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2013年10月25日

GMがプジョーとの提携を縮小

 
まぁなんと言いますか。
何やってんでしょうかこの会社は。

そんなわけでプジョーシトロエンの生き残りを賭けた提携交渉が迷走する中、東風汽車との資本提携が取り沙汰されたことに対してGMが反応しまして。

GM, Peugeot to scale back alliance

記事のニュアンスとしてはPSAがGMとの提携を縮小という書き方ですが、実質的にはPSAがGMから距離を取られたと解釈した方がわかりやすい、ってことですかね。

では、PSAとGMとの提携について流れについてもう一度おさらいしておきましょう。


【2012年3月】

 PSAとGMが具体的なプロジェクト立ち上げへ
 http://kaisendon.seesaa.net/article/260833410.html

 1:共有プラットフォームによる大型セダンの可能性の検討
 2:共有プラットフォームによるコンパクトMPVセグメントの可能性の検討
 3:ラテンアメリカ市場向けコンパクトカーの可能性の検討
 4:低Co2排出を目的としたスモールカープラットフォームの共同開発
 5:DCTの共同開発によるコスト削減

   ↓


【2012年12月】

 PSAとGMの提携内容ようやく決定
 http://kaisendon.seesaa.net/article/309255759.html

 (1)プジョーのコンパクトクロスオーバーとOPELのCセグメントMPV
 (2)PSAおよびOPEL双方のBセグメントMPV
 (3)PSAとOPELで共有する低CO2を見据えたBセグメントプラットフォーム
 (4)PSAの新型3気筒EBエンジンをベースとした新エンジンの開発


今回の記事でキャンセルと報じられているのは(3)のプランになります。
つまり、次世代のプジョー208&シトロエンC3とオペルのコルサは別々のプラットフォームを使って開発されることになります。

2020年に向けてさらに厳しくなる環境規制に対応するためのBセグメントプラットフォーム(EMP1)の開発は、膨大な開発コストが掛かる上に販売のボリュームゾーンとなるため両社にとって最重要案件だったわけですが、それが頓挫するとなるとオペルの販売が見込めなくなる分PSAに開発コストが重くのしかかります。


■その他のプロジェクトはどうなるのか?
(1)についてはプロジェクトは継続されることが公表されました。
(2)のプランについては10月頭にオペルがエンジニアリングを担当してメリーバ、C3ピカソ後継の開発を行うことが発表されています。

オペルが作るPSAのMPV
http://kaisendon.seesaa.net/article/376622904.html

記事の中では触れられていませんが、(4)の新エンジンについては、両社の提携がスケールメリットを活かす方向に向かない以上、キャンセルの可能性が高くなると思われます。

すると、GMとの提携として形に残るのはいくつかの車種の共同開発と、共同調達によるコスト削減というかなりトーンダウンしたものになります。


■オペルの方針転換
そもそもPSAとGMが資本提携まで含めた交渉を行った原因は、GMの欧州部門であるオペルの赤字体質を改善させるためであり、そのために先行してスタートした共同調達については年間6000万ユーロの削減といった一定の成果が出ています。

それに続いて車種の共同開発によってさらなるコスト削減を狙って調整をしていたところで、今回のPSA側の中国資本との提携話が出てきております。

昨年末からGMはPSAと一定の距離を取るようになっており、またオペルに対するテコ入れも並行して進められていました。

ドイツのボーフム工場の閉鎖や韓国GMで製造していたMOKKAを稼働率の低下したスペイン工場に一部移転するといった荒業を使ったりすることで採算性を取り戻しつつあります。

これらの状況好転もあって、何も不安定なPSAとの提携に頼らなくてもオペルおよびGMグループだけで今後もやっていけるのではないか?という機運が高まっております。

つまり、単なるGMのお荷物部門としてのオペルという扱いからは脱しつつあるということです。

来年発売される次期コルサはフィアットの古いプラットフォームを改良して使っていますが、2018年に登場予定の次々世代コルサではGMが開発するグローバルな新型プラットフォームを採用する方向ですでに話が進みつつあるようです。

この辺りのスピード感がPSAと大きく異なる部分ではないでしょうか。


■PSAとGMの資本提携はどうなるのか?
GMは中国市場において上海汽車グループと深く提携をしています。
PSAが東風汽車と資本提携を結んだ場合、GMと上海汽車との関係に悪影響が出ることは大いに懸念されており、場合によってはGMがPSAから資本を引き上げるという可能性も出てきました。
というより、現実的に引き上げざるを得ないでしょう。

上記した通り、GMとしてはオペルだけPSAとプラットフォームを共用するといったイレギュラーな方法ではなく、開発中の新型プラットフォームを米国、中国に加えて欧州オペルでも採用することでコストメリットを活かすことが可能と予測しているようです。

BMWがエンジン供給契約でPSAから離れたように、GMとしてもいくつかの車種の共同開発などでの関係は続けるものの、基本的にオペル単独での事業展開を目指すためにPSAから離れるという流れになるのではないでしょうか。

そうなると結果としては最悪です。
PSAは一連の提携交渉によって開発部門がストップしたりプロジェクトの見直しなどムダな時間を使って得るものがほとんど無かったということになってしまいます。

新車の投入が遅れ、新技術への対応が遅れはボディブローのように利いてきます。
というより、直近で好転の兆しを見せる欧州市場で一人負けという状況はボディブローでは済まないかもしれませんね。


さて、この騒動はどういった着地を迎えるのでしょうか?
あまり明るい展望が見出せないのがツラいところであります。
 

posted by 海鮮丼太郎 at 00:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月24日

症状を拗らせるとこういうことになる

 
病室に何を持ち込むかというのでその患者の個性が出るという。
大抵の人は本とかラジオとかいったものが多い。

おいらの場合はデジタルガジェットだらけということになるが、一応仕事絡みというそれなりの理由があったりする。

看護師さんが

「個室にギターを持ち込んで弾いてる患者さんがいた。」
「上手だった。気が紛れていいらしい。」


なんてことを教えてくれた。
なんかそういうのもカッコよくていいね。

個室の場合、迷惑にならない程度に音楽を流してリラックスすることもできる。
4人部屋の場合はイヤフォン付けて音漏れしないようにするエチケットがいるからちょっと気を使うのよね。

で、そんなイケてるギター弾きの対極に位置するおいらが症状を拗らせるとこういうことになる。

mame_XEVIOUS.JPG

自宅でメインに使っているPCをそのまま病室に持ち込んでいるわけだが、重量5kgのノートPCを舐めてはいけない。
最新の3Dゲームを動かすスペックはないが、アーケードゲームのエミュレーション環境であるMAMEを動かすぐらいなら十分の性能を有している。

ふと思い立ってMAME環境を構築し、所有している業務用基板からデータを吸い出した(ことになっている)ゼビウスなんかをプレイしてみると、キーボードではやりづらくてジョイパッドが欲しくなる。

こんな時に通販は便利だ。
病院宛に発送手配すると、病院事務の人が病室まで荷物を届けてくれる。
Amazon様でオーダーして2日で到着。

17インチディスプレイのノートPCがあっという間にゲーム機に変身。
やっぱり携帯ゲーム機よりデカい画面はいいね。


…何かもっとやるべきことはいっぱいある気がするのだが、気が紛れるという意味ではおいらにとってゲーム環境は冒頭のギター弾きと同じだ。たぶん。
 
激しくイケてないが。
 


posted by 海鮮丼太郎 at 00:00| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 思(criticism) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月17日

イタリアの自動車市場はどうなっているのか?

 
伊のモーターショー中止 
 【ローマ=共同】イタリア北部ボローニャで毎年12月に開かれてきた同国唯一の自動車展示会、ボローニャ・モーターショーが、ことしは参加する自動車メーカーが少なく、開催中止に追い込まれたことが分かった。9日付イタリア主要紙レプブリカなどが伝えた。

 ことし38回目を迎えるはずだった同モーターショーは、12月7〜15日に開催の予定だった。主催団体が、交流サイト「フェイスブック」の公式ページで「自動車企業の不在が原因でショーをキャンセルした」と明らかにした。来年以降の開催は未定。

 同紙は、長引く不況で国内の自動車の年間販売台数が過去約5年間に250万台から130万台以下に減少したと指摘。メーカーのイタリア市場離れが進んでいることを要因として挙げた。

イタリアといえば高級車を始めとして欧州自動車文化において欠かせない存在感を示した国だという認識がありましたが、よもやこのような事態になっているとは正直驚きました。
130万台というと、イギリスの約半分ぐらいの市場ってことでしょうか。

そんなわけでちょっとイタリアの市場を調べてみました。

集計は2013年の1月〜9月までの数字をMatt'sさんのところからお借りして加工しました。

■イタリア国内市場ブランド別ランキング TOP20
順位 ブランド
2013
1〜9月までの販売台数
シェア
1 Fiat 216,518 21.7%
2 Volkswagen 80,112 8.0%
3 Ford 67,393 6.7%
4 Opel 53,969 5.4%
5 Renault 49,684 5.0%
6 Peugeot 47,350 4.7%
7 Toyota 40,284 4.0%
8 Citroen 46,130 4.6%
9 Lancia 43,844 4.4%
10 Audi 37,005 3.7%
11 Nissan 36,665 3.7%
12 BMW 32,147 3.2%
13 Mercedes 34,424 3.4%
14 Hyundai 29,870 3.0%
15 Alfa Romeo 25,035 2.5%
16 Dacia 20,634 2.1%
17 Kia 23,324 2.3%
18 Chevrolet 20,107 2.0%
19 Smart 15,431 1.5%
20 Mini 12,931 1.3%

当然のことながらフィアット強いわけですが、それでもブランド(フィアット、アルファロメオ、ランチア)を合計してのシェアは全体の28.6%です。

つまり、約7割は輸入車が占めているにも関わらず、イタリア国内でのモーターショー開催を断念というのは、それだけいろんなものの余裕がなくなってきているのかな、と思いました。

国際自動車展示会としてのボローニャ・モーターショーは、フランクフルトやジュネーブ、パリサロンといった巨大なイベントがあるので、そちらが代替という位置付けになるのかもしれません。

細かいことは存じませんが、イタリア国内ではインポーターによるローカルな展示会などはそれなりに行われているでしょうからそれほど悲観することもないのかもしれませんが、国際ショーというのはいろいろ象徴的な意味がありますからね。


で、ついでに最近のイタリアではどんなクルマが売れているのか?というのを同じく調べてみました。

続きを読む
posted by 海鮮丼太郎 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月16日

電線に何か引っ掛かった(または切れた)場合の対処法

 
10年に一度という大型台風はなんとか過ぎ去りましたが、一部で大きな被害が出ているようです。
土砂災害などの復旧に追われる地域の皆様や怪我などをされた方にはお見舞い申し上げます。

そんな台風被害の中で、電線が切れたり何か物が引っ掛かってしまったりするケースがありますが、その対策を求めておいらの古いエントリーに何故かアクセスが増えておりました。


実験企画:電線に凧が引っかかったらどうすればいいのか?


緊急性が高いため、上記エントリーには補足を入れておきました。

対策としては、電線に何か引っ掛かった場合は、お近くの電力会社のカスタマーセンターに連絡をしてください。

東京電力 地域により異なるので左記URL参照
北海道電力 地域により異なるので左記URL参照
東北電力 0120-175-366
中部電力 地域により異なるので左記URL参照
北陸電力 0120-776-453
関西電力 地域により異なるので左記URL参照
中国電力 地域により異なるので左記URL参照
四国電力 地域により異なるので左記URL参照
九州電力 地域により異なるので左記URLから各支社へ連絡
沖縄電力 地域により異なるので左記URL参照


で、各電力会社のWEBページを調べてみると、意外とこうした緊急時の連絡先についてわかりやすく記載しているところが少ないことに驚きました。

しかも、基本的には各担当エリアの営業所に連絡を取るというスタイルが一般的で、1つの代表番号で受け付けてくれる電力会社が殆どありません。

基本的には一年のうち電線にものが引っ掛かったり、切れたりすることがそう何日もあるわけではありませんが、逆に今回の台風のように発生したら緊急性を伴うことが多い事態だと思います。

対応する作業員の数も限られるでしょうから、わざと判り難くしているのかもしれませんが、台風接近などの時期はサイトのトップ画面に緊急時の対処方法と連絡先を大きく掲載してもらいたいと思います。

今回一番笑ったのは、

「台風などで切れた電線を見かけたときは、触れずにお近くの営業所までご連絡ください」

みたいな文言をトップに載せておきながら、その営業所の連絡先へのリンクがないケースです。
みんなその営業所の連絡先が知りたくてアクセスしているんだと思いますよ…?
 
 
posted by 海鮮丼太郎 at 12:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 知(information) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

PSAの資本提携交渉が新たな局面に入ったようです

 
プジョーとシトロエンというフランスを代表するメーカーが中国資本に?
そんな話題が流れておりますが、情報ソースによってその思惑が錯綜している感じですね。

簡単に言うと…

「PSAの30%の株式を16億ドルで取得する準備がある」(中国筋)
「30億ユーロの増資を東風汽車とフランス政府が半々で取得、出資比率は20%程度に」(匿名の関係者)
「複数のパートナーと、財務上の措置を含む産業・商業プロジェクトを研究している」(PSA発表)

みたいな報道になっておりまして。

つまり、東風汽車としては30%の株式を取得することで影響力を確保したいという思惑があるわけですが、プジョー家が経営に対する議決権をなんとしてでも確保したいということでフランス政府と合同で過半数の議決権を確保するような動きを見せている、ということのようです。

外資が入り込めば国内の雇用に大きな影響が出ることはルノー傘下に入った日産の例を見ても明らかなので、フランス政府としても介入せざるを得ないといったところでしょうか。

個人的にはもうプジョー家は経営に関与してほしくないという立場なので、さっさと退場して頂きたいのですが。

で、個人的に一番危惧するのがGMとの関係です。

末にPSAの7%(議決権ベースで5.9%)の株式を保有し、オペルとの提携によって効率化や車種の共同開発を進めている最中であります。
そうした中に中国資本が入ってくるとなると、技術流出などの懸念から慎重にならざるを得ません。

PSAの問題点は直近の財政問題もそうですが、長期的に見ても次世代の環境対応や自動運転などの先端技術といった莫大な開発投資を必要とする分野に弱いところです。

必ずしも世界の最先端である必要はありませんが、少なくとも最低限の機能を有してドイツ勢に対するカウンターとしてのポジションは維持してほしいと思うわけです。

東風汽車との提携がそうした部分にネガティブな影響を与えかねないことを考えると、提携交渉は非常にタフなものにならざるを得ないと思われます。

したたかに八方美人的に増資を完了出来ればいいんですけどね。

今回の交渉は年内には結論が出るようです。
 

posted by 海鮮丼太郎 at 10:34| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月15日

傘寿の祝いの日に思ったこと


今日は実家の父ちゃんの80歳の誕生日でありまして。
80歳は傘寿(さんじゅ)というんだそうで、おめでたいということで姉貴に頼んでゴルフウェアとメッセージカードを送りました。

傘寿とはいっても自分にとって父ちゃんはいつまでも父ちゃんでありまして。
歳は食ってもまだまだ老け込むのは早いと思っていたわけです。

実際、多少歩くのは遅くなったりしてはいるものの、自宅マンションの5Fまで階段を上り下りできる体力があり、たまにゴルフに出かけたり管理組合の仕事なんかをやっていたりします。

そして、PCを使って調べごとをしたりデジカメの写真を取り込んで印刷したりするのは問題無いようなので、昨年に持ち歩き用の情報端末として7インチAndriodタブレットをプレゼントしたら、割と器用に使いこなしております。

なので、80歳という年齢は父ちゃんを見ている限りはまだまだ元気なお年頃なのだろうと思っておりました。


さて、話は変わります。
先週末に4人部屋の病室で他の3人が退院してしまい、誰もいない広々とした部屋を独り占めしていたのですが、翌日の午後になって緊急入院として高齢の爺さんが入ってきました。

なんだもうおしまいか。


で、この爺さんもうちの父ちゃんと同じぐらいの年齢だというのです。
見た感じ、いわゆるヨボヨボの爺さんで、とてもうちの父ちゃんと同じ歳とは思えません。
別にそれをバカにするつもりはなくて、人にはそれぞれの歳の取り方があるんだな、と思ったわけです。


で、事件はその後に起こりました。

緊急入院してきたとはいえ週末3連休ということもあったので特に治療らしい治療はなく、栄養の点滴と酸素の吸引ぐらいで過ごしていた爺さんが、連休中に何回か胃の痛みを訴え始めました。

食事もあまり採れず、けっこう苦しそうな呻きが聞こえて、ナースコールをしては痛み止めを処方してもらっておりました。

昨日には胃の中に水が溜まってしまったようで、それを一時的に抜く処置をしたりと、現場の看護師さんたちも大変そうでありましたが、それでもこの爺さんの痛みはなかなか治まりませんでした。


で、今日になって、検査と処置が行われる予定になったのですが、その呼び出しがなかなか掛かりません。
(一般外来の合間を縫って入院患者の検査の呼び出しが掛かるシステムです)

爺さんも朝から痛みに耐えていたので可哀想ではあったのですが、病院としても連休明けは外来患者も多く、また緊急手術など不測の事態もあったりしたそうで、夕方になってもまだ呼ばれませんでした。

そこで爺さんキレまして。

「どうなってるんだ!」と騒ぎ出しました。

こうなるともう手が付けられません。
悪態をつきながら点滴は勝手に止めちゃうし、吸引していた酸素を外しちゃって血中酸素の異常を起こしたり、検査に呼ばれても行こうとしなかったり、挙げ句の果てには

「こんなところに居られるか!帰る!」

と騒ぎだして、おいらはもうゲンナリしてしまいました。

「いつまでも待たせていつまでも処置をやってくれない」
「先生の言うことなんか信じられるか」
「なんでオレを優先してくれないんだ!」

段々言うことが支離滅裂になり、とにかく周りの人に当たり散らすという、まるで駄々っ子のようになってしまいました。

数日前までは穏やかな爺さんだったのに。

それでも看護師はなだめながら点滴の必要性を説いたり、落ち着かせるように根気よく話しかけていました。
この人たち、本当にスゴいというかタフだな…

今までの経緯を近くで見ていたので、この爺さんには一定の同情感を抱いていたおいらでも、

「いい加減、駄々こねるんじゃないよっ!」

って言葉が喉まで出かかりました。
なんとか抑えましたが、ふと思ってしまったのがもしこれが身内の介護だったら…?

今まで高齢介護の問題をいろんなところで耳にすることが多かったわけですが、正直言うとあまり実感として感じることができませんでした。

上記の通り両親が比較的健康であるため、看病や介護といった機会は父ちゃんが十数年前にくも膜下出血で入院して以降、幸いにして遭遇しておりません。

しかし、老いは誰にでも訪れます。
そして、自分一人では生活できなくなる時も来るでしょう。

その時に自分が世話する立場になるであろうことも覚悟しておかなければいけないのかもしれません。

そんな時に果たして、ゴネる親に対して

「いい加減、駄々こねるんじゃないよっ!」

なんてことを言わない自信があるでしょうか?
恐らく身内にそんなこと言われたら、とても傷つくと思います。


介護のイライラから殺伐とした雰囲気になって、関係者みんなが疲弊するという話をよく聞きます。
その意味が、今日の出来事で急に自分にとってリアルなことに感じられました。

穏やかに年齢を重ねていってもらえることが一番嬉しいわけですが、周りにいる者としては心の準備だけはしておかなければいけないのかな、とちょっと思いました。

で、病室の爺さんですが。
先ほど50代と思われる息子さんが病院からの呼び出しでやってきて爺さんを諭しておりました。

「帰るったって外は台風だぞ」
「今までおとなしかったのになんでこんなに急に怒りだすんだ」
「ここは緊急病院なんだから、命に関わる人が優先になるのは当たり前じゃないか」
「父ちゃんの症状はすぐに命に関わるわけじゃないんだからしょうがない」
「やってくれないって騒ぐから(精神状態不安定ってことで)、処置が明日になっちゃったじゃないか」
「先生は一生懸命やってくれてるんだから黙っていう事を聞け」

高圧的ではなく、笑いを交えながら言い聞かせるその姿は、とても好感の持てるものでした。

だんだん落ち着きを取り戻した爺さんは、先ほど点滴を再開し、今は穏やかな寝息を立てております。

願わくば、この爺さんの痛みと苦しみが和らいで、今後の治療が順調に進むことを祈るのみであります。

そして、うちの父ちゃん母ちゃんもいつまでも元気であって欲しいと思うところであります。

長い割にオチは特にない。
 

posted by 海鮮丼太郎 at 22:40| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 思(criticism) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月13日

今年のFBM2013には参加できません

 
来週はいよいよ車山高原でのフレンチブルーミーティング(FBM)ですね。
今年はラリーも開催されるなど土日ともに楽しめる催しになっているようですが、残念ながら当方は広尾プリズンに入院中のため参加することができません。

そんなわけで、一部の方には注目頂いております当方渾身のフィールドワーキングである、FBM勢力分布調査が今年は実施できません。


FBM2012勢力分布の話
http://kaisendon.seesaa.net/article/299561336.html

FBM2011勢力分布の話
http://kaisendon.seesaa.net/article/230875883.html

FBM2010勢力分布の話
http://kaisendon.seesaa.net/article/167822391.html


最初の動機は国内においてはプジョーの販売台数が多いのに、FBMに参加しているクルマは意外とルノーとシトロエンが拮抗しているなぁと感じたからでした。

じゃあ実際にその構成比はどうなんだろう?ということで調査を始めたのが2010年で、そこから3年ほど続けてみました。

調査を行っているのが当方1人で、しかも9:00〜12:00頃までと限られた時間になるので全体像を必ずしも正確に把握しているとは言えませんが、大筋の傾向としては合っていると思います。


こうしてみると、参加者の顔ぶれ各メーカー(というかオーナー)の勢いのようなものによって左右される部分があるということと、フレンチ3以外のメーカーのクルマで参加する人も増えてきて、総合的なクルマのお祭りになりつつあることがわかってきました。

クルマ離れが進む中でクルマを楽しむ文化を育むというのは今後ますます重要になってきます。
スーパーカーやスポーツカーの展示や走行主体のイベントが多い中でFBMのようなライフスタイルを主体としたイベントは、より実生活に近い分重要性が増してきます。

その意味で今年はどういった人々が参加するのかが非常に興味があったのですが、残念ながら現地に赴くことが出来ません。
本当はこうした調査はFBM公式で調べてくれるとありがたいのですが…


それと、調査しながら各駐車場を巡り、楽しそうに談笑しているオーナーさん達やクルマを眺めるのが楽しかったので、それが見られないのも残念であります。
(今年はなんちゃってシトロエンなどネタ車はどれぐらい登場するんでしょうか?)

citroen_esse.jpg
▲2011年に見かけたシトロエン・エッセw

mosaic306.jpg
▲お手製モザイク掛かったナンバープレート。こういうセンス大好きw

そんなわけで、今年は#fbm2013のツイートや行った人のレポートやを楽しみにすることにしましょうか。


もしくは、どなたか代わりに調査してもいいよって方いらっしゃいます?
カウンター君1号改の作り方とか調査用シートといったノウハウはお伝えすることは可能ですw

興味のある方はメールにてご連絡ください。

ここ数年スカっと晴れることが少ないFBMですが、紅葉のタイミングにも合致しそうなので、晴天で楽しいイベントになることを祈っております。
 

タグ:FBM2013
posted by 海鮮丼太郎 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 思(criticism) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月12日

試されているのはむしろクルマ好きの方じゃないのか?



若者の車離れ対策でいまだにデートの話が出てくるのはさすがにちょっとピンぼけではないでしょうか
どちらかといえば、自動車産業のあり方が従来のままで良いのかどうかを問うべき時代が来たととらえ、これまでとは違う新しい方向性を模索するのが良いのではないかと感じます。
やまもといちろう元隊長が見事にぶった切っておりますが、まったくもって全面同意であります。

若者の車離れについてはtwitterで#lovecars界隈が賑わってた頃に少し議論していたことがありますが、要するに消費の変容は止めようがなく、また若年層の収入の低下と娯楽における支出の多様化が進んだことで、単純に維持コストがクルマを所有するに値しないという判断を下されただけのことでありまして。

若年層向けにクルマを買いやすくするという試みは、1998年頃に日産が残価設定ローンで初代キューブを月々4800円で乗れる!と大々的にCMで打ち出したりといった工夫もしておりますが、これがクルマの一般的な買い方として定着した感はあるものの、若年層を引き止める効果は限定的でした。
(この頃から若者のクルマ離れは問題化していたわけですね)

クルマが生活必需品である郊外や地方都市に関しては移動手段としてのコストパフォーマンス(燃費や維持費)に関心が向き、交通の便が発達している都市部においてはそもそも所有という概念自体が問われていると言えます。

「クルマの利便性は否定しないけど、所有する意味もない。」

その辺りの落とし所がカーシェアリング等の拡大に繋がっていくのでありましょう。


ではなぜ章男社長はこんな話をしたんでしょうか?

トヨタ社長が取り込み狙う、車なくてもデートの若者-長期戦略

章男社長の

「少しでもいいから若い人が車に興味を持ち、好きになってもらいたいという思い」

という思いは根底部分ではウソではないでしょう。
しかしこのモチベーションで臨んだ明治大学での講演は、やはりというか当然というか、「企業としてのトヨタ」もしくは「章男社長」に対する高感度は上がったものの、クルマが欲しいというところまで興味を引き立てることができませんでした。

こうした若年層の志向というのはメーカーであるトヨタ自身も当然のことながら分析していて、国内だけでなく世界的な傾向であることはわかっているはずです。

単なるパフォーマンスか?
その事実を受け入れたくないのか?
本気でデートカーにニーズがあると思っているのか?

真相は定かじゃありませんが…

一方で自動車技術の向かう先は自動化の方向に進んでいます。
前車追従型クルーズコントロール、衝突防止ブレーキ、レーンキープといった機能は高級車から大衆車へと一気に普及し始めました。

10年もしないうちに自動運転のクルマが発売され、おそらくあと数十年のうちに完全自動航行の仕組みも出てくるでしょう。
言うなればこれは自分が使いたいときに使えるタクシーのようなもので、公共交通機関とカーシェアリングの中間のような存在になります。

そうすると所有という概念からはさらに離れることになり、クルマは私財から公共財へと役割を変えることになるんだと思います。
(もちろん所有するクルマが消滅するとは言いませんが、より趣味性が高くなるでしょう)

そんな時代に年間450万台もクルマが売れるかというとそんなことはないわけで、まさしく産業構造の転換が必要になる時代もそんなに先の話ではないと思います。

まぁクルマ、というかプライベートな移動手段としては“空を飛ぶ”というZ軸がまだ残されているので、クルマが重力制御できるようになれば再びデートカーのようなニーズや所有するスタイルが生まれるんでしょうね。

おいらが生きているうちにお目にかかることはないでしょうが。


ということで、過ぎた時計の針を戻すことは出来ないわけで、クルマが地べたを這う以上は消費者の価値観を変えるのではなく寄り添う方向で自動車産業も進化していくしかないんじゃないでしょうか。

別に諦観している訳ではなくて、そこに新たな楽しみを見つけるようにすればいいという話です。
 
とここまで書いてきてナンですが。

章男社長の「クルマ好きを公言してよい世の中にしたい」って一連の言動って、クルマ好きの市場がどれだけ残っているかを調べる最後の踏み絵のような気がしてきました。

クルマに興味が無い人を振り向かせることではなく、クルマ好きという人種がどれだけ反応するのかを探っているのかもしれません。

大した反応が得られなければトヨタはクルマ好き向けのクルマに力を入れなくて済むし、安心して国内向けには利益率の高い単なる移動手段としてのクルマを作っていけばいいわけで。

その意味で、試されているのはむしろクルマ好きの方じゃないのか?と。
 
そういえば今週末はF1鈴鹿GPですね。
 

posted by 海鮮丼太郎 at 11:05| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 思(criticism) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月11日

NOTTV契約者数、ついに減少

NOTTV20130930.png
 
NOTTVのうぉちはこれにて終了しようかと思います。

などと書きながら、それでも別れた彼氏のことは忘れられない。
乙女心というのは複雑なのです。

そんなわけで、ドコモがiPhone5s/5cを発売すると明らかになってからの大混乱ぶりは9月の過去最大の純減とMNPの大量流出という事態を招くことになりました。
当然こうした契約数の不調はこういうところにも影響が出てくるわけです。
2013年8月末現在の「NOTTV」契約者数について
株式会社mmbi(本社:東京都港区、代表取締役社長:二木 治成)は、スマートフォン向け放送局「NOTTV」の2013年8月末現在の契約者数が1,489,263件となりましたことをお知らせ致します。
なお、2013年9月1日(日)現在、1,500,000契約を突破しております。

2013年9月末現在の「NOTTV」契約者数について
株式会社mmbi(本社:東京都港区、代表取締役社長:二木 治成)は、スマートフォン向け放送局「NOTTV」の2013年9月末現在の契約者数が1,476,732件となりましたことをお知らせ致します。

今まで右肩上がり(棒)の成長を続けてきたNOTTVの契約者数が、9月1日の150万契約達成をピークについに減少に転じました。

夏のツートップ機種(Xperia A&GalaxyS4)がNOTTV対応であったため、契約者数をおもいっきり稼いだ(カラクリは前回のエントリーをご参照あれ)反動とも言えますが、事態はNOTTVの思惑を超えてドコモ全体を揺るがせております。

Tizenの件は置いといて、じゃあこれからAndroidはどうするのよ?ということで10月10日に冬春モデルが発表されました。

スマートフォン12機種が発表され、NECとPanasonicがスマートフォンから撤退を余儀なくされた春のツートップ戦略から一転して、今回は

「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」
「ARROWS NX F-01F」
「Xperia Z1f SO-02F」

オススメ3機種として扱われることになりました。

さてそうなると気になるのがNOTTVの扱いです。
今回の春冬モデルは12種のスマートフォンのうち5機種がNOTTVに対応しておりません。
それでも主要機種は対応しているのですが、オススメ3機種の一角であるXperia Z1fが対応してないというのはなんとも微妙な気持ちにさせられますね。

また、ドコモはiPhoneの取り扱いに際して主要なdマーケットのサービスをiPhoneにも対応させていく方針を発表しています。

つまりこれはハードウェアに依存せず異なるOSでも同じサービスが利用できる方向性を打ち出したということになります。
(しかも今後はドコモだけでなく他キャリアのユーザも利用できるようになります

dビデオも当然この方針に準じており、インターネット経由でのコンテンツ配信の趨勢はこれで決まったと言っても過言ではないでしょう

放送電波を受信して視聴するNOTTVは、チューナー回路を物理的に内蔵しなければならないためこの流れに乗ることができません。

従来はドコモ側の強い要望としてコストが上がってもNOTTVチューナーを内蔵してきた端末メーカーが、ツートップ戦略&iPhone取り扱い開始というドコモ側の姿勢に対し距離を置き始めてきたのが今回の冬春モデルのNOTTV対応状況なのかな、という気がしました。

NOTTVの契約者数は、さすがに9月の買い控えの影響で減少したものの、春冬モデルの隠れた本命ことXperia Z1はNOTTVチューナ内蔵なので年末にかけて持ち直すとは思いますが、実質的名ワントップであるiPhoneで契約数を稼げない以上今までのような急激な伸びは期待できないかもしれません。

そして、ある意味遠回しな死刑宣告を突きつけられたNOTTVが事業をどうやって維持させていくのか?その辺りを気が向いたらうぉちしていこうかと思います。
 
やだ、ドキドキが止まらない。
乙女心ってやっぱりフ・ク・ザ・ツ(うふ)
 

posted by 海鮮丼太郎 at 16:08| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | 思(criticism) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月09日

コンテンツプラットフォームとしてのNOTTV

 
テレビやラジオの衰退が叫ばれる中、それでも広くあまねく情報を伝えられる媒体というのはそれなりに価値を持つわけでありまして、人が多く集まる情報ポータル(旧来の新聞やテレビ局、近代におけるGoogleやYahooなど)には広告媒体としての価値が存在するわけです。

問題はその伝達手段にありまして、

新聞=印刷、配達
テレビ、ラジオ=放送電波による受信
Google、Yahoo=インターネットによる受信

となっており、双方向で情報の可視化ができるようになったインターネットがその媒体力を強めているのはご存知の通りです。

で、話は変わって。

地デジ化が完了してVHF波の再編が行われ、空いた帯域を使って新たな放送ビジネスの立ち上げが行われたことにより生まれたのが我らがNOTTVさんであります。

電波による放送とはいえ従来のアナログ波とは違ってデジタル送信であるため、単に映像番組を放送するだけでなく、データ送信も一緒に行えばユーザの元にコンテンツを供給することが可能となります。

つまり、テレビが放送電波によって全国津々浦々にまで情報を届けられることで媒体力を保っているように、NOTTVも同じく150万契約のユーザに対してこの手段を使うことが可能である、ということなわけです。

そんなわけで幽霊会員の月額費用だけに頼らないで済むように、新たな収入の方法としてこのようなサービスを開始することになりました。
「週刊flier[フライヤー]」の創刊について
株式会社mmbi(本社:東京都港区、代表取締役社長:二木 治成)は、当社が運営するスマートフォン向け放送局「NOTTV(ノッティーヴィー)」において、放送事業者が保有する公共性、信頼性、キャスティング機能、そして番組制作機能を最大限に活かした新しい電子フリーマガジン「週刊flier[フライヤー]」を、2013年10月5日(土)に創刊致します。

これまでの家族共有の自宅ポストに取って代わる新メディアサービス「週刊flier[フライヤー]」は、個人が持つスマートフォン向けに放送します。特徴としては、@新聞や雑誌を構成する記事・写真に加えて、動画の挿入でより豊かな表現が可能、A100%通信がつながっているスマートフォンだからこそ可能となる地図(GPS)、通販カタログとの連携、Bネット環境を気にせずに視聴が可能など、これからの紙媒体のカタチを創造します。

「週刊flier[フライヤー]」は、NOTTV対応端末保有者が対象となる購読料不要の新しい媒体です。放送であることを生かして、より多くの視聴者の獲得を目指す本サービスは、広告収入、タイアップ広告収入、リアル世界と連携した出版・イベント収入などにより、本格的に事業化を目指します。
簡単に言ってしまえばデジタルチラシサービスです。
NOTTV対応端末を持っているユーザに対して、スマフォの機能と連動したセグメント化された広告を届けることが可能になる、という仕組みです。

掲げた理想は立派ですし、ユーザにとっても便利な機能が満載です。
しかし、同種のサービスは他にもたくさんあるわけでして、その大半がデータ配信にネット回線を利用しております。

例えば上記の説明文の中で@とAはむしろネット回線を利用したスマフォでなければできない機能でありまして、NOTTVの出る幕がありません。

そしてBについてはNOTTVが受信できてネット環境が使えないシチュエーションというのはほとんどゼロであることを考えると、文言の説得力に大きな「?」が浮かんできます。


こうした流れ、どうもどこかで見たような…

思い出しました。

デジタルラジオです。

2007年頃に、主にauのケータイにデジタルラジオチューナーが内蔵された時期がありました。
とはいえまだ試験放送段階だったのですが、そこではラジオ番組のデジタル放送に加えてデータ配信を組み合わせることで新たなコンテンツ配信と広告モデルの構築を目指した試みでありました。

しかしこの頃からデジタルラジオを取り巻く環境はグダグダで、試験放送に関してもかなり手探り感の漂う内容でありました。

当時仕事の一環としてデジタルラジオ番組をチェックしていたおいらとしても、先行きにかなりの不安を感じておりました。

路地裏のデジタルラジオ(1)
http://kaisendon.seesaa.net/article/57888625.html

路地裏のデジタルラジオ(2)
http://kaisendon.seesaa.net/article/57890458.html


インフラを作ってそこでどうやってビジネスをするか?

ビジョンの明確でないプロジェクトの行く末というのはほとんど同じ結末を辿ります。

デジタルラジオの試験放送はその後しばらくして休止。
官主導の推進プランも宙ぶらりんになって、国民に多大な負担を強いて強制的に地デジ化することで空いた放送帯域が有効に使われないという事態を招きました。

他にもっと強力な代替手段がある場合(NOTTVに対するインターネット)は、よほどの奇策が無い限り媒体としての定着は難しく、価値の無い媒体に広告が入ることは極めて難しいと言わざるを得ません。

恐らくNOTTVの中の人たちもそんなことは百も承知なんだと思いますが、だからといって何の手も打たないわけにはいかない、という事情もあるのでしょう。

トライすることを否定するつもりはまったくありません。
ただし厳しい戦いになる以上、それを覆すだけのビジョンと手段をどれだけ提示できるのか?
個人的に興味があるのはその部分ですね。

インターネット人口 9610万 vs NOTTV契約者 150万

果たして、どうなりますやら。
これは電子書籍という旧来メディアと新メディアの両方に足を突っ込んでいるおいらにとって、非常に注目するロールモデルであります。
健闘を祈ります。いや、ホントに。
 
 

posted by 海鮮丼太郎 at 00:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 思(criticism) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする