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2015年04月27日

エサとしての認定中古車ってどうかね?

ninteichukosha_com.jpg




プジョーというブランドが日本においてどのように評価されているか?

いろんな観点から分析できるが、少なくとも新車販売においてはなかなか好転せず厳しい状況が続いているが、だからといってプジョーのクルマを欲しがる消費者がいないのか?というと実はそうでもない。

ソーシャルメディアなどでプジョーに関する話題をいろいろ拾っていくと、ブランドとしてのプジョーに対する憧れは根強く、ラリーで活躍した205や106、206辺りの中古が安く買えることもあって、それなりに盛り上がっている感がある。

一部の好事家を除いて彼らは好き好んで古いプジョー車を乗っている訳ではなく、自分の経済力で維持できる手頃な外車がプジョーだったという側面もあるわけで、ちょっと背伸びして買えるんだったら最新のプジョー車に乗ってみたいという願望はそれなりにあるわけだ。

そこで中古車という選択肢が出てくるわけだが、プジョーの中古車については新車の販売が減少したことにより買い替えも進まず安くて程度のいい中古のタマがあまり出てこないという構造上の問題がここ数年見られている。

ディーラーで試乗車として使われていた走行距離の極めて少ないもの(いわゆる試乗車上がり)が認定中古車として流れてくることが多く、それが割高感を演出している感も否めない。

とはいえ、中古車と言えどもディーラーにとっては重要な収入源であり、中古のサイクルが回り始めると新車の販売にも良い影響が出てくることから、認定中古車に対する戦略というのもインポーターにとっては重要であったりする。

そういうところに目を付ける専門業者というのがいるもので、認定中古車ドットコムがプジョーシトロエンジャポンと6月30日までの期間限定金利も2.39%と比較的低い設定で、なおかつ返済途中に支払条件を変えられる「バリアブル・プラン」のキャンペーンを行っている。

支払条件を変えるというのは、大抵の場合毎月の支払額が思ったよりキツかったので返済を先延ばしにするケースが該当し、必ずしも消費者自身にとって良いこととは言えなかったりもするが、それでもちょっと手を伸ばして認定中古車を買いたい!という動機付けにはなり得るかもしれない。


こういった買い方の選択肢が広がる中で、あとは肝心の認定中古車にどれだけ魅力的なタマを用意できるかという点も重要だ。


メーカーにとっては中古車であっても値段の下落が少ない方がブランド価値が高いと考えており、認定中古車については特に市場価格より高い設定をしがちだ。

それが消費者側から見ると割安感が希薄に映る。

歴史的に輸入車、特にイタフラ車と呼ばれる大衆ブランドはナンバーを付けただけで市場価値は60%などと言われるほど値落ちが激しいとされてきた。

当然中古車を狙う層はそうしたことを知識として知っており、いくらメーカーが認定中古車で価格を高めに設定しようとしても、様子見をされてなかなか売れないという事態を招く。


今のプジョーを取り巻く環境からすると、暴論だがちょっと背伸びして輸入車を買いたいと思ってるような層に対してエサを撒く意味で208 Allure(MT)や高年式207に限って認定中古車を安く大量に投入するような施策を打ってみるといいんじゃないだろうか。

高価格を維持したいメーカーの思惑に逆行することになるが、手っ取り早く国内でプジョーオーナーの絶対数を増やしたいと考えるならそこそこの程度でも良いので戦略的な価格で認定中古車を大量に市場に投入するのもアリだと思う。

キャンペーンが終了したら値段を上げればいい話だしね。

特にMTモデルに関しては国産に選択肢が少ないこともあるので、ディーラーに208 Allureの試乗車を配備し、一定期間を経たものを差額をPCJ側で補てんすることで戦略的な価格の認定中古車にするというやり方であれば、ディーラーの負荷も少なくて済むだろうし。


オーナーの絶対数を増やすには販売のサイクルを回さなければならないが、エントリークラスに相当するラインナップが無いプジョーにとっては、こういった施策を以って客を増やす戦略はそれなりに効果を発揮できると思う次第。

208 Allure(MT)はもっと売れていいし、エサとして使うにも魅力的な車種であることは間違いないのだから、求められる形で市場に流すっていうのは重要ですよ。


posted by 海鮮丼太郎 at 12:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月24日

PEUGEOT LION MEETING 2015のリリースが出ましたよ

そんなわけで、受付開始をしておきながらちっともリリースが出なかったので煽ってみたらようやく出てきましたよ。

      「PEUGEOT LION MEETING 2015」を開催
  〜 もっと自由に。もっと楽しく。プジョーの魅力がここに集結。 〜 (PDF)

プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:クリストフ・プレヴォ)は、プジョーのファンイベントである「PEUGEOT LION MEETING 2015」を、5 月30 日 (土)に富士見高原リゾートにて開催いたします。

当イベントはプジョーブランドとして初めての開催であり、プジョーオーナーならびに広く一般の方を対象としています。

フルラインナップ展示や試乗会、グッズ販売、フォトコンテストなどに加えて、モータージャーナリストの竹岡圭さんと雑誌「NAVI CARS」編集長の河西啓介さんによるトークショー、ゲストミュージシャンを迎えての TOKYO FM 公開収録を開催するなど、プジョーの魅力を存分に体感していただけるコンテンツをご用意いたします。
サプライズ要素としては、TOKYO FMの公開収録で竹岡圭&河西啓介のトークショーとゲストミュージシャンが来るというあたりでしょうか。

竹岡さんといえば『おぎやはぎの愛車遍歴』でもお馴染みですな。

河西編集長はNAVIの休刊を受けてその後を受ける形でNAVI CARSを立ち上げておられます。

一時期はLOVECARS!と連動してミーティングなどを何度かやって、クルマの楽しさを広めようと活動されてたので応援してたんですが、最近はそういった活動もあまりなく、NAVI CARS本誌もメッセージがありきたり(≒あまりおもしろくない)ので手に取るのをやめてしまっておりました。
って、そんな個人的な話はどうでもいいですね。


プロを呼んでのトークショーですからそれなりに楽しく過ごせそうな気がします。
こういう企画を絡めるのは悪くないと思います。

昨年の増上寺で行われたDSのイベントでゲストに呼ばれた某評論家氏が

『わたし、最近のシトロエンとかわからないんですけどいいんですかね?』

とか平気で言っちゃうような人でしたが、竹岡さんであれば大丈夫…と思う事にしましょう。

プレスリリースを各自動車メディアが掲載し始めましたので、イベントの認知はこの週末でかなり広まると思われます。
これがチケット販売に結び付くといいですね。

そんなわけで、皆様富士見高原リゾートでお会いしましょう。



P.S.
そういえばNAVI CARSといえば、前哨戦ともいえるミーティングを5月9日にLOVECARS!と合同で開催する旨アナウンスがありました。
このタイミングでまだ場所が決まってないとかかなりアレな感じもしますが、お時間のある方はそちらもどうぞ。


タグ:PLM2015
posted by 海鮮丼太郎 at 19:41| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 知(information) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プジョー謎のコンセプトカーってコレだろ?



ジル・ヴィダルがなんかやってるけど、コレだろ?

Vision_GT_peugeot.jpg

ビジョン グランツーリスモ
それは、「グランツーリスモ」の祭典。


「みなさんが考える、グランツーリスモをデザインしていただけませんか?」すべては山内一典からのその一言から始まりました。ビデオゲーム『グランツーリスモ』の名前の語源となった、Gran Turismo=GTとは自動車の世界では2ドアのスポーツカー、グランドツーリングカーを指します。

その言葉を受け止めた世界の自動車メーカーから、今、続々と新しい「グランツーリスモ」が届けられています。「ビジョン グランツーリスモ」は自動車メーカーと「グランツーリスモ」とユーザーの皆さんでつくりあげる15周年の祭典です。届けられたクルマは『グランツーリスモ6』の中に順次登場し、皆さんがそのクルマを運転することで、祭典の輪は広がっていきます。

主要なショーが終わり、このタイミングで新たなコンセプトカーを発表する意味があまりなく、あるとしたら参加表明したものの未だに詳細を発表していない『Vision Gran Turismo(ビジョン グランツーリスモ)』のプジョーが提案するコンセプトカーぐらいのものだから。

ビジョン グランツーリスモについては以前書いてた。

GTに対してはシトロエンが『GT by Citroen』という形でコンセプトカーを提供し、一時は市販するとまでいいながら結局その話は流れたようだが、今回は珍しくプジョーとしてコンセプトカーを発表することになっている。
ようやくプジョーもこうしたイメージ戦略によるブランド強化を勧めるようになってきたので、これはこれで歓迎だ。
とはいってもこれも市販化ではなくGTの世界でドライブできるバーチャルコンセプトカーの意味合いが強くなるのだろうけどね。






posted by 海鮮丼太郎 at 09:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月23日

GTアカデミーが日本でもスタート

GTAcademy_top.jpg

日産とポリフォニーデジタルが、日本におけるGTアカデミー開催を発表した。

GTアカデミー』というのは、ポリフォニーデジタルの開発するPS3対応の自称ドライビングシミュレータ(もはやゲームではないらしい)である『GranTsurismo(以下GT)』を使ってドライビングテクニックを競い、本物のレースでも活躍できることを目指すドライバー育成プログラムだ。
GTアカデミーについて

GTアカデミーは、「グランツーリスモ」のトッププレイヤーに本物のプロフェッショナルレースドライバーになるチャンスを授ける画期的な試み。「グランツーリスモ」で腕前を証明したプレイヤーをニスモ・アスリートの候補生とし、国際レースを戦い抜くためのトレーニングとライセンス取得のチャンスを与えるグローバルなプロジェクトです。

意外と歴史があって2008年にソニー、ポリフォニーデジタル、日産ヨーロッパのタッグでスタートし、海外では地道に活動が続けられてきた。

GTシリーズはゲーム性よりもリアルさを追い求めてひたすら進化を続けてきた。
GT5ではオンライン対戦で大きな失敗をやらかしたものの、昨年にはGT6においてFIA公認のソフトウェアとして正式に認められたりもしている。


あくまで

「シミュレーターを名乗るからには、GTで腕を磨いたプレイヤーは
 そのまま実車のドライバーとしても通用するはずだ!」

という妄想にも似た構想がこの活動のベースにある。


GTアカデミーについては当BLOGでも2009年にちょっと触れている。

このエントリーでは
一方で気になることがある。
レーシングシミュレーターとしての地位を築いたはいいが、それで何が残るんだろうか?ということ。

レーシングシミュレーターとしてのGTによって大半のドライビングテクニックは習得することができる。
それはそれで結構なことなのだが、逆に言うとGTというゲームは一般のゲームを楽しむユーザ層に向けてのプロダクトではないことを宣言したようなものだ。
つまり、プレイする客を選ぶゲームである、と。

このように書いた。

しかしこうしてGTアカデミーの取り組みが花を開き、バーチャルとリアルの間を取り持つ役割を担うことになったのは間違いなくGTアカデミーの取り組みがひとつの成功を収めた証だ。


ドライビングシミュレータでプロドライバーがイメージトレーニングをするのはもう当たり前の時代となった。

F1のシミュレータでは運転中のGの掛かり方までリアルに再現でき、天候や条件を変えながら様々な状況でテストできるレベルにまで達しており、ドライバーがサーキットまで出向かずにトレーニングに励んでいる。


ドライバーは練習に掛ける時間が長ければ長いほどテクニックを磨くことができる。

練習量が多ければ多いほど有利となり、レースで活躍できる確率が高くなる。

しかし実際にサーキットで練習の為に実車を走らせるには多額の費用が掛かる。

それ故に、レースの世界では金持ちの御曹司や有力なスポンサーを付けたドライバーが有利とされてきた。

しかしドライビングシミュレータの存在はそんな金持ち有利のルールをぶち壊す可能性を秘めている。

お金がなくてサーキットを走り込めなくても、バーチャルの世界で効率的に腕を磨くことが可能になったのだから。

もちろんバーチャルの世界と実際にクルマを操ってレースをするのはまったく次元の違う話だ。
しかしクルマの挙動や特性といったものはドライビングシミュレータである程度基礎的なテクニックを習得することが可能なレベルに来ている。

実際、このように成果が出始めている。




世界有数の自動車大国であり、毎年F1他さまざまなレースが開催される日本。

しかしこの国で合法的にドライビングテクニックを磨こうとすると、練習できる施設(主にサーキット)の数が少なく、また利用にはかなりのお金が必要となる。

そのため金銭的に余裕のない層は必然的に深夜のストリートや峠を走り込むようなやり方でしかテクニックを磨く方法がない。

しかしその大半が違法行為であり、その引け目がいつまでたってもモータースポーツが市民権を得られない大きな理由となっている。

しかし、ある程度のテクニックをドライビングシミュレータで磨くことができるのなら、サーキットに何度も足を運ばなくて済む分費用も抑えられる。

だからこそGTアカデミーのような取り組みは日本にこそ必要だったりするのだが、当初からこの取り組みを行ってきたソニーならびに支援してきた日産が、なぜこれを日本で展開しようとしなかったのか不思議でしょうがなかった。

特にGTシリーズとは馴染みの深い日産の動向が気になった。


ご存知の通り日産は国内販売において軽自動車を除くと苦戦を強いられている。

魅力的な車種が無い状態が長いており、ゴーン社長の手腕にも疑問が呈されるような状況で明るい話題というのがほとんどない。

86/BRZを口火に他社がようやくスポーティなクルマをリリースし始めている中で、日産だけが取り残されている状況だ。

トヨタは86をブランド化し、峠プロジェクトやサーキット走行会などによって実体験によるドライビングの楽しさの啓発に努めている。

日産には手頃な価格帯のスポーティなラインナップが無く、この先もしばらくそうしたクルマが出てくる予定がない。
(GT-Rは高額過ぎ、フェアレディZは基本設計が古くなり過ぎた)

このような状況の日産が今打てる施策として最も効果的なのが、バーチャルとリアルを繋ぐGTアカデミーであると言える。

覚えている人も多いだろうが、日産はGT-RにおいてGT5プロローグとのコラボやインターネットを使ったプロモーションについては他の追随を許さないぐらい多くのノウハウを有している。

実際のクルマで影響力を持つことはすぐには難しいが、GTアカデミーを日産のプロモーションによって行うことで、これからクルマを購入するかもしれない未来の予備軍に広く門戸を開くことができる。

それは称賛に値する出来事と言ってもいい。

先日のエントリーで書いたようなゲームでプジョーをドライブしたことで憧れをもち、実際にプジョー車を購入したような熱心なファンを獲得するきっかけに成りえるかもしれない。
日産の狙いはこうしたところにあると言えるだろう。


昨今はゲームプレイヤーがプロフェッショナルな職業として活動するeSPORTSが広まりつつある。

GTアカデミーもある意味eSPORTSの一部であり、ここから活躍する日本人、しかも金持ちじゃない普通のプレイヤーから成り上がるようなサクセスストーリーが見られたら、それだけで猛烈に応援したくなる。

日産は今回のGTアカデミーの取り組みをきちんとプロモーションに活かして欲しい。

そして彼らが実際にハンドルを握ることになった頃に、手頃で楽しいスポーティなクルマを発売してくれていることを切に願う次第也。


posted by 海鮮丼太郎 at 17:36| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 遊(play) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月22日

PCJの中の人へご連絡


PCJ(プジョー・シトロエン・ジャポン)の中の人にご連絡です。 

PEUGEOT LION MEETING 2015

の開催に関するプレスリリースはまだですか?

こういうのは募集開始のタイミングでリリースを出して、

広く告知を図って初速を付けないと意味ありませんよ。

イベントを成功させたいんですよね?

だったらやれることはきちんと、

適切なタイミングでやりましょう。

こちらからは以上です。

  


タグ:PLM2015
posted by 海鮮丼太郎 at 16:45| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 思(criticism) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネガティブな風評を潰すためのコストをどう考えるか

MAZDA_Connect.jpg

ネット炎上の火消しサービスの話じゃないよ。


単一のモノを大量生産して販売する製造業にとって、一度販売したものについては一定期間の製品保証に則ったアフターケアと製造上の瑕疵に関する改善対応を行う以外は、基本的にあまり手間を掛けたくないというのが前提としてある。

クルマのように定期的な点検とメンテナンスが必要な場合はもう少し複雑になるが、少なくとも欠陥でなければ品質改善を無償で提供するというケースは極めて稀であると言える。

昨今は機械部分よりそれらを制御するプログラムを改善することである程度の商品力の強化が図れるケースがあるわけだが、それを表立ってアフターケアとして提供することはあまりない。

とはいえ、中途半端な状態で世に出してしまい、それが評判が悪かった時にどうするか?という問題は、メーカーにとって昔から頭痛の種でもあった。

直近の代表的な例で言うと、マツダが自社のクルマに採用しているテレマティクスシステムである『マツダコネクト』が当てはまる。


最近のマツダ車と言えばSKYACTIVテクノロジーによって…

走り良し。
デザインも良し。
ただしマツダコネクトのみ猛烈に評判が悪い。

それこそ、“マツダコネクトが強制なのでアクセラを買うのを止めた”というのが本当にいるぐらい、評判が悪い。


どうしてこうなった?


『マツダコネクト』は、同じ車種を世界中で販売する場合にそれぞれの仕向け地ごとにオーディオやナビゲーション、テレマティクスを異なる仕様で実装しなければならなかった従来の方式を改め、統一したハードウェアの上でソフトだけ書き換えて対応できるように開発されたシステムだ。

これによりその国の法規に対応するソフトウェアを用意するだけで基本的にハードウェアは同じものを使いまわせるため、量産効果でコスト削減が可能になるという考え方だ。

ハードウェアに依存する部分が少なくソフトウェアでバージョンアップを行う事が可能であるため、日々高度化するインフォテイメント機能をキャッチアップしていく方法としてある意味理想的とも言える。

最近はどのメーカーも多かれ少なかれ同じような取り組みをしており、マツダコネクトだけが画期的ということでもないのだが、マツダは積極的に推進(というより強制)したことで良くも悪くも注目されるようになった。


そして、その強制が裏目に出る結果となった。


規模がそれほど大きくないマツダという会社の開発リソースの限界もあり、肝心のテレマティクス部分のソフトウェア開発がうまくいかなかった。

特に常用するカーナビの基幹部分をハンガリーのNNGが担当してたことから、国産のカーナビに比べて著しく精度の低い案内や、途中でバグったり再起動してしまうなど信じられないようなトラブルが頻発してしまった。

この辺りはみんカラあたりでマツダコネクトに対する批判というより悲鳴にも近い嘆きが多数見られる。

有志による不具合情報をやりとりする『MAZDA CONNECT FORUM』なんてフォーラムすら立ち上がっており、すでに一般のマスメディアでもマツダコネクトの不具合が報じられるレベルにまでなってしまっている。

とはいえ厳密に言えばマツダコネクトに関しては、今年に入ってCX-5/アテンザのマイナーチェンジおよびCX-3に採用されているものでは国内に最適化された新バージョンが搭載されている。

しかし初期バージョンのネガティブな風評はネットなどを通じて広まってしまっており、何より今現在アクセラ、デミオに乗っているオーナーはその恩恵を受けることができていない。

ホンダのリコール騒動とは異なり走行に支障が及ぶような問題ではないものの、マツダが進めているプレミアムブランド化の戦略において、さすがにこれらのクレームは無視できるレベルではなくなってきた。


そのために打ち出したのがこの施策だ。



簡単に言えば、最新のソフトウェアに無償バージョンアップしますよ、ということだ。


カーナビが従来のようにハードウェアに依存していた頃は商品に問題があってもハードウェア交換という対応は余程のことが無い限り難しかった。つまり、「こういうもんだから我慢して使ってね。」というやつだ。

しかし、マツダコネクトは上記のようにソフトウェアで大半の機能をアップデート可能な仕様にしたことで、こうした対応が可能になったと言える。

マツダの目論見としては、恐らくこの最新のバージョンは有償で販売したいという思惑があったと思われるが、さすがに初期バージョンのマツダコネクトの品質が悪すぎたということで、無償バージョンアップ対応を行うことにしたのだろう。

今回の施策で注目されるのは以下の点だ。

 (1)既存オーナーを無償で救済したという事実を作った
 (2)クルマと言えどもソフトアップデートで機能を向上できることを示した

(1)については、

「これって実質的なリコールじゃないのか?」

という指摘もあろうかと思う。
マツダコネクトのトラブルをいろいろ見聞きする限りリコールレベルと思わなくもないが、要はこれってサービスキャンペーンだ。

だからオーナーからしてみれば「当たり前だバカたれっ!」って話だが、世間的な見え方として

“マツダは販売後のクルマでも無償で機能向上を提供する会社”

なんてイメージを植え付けることができる。

それが結果としてマツダというブランドの好感度を上昇させる効果が見込めるわけで、仮にこれを有償で提供した時の利益よりも大きな価値を生み出すと考えたのだろう。

何より今のマツダはイメージ向上が最大の戦略になっているので、少しでもネガティブな評価を潰しておくためのコスト負担としては、この程度は安いものだと言える。

マツダが実直さを売りにする企業という本質は大きくは変わっていない。
しかしその裏にはしたたかな戦略が走っているので、昨今のなんでもマツダを持ち上げる風潮には、当方としては少し疑問を感じずにはいられない。


しかし(2)のとおり、今回のマツダの対応を受けて他社がどう動くか、気になるところではある。

テレマティクス界隈は猛烈なスピードで進化しているので、クルマの保有年数が年々増加する中で機能アップをある程度提供できないと他社との差別化が図れなくなりつつある。

他にも市場の反応を受けてパワートレインの制御プログラムの改善なんてものは日々行われているし、最近ではスポーティな演出として疑似的な音を加えることで車内に響く心地よいエンジンサウンドを作ったりしている。

こうしたクルマ全体で見ても、ソフトウェアによって機能改善する余地というのはいかに多いことか。

輸入車はインフォテイメント部分でさえ日本向けローカライズについてはお粗末なものが多かったりするので、メーカーがカーナビの年度地図更新を数年間無償提供みたいな形でクルマの機能改善を売りにするようになれば、オーナーも安心してそのクルマに乗り続けることができるだろう。

それが出来ないとどうなるか?というのは、インフォテイメントを売りにしつつもハードに依存した作りであったためあっという間に陳腐化して忘れ去られたトヨタのWiLLサイファが証明してくれた通りだw

単に作って売るだけの時代は終わった。

作って、売って、付加価値を付け続ける。

そういう時代のモノづくりというのは、大きなパラダイムシフトなんだと理解できるかどうかが問われることになる。





posted by 海鮮丼太郎 at 13:00| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月21日

PEUGEOT LION MEETING 2015の懸念点

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まず前提条件として。

プジョーさんが自ら主宰する実質初のオーナーズミーティングですので、是非とも成功してもらいたいと思っております。

しかし、プジョーさんとしてまずどういったことに取り組むべきかという当BLOGの主張はこちらで書かせて頂きました。

その上で、多くのプジョーオーナーに満足してもらえるイベントとは?という観点からいくつか辛辣なことを書かせて頂きます。

ただしこれは当日までに解決策を用意しておけば済む話ですし、進行の仕方次第でどうにでも回避できる問題でもあります。

遠路はるばるお金を払ってまで参加したいと思い立ったオーナーさん達すべてが満足してくれるようなイベントにして頂きたいと思います。

ってことで、現時点で公開されている情報を総合すると、どうも企画全般がこなれてないなぁ、という印象を持ちます。

まさしく上記のオプーナAAを地で行くような、そんな印象なわけです。
細かく見て行きましょうか。

って今回はすげー長いから続きを分けときます。


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タグ:PLM2015
posted by 海鮮丼太郎 at 10:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月20日

PEUGEOT LION MEETING 2015詳細発表されてましたよ

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人が泣き止まない赤ん坊をあやしながらどうやって写真撮るかに四苦八苦していた週末に、念願のプジョー主催のオーナーズミーティングに関する詳細発表と参加する権利の販売が始まってましたよ。

PEUGEOT LION MEETING 2015

[定員]1,000名
[名称]PEUGEOT LION MEETING 2015
[日時]5月30日(土) 11:00 〜 17:00
[会場]長野県 富士見高原リゾート
長野県諏訪郡富士見町境12067
[入場料]前売券:2,000円(税込)/人  当日券:3,000円(税込)/人  ※高校生以下無料
[受付期間]2015年4月17日(金)〜2015年5月21日(木)

まもなく受付開始とアナウンスされてから実際に受付開始するまでに一ヶ月近くを要したわけですが、この程度ではよく訓練されたプジョーオーナーは驚きません。

とはいえ当初明らかにされたように“場所が長野の富士見高原”で“メーカー主催にも関わらず有料”という斜め上を行く告知に戦慄を覚えたわけでありますが、詳細を見てそのエクストリーム感はさらに強くなりました。

ちょっと思うところがあるのでそれは別エントリーで書きましたので、ここでは現時点で公開されているイベントの内容を見てみましょう。


用意されるイベントは

『LIFE STYE STAGE』
 ゲストのトークショーや抽選会、仲間と一緒に楽しめる謎のミッションなど。

『FUN MEETING』
 愛車やファッションを競うコンテストやオーナー同士の交流。

『FUTURE DRIVE』
 現行プジョーラインナップを大自然の中で試乗会。

『PEUGEOT SALON』
 プジョーオリジナルショップやカフェ、リラクゼーションスペース。

『LION SQUARE』
 プジョー車の展示やケータリングや地元コラボのマルシェ、キッズパーク。


といったものとなります。

有料イベントに相応しい内容なのか?というのは個々の感想になりますので置いといて、とりあえずプジョーというメーカーが主催するオーナー向けのイベントとしては、一通りおもてなしをするお題目になっているとは思います。
あくまでお題目ですので実際の中身は現時点ではわかりませんが。


オーナー参加型のイベントとしては、愛車やファッションを競う「プジョースタイルコンテスト」という事になりますかね。
自慢のプジョーをお披露目して一番を決めるというのはこの手の催しでは盛り上がりますので。

ただ、ファッションを競うってなんですかね?
シトロエンのイベントならいざ知らず、プジョーオーナーでそちら方面のお客さんが来るかどうかわからない状況でこういう呼び込みするということは、ある程度の仕込みをするんですかね?盛り上がればなんでもいいんですが、ちょっと心配になります。


他にも富士見高原界隈を試乗できたりしますし、当日長野まで行けるモチベーションがあれば、それなりに楽しいイベント体験が出来ることでしょう。(っていうか出来ると思いたいです)

全てはオーナーさんたちをどう盛り上げるかという進行の腕が問われる事になるかと思います。


気になる点が多々ありますが、開催まであと一ヶ月はありますのでその間にどういったイベントにすればはるばるやってきたオーナーさん達に満足して帰ってもらえるようなイベントにできるか?とても大切な部分ですので、この部分の準備を万全にお願いしますね。

当方はどうするかって?

とりあえず振られたネタは全力で受けるをモットーとしておりますので参加させて頂きます。

決意表明として先ほどチケットを購入いたしました。

PLM2015_ordermail.gif

ただこれ、この手のイベントにしては珍しく参加車両1台につき1枚ではなく、参加者1名につき1枚のチケットが必要になるのね…

有料施設でもない場所で開催するミーティングでこういう方式って珍しくない?
プジョーオーナーならまだしも興味のある人なら誰でも参加可能っていってもどれだけ来るのやら…

ってことで、このイベントに関する懸念事項を次のエントリーにまとめたいと思いますよ。
 

タグ:PLM2015
posted by 海鮮丼太郎 at 15:29| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 催(event) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

忙しいんだよこんちくしょう



なんちゅーか、いろいろあるんですけど忙しいんですよ。

そんなわけで、ネタになることが次々と起こりつつもそれをまとめる時間が無いという今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

ってことであとでいくつか書く。

それまでとりあえずセーラー服のJC画像でお楽しみください。

salored_JC.JPG


posted by 海鮮丼太郎 at 12:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記(diary) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月14日

あこがれの対象になるためにすべきこと(1)

先日に上げた元プジョー・シトロエン・ジャポン社長だった上野氏の経歴について、著書からその内容を紹介した


というエントリーに、素敵なコメントを頂きました。

いつか実車を運転したい…とあこがれ続けて15年以上、
ついに先日プジョー208プレミアムを購入し
操作方法で書かれている記事は無いかと
検索している中で
初めて訪問させていただきました。

だったらなんでこちらの記事に
コメントかと言いますと、
私がプジョーに恋焦がれる理由を作ったのは
セガラリー2での出会いであり
、 まさにその時セガにかかわっていた方が
今のプジョーの社長との事をこちらの記事で知った
驚きでコメントさせていただいております。

あの時代のセガは混沌としておりました。
確かに販売では失敗だったのでしょうけど、
私は良く分からないエネルギーの固まりのような勢いを感じていましたし、
普通と違う面白いゲームに出会うことが出来た
一番のハードだと思っています。
まさに「夢」でありました。

セガラリーではいつも車のおしりを見ながら
ゲームしていたので
208でも後姿がお気に入りだったりします(笑)

いいですね。
当方のような汚れた大人はついぞ忘れてしまったピュアな感情がここにあります。

“あこがれを、いつか実現するということ。”

プジョーに限らずどの自動車メーカーの関係者にも、こうした想いがあることを共有して欲しいですね。


子供が絶対に手に出来ないものへのあこがれを大人になって実現する。
その最たるものがクルマであるわけです。

かつてのスーパーカーブームの頃は雑誌を切り抜いてコレクションしたり、ミニカーを集めたりして子供たちはあこがれの念を醸成していきました。

ラリー選手権やパリダカの人気によって、クルマの可能性に魅せられた子供達が大人になって、ビデオームで数々のレースゲームをリリースしました。

ゲーム機が高性能化するに従い、実車さながらの体験が出来るようになったところで登場したのが『セガラリー』というゲームでありました。

表現力にさらに磨きがかけられた『セガラリー2』についてはアーケード版では『306 Maxi』が選べました。

こいつで4分を切って走らせる猛者の映像とか、かなり痺れます。



さらに上野社長がセガに在籍していた際に発売されたドリームキャスト版では『306 Maxi』に加えて『205 turbo16』、『106 Maxi』が選べました。 




他にもセガラリー2のWindows版にはこんなスペシャルな車種が!


『ケローラ WRC』っておい・・・。



“プジョーと聞かれて何をイメージする?”

と問われて最近の車種以上にこうしたラリーカーの名前を挙げる人が多いのは、こうしたモータースポーツでの活躍と、それに影響を受けた人たちがゲームにおいて疑似体験を出来るレベルまで表現力を高め、そしてそれを熱狂的にプレイした人たちがどれだけ多かったかということを如実に表していると言えるわけです。


だからこそ実車を運転できない世代がクルマに接する機会を与えるゲームにおいて、その存在を知ってもらいあこがれの対象になることがどれだけ重要か?改めて説明しなくてもわかることでしょう。


では、最近のクルマのゲームにおけるプジョー車の状況がどうなっているか見てみましょう。

クルマのゲームの二大巨頭といえば、言わずと知れたPS用の『GranTurismo』と、XBOX ONE用の『FORZA』シリーズであると言えます。

その最新版の収録状況を見てみると…


■GranTurismo 6収録車種
 106 ラリー '03
 106 S16 '03
 205 ターボ 16 '85
 205 ターボ 16 エボリューション 2 '86
 205 ターボ 16 ラリーカー '85
 206 CC '01
 206 ラリーカー '99
 206 RC '03
 206 S16 '99
 207 GTi '07
 307 CC プレミアムAVN '04
 307 XSi '04
 406 クーペ 3.0 V6 '98
 905B Evo 1 Bis LM '92
 908 HDi FAP - Team Oreca Matmut '10
 908 HDi FAP - Team Peugeot Total '10
 908 HDi FAP ベースモデル '10
 RCZ '10

その他に『Vision Gran Turismo』にコンセプトモデルの提供予定があります。


■FORZA 5収録車種
 1984 Peugeot 205 T16
 2009 Peugeot #9 Peugeot Sport Total 908
 2011 Peugeot 308 GTI

■FORZA 4(前作収録車種)
 2011 Peugeot 107
 2011 Peugeot 308 GTI
 2007 Peugeot 207 RC
 2004 Peugeot 206 RC
 1984 Peugeot 205 T16
 2010 Peugeot RCZ
 2007 Peugeot 207 Super 2000
 1993 Peugeot #3 Peugeot Talbot Sport 905 EVO 1C
 2009 Peugeot #9 Peugeot Sport Total 908
 2011 Peugeot #10 Matmut-Oreca 908

このような感じになっており、旧車は同一車種の仕様違いが複数あるのに比べると、207以降のここ最近の車種は申し訳程度にラインナップされている感が否めません。


クルマのゲームにおいてはレーシングカーの存在は欠かせないものの、昨今では市販車をゲームの中でプレイできるという点の重要度が増してきています。

その意味で市販車もしくは市販車ベースの高性能車が登録されていなければ意味がありません。

プジョー車の例に例えるならば、208やせめて旧型308が登録されていて欲しいところです。
その上でレーシングカーである908やコンセプトカーも登録されているというのが、本来あるべき姿なわけです。

なぜこのような状況になっているのか?
それには2つの原因が考えられます。

 (1)ゲームを作るクリエイター達が最近のプジョー車に興味を持っていない
 (2)メーカーとしてのプジョーが積極的にゲームへの収録を働きかけていない


長くなりそうなのでつづく。

posted by 海鮮丼太郎 at 12:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする