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 映(movie) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月08日

本日の映画:「おおかみこどもの雨と雪」


先週の話だが、「おおかみこどもの雨と雪」を観てきた。
珍しく自分の中でどういった感想を持ったのかまとめるのに時間が掛かる映画だった。

シネマハスラーで取り上げられる前に観た感想と、シネマハスラーで宇多丸師匠のハスリングを聞いた後の感想も、これまた微妙に変わっていたりするので、結局自分がこの映画で何を感じたのか、よくわからなくなりつつある。

思った事を備忘メモとして書き残しておくことにする。

観終わって最初に感じたことは、田舎の原風景を見事に映像化していたなぁ、ということだった。
田舎の原風景といっても、都合のよい理想的な田舎の姿ではなく、過疎化の進行しつつある山間部の景色、そんな感じ。

ここ最近、精神的な疲れと夏の訪れということもあって、おいらの中でこうした風景に触れたいという欲求が高まっていたこともあり、ストーリーそっちのけでこの映像美を堪能できたことが一番満足できた部分だった。


ストーリーについて。 
「おおかみこども」という人間と狼のハーフを題材にしていはいるものの、この映画は普遍的な子育ての素晴らしさを描いた作品だ。
そして、おおかみという設定から13年という短いスパンで子の成長と自立までを短縮して描いたものだ。

親のコントロールの効かない子供という存在に翻弄されつつ、自身の成長と時を重ねることのすばらしさというメッセージは、ストレートに心に響いてくる。

しかも、おいらのように子供が欲しいと思っている連中にとっては、ひときわそれが強烈に刺さってくる。

ひとつひとつの描写に意味があって、(すべてとは言わないまでも)その意味が少しでもわかってくると、この一見すると淡々と進む描写が愛おしく感じられるようになる。

逆に、ダイナミックなストーリー上の展開があるわけではなく、当然想定されるであろうおおかみこどもと人間との軋轢みたいなものは描かれていない。
そういった方面の展開を期待すると肩透かしを食うことになるわけだが、その意味でこの作品は大人向けのおとぎ話ということが言えるのかもしれない。
ジブリ映画ほど子連れで楽しめる作品ではないのかなぁ、と。

でも、文句なくいい映画だった。
感動で涙がうかぶとかそういうことはなかったが、淡々としつつも心が温かくなる、そんな映画。

観に行くなら夫婦や恋人同士で、レイトショーの落ち着いた時間に観るのをオススメしたい。
一人で観るんだったら、周りに客がいないような席で、じっくり堪能するような観方がいい。

で、いつもだったらネタバレ警報で観る前に聞くことはオススメできないシネマハスラーだが、この作品を楽しむための背景や細かい解釈の手助けをしてくれる、ここ最近の中でも出色のハスリングとなっている。
また、ハスリングの後に細田監督を招いてのやりとり(前編後編)も同日に放送されたので、あわせてポッドキャストで押さえておきたい放送となっている。

聞いてから観るか?観てから聞くか?

個人的には、「観る」、「聞く」そして「もう一度観る」というスタイルがいいんじゃないかと思う。

実は1回目は一人で観たので、2回目は嫁を誘おうと思ったら断られた。
さて、どうしたもんか・・・
 

posted by 海鮮丼太郎 at 21:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映(movie) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月02日

本日の映画:「テルマエ・ロマエ」

 

バカコラボをはじめとした大量の宣伝によって無理やり話題作りがされている感が否めない映画「テルマエ・ロマエ」でありますが、エンターブレインの作品ということもあって電子書籍としてもけっこうな勢いで売れており、我々もこうしたマイナーな作品が日の目を見て映画化されると聞くと、仕事で取引があるからとかそんな理由を抜きにしてうれしくもなったりするわけです。

残念ながら試写会のチケットは社内の女性陣に強奪されてしまったのでおいらは事前に観る機会がなかったわけですが、せっかくGWも後半が始まることだし、ここで怠惰な前半の反省を込めて、会社終わってからレイトショーへと出かけることにしたわけですよ。

もちろん嫁を連れて。

で、テルマエ・ロマエなんですが、例によって鉄壁のフジテレビドラマ制作陣が手がけたというのがかなり地雷臭を漂わせていたわけですが、結論から先に書くと、
 
「ふつうに楽しめた。」

 でありました。

これは爆笑することは無かったものの、失笑や席を立ちたくなるほどの気恥ずかしさというのが無かったことに対する安堵感のようなものでありまして、“この出来で踏み止まってくれて本当に良かった”という思いからくるものであります。
過去のフジテレビ関連映画からすれば、これでもかなり良くできた内容だと思いましたとさ。

で、この及第点を与えた要素は何だったんだろう?と考えたところ、ローマで撮影したというセットの豪華さと、肝心の風呂場のセットが良くできていたから、という事なんじゃないかと思いました。

このローマのセットは、海外ドラマ『ROME』のセットをそのまま利用させてもらったので、日本映画にしては妙にリアルなローマのシーンが撮影できたという事なんだそうです。

これは素直によく頑張ったな、と思います。

日本でセットを組んだり、CG合成しようとしても、日本の技術と予算ではどうしようもなくショボい映像しか作れなかったであろうことを考えると、こうして海外ドラマのセットを借りる交渉をしたことは非常に賢明だと思うし、映画にもそれが大きくプラスに働いておりました。

このローマのシーンにある程度の説得力を持たせられたからこそ、日本の銭湯との対比というところの面白さが演出できたんじゃないかと思う次第であります。

また、原作コミックが持つ細かな薀蓄を映画という表現にそこそこ上手に活かせていたんじゃないかと思います。
ルシウスの心情表現が多すぎるとの批判もあるようですが、体裁としてはどうしてもあのスタイルをとらざるをえないと思いますし、賛否両論がある【BILINGUAL】や、漫画的表現のキャプションなんかも、原作コミック好きにはいいサービスになっていると思います。

タイムリープシーンの演出なんかは、小技を使ったギャグやパロディを揃えることで、行ったりきたりの部分の退屈さを最低限に抑えられたと思います。

ストーリーは日本の銭湯を始めとしたお風呂文化を持ち帰ってローマで再現する、というのが何度か繰り返された後、古代ローマの皇帝を巡る争いみたいな話が展開していくわけですが、そこからの展開はもう少し脚本の練り方があっただろう、という気がしなくもありません。

ただし、テルマエ・ロマエは元々がB級ギャグ作品のようなものでありまして、変に大作ぶらずにB級映画として手堅くまとめたというところに意義があると思います。
これを世界に向けて「Cool Japan!」とか言い出したら目も当てられなかっただろうと思います。

そして、映画版テルマエ・ロマエの一番評価するポイントとしては・・・

「上戸彩の恋愛話にならなくて本当に良かった!」

であります。

ほとんどネタバレになっちまってますが、上戸彩の役は原作にはない映画版オリジナルキャラということなわけですが、ルシウスのタイムリープはなぜかこの上戸彩周辺に発生する、という流れがあるわけです。

必然的にルシウスと上戸彩が恋愛関係になる展開、というのがフジテレビ流脚色の王道だったりするわけで、もしそんな展開になるようであればおいらは怒りに震えながら席を立って出て行ってやろうと思っておりました。

しかし、上戸彩が一方的に行為を寄せる展開はあるものの、そうしたシーンは最低限に抑えられ、現代と古代ローマの間をつなぐストーリーテラーの役割で抑えられております。

人気タレントを使うことで話題を喚起するという目的で上戸彩のキャスティングが決まったであろうことは想像がつくものの、この程度の描写にしてくれたおかげで原作の良い点と映画として脚色のバランスがギリギリ許されるところで成立していると思いましたですよ。

繰り返しになりますが、こんな感じで“フジテレビ映画にありがちな最悪の展開が回避されたことが、とにかくうれしく思います。

場内はそれなりに笑いが出ておりましたが、個人的に爆笑するほどのシーンはひとつもありませんでした。
でも、クスリと笑わされる箇所はいくつもあり、テルマエ・ロマエというトンデモ原作をここまでの映像で見せてくれたことで、それなりに満足感を感じて劇場を後にしました。

でも、本当に欲を言うなら、上戸彩はいらなかったんじゃないかなぁ…とも思いますが。
また、この題材であればもう少し練り込んで、作品としての質を高めることが出来たんじゃないかとも思います。その意味で、惜しい作品であるとも思います。

それでも万人に薦めても、少なくとも恨みを買うことは無いであろうという映画として、それなりにオススメであります。

 
posted by 海鮮丼太郎 at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映(movie) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月31日

100 Yen:The Japanese Arcade Experience

100 Yen: The Teaser Trailer from Strata Studios on Vimeo.



100yenfilm.com


どうなんでしょうね?コレ。
格闘ゲームのブーム以降のゲーセンにあまり思い入れがないので、こういうのにそれほど熱くなれないわけではありますが、日本のゲーセン、そしてアーケードゲームがどういった役割を果たしてきたかという記録をきちんと残しておくことは重要だと思うわけで、日本ではなく海外からこうしたプロジェクトが動き始めたのはちょっとおもしろいな、と思うわけであります。

そんなわけで、こいつがきちんと映画として完成するかどうかはみなさんの寄付に掛かっていますので、その手の趣味の人はちゃんと出資してあげましょうね。
 
 
posted by 海鮮丼太郎 at 08:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映(movie) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする