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2016年11月28日

自動ブレーキが自動車保険の割引対象になるという話

【今北産業】(今来た人に3行で要約)
 ・自動車保険業界、自動ブレーキ搭載車の保険を割引へ
 ・新しい技術を普及させるためには金銭的メリットが必要
 ・技術革新と社会的安全向上には好影響


社会的に浸透させたい制度、仕組みがあった場合、そのメリットをいくら訴求してもなかなか普及しないという事例は枚挙に暇がありません。
しかしそれが金銭メリットとして目に見える形で提示されると雪崩を打つが如く普及してしまうから面白いもんです。

例えば我々自動車クラスタに思い当たる事例としては、エコカー減税&補助金によるハイブリッドブームが該当するでしょう。

一時期のエコカーパニックとも言える状況はリーマンショックによって経済全体が落ち込むのを防ぐために猫も杓子もエコカーということにしてしまったおかげで車重が2.2トンもあるハマーH3が減税対象とかふざけた事態も発生して軽く笑いを誘いましたね。


エコカーパニックの影響はグリップ力を犠牲にして転がり抵抗を少なくしたタイヤの装着や燃料タンクを小さくして車重を減らすといったことによりカタログ燃費を良く見せるための(褒められない)燃費スペシャル仕様を設定するなど本末転倒の事態を招きました。

その流れは未だに続いており、先日発表された『日産ノート e-POWER』においては競合のトヨタアクアを上回る37.2km/Lの燃費を叩き出すためにエアコンが装備されていないスペシャル仕様を投入するなど企業倫理を疑いたくなります。

この手の燃費スペシャル仕様は実際にはほとんど売れず、単にCMなどで同クラス燃費No.1をアピールするための方便に過ぎません。

もちろんこうしたブームのおかげでハイブリッドやEVなどの技術が進み自動車メーカーが世界を相手に立派に戦えている事実もまた存在するわけですから全否定するつもりはありませんが、これでいいのかねぇ?と思う事もあるわけです。

こうしたエコカーパニックの反動としてクルマ本来の魅力を見直す機運が高まったのは一連のマツダによるSKYACTIVテクノロジー路線であったと言えるでしょう。

そしてその機運は輸入車へも伝播し、走りに高い質感を求める層がメルセデスやBMWといった高級ブランドだけでなくボルボやフィアットグループ、プジョーやルノーなどイタフラ勢といった幅広い輸入車への興味へとつながっているのは当BLOGで触れてきたとおりです。


さて前置きがすげー長くなってしまいましたが、冒頭の話に戻ります。

一般的な大衆車に搭載される技術としては珍しくボルボなど輸入車勢が先行して投入してきた自動ブレーキに代表される先進安全装備ですが、(その性能差は置いといて)国産でも軽自動車に当たり前に装着されるようになりました。

これは“事故を回避できる装備”というメリットが消費者に支持された結果であるわけですが、とはいえオプション装備として装着すると5〜10万円程度のコストアップを受け入れなければいけません。

そのため広く普及させるためにもう少し魅力的な話題が欲しいところであります。

そこで動いたのが保険業界です。

 損害保険各社でつくる損害保険料率算出機構は24日、自動ブレーキの搭載車の保険料を9%安くする制度の導入を決めた。2018年1月から適用する。先進安全技術の進展に合わせて保険料を下げて普及を促す。保険料が下がれば自動車メーカーの販売戦略にも影響する可能性がある。

 自動ブレーキなどを備えた先進安全自動車(ASV)の保険料を自家用乗用車・軽自動車で9%下げる。算出機構はこの日開いた理事会で引き下げ案を承認し、金融庁に届け出た。金融庁側は認可する見込みだ。

 自動ブレーキは衝突の危険をカメラやレーダーで察知し、自動でブレーキをかけて衝突を回避する仕組み。富士重工業の運転支援システム「アイサイト」など、搭載車が増えている。

 算出機構はこれまで自動ブレーキを搭載した場合に事故確率がどの程度低下するかなどの検証を進めて、保険料の割引率について協議してきた。
自動車保険は保険料収入を増やし事故による対策(本人や相手への補償)を減らすことによって企業の利益を最大化することを目指しています。

ですので保険には入ってもらいたいが事故を起こして欲しくはないわけです。当たり前ですね。

ですから自動車保険業界は事故を防ぐためのテクノロジーへの投資を割と積極的に行っています。

2008年頃にはトヨタのテレマティクスサービスであるところのG-BOOKを活用して走行距離に応じた保険料の算出といった取り組みがありましたし、スマホが普及してからは安全運転診断アプリをリリースしたり走行状態を把握することで保険料算出を細かく設定できる仕組みを取り入れようとしてきました。

安全運転でキャッシュバックされる自動車保険が発売

そして現時点の技術を総結集したパイオニアの支援システムを東京海上日動火災が採用、という動きが直近でありました。


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従来はどうしても自己申告に頼らざるを得ない走行状況も、こうしたデータロガーを使うことで契約者がどういった運転をするのかを把握することが可能となりました。

GPSなど“いつどこを走ったか”なんて究極の個人情報を提供しなければならないことの可否については議論の分かれるところですが、上記ソニー損保のキャッシュバックに使用されるのは加速度センサーだけを搭載したデータロガーなので個人情報の面でも心配は少ないと言えるでしょう。

こうした技術を使って安全運転をするドライバーの保険料を割安にする動きの一環としていよいよ自動ブレーキ搭載車を一律で割引しようというのが今回の話であるわけです。

この手の割引はエアバッグ、ESC(Electronic Stability Control:横滑り防止装置)など先進装備が普及の段階を迎えるごとに設定されてきました。

つまり自動ブレーキももはや当たり前の装備になったということでもありますね。

9%の割引額が実利面でどれぐらいメリットがあるかというのは保険料にもよるのでしょうが、10年間も乗ってれば元が取れる金額になるんじゃないかと思いますね。

実際に割引の規定がどうなるかを見極めないとわかりませんが、自動ブレーキといっても完全停止を謳うものから衝突軽減の減速までしかしてくれないものまで様々であります。

ついでにACC(前車追従型クルーズコントロール)や車線逸脱警報といった装備があれば割引率をアップということになれば、より高度な安全装備の普及を促すことになるかもしれません。

この手の先進安全装備はセンサー(カメラorレーダーorレーザー)によって複数の機能を同時に実現しやすい構造になっています。

自動ブレーキとACC、車線逸脱警報は基本的に同じ仕組みで制御しているわけで、単に自動ブレーキだけでなくACCなどをセットにしても生産コスト的に大して変わらないわけです。

であれば、より高度な先進安全装備の普及を促す方が事故の減少の期待が高まりますし、何より社会全体の安全確保にプラスに働きます。

高齢ドライバーの運転ミスなど様々な社会問題が注目される中でクルマの安全性を高めるために技術革新はもっと進めるべきです。

そのためにはこうしたクルマが売れることが何より大切です。

売れるためにはメリットとして保険料が安いというのはすべての道理に適っています。

当方のように対象でないクルマに乗っている者は、可能であれば先進安全装備の付いているクルマに乗り換えるか、そうでなければ保険料の割引というメリットを放棄してコスト負担を受け入れるべきなのでしょうね。

それもまた一つの選択ではあります。




posted by 海鮮丼太郎 at 13:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 思(criticism) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月22日

あらゆるものが愛おしくなる『この世界の片隅に』という映画

konosekai.jpg


[補足]
作品と関係ないところで噴き上がっている件については興味が無いので知らんがな、というところなんですが、下記ツイートで言及した“民放のテレビ局はある事情でこの作品の宣伝や紹介ができない。”という話においてはこういった指摘もありましたのであわせてご紹介しておきます。

能年玲奈「のん」騒動にアニメ作品「この世界の片隅に」が引っ張られている件|やまもといちろうコラム

今年の邦画はいったいどうしてしまったというのでしょうか。

『シン・ゴジラ』、『君の名は。』そして今年最後にして最高傑作とも言える『この世界の片隅に』と、これだけで今までの人生において積り積もった邦画に対する怨念がすべて浄化されてしまった感じです。
今だったら『実写版 進撃の巨人』ですら許せてしまいます。

この作品の特殊性は主人公すずさんの日常の中にだんだんと影を落としてくる戦争体験の描写がハンパなくリアルであること。
アニメーションであるにもかかわらず、自分の目の前で空襲に襲われているような恐怖と痛みを感じてしまうこと。
そしてこの120分という映画体験が体感的にあっという間に感じられること。



当方はあまさんとかいうドラマを観ていなかったのですずさんの声を演じている能年玲奈さんという女優のポテンシャルはよくわかりません。

正直言ってTBSラジオから流れてくるCMにおける能年さんのセリフはヘタの極み(知識ゼロの人が映画を観たくなるとは思えない)ではあるのですが、作品の中ではまったく違和感なく演じておられます。

この辺りがアニメーション作品と声の演者の難しいところでもあり魅力でもあるわけですが、もう少しラジオCMは作り方考えた方がいいんじゃないかと思わなくもありません。

で、宣伝といえばこんなお話もあるそうです。


当方が民放テレビ番組をまるで見ないので

「へーそうなんだ。でもちゃんとこの映画の情報がキャッチできているので民放テレビいらなくね?」

とか思ったりもしています。

この映画の魅力をネタバレせずにうまく表現するのがなかなか難しく、「ガルパンはいいぞ」状態に陥っておりますが、この映画を大きなスクリーンと音響設備の整った映画館で見るべき意味は、ひげいとうさんのこのツイートに集約されております。

映画館で観ておくべき映画というのはいろいろありますが邦画の、しかもアニメーション作品を当BLOGをご覧になっている方にあえてオススメする意味をご理解いただけると幸いです。

当初こそ公開館数が少なかったものの、このブームを受けて各地のシネコンやレイトショーでの上映も充実してきましたので、よろしければご覧になってみてはいかがでしょうか。


posted by 海鮮丼太郎 at 13:27| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映(movie) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月14日

私をダカールに連れてって2017

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実は今年もやっていたんですが、南米を舞台に年明けすぐに開催されるダカールラリーにプジョーさんが出場するのを記念して日本からも現地観戦ツアーをご招待、というなんとも太っ腹な企画であります。

今年の模様はこちらにレポートとして上がっておりますが正直もう少し現地の様子、そしてプジョーの活躍に何を思ったのかという部分をレポートして欲しかった気がしないでもありません。

とはいえ念願の復帰後初勝利、そして来年はいよいよ新型3008のプロモーションを兼ねて車両を3008DKRへと進化させての更なるチャレンジとなります。

ドライバーの布陣は

 カルロス・サインツ
 ステファン・ペテランセル
 セバスチャン・ローブ
 シリル・デプレ

という今年と同じドリームチームでありまして、特に抜群の速さを見せながらクラッシュで順位を落としたローブさんがさらなる経験を積んで次回こそ総合優勝を果たしてくれるのではないかと非常に期待をしております。

そんな活躍を現地で見れるとしたら当選した人はラッキーですね。

ってことで当方も応募してみました。
当たるといいなぁ。いいなぁ…




posted by 海鮮丼太郎 at 13:27| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 知(information) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月10日

【業務連絡】一つ一つの施策をしっかりやってください

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[11.11 16:00追記]

訂正版メルマガが配信されました。




『プジョーのサービス情報メルマガ Bonjour! PEUGEOT Service 第22号』

っていうのが届いんたんですけどね。
なぜプジョーのメルマガでDSのイベント情報が?というのはこの際置いておきます。

文中で案内される特設サイトのURLを案内するのにマーケティング用のメール配信サービス『fofa.jp』というのを使ってるんですけど、一見するとこんな感じのURLが案内されます。

http://fofa.jp/pcj/v.p?●●●●● (実際には飛びません)

いわゆる短縮URLとしてご案内されるわけですが、メルマガの効果を測定するために?以降に任意のパラメーターを付けて「誰がいつクリックしたか」なんてことがわかるようになっているんですね。

別にこういうのを使うのは当たり前の時代ですのでどうでもいいんですが、メルマガを受け取った人はこの短縮URLをクリックすることで特設サイトに飛ぶと思うわけです。

しかし実際クリックすると404エラーが表示されます。

カラクリはこういうことです。

○ http://web.dsautomobiles.jp/ds-week-2016/

短縮URLに含まれていたのは上のURLとなり、本来URLに含まれるDSの文字列が小文字でなければならないところを大文字で書いてそのままメルマガとして配信してしまったわけです。

ですので、メルマガ経由で一発で特設サイトに飛べた人は0人ということになるはずです。
これでいったいどうやって効果測定するつもりでしょうか?

メルマガは昼の11:30に配信されて今現在(21:00)まだ対策されていないところを見ると、PCJの中の人は問題に気がついてないようであります。

こんなのはメルマガ配信前に一度そのURLがきちんと遷移するか確かめるだけで防げたミスです。
30秒あれば出来る作業ですよ?


あえてこちらでは触れませんでしたが、前回のサービス情報メルマガ(10/18配信)でもこんなことがありましてね。


些細な事と思われるかもしれませんけど、顧客に情報をプッシュで届ける機会っていうのは一つ一つを大切にしないといかんのですよ。

今伝えたい、伝えるべき情報って何でしょね?

読んでくれるかどうかは別として、とりあえず数万人の登録者に対して販促メールを送りつけることができる機会を最大限に活かしてやろうって思ったら、こんなミスは起こさないんじゃないでしょうかね?

確かにメルマガってプロモーションとしてはもう大して効果はないですよ。
でも目を通してくれる人は確実にいるわけで、そういう人のこと考えたら直近のイベント情報を入れ損ねるとかURL間違えるとかありえないですよ。


11月は来週のPEUGEOT LION MEETING、そして27日のDS DAYと大きなイベントが2つも控えているのでプジョー・シトロエン・ジャポンの中の人たちも準備で大忙しであろうことは容易に想像がつきます。

でも顧客に対する情報発信という部分、しかも今回はDS DAYの案内なわけですから、こういうところでポカやっちゃいけませんよ。

せっかく上り調子で注目も集めるようになってきたんですから、一つ一つの施策を丁寧にしっかりやってください。

なにも難しいことじゃないんですよ。
「プジョーオーナーがこういう情報知ったら喜んでくれるよね」っていう視点で発信する情報を吟味すればいい話じゃないですか?

惰性で仕事しててもおもしろくないでしょ?
だったら発想変えてみましょうよ。

   


posted by 海鮮丼太郎 at 21:00| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 思(criticism) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月09日

VWの国内販売、ついにBMWにも抜かれる

BMW_logo.jpg

JAIAから毎月の輸入車登録台数が発表されているのは当BLOGでも何度か触れてきましたのでご存知の方も多いと思われます。

あまり世間では話題になっていませんが、先月衝撃的な出来事がありました。

1月〜9月までの通期において、BMWがVWを台数で逆転して2位に躍り出ました。
10月の実績を見てもその差は広がる一方です。

高級ブランドであるメルセデスがVWを追い抜いたのは昨年の大きなトピックでしたが、それに続いてBMWまでもが長らく日本の輸入車市場をリードしてきたVWを追い抜いた形になります。

実は年間販売台数でBMWがVWを逆転したのはこれが初めてではありません。

3シリーズが“六本木のカローラ”などと揶揄されたバブル景気後半からバブル崩壊後数年間はBMWの勢いがありました。

 1991199319942016
(1-10月)
VW30,38020,89328,69239,758
BMW33,79825,79028,92640,994

あれから22年ぶりの珍事ということになりますが、逆に言えば今の日本の輸入車市場がある意味バブル景気と同等の追い風が吹いているとも言えます。

10月のその他の実績を見ても高級から大衆ブランドまでほぼ等しく前年実績を上回っております。
VWとアウディを除いて。

ディーゼルゲートの発覚が2015年9月であり、その影響を直接受けたのは10月でしたので、それに比べればVWの販売も回復傾向にあるのですが、市場全体の伸びにVWは乗りきれていません。

圧倒的なブランド信仰とも言える日本の輸入車市場において盤石のメルセデスと勢いで伸ばすBMWがワンツー体制というのは、やはり市場の健全性から言うと歪であると言わざるを得ません。

VWと歩調を合わせるように低調なアウディは、振り向けばBMW MINIという状況になりつつあります。

この辺りはVWグループとして日本での売り方を再考すべき時期かと思うのですが、庄司元社長の突然の辞職からディーゼルゲート以降、日本市場における取り組みがトーンダウンしているように感じられます。

圧倒的なブランド力を武器に日本車から乗り換えを促し2018年までに年間11万台までシェアを広げるという野望は実質的に潰えたと考えるべきでしょう。

アウディのWECからの撤退、そしてVWのWRCからの突然の撤退発表によりモータースポーツファンからの失望はブランドイメージに跳ね返ります。

1.5兆とも言われる巨額の賠償金を考えれば企業判断としては当然だと思うのですが、ギリギリまで発表を伏せていたり2022年まで参戦継続といったブラフを流すような行為は、戦略としては理解できるもののファン心理を考えれば褒められたものではありません。

こうしたイメージの低下はVWというブランドの価値を下げることになり、それは販売にも跳ね返ってくることは覚悟しなければなりません。


一方のBMWはMINIとの相乗効果によってあらゆるプレミアム嗜好のニーズの取り込みが出来ています。

BMWとMINIが補完関係にあるように、メルセデスにもエントリーブランドとしてスマートがあります。

しかしこれをグループ合算で見ると意外な事実が判明します。

 2016
(1-10月)
メルセデス+スマート58,483
BMW+BMW MINI60,457

となり、グループ単位ではBMWはメルセデスを上回っているのです。
ちなみにVW+アウディが63,208台ですから、下手するとこれも抜いてしまうかもしれません。

各セグメントに最適化した車種と多彩なパワートレインによる選択肢の豊富さはBMWの最大の魅力であります。

加えてお台場に新設した巨大ショウルームも稼働率が高いとなると、バブル景気に等しい追い風の中でBMWの持つブランド力は当面その猛威をふるう事になるのではないでしょうか。

対するVWグループは自らの不祥事によりパワートレインの展開については積極策を取りづらく、日本市場にこれ以上のコミットをしないとなるとディーゼル導入を白紙に戻し、EVもしくはPHEVの熟成を待っての再攻勢とならざるを得ないのではないでしょうか。

それは多くの台数を売るというビジネスモデルからすると停滞を意味し、日本市場においてトップシェアを狙うのは難しいことになります。

VWが頑張ってくれないとそれをキャッチアップする立場のプジョーさんが怠けるので、大衆ブランドとしての意地をなんとか見せて頂きたいものだと思う次第であります。

まぁここまで市場が歪になってくると、むしろ大衆ブランドはドイツ以外の勢力にとっての追い風と考えることも出来ますが。

フォードは去りましたが、イタフラ勢は元気です。

輸入車を検討するなら、ありきたりなドイツ勢ではなく個性を発揮できるイタフラ車はいかがでしょうか?

 

posted by 海鮮丼太郎 at 18:52| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月08日

PEUGEOT LION MEETING 2016に向けて

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フレンチブルーミーティングも終了し、プジョー乗りの皆さんにとって次は公式イベントとなる『PEUGEOT LION MEETING 2016』(PLM2016)が待っていますね。

残念ながら当方はすでに予定が入ってしまっており参加することができませんが、今年は昨年の経験を踏まえより魅力的なイベントになると思われますので期待したいところであります。

今年の開催に向けての提言をまとめようと思ったのですが、昨年に書いたエントリーでほぼ網羅しており改めて書くことが大してありませんでしたw

PEUGEOT LION MEETING 2015の懸念点

プジョーライオンミーティング 雑感(1)

プジョーライオンミーティング 雑感(2)


唯一アップデート情報として昨年の参加者と参加台数についてその後プジョーさんより公式にカウントした数字を開示頂きましたのでご紹介しておきます。


■PEUGEOT LION MEETING 2015参加数

来場者数:1225名(高校生以下、プレス含む)
来場台数: 415台(うちプジョー車94%)

プジョー車モデル別内訳(15時集計時)
車種
参加台数
205 / 206 / 20797
306 / 307 / 30870
20868
RCZ47
405 / 406 / 40741
50820
200819
New 30811
10077
30087
50082
6051
Others1
シトロエン4
他輸入車8
国産12
合計
415

初めての有料イベントかつ場所が長野県の富士見高原リゾートということではありましたが、プジョーさんによる初のファンミーティングという期待もあり多くの参加者(車)が集まりました。

車種単独で見れば208シリーズが圧倒的で、それ以外は旧世代が多かった印象ですが、フレンチブルーミーティングの傾向を見ると今年は一気に新型308など新世代の比率がかなり高まりそうですね。

今回は会場が長野県から静岡県浜松市へと場所が移り、主に東海、関西方面のオーナーの方が参加しやすいロケーションですね。

東名阪(東京、名古屋、大阪)エリアは輸入車販売における最重点地区ですので、第2回となる今回はこの名古屋大阪および周辺の方を対象としたのでしょう。

東京からのアクセスはあまり良くありませんが、その分名阪地区の皆さんが盛り上がってくれるのではないでしょうか。
どれぐらいのオーナーの方が集まるか楽しみですね。

なお余談ではありますが、昨年は静岡の清水SAで開催されたDS DAYが、今年は11月27日にお台場の船の科学館にて開催だそうです。
こちらは再び東京に回帰する形となりましたね。


しかし部門が違うとはいえ11月に2つのイベントを開催するプジョー・シトロエン・ジャポンの中の人たちは大忙しじゃないでしょうか。
大丈夫ですかね…?



■今年のPEUGEOT LION MEETINGはどうなのか?

現時点ではすべてのイベント内容が開示されているわけではありませんが、開催概要を見ると昨年から改善された部分がいくつか見られます。

(1)チケットが人数毎から車両毎に改められた
(2)車種別の駐車場が用意された
(3)子供向けアクティビティが用意された
(4)新型車の展示

今年は入場料金がこのように設定されました。

 前売券 2,000円/1台(税込)
 当日券 3,000円/1台(税込)
 公共交通機関利用者 1,000円/1人(税込)

昨年は2,000円/1人という設定だったため、高校生以下は無料だったとはいえ1台に大人4人乗車だと8,000円とか取られていたわけで、この点が1台につき2,000円に改められたのは大きな改善と言えるでしょう。

度々引き合いに出して恐縮ですが、ルノーカングージャンボリーは無料イベントではありましたが、だからといって有料イベントを否定するつもりもありません。

その金額に見合った充実した内容で来場者が満足して帰ってくれるのであればいいのですから。

ただし、チケットの販売方法が昨年のプジョーオンラインショップでの販売から今年は外部サービスであ『モシコム』 を使ったものに改められ、所有車種毎に細かく購入するチケットが分けられています。

 1シリーズチケット(106/107/108/1007)
 2シリーズチケット(205/206/207/208)
 3シリーズチケット(306/307/308/309/3008)
 4シリーズチケット(405/406/407)
 5シリーズチケット(504/505/508/5008)
 6シリーズチケット(604/605/607)
 8シリーズチケット(807)
 RCZチケット
 PEUGEOT以外チケット

あの…
今後二度と使うかどうかもわからんサービスの会員登録が必須なのってどうなのよ…

それとここまで細かく車種別にする必要ありますかね?
そもそも少量とはいえ並行輸入で存在するBipper/Partner/Expert/Boxerの扱いはどうなってしまうんでしょう…?

これは会場で車種毎に駐車するスペースを確保するために予め参加車種を把握しておきたいという理由からだと思うんですが、ちょっとスマートではありませんね。

プジョーが主催するイベントなのですから当然何の車種かは一見すれば判別できるわけですから、チケットは1種類にして入場時に車種を判別してしかるべきスペースに誘導すればいいのでは?とちょいと思いました。

8シリーズのチケットなって実質的に807にお乗りのオーナーさん1台だけな気もしますが。


もう一点改善されていそうなのが、キッズアクティビティですかね。

昨年はイベント全体が6時間半という長丁場で、来場者もどのタイミングまで残っていればいいのか判断がつきにくく、オーナー本人はいいのですが同伴した女性や子供などはヒマを持て余している光景が目立ちました。

昨年も子供向けのキッズバルーンが用意されてはいましたが、今年はもう少し充実したものが期待できそうです。

また昨年はイベント中盤でやることがなくなって中だるみしていたところを、着ぐるみ勝手連とも言うべき集団『着ぐるみぃ〜ず』の方々がヒマそうにしている女性や子供たちに積極的に声を掛け遊んでくれておりました。

今年はどうされるのか中の人に問い合わせてみたところ、仕事や法事のスケジュールを調整して今年も『着ぐるみぃ〜ず』として参加されるとのお話でした。

しかもこんなポスターまで用意される気合いの入りようw

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プジョーさんから参加要請は特になかったそうですが、自発的にイベントを盛り上げようというこうした方々がプジョーオーナーであるということは、プジョーブランドにとってとても心強い援軍と言えるのではないでしょうか。

小さいお子様連れの方は『着ぐるみぃ〜ず』の皆さんと遊んでるだけでヒマを持て余すことはなさそうな気がします。
うちの娘さんも遊んでもらいたかったのですが、次の機会に期待することにします。


それと今年の目玉といえば、来年始めに発売される新型車にいち早く触れることができる点でしょうかね。


まあ隠すことも無いでしょう。
新型3008のお披露目だそうです。

これだけでも参加する意味があるかもしれませんね。


そんなわけでいろいろ見所のありそうなPLM2016であります。

プジョーオーナーであることが楽しいと思えるようなイベントになるよう祈っております。



タグ:PLM2016
posted by 海鮮丼太郎 at 14:00| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 催(event) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月07日

FBM2016勢力分布の話(2)

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▲ぷじょ〜るさん・・・ではなくぷじょるのさん。額でアピールしています。


前回の続きです。

今年で30周年を迎えたフレンチブルーミーティング(FBM)ですが、なんとか天気も持ちこたえて無事に終了しましたね。

この30年のFBM歴史からすると当方などはまだまだ新参者の域を出ておりませんが、それでもFBMというお祭りに自分ならではの楽しみを見出すことが出来ております。これもFBMというイベントの懐の深さゆえなのでしょう。

みんカラでpismoさんという方が初期の頃の様子を綴ってくださっております。
周辺のペンションの協力を得て前泊からイベントとして盛り上げるための苦労がいろいろあったようですね。

私個人としては、昨今の地方活性化の一つのモデルケースとしてFBMを捉えております。

スキーを始めとしたウィンタースポーツやペンションブームの衰退の流れの中で、車山高原という観光地の振興を考えていくにはFBMはとても有効に機能しているように思います。

大洗が『ガルパン(ガールズ&パンツァー)』の聖地として地域の活性化に成功したように、車山高原はFBMというイベントによってフランス車の聖地として(1年に2日間だけですが)多くの来場者を集めることが出来ていると思います。
(ガルパンよりFBMの方が歴史がありますので例えとしては逆ですがw)

フランス車のイベントとして今後も多くのフランス車が集まって欲しいと思いますが、それに加えて誰でも参加して楽しめるフレンチな雰囲気の楽しめる懐の深いお祭りとしてフランス車以外でも多くの参加者が集うことが大切なんじゃないかと思っています。

当方がFBM会場で魅力的なフランス車だけでなくそれ以外のメーカーの参加者の動向に注目するのは、それがFBMのイベントとしてどれだけのポテンシャルを秘めているかの指標になると考えているからです。

そんなわけで遅くなりましたが、今回のエントリーではその他勢力についてまとめていこうと思います。


■いきなりお詫びです…
今回のFBMでは諸事情により台数の最も多いP GroudとP10の集計が遅くなってしまいました。
例年ですとP GroundやP10には多くの趣向を凝らしたクルマがいらっしゃった筈なのですが、拝見する前に移動されてしまっているケースが多々あったようです。

そのためここで採り上げているのはほんの一部であり、ご紹介出来なかったクルマのオーナーの皆様には他意はございません。単なる当方の見落としです。

振られたネタは全力で受け止めるをモットーとしておりましたが、当方の不甲斐なさを恥じるばかりでございます。


■FBM2016の情景をいくつか
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毎年開催されている2CVを使った子供玉入れ競争ですが、毎年繰り広げられる可愛い光景についつい目を細めてしまいます。
本来だったらうちの娘さんにこの玉入れをやらせたかったのですが…来年までの我慢です。


もう一つFBMの子供向けホスピタリティとして忘れちゃいけないのが子供写生大会ですね。

いつも街中で見かけるのとは全然違う形のクルマがたくさんあるFBM会場で、子供たちはそれをどのように描くのか?

一生懸命描いている姿を後ろからちょっと覗かせてもらうのがここ数年の密かな楽しみになっております。
(一歩間違うとストーカーのようですが子供ではなく絵を覗いているので勘弁して下さい)

そして描かれた様々なクルマの絵を眺めてこそ、あぁFBMの光景だなぁ、という思いを強くするのでありました。

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そして今年は30周年ということでリサとガスパールが来て写真撮影ができました。
こういう演出はいいですね。できれば毎年来て欲しいところです。


一方会場入口付近ではこのような光景が…

「お前らどうせ救援要請するんだろ?」

と言わんばかりの万全の体制に頭が下がる思いです。


そしてこれはP Groundに現れた勇者ですが、残念ながら当方は実物を拝見することができませんでした。
 

C4カクタスのエアバンプがどれだけインパクトがあったのか。
そしてそれをシトロエンオーナーが喜んでネタにすることの意味。

当BLOGでもC4カクタスの意味については主張してきましたが、日本のシトロエンオーナーはこういうクルマ(というか話題性)を求めていたんだと思いますよ。

だからこそ大切に売って欲しいという想いが強いわけです。


そういえば、ハロウィン近しということで、このように素敵なデコレーションをされているオーナーの方もおられました。
本当にFBMというお祭りは参加者それぞれが好きに楽しんでいるというのがよくわかる光景でした。

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■心の中にシトロエンの魂を宿した皆さん

さて。

FBMの最大の魅力は新旧様々なフランス車が一堂に会することにあるわけですが、その光景を一目見ようと参加するその他メーカーのオーナーさん達も集まります。

今年は全体の16.25%がフランス車以外のオーナーであったりするわけですが、それらの中にも様々なドラマがあったりします。
ってことで、今年のなんちゃってシトロエン+αのお時間です。

中には諸処の理由(ぶっ壊れたとか、ぶっ壊れたとか、はたまたぶっ壊れたとか)により代車でFBMに駆けつけるという猛者もおられるそうです。
数年前はレッカー車に連れられて会場入りした勇者もいましたね。

当方が衝撃を受けたこちらに関しても、やはりシトロエンC4がぶっ壊れたためレンタカーで急遽会場に駆けつけたというオチでした。

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姿は違えど心の中にシトロエンの魂を宿していれば、それはすなわちシトロエンなわけです。

ただそれだと外見から判別がつきません。

だからこそ内に秘めた魂の存在をシトロエンのエンブレムに託してアピールしたいのでありましょう。

もちろんある種の変態性(褒め言葉)に対するあこがれとリスペクトがあるからこそ、他社のクルマにシトロエンのマークを付けて、それどころかここ数年ではシトロエンに限らずルノーやら何やらネタとしての広がりを見せつつあるのが個人的にFBMにおける新たなムーブメントとして期待してしまうわけです。

そんなわけで今年は懐かしい顔ぶれに加えて新しい勇者がいろいろと工夫を凝らして笑いを取ってくれました。

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最初何かな?と思ったんですが、昨年11月に清水SAで開催されたDS DAY 60th Anniversary Specialで配布されたステッカーですかね。

お手軽ですが、こういう小ネタもアリですかね。


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そして昨年のメルセデスに続き今年はBMWでもさりげない魂のアピールが。
ただBMWであることも否定していないあたり、両刀使いでありましょうか?





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今年は例年に比べるとエンブレムの部分だけいじった小ネタが多かった印象ではありますが、商用車でご参加のこちらはこれでお仕事になるのでしょうか…?


そして今年もいらっしゃいました。

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こっちホンモノ。

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こっちなんか違う。


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こっちホンモノ。

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こっちなんか違う…っていうか笑かすなwwww


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シトロエンムルティブラ…


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手描きがなんかかわいい。

それにしてもこちらを始めとして会場内では妙にムルティブラをお見かけする機会が多かった気がします。
国内に存在する台数はそれほど多くはないはずですが、この抜群の存在感はクセになりますね。

後期型も見かけましたが圧倒的にこの愛嬌のある顔つきの前期型が多かったというのは、世間では醜いと評されていてもオーナーの方が愛着を持って乗っておられるのではないでしょうか。

イタフラ車という括りで見れば親戚のようなものですので、オーナーの方もいつまでも大事にして頂ければと思います。


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そして以前お見かけして衝撃だったシトロエン・エッセ。
数年ぶりにそのお姿を拝見した気がします。
ご健在でなにより。

シトロエンがWRCで活躍していたのもずいぶん昔のような気がしますがこの状態で維持されていたことが衝撃です。


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そしてP Groundでお帰りになる直前に撮影させていただいたこちらのマツ・・・じゃないシトロエンRX-8。
前後ともこの感じでネタを仕込んで頂いていたにも関わらずチェックが遅くなってしまったことが悔やまれます。

例のロードスターといいマツダ勢はこういうお茶目なのが好きなんでしょうかね?
スズキと並んでネタを仕込んでいる率が高い気がしました。


そして今回の一番の卑怯者(褒め言葉)はこちら。

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まさかFBMにブガッティ R1がやってくる時代になるとは思いもしませんでした。
っておい・・・

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もちろん元ネタはこちらです。

もはやなんちゃってフランス車ですらありませんが、こうして自らをネタとして昇華する姿勢はFBMというお祭りにおいてふさわしい姿と言えるのではないでしょうか。

そして再掲になりますが初のなんちゃってプジョーさん登場も記憶に留めておきたいところです。

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ここまでまとめてて気が付いたのですが、なんちゃってルノーの写真が一枚もありませんね・・・
どこかで見かけた気がするのですが写真を撮り損ねたようです・・・
すいません・・・



ってことで、フランス車のすばらしい写真や当日の模様はtwitterのハッシュタグ #fbm2016ky を追っていただければ山ほど出てきますので、当方はちょっと違った切り口でお届けいたしました。

もう一本、ちょっとまとめてエントリーを書きます。



タグ:FBM2016
posted by 海鮮丼太郎 at 23:42| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする