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2016年10月31日

FBM2016勢力分布の話(1)

20161030_112546edited.jpg

昨年の晴天とは打って変わってICE ALERTが表示されるほどの寒さに加えて前日から断続的な雨に見舞われた今年のフレンチブルーミーティング2016ですが、どうにか天気は持ち直してくもり時々晴れという感じで無事幕を閉じました。

やはり10月末開催はどうしても寒さを感じずにはいられませんでしたが、30回目の記念ということもあって参加者の熱量はかなり高いものがあったのではないでしょうか。

今年は移動に折りたたみ自転車を投入し会場内を行ったり来たり10kmほど移動しながら各駐車場のクルマやそれを楽しむ人々の表情を観察してまいりました。

そんなわけで、今年で6回目となりましたフレンチブルーミーティング(以下:FBM2016)の調査報告であります。

改めてこの調査の概要をご説明しますと、FBM2016の来場車をプジョー、シトロエン、ルノー、シトロエンより独立したブランドになったDS、その他のメーカーを5つに分けてカウントし、各陣営がどれだけの比率だったかということを調べてみた、というものです。

そももそものきっかけは以前に書いたとおりですが、ここ数年は単に個人的な興味で継続している感がありますw


今年の感想としては、

進む世代交代、そしてお祭りとしての成熟。

といったところでしょうか。
要点だけ先に書いておきますね。

■サマリー
 ・曇天&寒さでコンディションとしてはイマイチ。
 ・早朝組がP10に誘導されるなど駐車場の埋まり方が変わった。
 ・(おそらく)全体の参加台数は増加。
 ・DS大幅増の影でシトロエンが謎の減少。
 ・ルノー微増。参加車両も多彩に。
 ・プジョー世代交代が進み全体では微減。
 ・00年代初頭の車種が目立って減少。
 ・その他メーカーは昨年から回復。
 ・なんちゃって系や細かいギャグに走る車両が増加。


昨年DSを独立して計測するために電子カウンターを装備してさらにコンパクトになった『カウンター君2号』は使い勝手も良かったので今年はそのまま再投入となりました。

20161030_091839edited.jpg

それに加えて今年は移動に折りたたみ自転車を用意して作業の効率化を図ろうと思いましたが、ご挨拶させて頂いた方との話が盛り上がってしまい計測終了がスケジュール的に遅くなってしまいました。

そのため駐車場を離れたクルマも多く台数としては昨年より減少していますが、体感的には昨年と同等ぐらいの総数になるのではないかと思われます。

時間がなくてネタ車の多かったPグラウンドをゆっくり見て回ることが出来なかったのが反省点といえます。


では、内容を見ていくことにしましょうか。
まず、駐車場の場所から確認です。

P5とP9はディーラーやオーナーズクラブ単位でのグループ駐車場になっております。
ハイランドホテル前の駐車場と、その近くにSpider専用駐車場があるという配置です。

FBM_parking_color2015.jpg
▲クリックで拡大

ってことで結果を見てみましょう。

駐車場名調査時刻RenaultCitroenDSPeugeotOthersTotal
P110:1026164201581
P210:25141819951
P3a9:50493262929145
P3b10:3023178161983
P3c10:35261753221101
P510:4350100051
P69:45611223547
P79:4016016124
P89:206939233531197
P911:20294944016138
P1013:306542145347221
P Ground13:45108136326258396
Spider専用11:3014000115
ハイランドホテル前11:401824271061
Total 5134021023322621,611

■注意点
 ・9:00〜14:00までの一番賑わってた時間帯の調査であり、
  参加者全台数カウントしたものではありません。
 ・4ブランド以外のメーカーはOthersに分類しています。
 ・旧シトロエンDSは、シトロエンブランドでカウントしています。
 ・駐車場外にあった展示車などは含んでいません。
 ・Spider専用以外の各ホテル前駐車場は含んでいません。
 ・なんちゃってフェイク系は敬意を表してその意向のブランドでカウントしています。
 ・結果は各ブランドの優劣を競うものではなく、あくまで考証のための切り口とお考え下さい。


それでは各勢力の構成比を見てみます。

Renault 31.84%
Citroen 24.95%
DS 6.33%
Peugeot 20.61%
Others 16.26%

補正要因としては、一度駐車場に入れたものの知り合いを見つけて場所を移動したりして、満車のはずのパーキングに空きが目立ったことや時間が押した関係で昼過ぎにはけっこうな台数が帰路についていたため、傾向を100%正確に把握できているわけではありません。

では、この6年の推移を比較してみましょう。

調査年
RenaultCitroenDSPeugeotOthers
2010年
36.90%25.60%Citroen
に含む
25.82%11.68%
2011年
31.01%28.13%Citroen
に含む
24.95%15.90%
2012年
28.95%29.87%Citroen
に含む
24.64%16.55%
2013年未調査未調査未調査未調査未調査
2014年31.73%28.48%Citroen
に含む
21.61%18.18%
2015年31.50%28.00%3.85%20.90%15.75%
2016年31.84%24.95%6.33%20.61%16.26%
前年比
0.35%−3.05%2.48%−0.29%0.51%

という具合になっており、DSとシトロエンを合算して見てもシトロエン勢(シトロエン+DS)で−0.29%と減少に転じています。

しかし会場で見て回った体感的な感覚ではシトロエンがそこまで台数を減少させている感じはなく、感覚と数字のギャップに若干戸惑っております。

会場におられた皆様の感想などをお聞かせいただけると幸いです。



■理由のわからないシトロエン勢減少
昨年はシトロエンDS 60周年、C6 10周年のお祝いだったためか数字を伸ばしたシトロエンでしたが、今年はその反動と見るべきでしょうか?

各ブランドに言えることですが、旧車を除けばそれなりに世代交代による新陳代謝が進んでいます。
昨今新型車の投入が少ないシトロエンゆえに、DSへ乗り換えたオーナーさんが増加したのかもしれません。

当日会場でお会いしたしゅがりんさんと話をしていてマイナーチェンジ後のDSを見かける機会が少なかったということから、DSへの移行は以前から徐々に進んでおり、今回たまたまDSの参加が多かったというのが実情なのかもしれません。

一方で並行輸入されたC4カクタスが会場内でも目に付きましたし、出展をしていた並行業者のブースも賑わせていました。

FBMのアイコニックな存在ともいえる2CVに関しては、会場内に分散していたためかそれほど多くの台数を見かけなかった気もしますがそれでも抜群の存在感を発揮しています。

毎年グループ参加されておられるC3プルリエルクラブのパーキングにも多くのシトロエンが集っていました。

20161030_112008.jpg

販売台数はそれほど多くないのになぜかFBMでは遭遇する率の高い現行C4など、確かに新旧、正規非正規取り混ぜてシトロエンの存在感は感じおり、盛り上がっている感じはしたのですが・・・

なんちゃってシトロエンの台数が少なかったから?(さすがにそれはない。)



■ルノー勢は今年も多種多様
では次にルノーを見てみましょう。

比率的には前年に比べて微増したルノーですが、それほど大きな変動でもなく例年通りの参加者だったと見ていいかと思われます。

珍しいと思ったのが、毎年同じ場所に集まって異才を放つSpiderが、昨年に比べて大幅に台数が増えていました。
これはまぁ計測したタイミングによるものという気がしないでもないですが、道路を挟んで反対側にも数台集まるなど、多くの来場者の注目を集めていました。

20161030_112958.jpg

20161030_113101.jpg

個人的にコレが欲しいと思ったんですが、実車同様お高いんでしょうね・・・

20161030_113030.jpg

続いてグループ駐車でもで時がゆったり流れているような独特の雰囲気が魅力のキャトルクラブの皆さん。

今年も50台近くが参加しておられました。
毎年五平餅を焼いている方から今年もご馳走になりながらキャトルクラブについてお話を聞かせていただきました。

20161030_105520.jpg

今年は非常に珍しいプレネールの展示がありました。
シトロエンメアリとコンセプトは近いクルマですが、現存する台数が少なく非常にレアなのだそうです。

20161030_104647edited.jpg

キャトルクラブも結成から25年が経過し、多少の入れ替わりはあるものの今でも200人ぐらいがアクティブに活動されているそうです。
FBMに親子で参加していた子供が免許を取り、初心者マークを付けたキャトルで一緒に参加しているなんてお話を聞きました。

一台一台にドラマがあるんですねぇ・・・

そういえばこちらで手作りのカングルミ(カングーのぬいぐるみ)を販売されていたジムカンさんが、オーダーメイドで愛車のぬいぐるみ制作していただけるそうです。

当方もプジョーさんのぬいぐるみを制作していただくようお願いをすることにしました。

ご興味のある方はみんカラやfacebook、Instagramでジムカンさんを検索してご連絡してみてください。

話が逸れました。

昨年のルノー勢の印象として並行輸入車が多い?という感想を書きました。
今年もその傾向が見られ、やはりルノーオーナーの方は欲しい車種が正規で入ってこなければ並行車でも手に入れるということなのかもしれません。今年もさまざまな車種をお見かけしました。

20161030_103541edited.jpg

この並びでヴェルサティスとか「おぉ・・・」と唸ってしまいますw



■世代交代の進むプジョー
微減となりましたが、今年のプジョーは参加者の熱量が高かったようですね。
新世代(208や新型308以降)の参加者が目に見えて増加しており、特に現行308での参加が際立って増えていましたね。

新車の販売が好調に推移し、308に関しては通常のラインナップに加えてGTi by PSなどパフォーマンスグレードが設定されたおかげでオーナーの幅が一気に広がった感じを受けます。

これも感覚的な印象になるのですが、参加台数で言えば208より現行308の方が台数的には多かったんじゃないでしょうか。

対して207や307、407といった00年代前半の車種は昨年から比較してもさらに激減していました。

世代交代が進んだ結果なのだと思いますが、プジョーは知名度の高い旧車があまりありませんので、参加者における新しい車種の割合がかなり高くなる結果となりました。


しかしクリーンディーゼルの投入や2017年は新型3008/5008の投入を控えています。
来年のFBMではこうした新車の姿を会場で目にする機会も増えるかもしれませんね。

新車だから、旧車だからということを言いたいわけではありません。
それぞれがお気に入りのフランス車でFBMに足を運びたくなることが重要だと思います。
その意味で、今年はプジョーオーナーさんの中でも新しい車に乗ってる方たちがFBMに参加したいというモチベーションを持つようになったということなのでしょう。


もうひとつプジョーさんの熱量が高かったと感じる要因として、大阪方面で活動されている「ぷじょぷじょ〜ズ」さんがグループ駐車枠で参加されていたり、407でこんなことをしているオーナーさんをお見かけしたりと、プジョーオーナーの方々が能動的にお祭りを楽しんでいる感じでした。

20161030_111901edited.jpg

20161030_103747.jpg

もちろんお馴染みの光景もありました。

20161030_084452.jpg

そして個人的に感慨深かったのがこちら。

peugeot_sharan_emblem.jpg

peugeot_sharan.jpg

当方の記憶が確かなら、なんちゃってプジョーさん初登場です。

種明かしをしてしまうと、こちらのオーナーさんはこの春まで307Breakに乗っておられたGT MANTISさんなので、ある種のサービス精神でネタを仕込んでいただいた感じですね。

今年はご家族で参加され、お子様たちもフレンチなお祭りを楽しんでおられました。


こんな感じで(元含む)プジョーオーナーさんも存在感を発揮してようやくプジョー、シトロエン、DS、ルノーという各フレンチブランドの皆さんがそれぞれFBMで存在感を発揮するようになってきたという思いを強くしました。


■その他メーカー、天候の割に増加
今年はフレンチ4ブランドがそれぞれ存在感を発揮するなどイベントとして成熟してきた感じを受けましたが、昨年あれほど晴天に恵まれながら比率としては減少していたその他のメーカー(Others)が今年は回復しました。

Othersの数字はFBMが単なるフランス車のお祭りからフランス文化を楽しむ総合的なお祭りとなったことを象徴する指標だと思っていますので、今年再び増加に転じたのはとても良いことだと思います。

通常ですと前日が雨、当日も曇天となるとあまり思い入れのないその他のブランドの参加率は下がることが懸念されましたが、蓋を開けたらぜんぜんそんなことはなく、「初参加だったけど楽しかった」という感想が見られるなどまだまだ増加の余地はありそうですね。

昨年も書きましたが、全体の来場者を増やすこと、また潜在的なフランス車の見込み客を増やすためには、その他メーカーのオーナーももっと集まって欲しいところです。

『楽しそうな祭りに人は集まる』

の言葉のように、フランス車のオーナーである我々がFBMを楽しんでいることが伝われば、必然的にその他メーカーのオーナーも増えるのではないかと思いましたとさ。



(つづく)


タグ:FBM2016
posted by 海鮮丼太郎 at 15:00| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フレンチブルーミーティング2016無事終了

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そんな感じで金曜日は仙台から友人が来て飲み。
土曜日は以前の会社の同窓会。
そしてその数時間後にはフレンチブルーミーティングへ向けて出発という、なんとも慌しい週末でありました。

娘さんが風邪ひいて一緒に行く計画はパーになりましたが、その分現地で普段ネット上でやりとりしている方と現地でお会いして妙に濃密な話をさせて頂いたりとそれなりに充実した時間を過ごさせて頂きました。

久しぶりにクルマで一人旅という感じになってしまったので帰りはのんびり一般道を走って甲府のほったらかし温泉でまったりと過ごして帰ってまいりました。

あまりに脱力しすぎてほうとうを食べ損ねる&おみやげで購入することもできないという大失態をやらかし日付の変わるギリギリに帰宅しました。

無事に家に帰るまでがフレンチブルーミーティングということで、とりあえず生還報告。


で。

例のカウンター君2号を持って駐車場を行ったり来たりもしてたんですが、その結果については

今泣きながら集計、エントリーを書いています。

10月31日の昼過ぎぐらいにはアップできると思いますので今しばらくお待ちください。
えぇ、きょうは会社休みます。







posted by 海鮮丼太郎 at 08:26| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月28日

【悲報】フレンチブルーミーティングデビューを目指していた娘さん、見事な風邪をひく。

そんなわけで、例年にも増して余念なく準備を進めてきた今年のフレンチブルーミーティングですが、昨日めでたく娘さんが見事な鼻風邪を発症。

今日、明日と様子をみる予定なものの、症状からすると参戦は非常に厳しい状況となりました。

まぁ、子育てというのはこういうこともある、とはわかってはいるものの…

俺、超涙目。

お医者さんの話では、この時期の幼児は平均で2週間に一度は風邪をひくぐらいなんだからそういうもんだと割り切るしかない、ということだそうですけどいろいろ心情は複雑であります。

ってことで、今年は一人での参戦という事になるかもしれない、などというお話でありましたとさ。

ちぇっ。


posted by 海鮮丼太郎 at 12:18| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記(diary) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月27日

FBMに向けて準備中

kurumayama_tenki_2016.jpg

そんなわけでツイートを並べてお茶濁してる感じですが、週末のフレンチブルーミーティングに備えてあれこれと準備中でありますが、本番直前の土曜日夜にどうしても外せない宴席が入ってしまい困惑中。

週末の車山高原はくもり時々晴れの予報のようで、寒さに関しては若干持ち直す感じですかね。
早朝到着組はしっかり暖を取って寒さがゆるんだら行動開始って感じが良さそうですね。

当方は予定通りにいけば8:00頃に会場着、娘さんの世話をして9:00から行動開始の予定です。
今年はちょっとバタつくので会場に折りたたみ自転車持ち込んで移動の効率化を図ろうと思っております。




タグ:FBM2016
posted by 海鮮丼太郎 at 17:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記(diary) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月21日

子供に親の趣味を理解してもらうためにすべきこと(2)


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▲写真と本文はあまり関係ありません

前回の続きです。

当方が10月末に長野県の車山高原で開催されるフレンチブルーミーティング(FBM)に一歳半の娘さんを初めて連れていき、父親の趣味でもあるクルマに関して興味を持ってもらうにはどうしたらいいか?ということを考えながら実践するシリーズの第2回となります。

内容はクルマに関することですが、考え方は他の趣味に置き換えても同様であると思いますので世の子育てするパパさん達の一助になれば幸いです。

っていうか先輩パパさんからの助言を頂ければさらに幸いです。



前回は子供に理解を求めるレベルを3段階に設定しました。

【松】子供が親と同じ趣味を一緒に楽しんでくれる
【竹】子供が親の趣味に喜んで興味を示してくれる
【梅】子供が親の趣味に対して理解を示してくれる

その中でまずまずは親の趣味に興味を持ってもらうことを目的として【竹】を目指したい、なんてところで話が終わりました。


営業マンであれば相手が買いたくなるように。
恋愛であれば相手が好意を持ってくれるように。

相手が子供とはいえ、人に理解を求めるには相手をその気にさせるための努力が必要になります。

特に子育てにおいては子供だけでなくパートナーである嫁の理解も同時に得ておかないといろいろと面倒なことになります。

同じ価値観、趣味を共有している夫婦であれば問題ありませんが、我が家のようにまったく価値観と趣味の範囲が異なる場合は非常に厄介なことになります。
(なんでそんなのと結婚したのか?というツッコミは無粋です。自分でもよくわかりません。)


そこで発揮するのがホスピタリティ(おもてなし)の精神です。



■イベントを選ぶ基準はホスピタリティ
以前の考察でも触れましたが、これからのクルマのイベントはあまり興味のない人でも楽しんでもらえるよう底上げの発想が必要です。

また、親が子供を連れて参加するイベントを選ぶ基準は内容の充実度もさることながら、ホスピタリティがどれぐらい充実しているか?という点を見極めるのも大切になります。

仮の話ですがこれがプリキュアショーのように子供自身が興味をもって行きたいというイベントに関しては子供自身の熱量が高まっていますのでホスピタリティの心配は基本的に必要ありません。

しかし親の趣味のイベントに子供を連れていく際は、子供が興味を持つようなフック(切り口)がどれぐらい用意されているか?という点が成否を大きく左右します。

「子供を飽きさせない工夫」

が必要なのは当然ですしイメージしやすいかと思いますが、

「子供が飽きても対処できる」

こともまたホスピタリティとして重要であることは意外と軽視されがちだったりします。



■予行演習でカングージャンボリーに行ってみた
当方が秋のFBMに娘さんを連れていく計画を立てた際、まず手始めに「少し遠方のクルマ関連」かつ「ホスピタリティが充実している」イベントに予行演習の意味で参加してみようと思いました。

クルマに関するイベントは年中いろんな場所、いろんなテーマで開催されていますが、ホスピタリティが充実したイベントとして当方が予行演習に選んだのが「ルノーカングージャンボリー2016」でありました。

これは昨年同イベントに初参戦して、来場者が楽しめる工夫を凝らしていることをこの目で確認していたから、というのが最も大きな理由であります。

アトラクション、ステージイベント、物販スペース、フリーマーケット、ドッグラン、キッズアクティビティ(屋内&屋外)と、来場した「人」が主役のイベントでありその「人」を楽しませる工夫が随所に盛り込まれておりました。

そのあたりは再掲になりますが以下の2エントリーで触れています。


結果として娘さんならびに嫁はイベントを楽しんでくれたようで、秋のFBMに関しても娘さんを連れて泊りがけで出かけることを嫁が承諾してくれました。


■嫁の承諾を得ることの大切さ
実は今回のFBM遠征を計画するうえで最も重要だったのがこの嫁の承諾を得るという点です。

幼児の子育ては基本的に母親の管理下にあり、少しでも負荷や無理が及ぶようであれば猛烈な反対に遭います。

特にうちの嫁は当方と違ってかなり神経質なため、自然公園で走り回ることすら懸念を抱くような性格です。

ですので嫁が娘さんを連れて参加しても大丈夫であるということをきちんと理解してもらわないと承諾を得ることは難しいわけです。

嫁とは子供が生まれる前にFBMに何度か一緒に行ったことがあり、FBMがどういうイベントであるかは知っていました。
しかし娘さんを連れてあのイベントを楽しめるのか?という点についてはいくつかの懸念が存在しました。

 ・そもそもクルマに興味を持つのか?
 ・夜中にクルマで200kmも移動するのに娘さんが耐えられるか?
 ・寒さに耐えられるか?
 ・飽きた時に休憩できる施設はあるか?

そもそもクルマに興味を持つのか?
実はこの部分はあまり重視していません。
楽しいクルマと人々の集うFBMのお祭りの雰囲気を楽しんでくれれば最初のミッションとしては成功です。
上記の通り似た性格を持つカングージャンボリーの予行演習も好感触でした。

移動に関しては夜中3時ごろ深く寝入ったところを連れだして移動する予定なのでまぁ大丈夫でありましょう。

寒さ&飽きた時の対策が気になったので車山高原の観光センターに問い合わせたところ、

「リフト乗り場にあるビジターセンターに靴を脱いでくつろげる休憩所が用意されている」

との回答を得ることができました。

[10.24追記]
コメントにて
グラウンド入り口にある車山ハイランドホテルロビーが母子の避難場所、はぐれた際の集合場所によろしいかと思います。ホテルと言いつつ高校生の合宿所でありますが寒さはしのげます。宿泊していなくても出入りはフリーで時間によってはコーヒーも飲めます。
実はグラウンド内でもっとも問題になるのはトイレの順番待ちで女性方にFBMの悪印象をもたらす主因の一つです。他は「寒さ」「土埃」ですね。お子様小さい方には早めの避難をおすすめいたします。
との情報を頂戴しましたのであわせてご案内させていただきます。
確かにグラウンドにある女性用トイレは長い行列ができているのを毎年見かけます。

グラウンド以外にもリフト乗り場近くに一ヶ所、会場入ったすぐのスカイポート、ハイランドホテル前の体育館にもトイレがありますので、うまく使い分けて頂ければと思います。


一人の場合はこんなことを心配する必要もありませんでしたが、家族連れにはとても重要なホスピタリティであったりします。
この休憩所があるということを確認して、FBM遠征計画に最終的なGOサインが出せました。


こうして、一年に及ぶ検討と下準備によって家族でFBM参加にこぎ着けました。
あとは体調管理に注意して本番を迎えるのを待つだけです。


会場に着いたら当方は基本的に例のカウンターをもって会場中をウロウロすることに専念する予定です。
それが終わり次第嫁と合流してご挨拶できる方にはご挨拶をしつつFBMのお祭りを楽しみたいと思います。

娘さんのことを考えると会場にあまり長居は難しいと思いますのでおそらく14時頃には撤収する予定です。
この辺りもまた、家族に対するホスピティリティとお考えください。

願わくば、帰り道に嫁と娘さんがニコニコしていてくれれば、ホストである父親としてはしてやったりなのですが。
果たしてどうなりますことやら。


タグ:FBM2016
posted by 海鮮丼太郎 at 11:36| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 思(criticism) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月19日

PEUGEOT LION MEETING 2016が11/19に浜松で開催

昨年初開催されそれなりに盛り上がり、第2回の開催が宣言されたものの、当初は秋とアナウンスされていたのがずっと音沙汰もなく

「今年はもう開催されないんじゃないか?」

などと不安の声も上がっていたプジョーさん主催のオーナーズミーティングであるところの『PEUGEOT LION MEETING 2016』が、11月19日(土)に開催されることがアナウンスされました。

会場は昨年の長野県『富士見高原リゾート』が遠方過ぎて不評でしたが、今年は静岡県浜松市の『渚園』での開催となりました。
関西、中部圏からのアクセスは大きく改善されましたが、東京から270kmと都心部からの参戦は昨年よりさらに信心を問われることとなりますw


時期としては冬を迎えるギリギリのタイミングということでいいと思うんですが、例によって朝の9時からフル参戦すると6時間半の長丁場です。

特にこの時期の海沿いの公園は海風により体力を奪われますので、かなりしっかりした防寒対策か寒さを防ぐ運営側のホスピタリティが求められます。

昨年は5月末なのにむしろ暑くて避暑対策で不満の声が上がってましたが今回はどうでしょうか?

今回も再び有料イベントとなりますのでいろいろと思うところもありますが、それは第2回目ということで前回の経験を踏まえてどれだけ充実したイベントを企画して頂けるかによりますから、詳細情報が出たら思うところを追加していこうかと思います。


タグ:PLM2016
posted by 海鮮丼太郎 at 17:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 催(event) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月13日

C4カクタスに関してシトロエンさんから公式なコメントを頂きました

(事前予約を受け付けていたため)正式発表から一週間も経たずに限定数200を大きく上回る予約で抽選販売となってしまったC4カクタスでありますが、それだけ高い注目を集めていた証左でもありましょう。

ただし100人近い方が買う意志を示したのに買う事ができなかったというのは“機会損失”という事実として残ってしまいます。

これは残念な話ですね。

で、先日のエントリーで触れたとおり、C4カクタスは2015年の東京モーターショーで発表された「6速AT搭載」での導入予定が何故か現行仕様のシングルクラッチAMTである「ETG5」のまま発売されるにいたりました。

その理由について明確なアナウンスがされておりませんでしたので、シトロエンの中の方に今後の予定も含めてお聞きしたところ以下の回答を頂戴しました。

東京モーターショーでのアナウンスでは、6速ATを導入予定とご案内いたしましたが、その後、本国の生産スケジュールの都合で5速ETGへと変更されました。
また、今後の追加導入につきましては、シトロエンコールでご案内したとおり、まだお答えできる段階にございません。

C4カクタスの導入に関する経緯について、また今後の追加導入の有無について様々な噂が出ていることは当方も耳にしておりますが、まずは現状について公式のコメントが出ることが重要と思います。

 ・生産スケジュールの都合でETG仕様での導入に変更となった
 ・今後の追加導入に関しては未定(YesでもNoでもない)

というのが現段階のシトロエンの公式見解ということになります。

「情報として何ら真相が明らかになってないじゃないか!」と感じる方もおられるかと思いますが、真偽が不明な情報に関して企業が何らかの公式な回答を出すことが(たとえ方便であっても)重要であるわけです。

特に今のシトロエンはどういうわけか真偽不明の情報(結果的に正しかったこともありますがそうでないことも多い)を意図的に流して混乱を楽しんでる人が存在するように感じられます。

こういう情報には「こうであればいいな」という希望的観測に尾ひれがついているケースもありますので一概に悪意があるとも言い切れないのですが。

いずれにしても、検討中の話が主にディーラーを経由してポロポロ漏れて噂が広まるぐらいなら、シトロエン自身がきちんと情報を統制した上で出すべき情報とそうでない情報を管理した方がいいのではないかと思いました。

PCJ直営のシトロエン中央は、直営ゆえに情報解禁日まで問い合わせがあっても「未定」と対応していたそうですが、一部の地場資本ディーラーでは一ヶ月も前から情報が顧客に開示され商談がスタートしており、不公平感を生んでいました。

資本系列がなんであろうとシトロエンの看板を掲げている店は顧客から見ればどれも同じシトロエンです。

店によって対応が違うというのは、特に新規の見込み客に対しては大きなマイナスであると当方は考えます。

こういうところも「サービスの均質化」という考えに則したものであると思いますが、いかがでしょうか?

たとえばこういうののことを言っています。

  

posted by 海鮮丼太郎 at 16:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月06日

改めてC4カクタスに搭載されているETG5とは何なのか?

citroen-cactus-interior.jpg

C4カクタスの発表が多くの方の興味を引いているようでありまして、当BLOGにも情報を集めに多くの方がお越しいただいているようです。
ありがとうございます。

プジョー&シトロエンの車種にあまり詳しくない方にとって聞きなれない「ETG5」というトランスミッションはどういうものなのか?

これついては以前プジョー208にETG5が搭載された時に以下のエントリーで解説を書いておりますでよろしければご参照ください。

5速ETGの新型208を試乗してみた(1)

5速ETGの新型208を試乗してみた(2)


ETG5について簡単に言ってしまえば…
 ・クラッチ操作を自動でやってくれる2ペダルのMT
 ・変速する時に失速する感じになる
 ・構造を理解した上で操れば楽しく乗れる


ということになります。
MT車に乗ったことがある人に一言で説明すれば、

「左足のクラッチペダル操作を自動でやってくれる」

と表現すれば理解頂けると思います。
ただし、あまり賢くはありません。

ETG5と同じ構造を持つ車種は、国産ではスズキが最近採用を増やしているAGSを搭載した「アルト」他、VWのエントリー車である「up!」、フィアットの「Fiat500」などがあります。

いずれも1つのクラッチを自動で変速させる構造のため変速する時に失速するような感じになります。

このタイムラグを最小限にするため2つのクラッチを交互に切り替える構造にしたのがDCT(デュアルクラッチ)と呼ばれるトランスミッションです。

VWグループが先陣を切って多くの欧州車そして構造は異なりますがホンダの「Fit」なども含まれます。


ETG5のようなシングルクラッチの2ペダルMTは技術的には低コストで実現できるものの純粋なトルクコンバーター(トルコン)を使ったATでも3ペダルのMTでもないというポジションから採用は徐々に減っています。

日本で圧倒的に採用率の高いトルコンATやCVTの乗り味とはまったく異なりますので、C4カクタスを検討されている方はディーラーで別の車種でもいいのでETG5搭載車を試乗してみてください。
(現行ラインナップだとC3がETG5採用車で車格も比較的近いです)

ETG5に違和感を感じないのであればC4カクタスはとても魅力的なクルマですので、是非とも検討されてみることをオススメします。
唯一無二のデザインを所有する喜びは格別なものだと思いますので。






タグ:ETG5
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2016年10月05日

NSXをアピールするということ


当BLOGではホンダの海外CMがいかに素晴らしいか、なんて話を何度もしてきた。

今回のこのNSXのCMに関しても驚きと同時にNSXのパフォーマンスを見事に表現していて単なる映像作品としてだけでなく商品のアピールを両立していて見事なもんだと思う。

とても「負けるもんか。」とかやって失笑を買った会社と同じブランドのCMとは思えない。

NSXみたいなスーパーカーはそのイメージ戦略こそが大事であり、製品企画の主導がアメリカホンダだったというのを差し引いても、アメリカホンダの方がNSXのことを日本よりよく理解しているし、熱い思い入れと自信を持っていることが感じられる。

翻って日本のホンダのNSXに関するプロモーションはどこか他人行儀で、端的に言えばNSXに対する愛情が希薄に感じられる。

そういった熱量の低さみたいなものは客にも敏感に伝わる。

先日の模型ホビーショーの田宮ブースにNSXの実車を展示したりして模型大好きなキッズの憧れの種を植えつけたりといった努力をしているのはわかる。

NSX_on_hobbyshow.jpg

しかしそうした施策がどうも散発的というか「何やったらいいかわかんねーからとりあえず展示出しとくか」みたいな淡泊な印象を受ける。

日本でナスカの地上絵を描くパフォーマンスをやれなんて言うつもりはないが、ホンダが自信を持って世に送り出したスーパーカーなのだとしたら、それに見合った驚きを提供して話題を喚起して欲しいと考えてしまう。

日本のプロモーションに関してもアメリカや欧州ホンダのスタッフに全権を預けて好きに作らせてみたらいいんじゃないだろうか。

きっと彼らなりの解釈で日本にNSXがあることの誇らしさを見事な映像に込めてアピールしてくれると思うけどね。


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2016年10月04日

コレジャナイ感溢れるC4カクタス、堂々の発売

cactus_omatase.jpg

【今北産業】(今来た人に3行で要約)
 ・C4カクタス、まさかの旧来仕様のまま200台限定導入
 ・当初東京モーターショーで発表した内容と異なる
 ・シトロエンブランドの今後に暗雲

そんなわけでコレジャナイ感溢れるC4カクタスの発売が正式にアナウンスされました。



既に情報がいろいろ出回っており当方も何箇所かのディーラーでお話を聞き、なおかつ当BLOGを読んでいただいている方から教えていただいたりして把握していたことがいくつかありましたが、正式発表までは控えてねという事だったのであえて本日までC4カクタスの話題は書きませんでした。

さて、多くの人が感じているであろう無力感に当方も苛まれているのですが、どうしてこうなった?というのを少し考察してみることにしましょう。



■C4カクタス発表から国内導入までの流れ

まず事実関係から振り返ってみましょう。

2014.02本国にてC4カクタス発表
2014.12
店舗で配布された2015年カレンダーの12月にC4カクタスが掲載
(慣例では掲載月に当該車種が発表されるという一種の予告)
2015.07東京モーターショー(TMS2015)にてC4カクタス出展を予告
2015.09TMS2015出展概要にて「日本導入モデルは6速AT搭載」と発表
2015.10TMS2015のプレスカンファレンスにてシトロエンCEO リンダ・ジャクソンにより導入が正式発表
2016.08
導入に関する内示、一部のディーラーで先行予約商談が始まる
2016.09各ディーラー向けに正式に導入に関するアナウンス、ティザーサイトオープン
2016.10正式発表

CACTUS_press_20150928.jpg
▲TMS2015出展概要プレスリリースより

なおTMS2015にわざわざ来日したリンダ・ジャクソンはCarWatchのインタビューで日本市場への積極的な取り組みを語っており、今後4年間で2倍に販売を引き上げるために

「ニューモデル投入」
「ディーゼルエンジン導入」
「ディーラー網の育成」

の強化を明言していました。



■事実関係を簡単にまとめると…

当初は導入の計画はなかった
    ↓
TMS2015にあわせてアイシンAW製の6速ATに刷新してからの導入決定
    ↓
シトロエン内での方針変更があり、現行ETG5での導入に計画が変更
    ↓
欧州仕様に最低限の国内向け整備を施した正規並行輸入車のような扱いに
    ↓
仕様、ボディカラーは予め配分が決められ合計200台に限定
    ↓
一部ディーラーで先行予約が始まった
    ↓
販売に関しては抽選とし、残った分が一般販売される


 ・展示、試乗車は一切なし
 ・パノラミックガラスルーフの設定はなし
 ・操作パネルなどのローカライズは一切なし




あるディーラー営業マン曰く

「寝耳に水とはこのことだ。これでどうしろというんだ。」

という言葉が重く感じられました。


■今回の販売方法の何が問題なのか?
 (1)TMS2015で大々的に発表しながら、異なる商品を発売した
 (2)プレス向けに誤った情報を流しその訂正をしていない
 (3)事前にディーラーが情報を漏らし正式発表前に大半のモデルが予約でいっぱい
 (4)日本市場に対するシトロエンの方針変更が消費者にネガティブに映っている


(1)TMS2015で大々的に発表しながら、異なる商品を発売した
日本市場にトランスミッションがシングルクラッチのETG5で導入しても支持を得られないことはプジョー2008の販売不振からも明白であり、一般的なトルコン6速AT(EAT6)に載せ替えて導入するという理由で導入時期が2017年になるという発表は一定の理解と支持を得ていました。

この手のデザインでアピールするクルマはその鮮度こそが重要であり、ETG5のままで早期に発売を望む声も多かったのですが、それでもEAT6になるのであれば待とうという消費者が少なからず存在しました。要するに、期待してくれる人がいたということです。

また豊富なカラーバリエーションに期待を寄せる向きも多く、低迷の続くシトロエンにとって旧来のシトロエンオーナーだけでなく他メーカーや国産車からの乗り換えなど広く支持を集める可能性を秘めていました。

しかし蓋を開けてみれば仕様は旧来のままであり、日本向けのローカライズはほとんど行われておらず潜在顧客の期待を大きく裏切る形となってしまいました。

旧来仕様のままであれば、TMS2015で発表してすぐに発売すればよかった話です。
それならそれで一定の納得と支持は得られたことでしょう。

ここまで待たせてこの仕打ちかよ!
発売時期も仕様も全てが中途半端になってしまった責は決して小さいものではないと思います。



(2)プレス向けに誤った情報を流しその訂正をしていない
TMS2015での発表以降、シトロエンから導入仕様に関してプレス向けに明確なアナウンスは流れていないようで、先日のティザーサイトオープンに関してもメディアでは
パワートレインは1.2リッター直列3気筒「PureTech」エンジンと6速ATの組み合わせ。エンジンのスペックは、最高出力82ps、最大トルク118Nmを発生する。なお、トランスミッションの6速ATは、日本仕様でのセッティングとなる。
といった形で6速ATに載せ替えての導入であることを前提に報じられていました。

当然こうした記事を読んだ読者は6速AT化されると思いこんでティザーサイトの更新を心待ちにすることになりました。

そして正式発表の今日を迎えたことで各媒体は結果的に誤った情報を発信していたことになってしまいました。

ティザーサイトオープンの時点で正式な仕様が発表されていなかったので媒体の勇み足と見ることもできますが、提供された情報の連続性という観点からすれば、シトロエンからEAT6ではなくETG5であるとアナウンスがなければ、TMS2015で発表された内容を前提に報じてしまうのは当然のことです。

少なくともシトロエンはTMS2015の会場でプレスを集めて大々的に発表した以上、その内容が変更になったのであればそれを各媒体に対してきちんと訂正の説明責任が発生すると思います。

しかし今回の正式発表のプレスリリースを読む限り、なぜ当初発表と異なり旧来仕様のままの導入になったのか、その説明責任をまったく果たしていません。

「言っていたこととやってることが違う」というのはメディアが一番嫌うことです。

こうした対応はメディアにとってPCJという組織は信頼できないという印象を与えかねず、今後プジョー、シトロエン、DSというブランドに関する記事を書くことに対して消極的な姿勢を取るようになる懸念があります。


インポーターとメディアは信頼関係があってこそだと思いますので、これは非常に危惧される事態だと当方は考えます。

一部の友好的なメディアだけにではなく、C4カクタス導入の件を報じた全てのメディアに対して等しく仕様が変更になった事実と経緯を説明し、きちんと炎上の火種を消しておくべきだと思います。
(要はちゃんとプレスリリースで触れましょうという話です)



(3)事前にディーラーが情報を漏らし正式発表前に大半のモデルが予約でいっぱい
以前のエントリーでも触れたとおり、C4カクタスは従来のシトロエンオーナー以外にも広く見込み客を獲得できる可能性を秘めた車種だと思いました。
たとえETG5であったとしても欲しいと思う潜在顧客はそれなりに存在すると思います。

しかし一部のディーラーでは200台の限定販売であることを顧客に告知し、早期に予約を取るという動きに出ました。
(直営ディーラーであるシトロエン中央は本来の解禁日であった9月21日の正式通達までは受注活動控えておりこうしたことがディーラーによって情報のばらつきを生み顧客を混乱させる事態の原因となりました)

 10月04日 正式発表
 10月10日 予約多数カラーの抽選
 10月13日 フリー在庫の正規販売開始

結果的に予約多数の場合は抽選ということになり一定の公平さは確保されたものの、正式発表後に検討を開始するような層はゆっくり考える時間すら与えられないという異常事態となっています。

数万円のモバイルガジェットならいざ知らず、300万近い買い物をするのに試乗車はおろか展示車すら見ることが出来ず、検討期間が一週間もないというのはどういうことでしょうか?

一番人気のブランパールナクレ&チョコ(BLANC PEARL NACRE+Chocolate)などは9月末で予定数を上回る予約が殺到して抽選が必須となってしまいました。

こうした姿勢はシトロエンというブランドが限られた客しか相手にするつもりがないと捉えられてもしょうがありません。

魅力的な商品をこんなマズい売り方してしまうとは、競合の輸入車ブランドの関係者は胸を撫で下ろしているのではないでしょうか。




(4)日本市場に対するシトロエンの方針変更が消費者にネガティブに映っている
TMS2015におけるシトロエンは、少なくとも日本市場に対してシェア拡大のために積極的な施策を採る姿勢を見せていました。

これはプレスカンファレンスでの発言からも読み取れます。

しかしそれから1年も経たないうちに方針が大きく変更され、少しでも興味を持っていた人はシトロエンになにかあったと考えることでしょう。

かつて西武自動車やマツダがシトロエンを販売していた頃のゴタゴタなどを経験している筋金入りのシトロエンオーナーにとってはこの程度の方針変更などは大したことではないと思うかもしれません。

しかし競合メーカーとの競争しながらシェアを拡大することを考えると、どうしてもクルマにそれほど詳しくない一般消費者層、特に国産車や他メーカーからの乗り換え層を獲得していかなければなりません。

C4カクタスはそうした層の獲得を狙えるシトロエンらしい車種であったからこそ2年遅らせてでも日本市場に最適化させて導入しようとしたわけですよね?

しかし今回のC4カクタスの発表は、そうした層に対する配慮が感じらません。

どちらかと言えば「わかってる人だけが買ってくれればいい」という姿勢にすら映ります。

実際、PCJとしてC4カクタスは売りたくないのでしょう。
それはそれで戦略だから構いません。
国内導入を中止しなかっただけでも御の字かもしれません。


しかし当初やる気満々で売るといっていたのがこうして豹変されると客はどう捉えると思いますか?

そして、散々期待していながら肩透かしを食らわされたシトロエンディーラーの関係者はどう思っているのでしょうか?

今回の統制の取れていないフライングの予約キャンペーンは、そうしたディーラーの焦りというかモチベーションの低下によって引き起こされたのではないかと思わざるを得ません。



実は当BLOGにどのような検索キーワードで来訪しているか定期的にチェックしているのですが、シトロエンに関して“閉店”“撤退”といったネガティブな検索キーワードでの来訪が9月に入ってから急に増え始めています。

当BLOGは一時期のチューガイ騒動などを追っていたことで閉店に関するエントリーがいくつか存在するものの、それほど最近のシトロエンディーラーの状況に詳しいわけではありません。

そんな当BLOGでも月別で見ると2016年前半は月に数件だったのが、9月に入って3ケタ近くが明確に何らかの意思を持って情報を集めに来ています。

同じ人物の複数回来訪の可能性もありますが、少なくともシトロエンブランドに対して不安を感じている者が少なからず存在しているわけです。

これをどう判断するかはPCJの中の方々にお任せします。



■態度を明確にしてください
当方はPCJがプジョー、シトロエン、DSとブランドのポジションを明確にしてそれぞれの立場でシェア拡大を目指すものだと思っていました。

しかし今回の一連の動きを見てクルマの購入相談を受けてもシトロエンブランドは積極的にオススメする自信がなくなってしまいました。

方針をコロコロ変えるメーカーはどんなに魅力的な製品を出そうとも安心して使い続けられる保証がありません。

よほどの覚悟がある人なら別ですが、数多の選択肢の一つとしてシトロエンを検討していると相談されたら、一歩引いたアドバイスをしてしまうと思います。


しかしここで改めて考えてみます。

突然の撤退を発表したフォードのように、本国の方針がいきなり大きく変わってしまうことは仕方のないことだと思います。

特に決して販売台数の多くない日本市場はいつ切り捨てられても不思議ではない状況にあることは間違いありません。

PCJのシトロエン部門も設立以来まだ一度も黒字を達成したことが無いという状況ながら、よく日本市場に踏み留まってくれていると思います。

その背景にはフランス人の日本に対する親近感があるから、なんて話もディーラー営業マンの口から聞くことができました。

C4ピカソのそれなりの好調やC4カクタスで当初見せていたやる気から、広くいろんな層のお客さんを取りに来たんだと思っていましたが、実際はそうでもなかったようですね。

シトロエンというブランドに強いこだわりを持つ人や、わかる人だけ買ってくれればいいという方針を掲げるのであれば、そういう態度をであることを明確にしてもらいたいと思うんですね。

なにも必ずしも全ての客に八方美人である必要はありません。
特定の人たちだけを相手に商売をしていくのもニッチ狙いの立派な戦略だと思います。

現状のシトロエンは、誰を相手にどうやって商売したいのかがわかりません。
そういう状況がシトロエンの伸び悩みに現れているんじゃないでしょうか?

今年も10月末に車山高原でフレンチブルーミーティングが開催されます。

そこにはたくさんの新旧シトロエンオーナーが集まります。

皆さん楽しそうに交流されている姿は、インポーターの迷走などどこ吹く風といった印象すら受けます。

例えニッチ狙いでも、そうしたオーナーの人たちがもっと増えるようにインポーターのできることはまだまだあるんじゃないかと思います。


来年にはC4カクタスのエアバンプと同じ意匠をこらした新型C3が日本にも導入されます。

そちらに期待しているとの話もあるようですが、C4カクタスの客とC3の客は(一部では被りますが)根本的に異なります。

C4カクタスの200台の販売状況、そしてお客さんからどのような声が寄せられたか。

それを踏まえたうえでシトロエンブランドを訴求していってもらいたいと思います。


[P.S.]
なんか書いてることが一方的な気がしましたので少しフォローを。

何の前情報もなくフラットな目線で公開されたC4カクタスを見た場合、装備はシンプルですが価格は非常に魅力的※ ですし、なにより正規ディーラーでメンテナンスを受けられるというのは並行輸入車とは異なるメリットであります。

シトロエンならびにC4カクタスはこういうものだと認識した上で検討、購入する分にはまったく問題ないと思います。
このデザインを所有できるメリットに比べれば上記した話など些細なことなのかもしれません。
希望のカラーが残っているといいですね。

※ボディカラーによってそれぞれ塗装の追加料金(10万程度)が発生しますのでトータルの見積もりは結構な金額になりますのでご注意を

posted by 海鮮丼太郎 at 11:00| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする