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2012年09月28日

PSA、AMTやめるってよ

 
プジョーさんがパリサロンにおいていくつか発表する中で、AUTOCARが新型トランスミッションについての記事を載せていました。

Paris motor show: New PSA gearboxes revealed

記事によると、PSAはオートマチックトランスミッションの刷新を計画しており、次期308が初めての搭載モデルになる、とのこと。

既存の評判の悪いAMT(Automated Manual Transmission=PSAで言うところのEGS/EGC)を刷新して、2〜3年後に新たなギアボックスを供給する予定。
そのパートナーとしてアイシンの名前が挙がっておりまして。

ん?

と思う人は当BLOGをよくご覧頂いている方だと思います。
そう、PSAは次世代トランスミッションとして独自にDCT(Dual Clutch Transmission)の開発をしていたが、GMと共同でより低コストなユニットを開発すべく、現在の計画を凍結した、なんて話がありまして。

3月の時点で7ヶ月延期という話であり、そこから開発を再開したとすれば、2〜3年後には間に合いそうな気がしたのですが、アイシンの名前が出てくるとなるとトルコンATの話になるわけで、これはいったいどうしたことか?という気になるわけです。

アイシンAWとプジョーの関係は結構深かったりしますが、当BLOGで追いかけていた308用のAT6がアイシンAWで言うところの中容量ユニットTF-70SCであり、より大トルクの必要な508は上位ユニットのTF-80SCを採用しております。

今回は308が引き合いに出されているので中容量ユニットについての話になるかと思いますが、TF-70SCは2009年に出荷開始された比較的新しいユニットであるわけで、さらにこれを超える新型を開発するということになるのでしょうか?

記事からは詳細がよく掴めませんが、TF-70SCを使うって話であれば2〜3年後に投入という表現の意味がわからなくなります。

疑問点を整理すると…

 (1)DCT独自開発の話はどうなった?
 (2)TF-70SCに変わる新型ATを開発するのか?

この2つなわけです。
そういえばAT6の話が出たのでついでに書いておきましょうか。
208にAL4を搭載せざるを得なかった件。

現行のアイシンAWの6速ユニット(恐らくTF-70SC)の実装を試みてはみたものの、うまく載せられず断念。
それで仕方なくAL4を搭載した、という経緯なんだそうです。
一応検討だけはしたということですね。

で、このAL4が208の足を引っ張ることは明白なので、近いうちにクラッチレスMTであるEGCに換装するという計画なんだそうです。
上記のとおり、評判が悪くて刷新するというユニットを使うということになるわけですね。

ディーラーの営業マン曰く、EGCと同系列のユニットを積むシトロエンC4の出来があまりにも悪いので、たとえ4速でもトルコンATであるAL4の方がマシだと思う、と言っておりました。

「どちらが良いか?」ではなく、「どちらがマシか?」という観点で検討しなければならないことは、とても不幸なことだと思うわけです。はい。

話が思いっきり逸れましたね。
戻します。

で、この新型ATユニットは、MTと同程度の燃費を叩き出すことを目標にするようですが、TF-70SCでさえ燃費効率はその前の型に比べて8.4%しか改善しなかったのですが、MT並の燃費を実現するとなると、あと20%ぐらいは改善しなきゃならないと思うんですが、出来るんですかね?そんなこと。

もう少し情報が出てこないとわかりませんが、どうもGMとの提携がうまくいっていない雰囲気が感じられますね・・・
 
[追記]
と、ここまで書いていて、アイシンといえばもうひとつの可能性に言及するのを忘れてました。
そう、アイシンエーアイ(AI)です。

アイシンAWはATとCVTの開発を行っていますが、アイシンAIはMTの開発を行っています。
両社の技術を結集してDCTを開発するという話はずいぶん前にニュースになりました。

つまり、PSAが開発のパートナーとしてアイシングループと一緒に新型DCTを作るって話であれば、このニュースは一貫性を持つことになります。

メーカーのトランスミッションの開発と言っても、サプライヤーの技術を使うことになるわけですので、開発中断していたDCTのプロジェクトがより具体的な方向性を見せ始めたと好意的に解釈することもできます。

ただ、記事の書き方が曖昧(わざとボカしてる?)ので、真相はもう少しハッキリしたことが出てこないとなんとも言えませんけどね。
 

posted by 海鮮丼太郎 at 10:00| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月27日

プジョーさん、パリサロン出展概要を発表

 
 
プジョー・シトロエン・ジャポン、「208 Intuitive」などパリ・モーターショー出展概要を発表

パリサロンがいよいよ始まります。
それに合わせてプジョーさんが出展概要をプレスリリースで出しております。

基本的にパリサロンで発表されることがすなわち日本での展開とイコールではない、なんてことは抑えておくべき前提条件でありますが、ではなんで関係無い海外のモーターショーの話を日本でプレスリリースするのかというと、日本市場においてこれからプジョーがやろうとしていることをアピールすることが目的だったりします。

ある意味で予告であり、ある意味でブランディングの一環であり、そしてある意味では印象操作である、というわけです。

ちなみに、パリサロンはプジョーにとってはお膝元で開催されるもっとも力の入ったショーであります。
東京モーターショーでトヨタが張り切って出展しているのと同じと考えれば、力の入れ具合がなんとなくわかると思います。

では、キーワードになりそうな文言を拾っていきましょうか。


「豊かなインスピレーション、上級マーケットへの移行、そしてグローバル化」
「出展する40台の生産モデルのうち10台が208関連」
「208は販売開始から10.3万人の受注」
「208受注の内訳は、90%が中間もしくは上級グレード」
「Peugeot Connect Apps(タッチスクリーン)で多彩なアプリを提供」
「初公開の208 Intuitiveはパーキングアシストなど快適装備を最高レベルに高めた」
「初公開の208 Type R5は207 S2000の後継とした競技仕様」
「208XY、208GTiでプレミアムセグメントのライバルに挑む」
「508は上半期で6.9万台の販売」
「3008は6.2万台の販売」
「RCZは発売以来4.4万台の販売」
「RCZ Rは2013年末に欧州で発売予定」
「3008HYbrid4、508 Saloon HYbrid4、508RHXの3車種で9000台超の販売」 
「2012年上半期の欧州以外での販売は28.7万台」
「新興国向けに301を出展」
「パリ、ブラジル、中国、マレーシア、ロシアなどの若い都市生活者向けに2008Conceptを出展」

とまぁ、拾っただけでこんな感じであります。
時間が無くて本国のリリースを確認できておりませんが、その中から日本市場向けにエッセンスだけ抜き出したものと考えればよろしいかと思います。

要約すれば、

 ・これからは魅力的な車種で上級マーケットとグローバル化を狙うよ
 ・208を選ぶ人の9割が上級グレードを選んでるよ
 ・だから208は快適性に優れたグレードをいっぱい展開するよ
 ・新興国向けの販売は順調だよ
 ・南米、中国、ロシア、東南アジア市場を強化するよ
 ・新興国向けの車種もちゃんと作ってるよ

こんなところであります。
あ、Onyxとかは興味無いんで省きます。


欧州市場での販売低迷で苦しんでいるプジョーさんですが、大衆車ブランドとして下から韓国勢の突き上げ、上からはドイツ勢のハイスペック攻勢に苦しんでおります。

だからといって、安売りブランドとガチンコ勝負しても消耗戦になるので、出来る限り付加価値を付けて上級マーケットへ移行して、利益と存在感を確保しようという考え方ですね。

日本に導入される仕様はもともと欧州における上級グレードに相当していたので、今の日本市場の姿がある意味プジョーが狙いたい路線なのかもしれません。
実は、日本市場はもっとプレミアム路線に移行としてたりしてw
・・・まさか、ね。ははは。

それと、欧州市場ではもう伸び代が限られているので、新興国向けに安い車種を投入して、そちらで台数を稼ぐという二面作戦でもあるわけです。

今までは206/307セダンみたいに、中国等向けローカル車種のようなものを製造しておりましたが、今後はグローバルモデルとしてきちんと開発、広い市場で販売していこうという方針を打ち出したわけです。
それが301である、ということですね。


では、このプレスリリースから日本市場向けのメッセージをどう読み取るか。
おいら的には、

 「世界販売が好調だからプジョーは大丈夫だよ」
 「上級マーケットへの移行でさらなる歓びを提供するよ」

の2点と解釈しました。
この部分についてのコメントはあえて避けます。




さて。

プジョーがこれからどこへ向かおうとしているのか。
それを知るためにはリリースで触れられていない車種および販売を前提としたコンセプトカーがパリサロンでどのように提示されるかが重要です。

今後数年間のロードマップがある程度提示されると見ていいと思います。

208のバリエーションが豊富なことはわかりましたが、それ以外のボディタイプの提案、そしてCセグメントの戦略車である308後継、放置気味のAセグメント、パワートレイン…

この辺りはワールドプレミアもしくはコンセプト提示があるはずです。(無ければ相当ヤヴァい)

そして、GMとの提携効果をどのように発揮するのかのビジョンも提示しなければなりません。

つまり、リリースに書かれていないことの方が重要だったりするわけです。
まぁ、あと1日もすればわかることなのですが、注意深くうぉちしておくといいですよ。

じゃ、そういうことで。


posted by 海鮮丼太郎 at 13:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月26日

これからのルノーさん

 
 
プジョーさんが精彩を欠く今日この頃。
では妙に元気のいいルノーさんは何を考えているのか?

ということで307swの買い替え候補の可能性について情報を得るために、ルノー世田谷に行ってきましたよ。

その前に、ざっとルノーさんの戦略をふり返っておきましょうかね。

ここ数年のルノーさんは、『FTS(French touch Trendy Sports)戦略』に基づいて車種を展開しております。
その狙いについてはこちらの記事にて語られていますが、

「ルノーといえば、フレンチタッチ、トレンディ、スポーティだね」

というイメージを持ってもらうことを戦略の柱に据えている、ということです。

これをタマフル的キーワードで簡単に説明すると

『俺たちが自慢されたいフレンチ』

を体現するという意味であります。

オーナー達が触れ合う機会を設けるための「カングージャンボリー」などイベントの開催によってオーナーとの結束力を高め、なおかつニーズを直接ヒアリングする。

そして集めたニーズを分析して欲しいと思わせる特別仕様車を次々と投入して話題を作る。

さらにMTやハイパフォーマンスモデルを次々と導入して、マニアのニーズをキッチリと満たす。

普通に考えれば、カングービボップを導入するぐらいだったらセニックを入れてファミリー需要を取り込もう…みたいな発想になるわけですが、ルノーに求められているものは何なのか?をきちんと分析して、あえてキワモノ路線という捨て身の戦略で存在感を発揮したことで、ついに販売台数で長らく1位のプジョーを追い抜くという夏の珍事が発生するに至ったわけであります。

特別仕様車の少量販売では、収益率は間違いなく他のブランドより低いと思われます。
しかしそれを継続できているのは、フレンドリーに見えて実は緻密なマーケティングが行われた結果であるわけです。純粋にスゴいと思います。

とはいえ、今までのキワモノ路線で規模の拡大を続けていくことはなかなか難しいわけです。

日産の一部門から、再び独立した法人の設立となり、今後はより高い目標を掲げてビジネスをしていくことになるわけです。

そのためには、小ロットの特別仕様車ばかりでなく、通常ラインナップの拡充が必要になってきます。

そんなわけで、今後ルノーさんはどういうラインナップを入れる予定なのか?
この辺りを聞いてきましたよ。


■メガーヌエステートは?
先日、意表を突く形で限定60台で販売された、メガーヌのステーションワゴン版であるエステートGT
まさかの左ハンドル&MTという通好みのホットバージョンでありまして、60台はすぐに完売してしまったとのこと。

そこで、カタログラインナップとして、通常版(右ハンドル+AT or CVT)の導入が検討されているそうです。

現在のルノーにはステーションワゴンのラインナップが全くないので、この辺りの需要を取り込むためにも是非とも実現してほしいところでありますね。

ただし、市場性を見極めている段階なので、出るとも出ないとも約束できないとのことでしたが、こうして話が出来るぐらいは進行中ということなのでしょう。


■セニックは?
以前はラインナップしていたミニバンのセニックですが、市場性が無いとの判断で投入はしないそうです。
荷物を積みたければカングーを選んでね、というだそうで。
ある意味、今のルノーオーナーの偏り具合がわかるというものですが、何かMPVをラインナップしておいてもいいような気はするのですが・・・


■新型ルーテシアは?
今月末のパリサロンで発表される新型クリオ(日本名:ルーテシア)に関しては、カタログモデルとして数車種を導入することは決定しているそうです。
時期は未定。早くても来年ということになるので、それまでは現行型の特別仕様車で対応するようです。
エンジンもダウンサイジングして900ccからの設定になっていますが、その中でどれを日本に入れてくるか興味深いところです。
また、プジョーと同じくルノーさんもATの出来の悪さで苦労してきましたが、ついにDCTが用意されたので、これが日本に入ってくると面白いことになるでしょうね。

公式が出した動画でポロっと出てしまった次期クリオのステーションワゴンですが、残念ながらこちらの日本への導入の可能性は全くないとのことです。

208シリーズにおいて207swの後継を開発しないとのプジョー関係筋からの発表もあったりして、これで国内では輸入車のBセグメントワゴンはほぼ壊滅してしまいます。
MINIクラブマンか、Fiat500Lが投入されればBセグメントワゴンっぽい使い方が出来るかとは思いますが、うーん・・・
期待していただけに残念です。


■ディーゼルの投入は?
 ルノーがディーゼルを2013年に投入するという記事を日経が書いて一時期騒然となりましたが、その後続報は特にありませんね。

結論から言うと、誤報だそうです。
そんなニュアンスの話はしていないはず、とのことでまたもや日経のトバシ記事ですか・・・
現在の状況では、社内でもほとんど議論が進まず。残念でしたね。

しかし、もしディーゼルを出すとしたら?
企業戦略において非常に重要な発表になるので、直前まではブラフで隠し続ける可能性も無きにしも非ず、な気がします。
真相はいかに?気になる気になるww


こんな感じで、積極的な拡大を目指してはいるものの、その歩みはゆっくりとしたものになりそうであります。
カングーという日銭を稼ぐ孝行息子がいるので、じっくり市場を見極めた車種展開をしていくのかもしれません。

来年の見どころとしてはルーテシアのDCT仕様がプジョー208とどのような戦いを繰り広げるか、というところですかね。

隣の芝生は青く見えたりするものですが、プジョー&シトロエンが見習うべき点は多々あると感じずにはいられませんでした。


posted by 海鮮丼太郎 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月25日

VW、ディーゼル導入に対して言及

 
【インタビュー】VWジャパン庄司社長「日本は右肩下がりではない」

かつてVWのディーゼルの可能性についてエントリーで触れたことがある。 
VWにとってディーゼルの投入は、国内の輸入車メーカートップシェアをさらに強固なものにするため、そして国産車から乗り換えを促す最強の武器として、一番効果的なタイミングを見計らっているフシがある。
事実、先日のディーゼル試乗会においても、このような話が聞けた。

アメリカではVWがパサートのディーゼルを投入して好評を博している。
ガソリンに比べて軽油の値段が同等、もしくはむしろ少し高いような状況であっても、ディーゼルであれば1度の給油で長距離移動が可能になるという点が大陸間移動の多いアメリカでウケる理由になっている。

「ニーズがあれば投入することはやぶさかではない」、というのがVWのスタンスのようではあるが、ティグアンハイブリッドを投入するなど、どちらかといえばハイブリッドへの色気を見せている。
しかし、ハイブリッドSUVとクリーンディーゼルSUVでは価格の逆転現象が起こっており、CX-5のような同等車種がウケているという事実があれば、市場のニーズを取りこぼさないようにディーゼルの投入の可能性も大いにあるのではないか。

今はTSI+DSGでじゅうぶん環境性能に優れる車種でビジネスが出来ているので焦る必要は無いが、市場の動向に一番敏感に反応するのはおそらくVWになるのではないか。
このコメントからもわかるように、出そうと思えばいつでも出せる。
そして、2014年に施行されるEURO6への対応もメドがついた状況にあって、いよいよ機が熟したという判断だろう。

恐らく来年にはゴルフを筆頭としてSUV、ワゴン、HBいずれも全面的にディーゼルの導入を仕掛けてくるはずだ。
UP!では149万円〜という戦略的な価格を付けたものの、ディーゼルについては商品力が高いこともあり、あまり戦略的な価格を付けてくることは考えにくい。
それでも欲しいと思わせる魅力があるか?
これは実際にクルマを見てみるまではわからない。

しかし、VWのディーゼルが選べるようになることは、日本の消費者にとっては喜ばしいことだ。
輸入車販売のリーダーとして、市場を引っ張って行くような戦略的なディーゼル車種を投入してくれることを期待して止まない。


posted by 海鮮丼太郎 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月24日

5008の国内導入に関して思うこと。

5008_120920.jpg

5008の正式導入がアナウンスされたそうです。

5008に関しては、一度検討されたものの話が流れて、プジョー車のメンテナンスを手掛ける原工房が独自に5008の輸入販売を始めるという形で変則的に販売が開始されたわけです。

て、実車を昨年のフレンチブルーミーティングに持ち込んでプロモーションをしていたわけですが、その時に実車を見ての感想として、やはりこのクルマはプジョージャポンが正式にラインナップして販売すべきクルマだと感じた次第でありまして。

プジョーのラインナップには308swというステーションワゴンボディに3列シートを搭載した車種が存在するわけで、ファミリー需要の受け皿としての役割を期待されていたわけですが、実際のところ307swより居住性が改善されたわけでもなく、むしろ全高が抑えられてる分圧迫感が増したということもあり、3列目に大人を乗せることはほぼ不可能に近い状況であります。

小さいお子さまに座らせるとか、シートレイアウトを工夫すればなんとか・・・ではありますが、7名フル乗車は厳しいクルマでありまして、実際のオーナーの用途においても3列目を使う事例は限りなく少ないと言っていい状況にあります。

現行ストリームやオデッセイの例を出すまでもなく、やはり3列目シートを成立させるためには、背の高くないステーションワゴンボディでは難しいということは、おいらも割と早い時期に考えを改めるに至りました。

やはりある程度の全高は確保しないといけないわけです。
その意味で、国産ミニバン群の創意工夫は世界の最先端を行っているなぁ、と感心する事しきりです。

で、輸入車でこの辺りの車種が欲しいとなると、判を押したようにVWのトゥーランへと客が流れておりまして。

地味ではあるものの、文句の付けようのないパッケージングで、これを選ばない理由としては「華が無くて面白くない」以外はありえないよなぁ、というほど優れていたりします。

じゃあ、華を求めるとすればどこへ行くの?というと、シトロエンのC4ピカソ(欧州では2列シート版との区別のためC4グランドビカソと呼称)だったりするわけで、もはやモデル末期ではあるものの、シトロエンの販売台数をしっかり支える屋台骨のひとつだったりします。

変態装備満載で、いかにもシトロエンらしいクルマではありますが、その分価格が高めなのが悔やまれます。

で、当BLOGでも5008について何度も触れては、国内導入すべきだと何度も書いてきました。
その理由として、事実上独占状態のトゥーランとは異なった選択肢を提示する意味でも、またC4ピカソともキャラクターが被らない点でも有効だと考えているからであります。

C4ピカソに比べると、5008は華美な装備も少なくより実用的な車種と言えます。
その意味でキャラクターとしてはトゥーランに非常に近いです。

スタイリングに関してはMPVのイメージが明確なトゥーランに対して、5008はマツダのプレマシーにも通じる、スポーティなフォルムが与えられております。

その意味で「実用性に優れた」、「しかしVW以外の選択肢を考えたい」、「でもC4ピカソは高すぎる」という層にはリーチ出来ると思われます。


ただし。


価格設定を3008のようなプレミアム路線に行ったら失敗するよ。これは断言できます。

欧州での販売価格は、3008と5008はそれほど変わらず、308swよりちょっと高いというポジションだったりします。
日本においては308swが299万円と高めに設定されてますが、本来3008や5008がこれぐらいの価格のクルマだったりするわけです。

記事によると上野社長が「300万前後で考えている」と発言したとされますが、これが本当であれば、308swのポジションをリプレイスして、より明確なファミリー需要獲得のための武器を手に入れることになると思います。

くれぐれも、339万円とかガッカリするような値段は付けないようお願いしたいものですね。

それともうひとつ。

5008が投入されると、308swが担わされていたファミリー需要の獲得という重しが取れることになります。

307swにも設定がありましたが、これを機に2列シートとして値段を下げた純粋なステーションワゴンのグレードをリリースできないもんですかね?

仮に5008が300万で出たとしたら、2列シート版308swを280万ぐらいで出せば、ちょうど良いバランスになるわけです。

この辺、以前のエントリーにも書きましたが、もう一度強調しておきますね。


ちなみに。
ディーラーで聞いた話では、5008の国内導入に関しては、検討はされていたものの正式に導入されるという話はあの記者発表で初めて知ったとのことで、大騒ぎになったそうです。

なんか、PCJさんの内部でいろいろバタバタしてませんかね?
208の中途半端な導入仕様やスケジュールとかも含めて、なんか気になりますねぇ・・・




タグ:5008
posted by 海鮮丼太郎 at 21:00| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月23日

宮前重金属発掘計画


初めて芽生える地元愛。
宮前区に住むようになって8年だが、区の町おこし事業について興味もなければ、ゆるキャラの存在など知りもしなかった。

しかし、こういう事となれば話は別だ。

宮前重金属発掘計画

そのプロモーション映像らしきものが制作されている。







PV数を見てもかなり微妙な感じになっているのだが、始めてしまったら止めるわけにもいかない、このなんともいえない緊張感が映像の端々から感じられる。

ヤヴァい、コイツはヤヴァいぜ。

11月18日のイベントにはぜひとも参加して、この引っ込みのつかなくなったプロジェクトがどのように弾けるのか、そいつを見届けてやることが真の地元愛だと思うわけだ。

とりあえず、メタルグッズ専門店を宮前区役所に常設しろ。
図書館の蔵書はBURRNのバックナンバーをぜんぶ揃えること。
宮前市民館で海外アーチストの公演を実現しろ。
重金属性の区民の徴税を免除せよ。
学校ではメタルの歴史ならびに実演を必修とすること。

これぐらいやってくれたら、おいらは喜んでこの町に骨を埋めるぜ。

posted by 海鮮丼太郎 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 思(criticism) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月22日

FOCUS is Back!!

focus_is_back.jpg

208のあまりのガッカリ感についエントリーを書くのが遅くなりましたが、こちらは嬉しいニュース。

欧州フォードといえば、ベストセラーコンパクトであるフィエスタを始めとした魅力のある車種が揃っている。
しかし、国内においては2007年に欧州フォードのラインナップが撤退になってしまい、スパルタンな北米フォードのラインナップのみになってしまって残念に思っていた今日この頃。

しかし、そんな状況も欧州フォードの開発したクロスオーバーであるKUGAの導入を契機に変化の兆しが見えてきた。

フォード、新型フォーカスを2013年に日本投入

KUGAとの燃えるような愛と破局を経験した際に、今後のフォードの展開について聞いてみたところでは、次にマイナーチェンジしてエコブーストを搭載したフィエスタを入れたい、なんて話でありました。
フォーカスに関しては、2代目がCセグメントにしては拡大し過ぎた全幅(1840mm)が国内の市場にマッチしないので、それだったらコンパクトかつ欧州ベストセラーのフィエスタの方が訴求力があるだろう、と。ただし、導入にはもうしばらく時間が掛かるかもね、とも言っておりました。

そんな状況だったので何か動きが無いかとうぉちしてましたら、意外な事に新型フォーカスの導入が発表になったわけです。

新型(3代目)フォーカスはすでに欧州で販売されていますが、先代が1840mmという大柄なサイズだったのが1810mmとダウンサイジングしており、この辺りでイケると判断したのかもしれませんね。

あと10mmなんとかならなかったのか、とも思いますがそれでもVWばっかり目立つ状況に一石を投じる判断をしてくれたことは、非常に喜ばしい事であります。

ただし。

ひとつ気になるのがエンジンのラインナップでありまして。

Duratec 2.0L Ti-VCT直噴エンジン

であって、新世代エコブーストエンジンではない、という点でしょうか。
欧州ではすでにエコブーストのラインナップが設定されているので、それを入れない理由が考え付かないのですが、スポーティ寄りのラインナップにするためにエコブーストを避けたんでしょうかね?

もちろん、走りのパフォーマンスが優れていることに何の異存もありません。
ただし、現在の日本の輸入車市場においては、以前にも増して燃費性能が求められるようになっております。

KUGAのカタログ燃費が芳しくないように、フォーカスも12km/L程度も満たせないようだと、

エコブーストであれば、そのあたりを余裕で満たせる可能性があるだけに、バランスのいい仕様を選んで導入してほしいと思います。

ルノーのようにハイパフォーマンス車を先行導入、後から通常ラインナップを導入、みたいなことを考えてるんだったらいいんですけどね。

いずれにしても、フォーカスというすばらしいクルマが国内の輸入車の選択肢に加わるということは、非常に素晴らしい事だと思います。

ついでにフィエスタとB-MAXとC-MAXを早く持ってきて下さいw


posted by 海鮮丼太郎 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月21日

なぜ208の発表にガッカリしたのか。



208が発表された。
10月発表と聞いていたが、9月20日という、奇しくもVWがUP!を149万円で発売すると発表して大騒ぎになってから2日しか経っていない。
そしてその発表内容について、おいらは「バカじゃね〜の?」とコメントした。

その理由について書いておこう。

まず、208というクルマについてポジティブ要素とネガティブ要素を挙げてみる。

■208のポジティブ要素
 ・207に比べて軽量、かつコンパクトになった
 ・居住性が向上している
 ・全体の質感が大幅に向上した
 ・タッチ式インフォメーションディスプレイ
 ・MT仕様が最初から2車種ラインナップされた
 ・(3ドアMTのみ)に新型3気筒エンジンが用意された
 ・EURO NCAPで5つ星を獲得した高い安全性
 ・クルーズコントロール等快適装備が標準搭載
 ・208GTiを2013年夏に導入予定
 ・ATモデルも2013年夏に1.2L新型3気筒エンジンに換装予定


■208のネガティブ要素
 ・全般的に価格が高い
 ・ATモデルには素の廉価グレードが用意されていない
 ・旧式の4速AT(AL4)を使い続けている
 ・主力が新型3気筒エンジンではなく従来の1.6Lである
 ・ATで13.4km/Lと、競合に比べて明らかに悪い
 ・エコカー減税に対応できていない
 ・タッチ式ディスプレイの機能が中途半端(ナビが無いなど)
 ・最小回転半径5.4mと、Bセグメントの割りに取り回し難い
 ・1年後に商品力が大幅にアップすることが公にされている

こうしてみると、ネガティブ要素はそれほど多くない。
つまり、208は素性としては非常に良いクルマという事ができる。
ただし、少ないネガティブ要因のひとつひとつの影響が大きいというのが今回のプレス発表を見ての印象だ。


まず、全般的に価格が高い。
これは、タッチ式ディスプレイやクルーズコントロールを搭載するなど、プレミアム路線を強化させたことと関係があるだろうが、Bセグメントの大衆車にここまでの装備がいるだろうか?というのが個人的な感想だ。

とはいえ、207発表時のようにPremiumとは名ばかりの装備に比べれば、208はグレード名と装備内容の充実度はマッチしているようには思えるのだが。

しかしそれでも、売れ筋となるAT仕様のスタート価格が216万円〜というのは、せっかくの商品力をアピールするにはインパクトが弱い。

プジョーは大衆車メーカーであり、国産車+αのお金を出せば手が届くというポジションを日本の消費者は求めている。
ここのニーズに対する答えを用意しておかなければ、せっかくの商品も消費者には響かない。

いいものを高く売るのは簡単だ。
しかしそれは、きちんとブランドや商品力が認知されている場合に限られる。

プジョーのように販売台数が減少して打つ手がない状況を一変させるには、商品に話題性を持たせることが重要だ。

たとえば、ディーゼル仕様。
たとえば、1.2Lターボ+Dual Clutch Transmission。
たとえば、燃費が25km/L。

これぐらいの話題性があるのならば、216万円という価格設定でも話題性を持たせることができたかもしれない。

残念ながら、208の初期導入ラインナップは207にも搭載された1.6L NAエンジンのキャリーオーバーで、なおかつ悪評高いAL4にせざるを得なかった。
燃費も競合車が20km/Lに届こうかという状況にもかかわらずJC08モードで13.4km/Lという残念な結果になっている。

つまり、快適装備を充実しても、クルマとしての根本部分に魅力が薄いため、過剰な印象を受けてしまうのだ。
(事実、過剰と言ってもいいだろう)

ここで残念に思うのが、だったら何故Premiumの下に廉価グレードを用意できなかったのか?ということだ。

下位から上位まで、一度にすべてのグレードを展開する必要は無いのだが、しかし一番注目を集める初期ラインナップにおいて、廉価グレードの果たす役割は重要だ。

その廉価グレードの重要性は当BLOGでも何度も指摘してきた。

消費者の興味を惹くため、また検討のテーブルに載せてもらうために、どれだけ魅力的な見せ球を用意するか。

少なくともクルーズコントロールやアロイホイールなどをオプション扱いとして、180万円台の設定が出来ていれば、トータルバランスで非常に競争力のある1台として話題を作ることが出来たと思う。

今のプジョーに必要なことは、影が薄くなっている輸入車の中で存在感を発揮することだ。

燃費、走行性能、スペック、価格。
いずれも高い次元でトータルバランスの優れる競合車であるVWのポロを意識した価格設定をしているようだが、燃費、スペックで劣る部分を価格でカバーするという方法論も、トータルバランスという観点からは重要だ。
そして、市場がプジョーに求めているのもこの部分だ。

つまり、

 廉価グレード(MT) 178万
 廉価グレード(AT) 188万 
 208 Allure 188万
 208 Premium 198万
 208 Cielo 218万
 208 GT 228万


欧州での販売価格、為替予約のレートならびに日本への導入に対するエクストラコストを勘案しても、これぐらいは実現できたはずだ。
こうしたグレード展開にしておけば、スタートダッシュで大きな話題づくりをすることができ、さらに来年追加されるトップグレードのGTiを250万でリリースすれば、208シリーズは日本の輸入コンパクト車市場で抜群の存在感を発揮できるじゃないか。

ひとつハッキリさせておかなければならないのは、価格を大幅にアップさせてスタートから躓いた207の販売は、廉価グレード投入と値下げによって販売が回復したという事実がある。ここからプジョーは何も学ばなかったのだろうか?


何故これほどまでに208の価格にこだわるのか。
それは、プジョーのラインナップの中でエントリー車種となる208の価格設定が、そこから上のヒエラルキー(階層)全体に影響を及ぼすからだ。

208の上には308があり、3008、(来春に投入される)5008という亜流があって、トップグレードの508と言う構成になっている。

しかし、現在のプジョー車は全般的に性能が低い割に価格が高い。
割引キャンペーンなどでテコ入れするものの、標準価格だけを見られて検討のテーブルから外される事も多い。

しかし、日本の過剰なエコカー信仰に対するカウンターとして、走りの優れた輸入車に対する期待とニーズは高まりつつある。

恐らくこの高まりは最初で最後の機会だと思われる。
ここで本気にならないでどうする?

プジョーブランド全体を再構築するためには、ダイナミックな価格体系の見直しが重要だ。

そして、利幅は薄いが入口として最も重要なエントリー車種の価格がブランドイメージを決定付ける。

VWがUP!を150万円を切る価格で投入してきたのは、日本市場を本格的に攻略するために本気を出した証だ。
(とは言いつつ、原価も安いので利幅は十分確保しているが)

上記したように、今の日本市場は輸入車にとって大きなチャンスだ。

VWは動いた。
フォードもフォーカスの再導入を決めた。
ルノーも着々と準備を進めている。

このチャンスをモノにするために攻める姿勢(覚悟)を決められるか?
残念ながら、プジョーはこのチャンスに対して自ら戦いを降りたと感じた。

売れるものを無理せず売っていく。
そんな決断が今回の208の発表に見え隠れする。

消費者もバカではないので、その辺は敏感に感じ取っている。
ルノーの好調や、シトロエンの勢いに客は流れつつあり、フレンチ3の勢力図はプジョーダントツから3社拮抗していくようになるだろう。

PCJとしてはシトロエンが伸びてくれればトータルとして問題ないと考えているフシがあるが、プジョーブランドを立て直す決断が出来なかったことは、今後もジワジワと効いてくることになる。

来年の3気筒1.2Lエンジン刷新のタイミングでもう一度だけこの路線を修正するチャンスがある。
この際に商品のトータルバランスを改善できるか。

すでに興味は薄れつつあるが、うぉちは続けていこうかと思う。 
 
 
タグ:208 207
posted by 海鮮丼太郎 at 00:00| 東京 ☀| Comment(7) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月20日

5008国内導入決定



プジョー・シトロエン・ジャポン上野社長、プジョー5008を2013年春発売

まさかのサプライズ。
一時は導入を検討されながら、やっぱり止めたって話になってた5008が、2013年春に導入決定とのこと。
タイミングとしてはマイナーチェンジに合わせる形かな。

あとで記事更新予定。



posted by 海鮮丼太郎 at 19:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする