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2012年11月26日

ゼビウス30周年企画、始動。

20120313223633_original.png

そんなわけで、開発が1982年、ゲーセンで稼働したのが1983年ということもあり、何故か今年とと来年が『ゼビウス』の30周年であるらしいのですが、今年はスプライトとのコラボレーションで妙なコンテンツがリリースされたりしました。

「スプライト × ゼビウス」(すでにサービスは終了)


それに対して、真の30周年ともいえる2013年において、何か動きがあるのか?というと、方々にアンテナを張ってはいるものの、新作の情報はあまり聞こえてきません。
書籍も出なければDVDも特になし。
過去作品の再発も無く、一度復刊した小説版「ファードラウト伝説」も再版される話もないといった状況で、ナムコを代表する作品としてはあまりに寂しい状況になっております。
ちなみに、20周年の時も目立った動きはありませんでしたので、ナムコ自身がゼビウスであんまり商売するつもりが感じられないようであります。
パックマンはあれだけ賑やかにやったのにね。


とはいいつつ、兆候が全くないわけでもありません。
iPhone用アプリの「namco Arcade」を起動すると、上記のようなロゴが出てくるようになりました。
新規にデザインを起こしたということは、何かやる気はあるわけです。

その第一弾として、情報が解禁されたようなのでご紹介しておきましょう。

やっと言えた!僕ら namco soundsにとってかけがえのない存在であるゼビウスに、感謝の気持ちを込めて、「ゼビウス30周年アニバーサリートリビュート」アルバム製作中!、2013年1月末頃、iTunesで配信!エリア16にちなんで全16曲!
− 矢野義人さん (@yoshihito_yano) 11月 17, 2012

そう、ゼビウスをトリビュートした16の楽曲による「XEVIOUS 30TH ANNIVERSARY TRIBUTE」が制作されることになりました。


えー?
ほんとにー?
すごーい!!


スタートとネームエントリー以外はたった4小節の32音の繰り返しだけで構成されたBGMからどれだけのイマジネーションを広げて16もの曲を制作したのか?
非常に興味深いわけです。

参加しているミュージシャンはバンダイナムコスタジオ(NBSI)所属のクリエイターな方々で、川田さんや大久保さんといったお馴染の名前が上がってたりしております。
外部からは塊魂でクレジットのある中塚武、三宅優の名前もあったりするものの、外部からミュージシャンを招くというより、ナムコ関連の“わかってる人”による鉄壁の布陣という体制で制作された「ゼビウス愛」溢れた内容になっております。いや、なると思われます。

XEVIOUS 3D/Gでアレンジを担当しためがてん細江師匠他スウィープな方々の名前は残念ながらありません。
まぁ、いろいろあるのでしょう。


販売はCDメディアではなく、iTunesによる配信のみとなっておりますが、これもまた時代なのでしょう。
ライナーノーツに相当するものを別途用意してくれればいいんですが、単に並べるだけだと配信限定トリビュートアルバムとしては不完全だと思います。
ぜひともここは特設ページを別途設けるか、iTunesでの作品解説を充実させて頂きたいものです。


そんなわけで、オリジナルのアーケード版(および新作)を今プレイできるプラットフォームをざっと洗い出してみると・・・


■XEVIOUS(アーケード版)
 ・Wii(Virtual Console Arcade)
 ・XBOX360(Live Arcade)
 ・iPhone(namco Arcade内アプリ)

■XEVIOUS(アレンジ版)
 ・PlayStation3(ナムコミュージアム.comm内アプリ)
 ・Nintendo3DS(eShopアプリ)

■SOLVALOU(関連作品)
 ・Wii(Virtual Console Arcade)


その他にもいくつかパッケージ版の中に収録というのがあったりしますが、上記のタイトルはすべてダウンロード購入するタイプのものになっております。

時代だねぇ・・・


とりあえず2013年はトリビュートアルバムで真の30周年商法がスタートするわけで、当然のことながら新作もしくはそれに準じたタイトルの発表があるものと期待しているわけですよ。

ゼビウスを取り巻く状況がややこしいことになっているのは、ナムコの中の人の心理的な要因という部分があるだけなので、お願いだから好きな連中が集まって好きなことやるのを邪魔だけはしないで下さいよ、とだけ申し上げておきます。

じゃ、そういうことで。


posted by 海鮮丼太郎 at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 知(information) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月25日

これからの208に関するウワサあれこれ

LYBDE_3.jpg

ウワサを信じちゃいけないよ。
それなら中の人に直接聞けばいい。

ディーラーの営業マンからある程度の話は聞いていたが、事態はけっこう流動的だったりするので、最新状況を中の人に聞くチャンスということもあって六本木ヒルズで行われた「BODY DRIVE EXPERIENCE」に行ったわけだったりする。

中の人の名誉のために言っておくと、当然ながらPCJでさえ本国の動きをきちんと把握できているわけでもなく、あくまで現状の話であり、また方針はいつ覆るかはわからないということであって、中の人に聞いたからといってこれがすべて今後の予定とイコールではないということでご了承のほどを。


■1.2Lモデル投入は来夏以降
当初「来年夏頃」とアナウンスされていた、新型3気筒エンジンへのラインナップ刷新については、昨今のPSAを取り巻く状況が芳しくないこともあり、予定が少し延ばされることになったとのこと。

夏というより秋に近いタイミングになるのではないか、ということで当面は1.6Lの初期型モデルの生産で対応していくとのこと。

新たに追加される208 Premiumの下位グレードとなる208 Styleも、このタイミングで投入になる。


■新型トランスミッションは6速EGC
CGなどが変な誤報するから情報が錯綜したりするのだが、来年トランスミッション刷新で載せられるのは、現在欧州でディーゼル仕様に設定されているEGC(Electric Gear Control)とのこと。
また、このEGCは実質的にシトロエンのEGSと同じものであるが、多少リファインされて投入されることになる。
207に搭載されていたRMTとは別物になるので注意。

PCJとしては、今後EGCを主力トランスミッションとして採用していく方針なので、AL4との併売は(一時的にあるかもしれないが)していかないとのこと。

話を聞いた中の人は、EGCの出来に若干不安を持っているようだったが、本国の決めることなので・・・とのお話。

なおEGC搭載は、1.2Lエンジン投入のタイミングと同じ。
つまり、来夏移行ということになる。


■AL4はAT8にあらず
同じようでちょっと違う。
ちょっと違うようで同じようなもの。
シトロエンC4に採用されている、AL4のアップデート版とも言えるトランスミッションであるAT8。
C4以降に出てきたということで、AL4ではなくAT8なのでは?という疑問もあったのだが、やはり208の初期モデルに搭載されているのは207と同じAL4ユニットとのこと。
制御はかなり改善させているので、AL4搭載モデルとしてはベストに近いとのことで、

「日本でもっとも熟成した4速AT車」

と以前のエントリーで書いたが、その感想と合致する。


■今後のトランスミッションはどうなる?
ディーラーでも聞いた話だが、308に搭載されているアイシンAW製のAT6ユニットは、208に載せることができなかった、という話。
しかし、アイシンAWの別ユニットであれば載せることは不可能ではない。
それは実質的に新たなオーダーをアイシンAWに掛けるという意味であり、市場におけるATの需要を考えると、現時点では難しいのではないか、とのこと。

また、AL4を採用した理由に、やはりAL4の調達契約が影響しているとのこと。
308ではアイシンAW製のATを採用したのに、まだそこでウジウジしてるのか?とも呆れたくなるが、来夏以降のEGC搭載によってAL4は絶滅することになるので、ようやくこの契約の縛りが外れることになる。

シトロエンDS4では、当初ラインナップされていたEGSが不評だったということもあり、直近のモデルではアイシンAW製のAT6(シトロエンの呼称では6AT)を追加する事態になっている。

既報のようにPSAとしてはEGC/EGSも止める方向であり、(迷走しつつも)新型の自動変速機を用意しているのは間違いない話でもあるわけで、意外とEGCの時代も短いかもしれない、などと曖昧な話がごにょごにょとあった。
これもまた、本国が何を考えてどう決めるか?に左右されるので、現時点でハッキリしたことが言えないのもそのとおりなんだとは思うが。


■ナビゲーションはどうなった?
208の納車はすでに始まっているが、7インチのタッチパネルにナビゲーション機能がまだリリースされていない。
2013年3月にUSB経由でソフトウェア更新という形でリリースされることになるが、単にソフトウェアのインストールだけでなく、各種センサーの小型モジュールを取り付けることになるそうだ。

ナビゲーションのメーカーは非公開とのことだが、タッチパネルのOS部分と日本側で用意するナビゲーション機能を取り持つミドルウェアを開発中ということのようで、これによりタッチパネルのメニューの1つにナビゲーションが選択できるようになる、という話。

簡単なようで結構難しい作業だったりするので、遅れずにリリースされることを願いたい。

なおそれまでは、PCJとしては35000円程度の外付けPNDを斡旋し、それを取り付けて当面使用してもらうことになるそうだ。

で、タッチパネル用ナビゲーションがリリースされたらそのPNDを35000円で下取りすることで、ユーザーの追加負担を発生させないで移行できるようにする、とのこと。

なんともアクロバティックな施策ではあるが、発売日に間に合ってればスマートだったんですけどねぇ・・・


■6:4ぐらいで208 Cieloが人気
初期ラインナップの受注状況について聞いてみた。
3ドアは1割ぐらいとのことらしいが、1.6Lの5ドアの2グレードにおいては、6:4ぐらいで208 Cieloの方が受注が好調とのこと。

208になって内外装の質感が大幅に向上しているので、それであればパノラミックガラスルーフの搭載して、各種豪華装備の充実しているCieloを選ぶ客がいるのもわかる気がする。

この手クルマを早く入手して乗りたいというアーリーアダプター層は、金額をあまり気にしない人も多いので、初期受注傾向としては納得のいく話だ。

・・・ディーラーの展示試乗車の分は含んでないよね??


■5ドアMT、3ドアATは予定がない
ただし“今のところ”の注釈付き。
まずは初期ラインナップの展開と、来夏のパワートレイン刷新をきちんと行い、市場の推移を見ながら検討していくことになる、とのこと。
当然と言えば当然だが、意外と3ドアMTの問い合わせが多く




以上、中の人に話を聞けたことをまとめてみた。
次のエントリーでこれらの情報を総合した上で208についてどう考えるべきか、みたいなことをまとめてみようと思う。
 
 
タグ:208
posted by 海鮮丼太郎 at 18:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月24日

108は実質的にトヨタからのOEM?

 
PSAとトヨタの共同事業としてAセグメントに2005年に投入された107/C1/Aygo。
可能な限り部品を流用し、チェコの工場で生産することで低価格を実現したこのモデルもモデル末期を迎え、販売的には低迷を続けている。
VWのup!(Citigo/Mii含む)という強力なライバルが現れる中、次世代をどのように開発するのか?なんて話をするほどPSAに余裕はなくどうすんの?とか思ってたわけですが、共同で生産することになりそうでありまして。

New Peugeot 108 to be built with Toyota

ご存知のとおりPSAはBMWからのエンジン調達、フォードとのディーゼル共同開発、GMとの資本提携、加えてトヨタとの商用車に関する提携などさまざまなアライアンスを組んではいるものの、GMとの提携話の停滞がすべてのアライアンスに影響を与えてしまっております。

で、量販車種にも関わらず2005年発売とモデルサイクルが最も長くなってしまった107/C1/Aygoについては、次世代の開発は実質的にトヨタが行う形で進められるようであります。

先月末に次世代Aygoと思われるテスト車両のニュースが出回っております。

Toyota Aygo spotted

2014toyota-aygo-001.jpg

2014toyota-aygo-002.jpg

次世代Aygoは£8000ぐらいのエントリーグレードから2気筒1.0Lエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドモデルまで想定されるようでありまして。

iQの失敗があったものの、ジュネーブショーFT-Bhを発表してプラットフォームから再度構築しなおしたAセグメントのクルマを開発してたりするので、ハイブリッドのパワートレインはこれを持ってくる可能性がありますね。

そうすると、高度なエンジニアリングが必要になるので、この辺りをPSAに任せておくといつまで経っても完成しない懸念もあるわけでありまして。

いずれにしても、PSAは共同開発といいつつ、実質的にはチェコの工場で共同生産して、フロントマスクを多少手直ししたOEM調達に近い展開になるものと予想しております。
当然PSA向けにハイブリッドは設定さいないでしょうが。


そういえば、107については一度日本への導入を検討したことがあったそうですね。
残念ながら検討した時期が遅かったのと、市場性の問題から導入は断念されましたが、108が実質的なOEMだとすると、こちらの導入も難しいのかもしれません。

up!に対抗するエントリー車種は必要だと思いますが、AMTをなんとかしないと1007の二の舞になってしまいますし・・・


posted by 海鮮丼太郎 at 05:00| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月23日

BODY DRIVE EXPERIENCEに行ってきた

LYBDE_11.jpg

プロモーションの一環として208を絡めたパフォーマンスを各国で開催してきたプジョーさんでありますが。
海外ではプロジェクションマッピングとかいろいろ駆使してやっていたりしますが、日本においては初めてとなる一般の人を相手にしたパフォーマンスイベントが六本木ヒルズで開催された。
その名も、

「BODY DRIVE EXPERIENCE 208」


六本木ヒルズの一角に、208GT2台と208 Cieloを展示車として持ち込んで、1台の208GTをステージとしてセットを組んでいた。

規模からすれば、2年前にミッドタウンで開催したイベントに比べると小規模だったりするが、趣向はこちらの方が凝っていた。

今回の目玉は208の実車展示と、LAのダンスユニットであるiLuminateを起用して、208をイメージさせるオリジナルパフォーマンスを企画、それを実演するという試みだ。


208は発表の段階からLEDによるアクセントを強調するようなイメージを多様している。

実際、208の実車のメーター周りや、ポジションライト、テールランプにライン状のLEDを多様することで、特に夜は間違いなく目立つクルマに仕上がっている。

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LYBDE_8.jpg

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しかも208 Cieloに至っては、ガラスルーフの枠部分にもライン状にLEDチューブを仕込むという念の入れよう。

田舎へ行くとDQNカーが意味不明な場所にLEDチューブを装備してビカビカさせながら走っているが、一歩間違えると下品にも思えるところを破綻しない感じでまとめているのはさすが新世代のデザインと唸らされる。

で、208をアピールするために、このLEDを強調する趣向で今回のイベントが企画されたことが推測される。
youtubeで公開されているフルバージョンはこちらだ。



会場でのパフォーマンス自体は、プロモーションビデオによるiLuminateのLEDを駆使したダンスをスクリーンで流しながら、同期をとるようにリアルで4人のダンサーがパフォーマンスをする、という構成になっていた。

LYBDE_4.jpg

ビデオでもわかるように、LEDを効果的にダンスに取り入れているため、本来であれば会場の照明を真っ暗な状態にして見る事ができればLEDの効果がより高まったとは思うのだが、会場となった六本木ヒルズの大屋根プラザは人の往来する場所でもあるので、さすがにそれは難しいようだった。

パフォーマンスの開始時間が17時から1時間ごとになっていたのは、辺りが暗くなるのを待ってからということなのだろう。
イベント自体は13時からやっていたので、もったいないといえばもったいないのだが・・・

リアルの4人のダンサーの衣装のLEDも少なめだったこともあり、単なるダンスパフォーマンスに見えてしまったのは多少残念でもあった。

ただ、観客に与えるインパクトはそれなりにあったようで、パフォーマンスが始まるとステージを囲むぐらいに人が集まっていた。

また、パフォーマンス中の音楽はDJ某さんが来日してプレイしてくれていたのだそうだが、名前失念してすいません。

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パフォーマンス終了後は、モデルのお姉さんが2人出てきてなぜか写真撮影タイム。
なんか知らんが、しきりにfacebookやtwitterへ投稿して欲しい旨がアナウンスされておりました。
デジカメで撮るとすぐにアップできないもんでして・・・リアルタイムで貢献できなくてすいませんね。

LYBDE_7.jpg
▲これだけクリックでフルサイズ表示

パフォーマンスの時間以外は、3台の実車展示に興味を示す人もけっこういて、それなりに盛況のように感じられた。

休日ということもあって、親子連れが多かったりしたので、アピールしたい層には十分リーチできたのではないだろうか。

ただひとつ残念だったのは、会場の大屋根プラザは六本木ヒルズの正面アプローチからは奥まったところにあるので、もう少し客の導線のあるところで開催できれば良かったのではないか、と思う。

いずれにしても、規模うんぬんを抜きにすれば、観客の足を止め、驚かせ、興味を持たせるというイベントとしての狙いは十分果たせたのではないか、と。

繰り返しになるが、パフォーマンスの性格上、会場を暗くして見せる演出が必要になるので、その工夫があればもう少し実演の回数が増やせたのではないかと思う。

他の地域でも同様のイベントを行うのであれば、今後はその辺りが検討課題になるかと思う。

でも、見に行くだけの価値はあったと思うし、今後の展開についても話が聞けたので、おいら的には満足でしたよ、と締めておくことにする。


タグ:208
posted by 海鮮丼太郎 at 22:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 催(event) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月22日

新型Aクラスのプロモーションに思うこと

NEXT-Aclass_banner.jpg

おもいっきりスタイリッシュになった新型Aクラスのプロモーションが始まった。

NEXT A-Class



キャラクターデザインに貞本義行を迎え、プロダクションI.Gが製作するという力の入りようで、さっそく「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の上映前の広告タイムで予告編が流れたりして、それなりに話題になっている。

メルセデスxアニメーション

どう考えても食い合わせの悪いこの仕掛けは、いったい何なんだろうか?
ここで新型Aクラスについて簡単におさらいしておこう。

メルセデスベンツのラインナップにあって、エントリーグレードであり、なおかつファミリー向けコンパクトカーという役割を与えられたAクラスは、独特のフロア構造やパッケージングで当時のメルセデスとしてはかなり気合いの入ったクルマだった。

しかし、重心が高めのコンパクトMPVであったことが災いして、エルクテスト(衝突回避テスト)において横転するというセンセーショナルな映像が出回ることで、登場からいきなり改修を余儀なくされるという波乱のスタートになってしまった。

安全性が確保された後も、販売が好調とは言い難い状況が続く中、2代目へとモデルチェンジしたが、初代のコンセプトは後退。各社もコンパクトMPVをリリースしてくるなか、存在感をあまり発揮することが出来なかった。

メルセデスにしてはコンパクトすぎるということで、ボディをストレッチしたり、その上位車種として似たフォルムのBクラスを投入したことからもわかるように、メルセデス自身がAクラスを持て余している状況が長く続いた。

そして3代目となるAクラスが今年のジュネーブショーで発表された。
それは、Aクラスと名乗ってはいるものの、従来のデザインとは似ても似つかないものになっていた。
いったいメルセデスはどうしてしまったんだろう?


高級ブランドとして、また環境性能車のリーダーであり続けるために、メルセデスは全方位的に開発投資を進めている。
「Blue Efficienty」と呼ばれる一連の技術によって、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ハイブリッド、EV、燃料電池車まで見据えたパワートレインと、スマートを含めたあらゆるボディタイプのクルマをリリースする、フルラインナップメーカーとして君臨している。

しかし、高級車であるがゆえに顧客層の高年齢化が進行してきており、将来的にブランドを支える若年層の開拓が滞っている。
(DQNにはメルセデスの中古車が大人気だが、そういうのは本来の意味での顧客ではない)

本来若年層の取り込みはスマートとAクラスが役割を担っていたわけだが、残念ながらスマートは特殊な車両過ぎて、一部のファンを獲得する程度の販売ボリュームしかなく、ある意味キャラが被っていたAクラスではその役割を担うことが難しいと判断したようだ。

Aクラスが登場した頃に比べて、クルマを取り巻く環境は世界的にもずいぶん変化している。
そこで、今の時代にメルセデスのエントリークラスとして最大公約数の顧客を獲得できるクルマは何か?という観点で開発されたのが、3代目の新型Aクラスということになる。


カテゴリ的に新型Aクラスは、プレミアムCセグメントハッチバックということになり、直接の競合はアウディA3やBMW1シリーズになるのだが、その戦略的な価格設定によって、VWゴルフやフォードFOCUSといったベストセラーをも競合に巻き込んでいる。

この高品質・お手頃価格戦略は大当たりして、欧州においてメルセデス史上初となる、発売から5ヶ月で9万台の受注を獲得した、なんてニュースが話題になったりした。

そんなAクラスが満を持して日本へ投入されることになったわけで、メルセデスとしてもプロモーションに力を入るわけだ。

そして冒頭の話に戻る。

メルセデスは今まで若年層向けマーケティングをちゃんとやった経験が無い。
スマートでそれっぽいことをやってはいるものの、どうも野暮ったさが漂うため、スマートオーナーからも「こういうんじゃないんだけどなぁ」って声が上がってたりもした。

そこでプロダクションI.Gに依頼してオリジナルアニメーションを作るという作戦に打って出た。
オリジナルアニメの口コミを広げるために、エヴァQの顧客にまず見せるというのは戦略としては悪くない。
Youtubeの再生回数も順調に伸びているようだ。

ただし。
こういったプロモーションに求められるのは、あまり商品は出しゃばらない方がいい、という教訓でありまして。

ここで閲覧者に植え付けるのは、

「メルセデスが何か変わったことをやってる」
「Aクラスってクルマが出るんだ」

ってことぐらいで、Aクラスがどんなクルマか?なんてことを押し付けようとしてはいけない。

個人的にこのプロモーションはおもしろい仕掛けだと思っている。
しかし、これを見るとちょっとゲンナリしてしまうわけだ。

NEXT-Aclass_character.jpg
▲クリックで拡大

劇中での最新型A-Class。レーダーセーフティパッケージなどの現在の機能に加え、座席を回転移動することで、乗り降りすることなく運転を交替できる「シートローテーションシステム」や、都市のシティシェアリングネットワーク」からの情報を受信して変型し続ける道路の上での最適なルートを教えてくれるテレマティクスなどが搭載されている。

このページを見て最初に思い出したのは、ボトムズのコピペだ。

■一般人の認識

ガンダム:安室とシャーがたたかう話
エヴァ:パチンコ、あやなみが可愛い
マクロス:歌う
ギアス:何それ
ボトムズ:アストラギウス銀河を二分するギルガメスとバララントの陣営は互いに軍を形成し、もはや開戦の理由など誰もわからなくなった銀河規模の戦争を100年間継続していた。
その“百年戦争”の末期、ギルガメス軍の一兵士だった主人公「キリコ・キュービィー」は、味方の基地を強襲するという不可解な作戦に参加させられる。
作戦中、キリコは「素体」と呼ばれるギルガメス軍最高機密を目にしたため軍から追われる身となり、町から町へ、星から星へと幾多の「戦場」を放浪する。
その逃走と戦いの中で、陰謀の闇を突きとめ、やがては自身の出生に関わる更なる謎の核心に迫っていく。
 
もちろんこれは強烈な皮肉だ。
これの意味が判りにくい人には、クラブイベントで協賛した会社の社長が意味不明の挨拶をして場を凍らせるイメージ、とでも申しましょうか。

アニメーションの世界観を崩さずプロモーションするなら、ここはもっとぶっ飛んだ設定を与えておいた方がいい。
それこそ、「ある秘密を解き明かすとロボットに変形するらしいが、その秘密はまだ誰も知らない」ぐらいの。

プロモーションアニメを作った時点で現実的な描写は必要なく、むしろ現実を感じさせるような要素が入り込むと、それが異物感につながることになる。

それが「浮いた」感じに見える最も大きな理由だが、そのせいで作品としての完成度に水を指し、結果としてプロモーションのすべてをぶち壊す。

そんな事例は過去に何度もあったと思うんだが、果たしてこれを手がけた代理店は何を考えているんだろうか?

直近の似たような事例としては、スバルが同様のプロモーションアニメを作ったことがあったが、アニメを実際のプロモーションに使うには、こうした事例の方がまだ食い合わせが良いと言える。はたしてこれをメルセデスがどう検証していたのか興味がある。

放課後のプレアデス / SUBARU x GAINAX Animation Project


で、根本的な問題に立ち返る。
そもそも、新型Aクラスが狙いたいのはどの層なのか?というところに。

若年層の取り込みを図りたい、という意図とは別におそらく新型Aクラスを購入するのは、アウディもしくはBMWのコンパクト系を好む、主に欧州車属性の連中が多くなると思われる。

プロモーションアニメを見て騒ぐ層は、おそらくほとんど獲得することはできないだろう。
ただし、メルセデスオーナーの平均年齢を下げること自体には貢献するものと思われる。

この辺りをメルセデスが結果としてどう分析するのか。
個人的には今回のプロモーションについては、新型Aクラスのアピールというより、メルセデスベンツというブランド全体のイメージアップ(今まで興味をまったく持たなかった層へのリーチ)が出来たことをもって良しとする話だと思う。

アニメをプロモーションに活かすにはそれなりの食い合わせを考えなければいけないし、直接的な効果を期待してはいけないという側面があることを最初から理解して企画が立ち上がっているのであれば別に文句は無い。

プロダクションI.G救済企画として今回の案件が生まれたのであれば、それはもう御見逸れしました、と頭を下げるしかないのだが。



posted by 海鮮丼太郎 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 思(criticism) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月20日

なにやら変なPSAの話

 
なにやら変な話になってきました。
フランス政府から公的支援を受けたことで、当初計画していたリストラに関して待ったがかかり、それを受けてGMとの提携交渉が中断(というかかなりのトーンダウン)になってしまったPSA。

ここで提携について新たな方法を模索しなければならなくなったわけだが、なぜかインドのタタモーターズと交渉しているなんてニュースがドイツ経由で入ってきまして。

Tata denies report on alliance talks with PSA

当然タタ側はこれを否定。
PSAも否定するという事態になっておりますが、得てして交渉が締結する前はどのような噂も否定するというのが上場企業のコンプライアンスというものですので、実際のところはよくわかりません。

インドの大財閥グループであるタタにしてみれば、高級ブランドであるRangeRoverを傘下に収め、新興市場には自社ラインナップで臨む中で、中間車種を扱うブランドを持っていてもいいかもしれませんが、それにしてもあまりに突飛な話であります。


しかし、PSAのFrederic Saint-Geoursが現在の状況について、AutomotiveNewsのインタビューに答えているので、その辺りに今後のヒントが見えてきそうな感じではあります。

PSA's Saint-Geours tackles big challenges


曰く・・・

「市場規模の小さい欧州に依存しすぎた」
「特に経済情勢の厳しい南欧の依存度が高く、その影響を受けている」
「提携先を探したが、三菱とはうまくいかず、現在GMと交渉している」
「欧州外諸国のウェイトを高めるため、中国や南米に生産拠点を作っている」
「2年前欧州外の比率は30%だったが今は42%に上昇した」
「2015年までに50%に達することを目指している」

「新型モデルの開発は継続している」
「商品力で攻勢をかける。208は欧州においてセグメントリーダーになるだろう」
「208の成功は大幅な値引きによるものではない」
「韓国勢に価格競争では対抗できないので、より高級な車種に力を入れていく」
「シトロエンの強化はその一環であり、DS Line(シリーズ)は好調に推移している」
「DS Lineはシトロエンの売り上げにおいて欧州で15%、中国で25%のを占める」
「プジョーに高級ブランドを用意する予定は無い」
「代わりに上位グレード(208GTiや208XYなど)を展開することで高級ラインナップのシェアを高める」
「現在高級ラインナップは20%を占めるに至っている」
「4年前は高級ラインナップの比率は9%だったが、今は20%になった」
「財政が厳しい状況が続くため欧州における13%のシェアにはこだわらない」
「C-ZEROとiOnの市場はなかった。これからは商用車のEVで勝負する」

ざっとまぁ、こんな感じ。
シトロエンが通常ラインナップのC Lineと、上級ラインナップのDS Lineを展開しているのに対しプジョーは上級ブランドを用意するのではなく、各車種の上位グレードを用意することで高級ラインナップを増やしていくという方針なのだそうな。

ここしばらくプレミアム路線への転換を図ってきたPSAではありますが、中身が伴っていないと批判を受け続けてきました。

208ではデザインと質感の向上にコストを割いているので、豪華装備の上級グレードを出してきてもそれほど違和感は無いのかもしれません。

で、トランスミッションに対するコミットメントは無いのかよ、おい!
 

posted by 海鮮丼太郎 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月19日

CONTINUE

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posted by 海鮮丼太郎 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記(diary) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月18日

11月23日は「BODY DRIVE EXPERIENCE 208」

BodyDriveExperience20121123.jpg

 「LET YOUR BODY DRIVE」のキャッチコピーで、世界各地で驚きのパフォーマンスを見せてきた208のプロモーション。

以前話題にしたが、ブラジルで行われたお披露目イベントでは、3Dプロジェクションマッピングで現存する建物をスクリーンに見立て、そこに映像を投影する事で新たな映像体験を与える、かなり先進的なものだった。



世界各地で208を発表する際には、こうした大きなイベントを行ってきたわけだが、当然力の入り方(予算の掛け方)というのは市場規模によって異なってくるのは仕方が無い話であって。

「この規模のものは日本ではやらないだろうなぁ」などと書いたら、やっぱりやらなかった。

その代わりといってはなんだが、11月23日(金祝日)に、六本木ヒルズにおいて

「BODY DRIVE EXPERIENCE 208」

というイベントを開催し、ここではiLuminateというダンスグループによるパフォーマンスを実施するんだそうな。
そんなわけで予告編ムービーが公開されている。

 

208のプロモーションにおいて強調される、エッジの部分を手書きのようなラインで魅せる手法を、パフォーマンスでどこまで再現できるのか。

規模はともかく、こういったイベントはどれだけ観客を驚かせてくれるかという点が評価のポイント。
208の立ち上げがうまく行くかどうかはこのイベントの話題性に懸かっていると言って過言ではありません。
ひさしぶりにこの手のイベントをやるのであれば、ちょっくら時間作って行ってみましょうかね。

ところで、プジョーは六本木地区でのイベントは好んで東京ミッドタウンを使っていたが、どういう風の吹き回しか?今回は六本木ヒルズでの開催であります。

実車の展示もやるので、今後のラインナップのこととか、ナビはどうすんのか?とか、いろいろ疑問なところをぶつけてみるのもいいんじゃないでしょうかね。


タグ:208
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2012年11月17日

本日の映画:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」


新劇場版のシリーズも第三作目となりまして、(主に関連市場の)ヒートアップ感がハンパないわけですが、とりあえず仕事に関連することでもあるので、初日レイトショー(1200円)で観てきましたよ。

結論から言えば、上映開始から10分間は必見であります。
これをデカいスクリーンで観ておくことは、男にとっては納税に次ぐ義務であるとさえ言えるでありましょう。

内容についてはあれこれ書くのはヤボってものなので、関連する話題を少し。
最近は映画を観る時は前後左右に人がいないのがデフォルト、場合によっては劇場貸切状態だったりすることが多かったわけですが、エヴァQについてはTOHOシネマズららぽーと横浜の3番スクリーンが満員御礼になるぐらいの混み方でありまして。
なんでも、予約が取れなくてなかなか観れない人が多いなんて話を聞きますが、シネコンってだいたい2日前にはネットで予約ができるってことをご存じない方が多いようでありますね。

ワーナーマイカル系のようにネット予約に追加料金を取るとかふざけた映画館もありますが、だいたいの映画館はクレジットカードさえあれば予約は簡単に取れます。

たとえばTOHOシネマズのVitなんかは、席の指定まで含めて予約が可能だったりします。
当方は2日前にサクっと予約を済ませてしまいました。
エヴァQの観客は映画慣れしてない人も多かったようですが、目の前のハコを使ってうまく情報収集しましょうね。

まぁ、来週以降であればそんなに混むことも無いんでしょうけど。

で、エヴァの風物詩としては物販コーナーだったりするわけですが。

「コラボレーション」とは名ばかりの、節操なく出てくるエヴァの名前を冠した関連商品、いわゆる「エヴァ商法」。
今回も劇場のグッズ売り場はいろんなグッズが売り出されておりました。
(映画パンフレットにも関連商品カタログがしっかり同梱されております)

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エヴァ商法には死んでもハマらないと誓ったにもかかわらず、映画パンフレットが通常版800円、豪華版1500円の2種類売ってたりして、おもわず豪華版を買ってしまった私を許してください。

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・・・ひとつアドバイスするならば、どちらを買うかは上映終了後に選んだほうがよろしいかと思います。

以上、本編の内容に触れずに観てきた映画について語ってみる、でした。
どういう意味かはお察しください。

posted by 海鮮丼太郎 at 23:59| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 映(movie) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月16日

ランチア、不規則な形で国内販売開始

CHRYSLER_YPSILON.jpg

長らく日本では正式販売されることのなかったランチアブランド。
親会社であるフィアットの意向に翻弄され、ラインナップやデザインが迷走を続けることも多々ありましたが、それでもデルタがラリーで活躍したりして、極々一部の車種は熱狂的な支持を受けていたりしました。

まぁ、極々一部であるならば、並行輸入でどうぞって話になるわけですが。

しかし、フィアットがクライスラーを傘下に収め、欧州以外での販売拡大路線を再び取り始めた一環として、日本のサイトもリニューアル。

1ヶ月以上前からカウントダウンをやってて、そんなに勿体つけることか?とは思ってましたが、フタをあけたらなんとランチアイプシロンの正規販売を開始するというじゃないですか。

これはビックリですよ。

並行輸入されたイプシロンを青山通りでよく見かけますが、目立つんですよねぇ。
Bセグメントの、しかも5ナンバーに収まるコンパクトカーの選択肢が増えたことは非常に喜ばしいことであります。
ベースがFiat500だから当たり前と言えば当たり前なのですが。

ただ、ランチアではなくクライスラーブランドでの販売というのがちょいと引っかかるわけですが。

別ブランドを立ち上げるだけの販管コストは掛けられないという理由からクライスラーになったんでしょうが、見た目だけでもランチアに変更できるキットを併売するといいのかもしれません。
その辺りは並行輸入業者の出番というところかもしれませんが。

で、イプシロンが導入されたのなら、もうひとつお願いがあるんですが。
ぜひとも、デルタを入れてくれませんかね?


これも並行輸入車で実物を見かけましたが流麗で実用性の高そうなパッケージングは、国産にも輸入車にもないキャラクターだと思うわけですよ。

デルタといえば、リチャード・ギアのCMが物議を醸しました。
多様な国(もちろん中国でも)で販売する自動車メーカーが、リスクを承知の上でこういうメッセージをこめたCMを作ったことは賞賛に値します。



どこぞの下品な事例にもあったとおり、このCMも市場に対する最適化の一環ではあるのですが、その志には雲泥の差があったりするわけです。
とはいいつつ、このCMでも重要なメッセージが省かれてたりもするのですが。


posted by 海鮮丼太郎 at 20:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする