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2016年05月28日

【MFY2016】レースクイーンのお姉さんによるホスピタリティ

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カングージャンボリーをageるエントリーを書きましたが、それに対してモーターファンフェスタのホスピタリティが十分ではなかった、みたいな書き方をしました。

しかし、まったくなかったというわけではありません。

むしろ、とても素敵なホスピタリティに出会ってほっこりした出来事がありました。
それがこの写真です。


キレイなお姉さんは大好きです。

ただ、カメラ中年と同列になるのが嫌で、いままでレースクイーンをあまり興味を持って観察したことがありませんでした。

ただ繰り返しますが、キレイなお姉さんは大好きです。


このお姉さんはピットウォークの際に担当するクルマに張り付いて、カメラ中年のリクエストに答えていろんなポーズで撮影対象になっていました。

そんな中で近くを通りがかったこの男の子に

「ねぇボク、一緒に写真撮ろうよ。」

と声をかけました。

親に促されて一緒に写真を撮ってもらうこの男の子は、ちょっと照れくさい表情を見せつつ、でもキレイなお姉さんと写真を撮ってもらうことになんとなく嬉しそうな顔をしています。

この子にとって、この日の写真と思い出はきっと素敵なものとして残ると思います。

クルマのイベントに行って、
キレイなお姉さんと写真を撮って、
いい思い出を作って帰ってきた。

そんな感想がこの子に残ったのならば、モーターファンフェスタのホスピタリティは、この子にとっては満足いくものだったということになります。

この子が今後レースカーの名前を一生懸命覚える子に育つか、お姉さんの写真をいっぱい撮る方向に育つかはわかりませんが、きっとまたサーキットに足を運んでくれるようになるんじゃないかと思います。


当方がこの光景をいいなぁ、と思ったのには理由があります。

モータースポーツが観客の伸び悩みでなかなか興行として成立しにくくなり、スポンサー獲得も難しく予算は減る一方という話をよく耳にします。

そんな中でチームの宣伝のため活躍する華やかなレースクイーンという職業もいろいろ苦労があるとのこと。

そんな状況で今モータースポーツ関係者が取り組むべきは、一人でも多くのファンを獲得し、興行として魅力あるものにする努力だと思います。

レースクイーンのお姉さんがやるべきことは、その美貌を武器にしてファンを獲得することだと思いますが、この写真のようにこれからクルマに興味を持つような子供にもちゃんと声を掛け、ファンを増やそうという努力をきちんとしていました。

大人の、しかもカメラ中年の相手ばかりでは裾野は広がりません。


このレースクイーンのお二人がそのことを意識していたかどうかはわかりませんが、多分やるべきことをわかっていて、こうして積極的に子供に声掛けをしていたんじゃないかと思います。

性を武器にする職業とも言われるレースクイーンですが、当方はこの二人にレースクイーンとしてのプロフェッショナルの心意気を感じました。

他のレースクイーンの方も同様の意識を持ってお客さんに接しているのかもしれません。
願わくば、そうであって欲しいと思います。


レースクイーンについては詳しくありませんのでこのお二人がどういう方なのかは存じ上げません。

ただ、レースクイーンのプロフェッショナルとして尊敬の念を送りたいと思います。

どうかその素敵な笑顔とホスピタリティで、もっと多くのファンを獲得して、モータースポーツを盛り上げていってくださいね。



タグ:MFY2016
posted by 海鮮丼太郎 at 00:22| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 写(picture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月27日

車内にパーソナルモビリティを搭載するという流れ

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先日発表された新型3008に関連して、プジョーさんは新たな移動手段の提供という意味で3008にマッチングする電動キックボードを発表しました。

日本に限らず世界的に都心部での移動に関してクルマ1台ですべてをこなすことは環境負荷を考えてもあまりエコな方法ではないという認識が広まっています。

だからこそのシティコミューターや電動サイクルなど都市部に特化したパーソナルモビリティの模索が始まっている訳ですが、プジョーさんからの回答がこの『Peugeot e-Kick』と名付けられた電動キックボードであるわけです。


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デザインはプジョーデザインラボが行い、開発、製造はマイクロモビリティシステム(MMS)が担当しております。

このMMSですが、電動パワートレインを採用したあらゆる乗り物をデザインしており、1950年代の元祖パーソナルモビリティとも言えるイセッタを新しいコンセプトデザインとして発表してたりとなかなか面白い会社です。

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話が逸れました。


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この『e-Kick』は最大約24km/hのスピードで12kmほど走行可能な電動キックボードという仕様となります。

新型3008と何の関連性があるのか?というと、荷室に設けられた専用のポートからe-Kickの充電が可能であり、約1時間ほどでフルチャージできるそうです。

つまり、

移動中に充電→e-Kickで移動→再び移動中に充電

といった使い方が可能になる、ということです。

この航続距離だと都市部の利用においては目的地への徒歩移動の代替手段としてピンポイントで使うあたりが落とし所でしょうか。

とはいえ、バッテリーが切れてもキックボードとしての使用は可能でしょうから、
都市部の移動手段としては(片手で持てる程度の重量であれば)実用的とも言えるでしょう。


とはいってもこのコンセプト、先にアウディQ3でやられちゃってるんですよね。


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車内に収納できることも、キックボードのスタイルであることも、まんまコンセプトが被ってしまっております。

被ったということは全体のトレンドがそういう方向に向かっているとも言えるわけですが。


ところで、あちらでは都市部の移動手段としてキックボードって一般的なんですかね?

日本においては法規上の問題から電動キックボードの認可を得るのは難しい(手間が掛かる)ため、これが導入される可能性は低いと思います。

むしろ日本で真剣に考えるとすると、折りたたみ電動自転車ということになるのではないでしょうか。

そして、それをクルマに積載している最中は急速充電できるようにしておくのがおそらく最も効率的かつ現実的な選択肢ではないかと思います。

現在のクルマではそうした急速充電に耐えうるシステムを搭載している車種は少なく、一部のHEVとPHEVが対応できるレベルです。

このあたりを改善するためにハイパワーの車内電源の共通規格なんてものが出てくるといいのかもしれません。

欧州勢が推進しようとしている「LV148=従来の12Vではなく48V電源を使うことで低コストで回生やアシストの効果を高める技術」であれば、車内電源機器へのハイパワー充電も対応可能になるんじゃないかと思ったりしております。



さて、ここまで書いてきてアレなんですが。

この“クルマの中に小型のモビリティを搭載する”というのは、日本人としてはやはり『ホンダシティ&モトコンポ』という素晴らしき前例があったことを思い出すわけです。

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モトコンポって発表が1981年なんですよ。
今から35年も前にあのコンセプトを商品化していたホンダというのは、本当にすばらしい会社だったと思います。

しかも2011年には東京モーターショーでEV版モトコンポのコンセプト出展もあったりしたんですよね。


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現在の法規に真面目に対応させるとここまでダサくなるという典型のデザインではありますが…

とはいえ、こういうのをさっさと市販化して先進性をアピールするのが今のホンダには必要なんじゃないかと思うわけです。

フリードスパイクに専用の収納スペース設置すりゃいいだけじゃんか、と思います。


ってことで、EVバイクなのか電動折りたたみ自転車なのかEVキックボードなのかはわかりませんが、電動パーソナルモビリティを車内に搭載する動きというのは今後一定のニーズを獲得していくんじゃないかな、と思っております。



あ、ちなみに。

夢を壊すようで恐縮ですがプジョーさんのe-Kick、おそらく相当高いです。

こちらはプジョーさんの電動自転車のラインナップですが、一番安くて約15万円。
デザイン重視のRG21は約25万円です。

peugeot_cycle_hybrid.jpg
▲クリックで拡大

e-Kickはセンサーをいろいろ搭載してますので、そこにデザイン料が乗っかってくるとすれば恐らく安くても20万円程度といったところではないでしょうかね。

まぁ、好事家が個人輸入でもしない限り日本ではあまり関係ない話かもしれませんが。



タグ:3008
posted by 海鮮丼太郎 at 13:45| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月26日

クルマのイベントは底上げの発想が必要(2)

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の続きです。

前回は、カングージャンボリーというイベントがなぜ当方にとって魅力的に感じたのか?を考察しました。

その理由は以下の通りです。

「人が主役のイベントだから。」


■飽きさせないための工夫
「人が主役」のイベントのあるべき姿とは何でしょうか?

それは、参加者誰もが楽しめることにあると思います。

前回のエントリーで「ルノーカングージャンボリーは人が主役」と書きました。

その傾向を如実に表すのが、参加台数1800台あまりに対して来場人数が4000人以上。
つまり1台に複数名乗車で参加する人が多いのが特徴だった点です。

クルマ好き同士で参加するケースももちろんあるでしょうが、家族連れでの参加も非常に多く見かけられました。

従来のクルマ関係のイベントは「好きであること」を前提とし過ぎて、あまり興味のない人と連れ立ってきても一緒に楽しめない、ということが往々にしてありました。

前回のエントリーでも触れましたが、富士スピードウェイで開催されたモーターファンフェスタで見かけたこの家族の会話にその事実が垣間見えます。
「パパ、もう帰ろうよぉ…」
「もうちょっと、もうちょっとだけ。あそこの展示今しか見られないから。」
「(険しい表情で無言…)」
このよくある悲劇を繰り返さないために考えるべきことはなにか?

人の興味にはそれぞれ熱量というものがあります。

  興味が無いもの=熱量が低い

皆が同じレベルの熱量を持っている訳ではありません。
そしてこの手のイベントは熱量の低い人から飽き始めます。

家族連れで言えばまず子供、そしてパートナーというケースが大半でしょう。

ルノーカングージャンボリーで感心したのは、こうした飽きそうな人たちのケアが充実していたことです。

まず最大の魅力として会場全体をフレンチな雰囲気で彩り、カングーオーナーだけでなくそれを眺める人たちにとっても楽しい演出になっていました。

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ステージイベントだけでなく折り紙や塗り絵の教室があったり、グラウンドでサッカーや野球が出来るキッズスポーツコーナーが用意されていたり、ドッグランで愛犬のアクティビティまで用意されているので、クルマを見るのに飽きたらそちらで楽しんでもらうこともできるわけです。

こういう心配りを「ホスピタリティ(おもてなし)と言います。

モーターファンフェスタに不十分(ホスピタリティが全くなかったという意味ではない)で、ルノーカングージャンボリーで充実していたのは、こういうポイント工夫だったのではないでしょうか。

上記の会話のように

「パパ、もう帰ろうよぉ…」

と言わせてしまってはイベントとして失格ですし、誘った貴方の敗北を意味します。
むしろ、誘うべきではなかったのです。


「楽しかった。また行きたいね。」


同伴者にこう言ってもらうことがホスピタリティの成果であり、イベントの目指すべきゴールとなるわけです。


そう考えるとメーカー主催のイベントの在り方としては、クルマの購入に積極的な参加者を満足させることも大切ですが、実はその同伴者を飽きさせない工夫、つまり全員が楽しんでくれるイベントを目指すべきなのではないでしょうか。

もちろんサーキットの走行体験会など目的が明確なイベントはその限りではありませんが、多くの参加者を集め、そのブランドの好感度を高めようと目論むのであれば、イベントでクルマの商品性云々をアピールすることはそれほど重要ではないのではないかと思います。


■対象的だったVW Day
カングージャンボリー開催の一週間後、お台場でVW Dayが開催されました。

消費者の信頼を失ったVWが再び真摯に日本市場に取り組む姿勢を見せるいい機会ではありましたが、イベントの構成はカングージャンボリーとは正反対のものでした。

度々の引用で恐縮なのですが、当方も考え方に賛同することの多いGT MANTISさんのツイートです。


もちろん、純粋なクルマ好きが満喫できる内容であることは否定しません。

ただ、もっと多くの層を取り込める可能性を秘めているのに、ホスピタリティが不足していたという印象を受けます。

特に駐車場問題に関してはVW Day前日に会場そばを通りがかった時「これどうすんだろう?」と懸念していた通りの展開だったようです。

VWの場合は家族連れのオーナーも多いわけですから、そうした人たちにも楽しんでもらう配慮がもう少しあれば、全体の満足度の底上げが出来るのではないでしょうか?

それはすなわちブランドの、広い目で見ればクルマのファンを増やすことに繋がっていくのではないかと考えています。



■底上げの発想
維持費に関するエントリーでも触れましたが、昨今はクルマを所有することの意味が問われる時代になりました。

自動運転の普及により、自動車の販売は今後40%減少するというバークレイズの分析が話題にもなりました。

自動運転車の実用化で新車販売台数は40%減へ=バークレイズ


そんな中でクルマを購入してもらうためにメーカーが成すべきことは何なのか?

当BLOGでずっと主張していることですが、クルマという商品を訴求することも重要ですが、メーカー(ブランド)のファンを増やすことがそれ以上に重要になってくるのではないかと考えています。

その意味でイベントを開催してブランドそして商品を知ってもらう試みは非常に意味のある活動だと思います。


クルマのイベントを成功させるために必要なことは、主体的な参加者(積極的なクルマ好き)の満足度を高めることではなく、受動的な参加者(あまり興味のない同伴者)のホスピタリティを重視する、いわば“底上げの発想”だと思います。

サーキットでの走行会や同好者の集まりであるミーティングなど、目的がハッキリしている場合はこの限りではありませんが、少なくともメーカーが主催するイベントの成功を考えるなら、この底上げの発想は重要だと思います。

国内の自動車市場はピークアウトを迎え、今後はクルマを“所有”することにすら意味を見出さなくなる層が増えていきます。

その中で移動の自由を行使できるクルマの魅力をアピールしていくためには、購入する当事者だけでなく、その周りも巻き込んでその意義を理解してもらう工夫が必要になるでしょう。

特にファミリー層に関しては、パートナー(兼大蔵大臣)の説得は重要なポイントになることでしょう。

であれば、パートナーを味方に引き入れてしまえばいいのです。

イベントは、そうした層にとっての絶好の機会であることを、メーカーはもっと理解し、うまく活用して欲しいと思いましたとさ。


さて、ここまでいろいろ書いてきたのは、秋に開催される予定のPEUGEOT LION MEETINGに対するロングパスとなります。

昨年初開催されたプジョーさんのファン向けイベントは概ね好評で幕を閉じました。

ただし、ホスピタリティが十分だったとは言えません。

今年はどのようにお客さんに向き合うのか。

カングージャンボリーやVW Dayにはそのヒントが山ほどありました。

それらをどうプジョー流に解釈してイベントとして構成してくれるか。

非常に楽しみにしております。


posted by 海鮮丼太郎 at 13:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月25日

クルマの維持費、把握してますか?

GT MANITSさんの過去のツイートから。
まったくもって同意であります。

当方もEXCELで今までの整備記録および支出の管理をまとめていますが、結婚してから走行距離がガクっと下がってますが、それでも平均すると年間41.2万円を維持費として支出しています。

これ、車両価格を抜きにしてのお値段です。
ビックリですね。

この維持費に含まれるのは…


 ・ガソリン代
 ・駐車場代
 ・税金
 ・自動車保険(任意)
 ・車検に掛かる法定費用
 ・整備費用
 ・各種パーツ類

となります。

基本的に過度なカスタムはしない性格ですのでパーツ類の支出は少ない方だと思いますが、人によってはこの辺でさらにドーンと上乗せになる人も多いでしょう。

当方は川崎市のマンションに在住なので駐車場代が月々11000円ほど掛かっています。
これも年間維持費を押し上げる要因になっています。

常識的に考えて、クルマ離れが進む理由がこの辺にあることは明白とも言えます。

ここまでしてクルマを維持する理由って何なのでしょうか?
当方には明確な答えがあります。それは…

「移動の自由は知的好奇心の源泉だから」

です。

世の中には面白いことがたくさんあります。

免許を取ってから沖縄を除く46都道府県を巡ったり、アメリカを一人で10000kmほど走り回りその土地の魅力を感じる旅をして思ったことは、

「日本はとても広い。そして、知らないことはまだまだたくさんある。」

ということでした。


特にプジョーさんでは最北端の宗谷岬から最南端の佐多岬まで旅をして、多くの出会いと経験をしてきました。


だからこそ、思いのまま気の向くままに移動する自由と、その体験にはお金を払う価値があると思っています。


日常の足としてのクルマを否定しているのではありません。
クルマを持つことは、移動の自由を得ているのだから、その自由を最大限に行使しないともったいないよってことを言いたいわけです。


ただし、結婚してから遠出をする機会が減ってしまったこともあり、正直言ってこの数年間は移動の自由を行使しているとは言い難い状況ではありました。

しかし子供ができて、今後はレジャー用途でのクルマの利用を増やしていきたいという目標が出来ましたので、プジョーさんの可能性を最大限まで活用してやろうと思っております。

そんなわけで、クルマを所有することに疑問を感じるのであれば、まずは自らの知的好奇心を磨き、それを実践、満たす手段としてクルマを活用するという発想を持ってみるのはどうでしょうかね?


参考までに、プジョーさんの維持費、特に車検に関する支出については過去のエントリーで何度か触れておりますので興味のある方はこちらのタグでご確認あれ。


posted by 海鮮丼太郎 at 11:10| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月24日

クルマのイベントは底上げの発想が必要(1)

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まず、人の祭りに乗っかって好き勝手に語る非礼をお詫びしておきます。

プジョー乗りですがルノーカングージャンボリー2016、楽しかったです。

なぜこのイベントが当方の興味を惹きつけるのか?そんな話をしてみようと思います。



■カングージャンボリーの主役は誰なのか?
世の中にクルマ好きはたくさんいて、全国では多くのイベントが開催されています。

クルマの楽しみ方は人それぞれですが、多くの場合クルマという機械を愛でる傾向があり、イベントもどちらかといえば「主役はクルマそのもの」であることが多いですね。

当BLOGで扱ったネタとしては、先日富士スピードウェイで開催された『モーターファンフェスタ』がそうした性格の筆頭とも言えるイベントでした。


それに対してカングージャンボリーは、どちらかと言えば「主役は人」のイベントの筆頭と言えるのかもしれません。

言うなれば、そのクルマを通じてどんなライフスタイルを実現するか?みたいなことに興味のある人たちが集まったイベントではないかと思うわけです。

それは会場で挨拶したルノージャポンの大極氏の言葉からも伺えます。
「ルノー・ジャポンとしては、今後もモットーである“クルマのある生活を楽しむ”機会をこれからも提供していきたい、また楽しいクルマを導入していきたいと思っている。」
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■主役が「人」であること
主役が「クルマ」であるか?「人」であるか?

それは好みの問題であってどちらがいいとか悪いとかの話ではありません。

両者の違いを上記の大極さんの言葉を借りて表現すると…

 主役がクルマ=「クルマを楽しむ人」
 主役が人=「クルマのある生活を楽しむ人」

の違いとでも言えるでしょうか。

この傾向は必然的にお金の使い道にも影響してきます。

クルマのカスタマイズにお金を費やす傾向があるのが前者だとすれば、趣味の道具を揃えるのにお金を費やす傾向があるのが後者だとも言えます。

会場に集まったカングーの多くがそれぞれオーナーの好みに彩られていたのはそうした傾向を映すものであったと言えるでしょう。

いい意味でクルマは道具であり、それを使いこなす人こそが主役。

カングーというクルマ、そしてそのオーナー達が主役のルノーカングージャンボリーは、そうした人たちが主役のイベントであると言えるわけです。

もちろん両要素を好む人もいるでしょうし、時と場合によって両者を使い分ける人もいるでしょう。

ですので厳密なカテゴライズをしたいわけではありません。

ただ、「人が主役」のクルマのイベントというのは当方の知る限りあまり例がなく、それ故にカングージャンボリーは年を追うごとにお客さんの数が増えているのではないかと感じた次第であります。

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■皆が楽しめるイベントの必要性
これは、先日のモーターファンフェスタで見かけた光景です。

「パパ、もう帰ろうよぉ…」
「もうちょっと、もうちょっとだけ。あそこの展示今しか見られないから。」
「(険しい表情で無言…)」

これはアカンやつです。

人間、特に父親というものは家族に自分の趣味を理解して欲しいという欲望を持っているものだと思います。

それは常時子供と一緒にいる母親に対し、子供と接する時間の少ない父親として威厳を保つために自分の得意分野で尊敬されたいという本能に根ざした欲求であります。

これに抗える父親はそうはいないでしょう。

これを「友人」や「恋人」と言い換えてもいいかもしれません。


で、その手段が問題なのです。

人の興味にはそれぞれ熱量というものがあります。

  興味が無いもの=熱量が低い

その熱量を高めるためには、それに適した環境を用意しなければいけません。


これは軽い気持ちで投げかけた1の質問に対して、求めてもないのにヲタが10答えてしまうという空気の読めなさ加減にも通じます。

熱量の低い人には、フックになりそうな話題(わかりやすい興味を掻き立てる要素)を適量(ここ大事)ずつ供給して、少しずつ熱量を高めていく必要があるわけです。


ルノーカングージャンボリーがイベントとして異質なのは、ルノーという輸入車を販売することが最優先の企業が主催していながら、車を売り込むという姿勢は最低限、というかむしろ消極的にすら見えるところにあります。

昨年はステージ前の広場の一角に展示車を置いてましたが、今年はさらに端っこに移動して申し訳程度の展示に留まっていました。

その分広場には多くのお客さんがシートやテントを広げてくつろいだりステージの模様を眺めたりしてました。

通常のクルマ系のイベントであれば主役になるであろうチューニングパーツの展示をするブースは少数で、代わりにアウトドアや雑貨、愛犬に関するグッズを出展するブースが大半を占めておりました。

この辺りからも、主役がクルマではないことは明白です。

ではその分ルノーはこのイベントをどう演出したのか?

それは、参加者の誰もが楽しめるイベントを目指した、という点にあります。




posted by 海鮮丼太郎 at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月23日

今度はSUVな新型3008発表

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New Peugeot 3008 SUV I Reveal : Now You Can Drive!




プジョーさんが新しいSUVであるところの新型3008を正式に発表しました。

“C SUVセグメント”なるワードが使用されておりますが、これは“CセグメントのSUV”と“Crossover SUV”のダブルミーニングと解釈できます。

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つまり、日産キャシュカイ(日本名:デュアリス)が切り開いた都市型SUVの新しい潮流に各社がフォロワーを次々と送り込む激戦区に、真正面から戦いを挑むという意気込みであると言えます。

ちょっと待て。

では従来の3008は一体何だったんでしょうか?

初代3008も紛うことなきCセグメントのクロスオーバーSUVではあったのですが、MPVとSUVのクロスオーバーというコンセプトが主流からはちょっと外れていたことで市場にうまくアピールできなかった反省があったのでしょう。
(とは言っても中国市場を中心にそこそこヒットモデルと言える実績は残していますが)

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▲初代3008

そういえばプジョーさんは307sw/初代308swがステーションワゴンとしてもMPVとしても中途半端にしか見てもらえなかったこともありましたね…

新型3008ではそのあたり、かなりストレートにクロスオーバーSUVとしてのスタイルを身にまとってきました。

とはいえ、どこかで見たような…という指摘があるのもまた事実であります。
RCZのオーナーでもあるmkstyle_airさんのツイートにもある通り、最近はエスクードやエクストレイルなど元祖SUVの車種もクロスオーバー寄りにデザインを振っており、この辺りはどうデザインしても何かに似てしまう傾向があるのは止むを得ないところかもしれません。

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ちなみにサイドのラインからルーフあたりの処理はレンジローバー・イヴォークを彷彿とさせるものがありますが、プジョーが、そして3008が目指すプレミアムセグメントのことを考えたら多少似ててもまぁ問題ないということなのかもしれません。

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新型3008のトピックとしては、新世代プレットフォームであるEMP2ベースとして、超ハイテン鋼やパネルやシートフレームアルミを採用するなど徹底的に軽量化を目指し、初代に比べて−100kg近くの軽量化を実現しております。

世代交代で−100kg近く軽量化するのはここ最近のプジョーさんの得意技ではありますが、従来モデルが重すぎたとか言っちゃいけません。

軽量化がもたらすメリットは新型208、308に乗ったことのある方なら直感的に理解できるのではないでしょうか。

パワートレインに関しては1.2L PuterTechターボと1.6L THPといういつもの構成に加えてアイシンAWの6速ATであるEAT6を組み合わせたモデルが日本に導入されるんじゃないでしょうかね。

あとは308、508に続いてクリーンディーゼルであるBlueHDiが追って追加される流れとかそんな感じじゃないでしょうか。

ちなみに新型3008は中国市場を始めとした世界戦略車となりますので、モデルバリエーションとして後からハイブリッド仕様のバリエーションが追加されることになりますが、初代3008に設定されていたディーゼルハイブリッドであるところのHYbrid4は商業的に見れば失敗となってしまいましたので、新型ではHYbrid4は名乗らないんじゃないでしょうかね。



一つ地味なところですがおや?と思ったのがサンルーフの処理です。

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従来のPSAの車種は一枚ガラスによる広大なパノラミックルーフを採用するケースが多かったわけですが、逆に可動式のサンルーフは構造上採用できませんでした。

それに対して新型3008はパノラミックルーフ同様のガラス面積を確保していますが、真ん中あたりで分割して一般的な開閉式サンルーフを実現してきました。

こうした処理はオペルのザフィーラなど先例がいくつもありましたが、分割処理のラインがガラスに入るとパノラマ感の演出がイマイチになることから、個人的に今回のルーフガラスの処理はあまり好きではありません。

これだったら別にガラスルーフは必要ないかな、と思いました。

ただ、全体的にはPSAの開閉しない一枚ガラスのパノラミックルーフは珍しい存在でしたので、新型3008がそうした独自色を可能な限り排して他社と同等の使い勝手を実現する方向に向いたのかな?とも解釈できます。


その割にi-Cockpitなどインテリアではやりたい放題ではありますが。

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さらに小径化されたステアリングホイールから見下ろす位置に配置された12.3インチ高解像度ディスプレイにはスピードメーターやタコメーターがグラフィックで表示され、欧州仕様ではナビゲーションのガイド(地図とは別に方向をガイド)といった表示も可能となっており、308から採用されたi-Cockpitからさらに過激に進化しました。

この辺りの表示はアイシンAWが開発してアウディTTに搭載されたディスプレイが先行事例として参考になるかと思います。


フルグラフィックで表示できるという事は、あらゆるカスタマイズが可能ということでもあるので、こういうことを夢想するわけです。

インフォテイメント用の8インチタッチスクリーンも健在ですので、運転席周りが妙に液晶画面の面積が増えた印象を受けます。

液晶がデカくなりすぎた最近のパチンコ台みたいですね。



さて、日本語のプレスリリースでは触れられていませんが。

経営不振から中国資本を受け入れたことで、否が応にも中国市場を無視できない状況になったプジョーさんではありますが、最近では中国の色が着き過ぎているんじゃないかという懸念があるようです。

新型3008に関しては生産はフランスのソシュー、トレムリー、ドゥヴランの各工場で生産、出荷されることからメイド・イン・フランスを証明する"Origine France Garantie" をアピールするそうです。

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プレミアムセグメントを目指すにはイメージが大切であり、中国のイメージはどちらかといえば隠したいというのが正直なところでしょう。

シャープの『世界の亀山モデル』なんていうキーワードを思い出した方がいたら、おそらくそのイメージで正しいですw

とはいえ、中国向けは東風汽車との合弁工場での生産になるのでしょうから“それ以外の地域に限って”というエクスキューズになりそうな気もします。


新型3008は10月のパリモーターショーでのお披露目&欧州での販売開始となることから、国内導入に関してはその半年後、2017年春ごろを想定しておけばよろしいかと思います。

ちなみに、サイズ感としてはこんな感じです。
Peugeot-3008-2017-1280-26.jpg

Cセグメントでありながら全幅1841mm…
もうこの辺りは諦めるしかないんでしょうかね、まったく。


その他情報はNetCarShowあたりをどうぞ。


タグ:3008
posted by 海鮮丼太郎 at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月20日

クラスター分析とセグメント分析



クラスター分析とは、顧客情報、クルマの情報などのデータをもとに、顧客の特性やタイプを分類したものです。一方のセグメント分析とは、来店頻度と購買商品のデータをもとに、顧客を分類しています。
ってことで、DMの精度をどのように高めるのか?という顧客データの分析に関して、自動車クラスタの人でもわかりやすく説明しているいいインタビューがあったのでご紹介。

ビッグデータの活用とか話題ですが、個人の属性を集めて欲しいものを的確に案内して購入に繋げていくための技術っていうのがどの程度のものか、自分の体験と照らし合わせて読んでみるといいんじゃないでしょうかね。

こういうのを気持ち悪いと捉えるか、もっと積極的に活用して自分の好みに応じた商品の提案を期待するか。

どう考えるかは貴方次第です。


posted by 海鮮丼太郎 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 知(information) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月18日

炎上参加者はラジオ好き?


クルマの話ばっかりじゃあれなので。

本業はこちら方面なので備忘メモ的にエントリー書いときます。

先日、お仕事の合間にGLOCOM(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター)の主催する『ネット炎上の真実』と題する公開コロキウム(セミナー)に行ってきた。

ネットの炎上に関しては様々な考察が行われているが、GLOCOMの山口真一氏ならびに田中辰雄氏による統計学的手法による炎上の実態をまとめた『ネット炎上の研究』発刊記念として行われたものであり、炎上事例と分類、炎上参加者のプロフィールや参加人数、予防対策といった議論が交わされた。



当日の模様はBuzzfeed Japanで簡単にまとめられている。



一点ここで書かれていないポイントを付け加えると、炎上参加者の属性『ラジオを聴いている確率が高い』というものがあった。

これは統計に用いた変数の中で既存マスメディア(テレビ・新聞・雑誌・ラジオ)のいわゆる4マスの利用時間を調査した結果なのだが、炎上の言説の中で4マスのことを“マスゴミ”として偏向報道だの信頼できないだのと侮蔑する割に、ラジオの聴取時間は優位に高い結果が出ているのは注目すべき点と言えるだろう。

これは炎上参加者が“頭を良く見せたいという願望”から来るものではないか?と山口氏は分析していた。

(最近は週刊誌の活躍が目立って入るが)マスメディアとして誠実な報道を続けてきたラジオというメディアに信頼を寄せている証と言えるのかもしれない。

逆に、炎上に加担するような極端な言説に走る連中がラジオが好きという厄介な状況なのかもしれない、と考えると頭が痛くなる部分ではあるが。

なお山口氏が炎上加担者の調査に用いた変数は以下の通り。

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そしてそこから推定される炎上加担者の属性はこの通り。

enjou_kekka.gif



しかし、炎上加担者の実数はそれほど多くはないというのは上記のBuzzFeedの記事の通り。

たとえば昨年3月のルミネのセクハラCM騒動を例にすると…

炎上に参加(批判的なツイートを1回行う)はピークで5000人程度。

そして執拗に炎上を煽る(批判的なツイートを3回以上行う)のはその中の200人程度(1.9%)

実際に当人に攻撃を加えるのは更に減って数十人程度(1%に満たない)


これはどの調査でもほぼ一定している数値であって、(社会的な不祥事は除いて)炎上に過敏に反応するのではなく、その中身をきちんと見極めて対応することが望ましいという話だった。

また、多くのSNSが存在する中で利用者の多いfacebookならびにLINEでは炎上は発生していない。

圧倒的にtwitterが炎上の舞台になっていることがわかっているが、裏を返せばこれはtwitterがそれだけ情報の伝播力に優れているということだ。
(厳密には炎上の種がtwitterに持ち込まれ、それをまとめサイトが恣意的に編集して炎上を煽り、それがtwitterで拡散される)

昔を知るものであればすぐに思いつくことだが、2ちゃんねるの役割がtwitterに変わっただけであり、炎上のロンダリングの中で2ちゃんねるは相変わらずその役割を果たし続けている。


facebookは濃密な議論には向いているが、社会的に何かを発信し、それを広くムーブメントとして伝播させるのは困難なツールになってしまった。

LINEはそもそも情報発信のメディアではない。


だからこそ、炎上を恐れて情報発信を委縮することなく、また必要であれば対抗的な言論を以ってきちんと対処していくことが、これからの時代に必要なことなのではないかと田中氏は結論付けていた。それに関しては当方も同意だ。

ただし問題は、炎上を煽るまとめサイトがPV目当てで過激化する中、対抗言論を用いて火消しを行う場合のコストが圧倒的に割に合わない点だ。

まとめサイトは嘘だろうが何だろうが煽ってPVを稼げばそれがアフィリエイト収入に直結するが、その嘘を訂正して対抗する側は検証の手間を掛けて公開するタイムラグがあり、またそうした訂正情報がPVを稼げるわけでもないという問題がある。

たとえば東日本大震災や先日の熊本地震で流布したデマや誤解に基づく炎上に関して、評論家の荻上チキは可能な範囲でその内容を精査し、火消しに尽力したりしているが、そうした訂正情報がtwitterなどで拡散される数は炎上目的の拡散に比べると圧倒的に少ない。

またその検証に掛けたコストを回収する方法が確立されていない以上、継続的に活動を続けることは困難だ。


このやった者勝ちの状況を変えるには、法律で網を掛けると表現の自由の侵害になるため、まとめサイトの客観的正確性の格付けを広告業界が行い、ウソや社会的混乱を招いたまとめサイトの広告収入を激減させる仕組みを構築するしかないだろうと個人的には考えている。

少なくともビッグデータや各種解析技術によって、そのサイトが発信した情報がどの程度の正確性を持ったものかは機械的にある程度判定することができる。

技術的にできることをやらないのは、「be evil.」であって「Do the Right Thing」の実践には程遠いと思う次第也。




■その他参考文献



posted by 海鮮丼太郎 at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 思(criticism) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月17日

カングージャンボリー2016雑感

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これは昨年のルノーのプレスリリースであります。

今年は速報値で昨年より一割以上来場者が増加しているようですので、イベントとしては成功であったと言えるでしょう。

公式に数字が発表になったら改めてエントリーを書こうと思いますが、ここではルノーがカングージャンボリーをどのように位置づけ、何を狙って開催しているのかを見ていこうと思います。


カングージャンボリーというイベントの特徴は、

“クルマのある生活を楽しむ”

ことをスローガンとし、主役はあくまで集うオーナーであってルノーはその交流を促す場を提供する立場に徹している事と言えるでしょう。

メーカー主催のイベントは概して商品のアピールに力が入り過ぎてホスピタリティが置き去りになっているケースも見受けられますが、カングージャンボリーに関しては限定車の発表や現行ラインナップの展示こそありましたが、それはあくまで会場の一角に場が設けられているだけという扱いでした。

出展ブースでもこの手のイベントにありがちなチューニングパーツなどの展示はほとんど見られず、むしろアウトドアやペット関連、雑貨などが大半を占めておりました。

家族連れやペット連れのお客さんが退屈しないようなアクティビティも充実しており、どちらかといえばフレンチ文化を楽しむフェスのような演出になっておりました。

“車を一台でも多く売る”ことが目的のインポーターが主催するには、あまりに商売っ気が無さ過ぎます。

このイベントでルノーが得るものは何でしょうか?

それは『ブランドイメージの向上』に尽きると思います。

フランスの自動車メーカーはご存知の通りプジョー、シトロエン(&DS)そしてルノーという3大メーカーがあるわけですが、その中でもっともフレンチな雰囲気の演出に長けているのがルノーであります。

これだけ自動車メーカーが存在する日本市場において、人と違ったクルマに乗りたいというニーズに対応するには、商品力もさることながらそのイメージというのも大切になります。

クルマは所有者の個性や願望を如実に投影するものであることは広く知られている通りですから、その願望をどのように叶えるかが商品購入プロセスにおいて大事な時代になってきているわけですね。

いわゆる“動機”の演出であります。

日本人のフランス文化に対する憧れとも言える感情を、ルノーはフレンチメーカーであることを最大限に利用することでうまく取り込んでいる。

これがルノーの、そしてカングーという車種の躍進の原動力であると言えるでしょう。

その培われたイメージを強固なものにするためにこうして毎年カングージャンボリーを開催しているのだと考えると・・・?

一見するとクルマを売り込む姿勢が希薄なように見えても、ルノーというブランドのイメージが大幅に向上ているのであれば投資に対する効果としては最も成功していると言えるのではないでしょうか。

ルノーのラインナップにおいてカングーは全体の3割程度を占めており、年間1500台ぐらい売れております。

新たにオーナーになった人がカングージャンボリーに来場してくれれば、トータルの来場者数はまだまだ右肩上がりで増え続けるのではないでしょうか。


そしてもう一つ重要な点があります。

ルノーはカングージャンボリーをルノー車のオーナーだけでなく、それ以外のメーカーのクルマに乗る人も広く受け入れる姿勢を示しています。

当方が昨年そして今年もプジョーさんで参戦しても、嫌な目に遭うようなことはまったくありませんでした。

同じように他のブランドの輸入車や国産車のオーナーさん達がフレンチフェスの感覚で来場していることもまた、全体の参加者が右肩上がりに伸びている理由だと思います。

この傾向は秋に車山高原で開催されるフレンチブルーミーティングにも言えることですが、楽しそうな雰囲気の場所に人は集まるものなんですね。

ですので、全体の参加者を増やすのはもちろんですがルノー車以外の参加者の比率を高くすることも、カングージャンボリーを持続させていくためには重要な指標になると当方は分析しています。

当然の話ですが、ルノー車以外の参加者はそのまま今後のルノーの潜在顧客予備軍となるわけですから。


懸念点があるとすれば、カングーと同等に売れるようになったルーテシアやキャプチャーなどのオーナーにどう楽しんでもらうか?という点ですかね。

そして一部のカングーオーナーに見られる他人を格付けして嘲笑するような雰囲気が広がらないことを願いたいところです。

ブサイクだったりダサかったりしてもカングーに乗っていいじゃないですか。

人の嗜好にケチをつけるのは、粋ではないですよ。

プジョー乗りとしては、ルノーオーナーにはある種の尊敬の念を抱いていますので、どうかその気持ちを冷めさせることが無いように願いたいものです。



posted by 海鮮丼太郎 at 14:00| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 思(criticism) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月15日

ルノーカングージャンボリー2016に行ってきましたよ

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昨年に引き続き、今年も山中湖で開催されたルノー主催のオーナーズイベントである『ルノーカングージャンボリー2016』に行ってきましたよ。

昨年は(赤さんがまだ小さかったこともあり)一人で参戦しましたが、今年は自分の中の仮説を証明すべく、赤さんと嫁を連れて参戦しました。

その分出掛ける時間が遅くなって開会式などステージイベントを見ることが出来ませんでしたが、それでもブース出展やフリーマーケットなんかを眺めながらイベント全体の雰囲気を楽しませてもらいました。

今年は入場方法が変わったようで一部で混乱も見られたようですが、それでも全体で見れば昨年より多くのお客さんが来場したようですし、天気もほどほど良くて楽しい時間を過ごすことができました。

ルノーじゃなくても、フランス車じゃなくても、広くウェルカムな姿勢は更に多くの人たちを集めるのかもしれませんね。

嫁と赤さんも楽しんでくれたようで、来年もまたプジョーさんで参加させてもらおうかと思った次第であります。
  
  

posted by 海鮮丼太郎 at 22:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 催(event) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする