PSAの3ブランドのパリショーに関する出展概要




珍しいタイトルのプレスリリースですが、要するにパリショーに関するプジョーさんの出展概要というやつです。

パリショーにおけるプジョーの未来より、日本におけるプジョーの未来の方が当方は興味があるんですが、それはそれで別の話ということで。

パリ・モーターショーはPSAにとってのお膝元であり、欧州市場における重要度の高いショーでもあります。
そのため力を入れざるを得ない状況もあるのでしょう。

プジョーとしては4000㎡のスペースに40台のモデルを配するということで、規模的には前回と変わらない程度の出展になるようです。

■プロダクションモデル
 ・508(マイナーチェンジ)
 ・308 GT(追加グレード)
 ・208 GTi 30th(追加グレード)

■コンセプトカー
 ・EXALT concept(北京ショーのアップデート版)
 ・QUARTS concept

■モータースポーツ仕様
 ・2008 DKR
 ・208 WRX
 ・208 T16

■技術展示
 ・BlueHDiディーゼルエンジン
 ・PureTech 3気筒ターボ付ガソリンエンジン
 ・208 HYbrid Air 2L(デモ版)

これらの展示が主なものになるわけですが、HYbrid Air 2L(デモ版)に関しては、フランス政府が設定した2.0L/100km(141mpg)、わかりやすく日本式で言えば50km/Lの燃費基準を達成させるための技術デモンストレーションです。

2016年から市販化予定の圧縮空気を利用したHYbrid Airの技術をベースに、車体を構成する素材を極限まで軽くするといったスペシャル仕様であり、このまま市場に出てくるものではありません。

あくまで、現状でも頑張ればここまで出来ますよ、という技術デモンストレーションになるわけです。

それでも、日本が得意な電気モーターを使わないハイブリッドでここまでのデモが出来るようになったのはそれなりに進歩したという気もします。

シトロエンの方でも同じパワートレインを使った技術デモとして「C4 CACTUS AIRFLOW 21」を出展することから、208のHBでも、クロスオーバーSUVであるC4カクタスでも同じ燃費を実現できるところまで来ているというのはなかなか興味深いところです。

シトロエンのその他の出展概要に関してはこちらのプレスリリースをどうぞ。



それともう一つ興味深いのが、現シトロエンより2つのプレスリリースが出ていることです。
一つは上記したシトロエンに関する内容。
そしてもう一つは、DS Lineに関するリリースです。



DS Lineを高級ブランドとしてシトロエンから分離独立させる方針は公になってましたが、ここでプレスリリースをDSブランドとして単体で打つのは、

「もうシトロエンの一部ではない」

という宣言ということになるのでしょう。

パリショーにおける純粋な新型の展示は「DIVINE DS」だけということになりますが、中国専売モデルの開発など着々と準備は進んでおり、そのうちラインナップも充実してくることでしょう。

それに伴って、販売拠点についてもシトロエンディーラーの一角からDS専門店として独立したディーラー網の構築が始まることを意味します。

高級ブランドはPSAの悲願でもありますので、社内のリソースのかなりの部分をDSの立ち上げに振り分けるんじゃないですかね。


さて。

昨日のプジョー世田谷閉店の話の後では、なんだか遠い夢の世界の話のようでもあります。

当然のことながら、パリショーで発表されたものがすべて日本に導入されるわけではありません。

っていうか、まったく導入されないなんてことすらあり得たりするところが笑えません。

秋の怪談話としては、ちょっとシャレになってないですね…




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