こども電話相談室は、子供と向き合うことができるか?(1)

yamamoto.jpg

TBSラジオの長寿番組、全国こども電話相談室が終了した。
1964年にスタートし、45年にわたり子供(主に小学校低学年)からの質問に対して各界著名人が回答するというスタイルを取り続けてきたわけだが、さすがに45年の間に世の中は大きく変化し、子供の疑問・質問というものは、番組が目指したい方向性と合致しなくなっていた。

出演する子供も、質問を誰かに言わされてる感が漂っており、かなりのサクラが投入されていたのではないか。
伊集院光のラジオで、ディレクターの息子がサクラとして無理やり出演させられていた旨エピソードとして語られたこともあったため、出演者確保にはかなり苦労していたものと思われる。

ある意味、(演出された)無垢な子供の質問を聞いて目を細めて楽しむ大人のための番組と化していた全国こども電話相談室。
時代の変化と共に、その役目は終わったと考えるべきなんだろう。

その代わりとして今週末から新たに始まるのが、全国こども電話相談室・リアル!だ。

パーソナリティにFMのDJなどでも有名な山本シュウを起用し、対象年齢層をこれまでの小学校低学年レベルから、小学高学年~中学生レベルに引き上げ、現実感の伴う番組としてスタートしたい、という意向のようだ。
ネットで調べれば何でも分かってしまう時代になった今でも、なお色あせない魅力がある「こども電話相談室」。こどもから発せられる家族や暮らしや人生への疑問に、人生の先輩が答える「タテのコミュニケーション」。友達とあれこれ悩みを語り合う「ヨコのコミュニケーション」。新生、こども電話相談室では、この「タテ」と「ヨコ」のコミュニケーションを軸に「電話相談」を続けます。

出演は、近所の頼れる兄貴的存在の山本シュウと、リスナーのお友達的存在のこどもタレントたち。毎回、1つのテーマについて、スタジオとリスナーのあいだで議論。「ネットには書いていない答え」を「皆で一緒に」探します。

番組のキーワードは「リアル」。「なんでうちはケータイを買ってくれないのか?」「なんで勉強しなければいけないのか?」「友達にお金貸してと言われたけどどうしたらいい?」などなど、今の子供がこの現実(=リアル)を生きていく上でぶつかる悩みを、やらせなしで(=リアル)、よき兄貴に導かれながら、子供達が一生懸命話し合って、答えが出るまで考えます。

番組のもう1つのキーワードは「おせっかい」。時には「兄弟げんか」「親子げんか」「クラスでのいじめ」といった家族内・学校内のトラブルに番組が参戦。おせっかいにも、解決まで、徹底的にお付き合いします。

【番組メールアドレス】kodomo@tbs.co.jp

個人的に、こうした試みの番組は結構興味がある。
それは、かつて中高生を対象とした伝説的な番組があり、それを超えられるかどうか、興味があるからだ。
この話、長くなるので続く。
 


この記事へのコメント


この記事へのトラックバック