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2012年07月31日

快進撃のNOTTV、ついに10万契約!


NOTTVの快進撃が止まらない。止まらないんですよぉぉぉぉ!
スタート当初は対応しているのがスマフォ1機種、タブレット1機種という状況であり、その2機種で6月末までに獲得した契約数が61,769件だった。

4月のスタート1ヶ月で24,405件の契約を獲得してから月ベースで205%、129%アップと着実に右肩上がりの伸びを見せていた中で、7月から新たにNOTTV対応端末が発売されたことにより、7月28日現在で100,000契約を突破したとのことだ。
前回発表より162%アップの伸びを見せている。

対応機種の購入者の4割がNOTTVに加入しているという話で、NOTTV対応端末の総販売台数は25万台、ドコモスマフォ全体の売上の1割程度といったといったところか。

単純計算で月額420円x100,000契約=4200万円/月という売上を確保したことになるので、大量に投入した宣伝費や各局から異動してきた高給スタッフの人件費の一部は捻出できるぐらいにはなったんじゃなかろうか。

現在のキャンペーンとしては、契約後31日間無料に加えて、外部ナ端子から端末のアンテナにクリップで固定するアンテナケーブルのプレゼントを実施している。

受信感度の悪さをこれでカバーしようという発想だが、そもそもこんなアンテナケーブルを取りつけなければ観られない放送と、常に持ち運ぶスマートフォンとの親和性に疑問を抱かざるを得ないのだが、それはそれということで。

放送エリアについては開局時の14都府県に加えて広島、岡山、そして7月27日から静岡での試験電波の放送を開始している。
有料課金が始まっているのに未だに試験電波という状況が、NOTTVのみなぎるやる気を感じさせる。

とはいえ、10万契約というケタがひとつ繰り上がったことの意義は大きい。
これで目標とする年間100万契約まで、あと90万件だ!

映画『踊る大捜査線FINAL』に関連したサイドストーリーを独占配信という試みの後にどんな施策を打ってくるのか。

NOTTV加入特典として商品券を配っているような販売店もあるようなので、それにつられて加入したまま解約を忘れる幽霊会員から、こっそり月額利用を取り続けるビジネスモデルの明日はどっちだ!?




posted by 海鮮丼太郎 at 19:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 思(criticism) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月30日

【詳報】アフターサービスランキング2012を掘り下げてみる(1)


そんなわけで、昨年に引き続き日経BPマーケティングが実施したアフターサービス満足度調査の結果が発表になったので、その中から自動車関連の結果を見ていくことにしよう。

なお、詳細が知りたい方は日経ビジネス7月30日号をご覧ください。

【アフターサービス満足度調査の概要】
 2012年4月24日〜5月28日の間、日経BPコンサルティングが保有するインターネット調査システム「AIDA」を使用して実施した。
 日経BP社と日経BPコンサルティングが保有する調査モニター約20万人に対し、月刊のメールマガジン「NBPC調査モニター通信」及び、電子メールでアンケートを告知。1万6809人から有効な回答を得た。

回答者の平均年齢は49.2歳。

男性77.0%、女性22.2%(不明0.8%)。

主な職種は、

技術・専門職 35.2%
事務職 23.3%
主婦 9.5%
経営者・役員 8.2%
営業職 7.3%

主な居住地域は、

関東 50.8%
近畿 18.2%
中部 11.6%

満足度指数は、各企業ごとの製品や事業のアフターサービス経験者に、アフターサービスの評価を「満足」「まあ満足」「どちらでもない」「やや不満」「不満」の選択肢から1つ選んでもらい、それぞれの回答者数に順に100、50、0、−50、−100を掛けた数値を合計し、その企業のアフターサービス経験者数(無回答は除く)で割ったもの。小数点第2位を四捨五入。▲はマイナス値を示す。
 なお、回答者数が30人に満たない企業はランキング対象から除外し、一部を参考値として掲載した。
 調査項目によっては、社名よりブランド名を優先させた場合もある。

長くなったが調査の概要を乗せておかないと全体が見えづらくなるのでご了承を。
では、簡単にまとめなどを。

 ・全回答者数が昨年の19900人から−16%も減少。
 ・回答者の平均年齢が1.1歳上昇。
 ・男性比率が昨年にくらべて+1.6%上昇(女性は−1.3%)

ほとんどオヤジの好みを集めたランキングという性格が強くなってしまったが、注目すべきは有効回答が大幅に落ち込んでいる件。

昨年は「2万人の大調査!」とアピールしていたが、今年も同程度の調査期間を確保しておきながら有効回答が16800人分しか集められなかったのは、このアンケートの求心力が低下したのではないか?という邪推が成り立つ。

少なくとも毎年実施する調査であれば同条件で調べなければ意味が無いと思うのだが、昨年比で−16%も減っている結果を以って前年との比較をするのは正確性を欠くなぁ、などというのをまず最初の印象。

それではランキングの結果から見ていくことにしよう。

CS2012ranking.gif
▲クリックで拡大

 ・自動車関連の回答者数が昨年比−20%のため、同列比較ができない。
 ・ベストは昨年に引き続きレクサス。ワーストはBMWが初の獲得。
 ・メルセデスがCS改善で大幅アップ。逆にアウディは順位を落とす。
 ・集計対象メーカーが昨年の15から13に減少
 ・昨年ランクインしていたボルボ、プジョーが集計対象外へ

予想したとおり、万年最下位のプジョーさん、ついに今年は回答者数が30という規定数に満たなかったため集計対象外となった。
そのため、昨年より下位に低迷していたBMWが押し出されて最下位確定という不名誉な称号を得ることに。

上記した通り、アンケート回答者の総数が−16%も減っており、中でも自動車関連の回答者数は合計で3485人と、前年比−20%になっている。
これによりランキングを構成する条件が変わってしまったため、参考としてボルボの回答者数が26名だったことを考えると、ちゃんと2万人分のサンプルが取れればひょっとすると結果は変わっていたかもしれない。
こんなところにIFを持ち出しても意味無い話ではあるが。

そんなわけで、順を追って見ていこう。

レクサスに関してはずっと1位を堅持し続けており、相変わらず高い満足度を提供していることがわかる。
対して2位以下は大きく顔ぶれが異なってきている。

特に2位のメルセデスに関しては、昨年は下から3番目だったので高級車ブランドとしてこれはマズいでしょ、とBLOGに書いた。
その反省もあってか、CS向上のためにディーラーの指導を強化し、報奨金制度を上積みすることで現場の意識改革を促したそうだ。
これにより2012年のランキングは2位に急浮上という結果となった。
昨年はスバルが同様の手法でランキングを上げ、今年もさらに3位に入るなど高い評価を得ている。
結局のところは窓口となるディーラーをどのように教育していくか、というポリシーの問題のような気がする。

4位以下は国産メーカーが並んでいるが、昨年2位だったホンダが7位までランクを下げている。
要因としては、ハイブリッド車がホンダ全体の販売のうち3割を占めるようになってきており、整備体制の構築などで現場に負荷が掛かっているから、なのだそうだ。
修理作業工数を見直すなどで満足度改善に取り組むというが、必要な工数まで削ることのないように、とあえてクギを刺しておきたい。

9位には昨年より1ランク下がったVWが付けている。
販売好調ならびに顧客対応に関する施策を次々と打ち出しているVWなだけに、どうしてランキングを下げ続けるのかよくわからないが、昨年分析したように国産車からの乗り換えオーナーが多いことで、国産車並の品質、サービスを期待されたことによるギャップが低い評価に繋がっているのではないか?という説を唱えておく。

そしてプレミアムブランドとして最も好調なはずだったアウディが11位につけており、昨年の5位から大きくランクダウンしている。

とはいいつつ、実はアウディは推移を見るとわかるように、全般的に評価は芳しくなかった。
昨年だけが例外的に5位までジャンプアップしたが、今年はまた定位置に戻った、という雰囲気だ。

昨年のランクアップの要因として、保守部品のデリバリー体制の強化や顧客対応の改善といったかなりストレートかつ真摯な改善を行ったわけだが、それでも満足を得られないというのは新規で獲得した顧客の要求がそれ以上に高いということなのかもしれない。
売れることは喜ばしいことだが、その分だけ対応しなければならない範囲は広がるということなのか。

そして、今年はボルボとプジョーが集計対象外になってしまったことにより、BMWがワースト獲得ということになってしまった。

BMWは2008年に最高位である5位を獲得した後、右肩下がりにランキングを落としてきた。つまりこの結果はなるべくしてなった最下位であるとも言える。

その理由はいったい何なんだろうか?と考えてみる。

国土交通省のDBを調べてみると、MINIを含むBMWグループの2011/1/1〜2012/4/30までのリコール届出数は50件。43件がBMWで7件がMINIの分だ。

ライバルはどうかというと、メルセデスは同期間で7件。アウディは1件。VWは1件となっている。

こうしてみると、リコールが極めて多いことがわかる。
リコールとなれば顧客に連絡してディーラーへ作業のための入庫しなければならない。
この辺りが嫌がられた可能性というのは十分ありえる。


BMWのディーラーは店にもよるが、総じて接客レベルは高い。
こちらを値踏み(ステータスを持ち合わせているか?金は持ってそうか?みたいな)してくる感じが好きになれないが、アウディのように一見さんお断りな雰囲気は少なく、接客で評価を下げているとは考えにくい。
やはり整備に伴う部分の不満が蓄積されているのかもしれない。

あくまで個人的な感想だが、国道246でトラブルで止まっている比較的新しいBMWを見る確率は、メルセデスのそれに比べて1.5倍ぐらい多い気がする。

この辺り、メディアでは高級車として持て囃されているものの、品質レベルの問題というのを抱えているのかもしれない、と感じる次第だ。

さて、次以降のエントリーではその他のグラフで考察を続けていこうかと思う。


【詳報】アフターサービスランキング2012を掘り下げてみる(2)


posted by 海鮮丼太郎 at 20:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月29日

海を渡ってやってきました




Fiat500が北米で発売されてから1年経過が経過しました。
世界一の市場が中国になったとはいえ、北米での発売というのは自動車メーカーにとては悲願のようなものでありまして。

特にドイツを除く欧州メーカーはアメリカへ進出しても撤退、なんてことがあったりして、なかなかクルマに対する要求が異なる市場に苦労をしていた過去がありました。

そんなわけでクライスラーを傘下に収めたフィアットが、変化球として市場に投入したFiat500、思ったほどのヒットにはならずとも、地道に販売を続けております。

そんな中で、ちょっと小粋なCMがあったのでご紹介。

from Italy ということを過度に主張することなくサラっとアピールする感じが素敵であります。

海を渡ってやってきましたよ、という演出はこの手のキャラクター商品との相性がいいので、嫌味に感じさせないのでありましょう。

そして最後に不法入国者でクスっと笑わせるあたり、傑作とは言えなくとも佳作のいいCMだと思いますよ。



posted by 海鮮丼太郎 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 広告(advertising) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月28日

配信でリッジサウンド



リッジレーサーといえば、1993年にアーケードに登場して以来、ゲーム内容は元より、ある意味イカれたリッジサウンドが大人気を博し、それまでのレースゲームの歴史を一変させたシリーズだったりする。

まだゲームミュージックが1曲まるごとサンプリングではなく、基板に搭載された音源チップによって奏でられていた時代の話だ。

初代PlayStation用のローンチタイトルとして家庭用に移植され、以降様々なバージョンが発売、そしていつの間にやら新しいゲームハードが出る度にローンチタイトルとしてリリースされるようになった。
中身がそれに伴って進化していればまだ話は違ったのだが、やれることと言えば単に非現実的な挙動を見せるクルマで、ちょっと毛色の変わったコースを周回するだけの内容から代わり映えしなくなっていった。

もはやそこにはリッジレーサーという走りを楽しむゲームの進化ではなく、新しいゲームハードの性能をプレゼンするベンチマークソフトとしての役割しか果たせなくなっていた、という残念な現状があったりする。

当然セールス的にも右肩下がりの状況が続いており、最盛期には100万以上売れていたのに比べ、今では3DS版で11万、PS Vita版では2万弱本という寂しい状況になっている。


ゲームの進化は止まったが、それでもゲームミュージックとしてのリッジレーサーはかろうじて魅力を放ち続けていた。
とはいえ、最後の輝きはPSP版のリッジレーサーズあたりだったのだが。

PSP版リッジレーサーズ2は、その前のリッジレーサーズのコース変更といったマイナーチェンジ版のようなソフトであり、新要素の魅力が欠けていた。

そのため発売に際し、購入者特典としてあろうことか「リッジレーサーズ2のMixCD」をオマケに付けるという暴挙に打って出た。

これはもう、リッジレーサーというソフトのブランド力が、もはやリッジサウンドにしか残っていないということを自ら宣言するような愚策であり、案の定ゲーム内容も大しておもしろいものではなかった。

リッジレーサー最後の良心とも言えるリッジサウンドだが、PS3版のリッジレーサー7のサントラがオフィシャルに発売された後は、公式にCD化されることもなく、サウンドクリエイター達自身がインディーズのような形でかろうじてリリースされることになったが、もはや市場としてはCDという物理メディアで採算の取れるラインを下回ってしまっている。

そんなわけで時代は配信である。

「NAMCO SOUNDS」ブランドとしてiTunesにナムコ系音源のリリースがされるようになったのは2009年からだが、今ではずいぶんとラインナップが充実した。

そんな中で、上記に挙げた不名誉な扱いをされたリッジレーサーズ2 SPECIAL DJ MEGAMIXがリリースされ、

RIDGE RACERS 2 SPECIAL DJ MEGAMIX.jpg
RIDGE RACERS 2 SPECIAL DJ MEGAMIX
icon

今度はオリジナルのリッジサウンド関連の新Mix版がリリースされた。 

RIDGE RACER NITROUS MIX #1.jpg
RIDGE RACER NITROUS MIX #1 
icon

お値段300円というところがなかなかいい。

少しでも資産を現金化したい試みとして、WiiのバーチャルコンソールACと共に展開されているNAMCO SOUNDSだが、このぐらいだったら気軽に買えていいんじゃないだろうかと思う。
ひさしぶりにリッジサウンドだけを詰め込んだiPodをお供に、ドライブに出かけたくなったよ。

もはやCDという時代でもなく、ゲームミュージックと配信の相性はいいんだから、この手の試みはもっと積極展開してくれると楽しいと思う。
今回 #1 となっているわけだから、当然次も出てくるとは思うが。





posted by 海鮮丼太郎 at 06:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 知(information) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月27日

【速報】アフターサービス満足度調査、2012年のワーストはBMW


2011年のアフターサービス満足度調査において、堂々のワーストを獲得したのはプジョーさんでした。
直近4年間、その座を誰にも譲ることなく君臨してきたキングに対して、その座を揺るがす存在が出現。

なんと、2012年のワーストはBMWとなりました。

詳細は日経ビジネス7月30日号の入手ができてから、改めて分析します。
(定期購読してないので、限られた書店でしか買えないのよ)

もう定期購読でお手元に届いている人もいるんでしょうが、とりあえずおいらの楽しみを奪わないでくださいねw

ってことで、何があったか軽く予想してみる。

そんなにリコールが多かったとも思えないし、販売台数は好調だし、正直理由がよくわからん。
ただ、高年式の車種が立ち往生している光景を割と見かけた。感覚的にメルセデスの1.5倍ぐらい。

昨年の調査を見直してみるとランキングではワーストのプジョーに次いでBMWがブービー。
しかし、ここ数年プジョーが不動の最下位を維持しており、なかなかその座を明け渡さなかった。
でもその番狂わせが起こったということは、ひょっとすると今年はアンケートにおけるプジョーの回答者が規定数に満たなくて集計対象外になり、BMWがワーストに押し出されたのかも、なんて仮説が成り立つ。

いずれも本誌を見れば確認できることなので、果たして何が起こったのか?は改めてエントリーにまとめます。

じゃ、そういうことで。

posted by 海鮮丼太郎 at 19:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月26日

欧州メーカーの何が問題なのか?


おかしい。
何かがおかしい。

ガス欠に陥った欧州自動車メーカー

Financial Timesの記事は基本的に投資家目線で企業の評価を行うわけで、その意味でドイツ系を除く欧州大衆車メーカーの苦境が企業価値=投資価値を下げていることに対する警告を発すること自体は普通の事と思われる。
 パリ郊外のオルネー工場を閉鎖するというプジョーの決断は政治的には評判が悪いものの、投資家の間では重要な第一手と見なされている。ただ、これで果たして十分なのかと疑問視する向きもあり、プジョーは来年または再来年にかけて存続できるのかという声すら一部では上がっている。

 プジョーおよびシトロエンの自動車を製造している同社については、資産売却の代金や10億ユーロの株主割当増資などもあるため、少なくとも向こう1年間を乗り切るのに十分な現金は確保していると大半のアナリストは考えている。

 しかし、国内で大幅リストラに踏み切ることなく2014年までにフリーキャッシュフローを回復させるというフィリップ・バランCEOの公約については、守られないのではないかという指摘がなされている。

 バーンスタイン・リサーチのマックス・ウォーバートン氏は「オルネー工場の閉鎖と人員削減だけでは、恐らくキャッシュフローの回復には至らないと思う」と言う。「彼らはこのところ、粗利益がほとんど出ない価格で車を売っている」

 プジョーの株価はこの1年で75%下落しており、空売りの標的になっているとの見方も出ている。もし株価急落が続けば、フランス政府が介入せざるを得なくなる恐れもある。
プジョーに関する部分の引用だが、簡単にいえば利幅の少ない大衆車メーカーなのに西欧での生産率が高いため、高コスト体質になっていることが原因、ということだ。

記事の中ではフィアットの苦境についても語られているが、フィアットは資金がまだ潤沢にあった頃に弱っていたクライスラーを買収できたおかげで、現在はそちらに助けられているというルノー&日産と同じ構造になっている。無茶なことするな、と思ったが結果的にはラッキーな買収だったということだ。

それに対して好調を維持しているドイツ勢と韓国勢。
特に同じ大衆車メーカーのVWグループが何をやっているのかというと、生産を東欧諸国にシフトしていることで生産コストを抑える事ができていることが利益に繋がっている、という話だ。
韓国勢についてはFTA締結による影響をフル活用した結果でもあり、捨て身の戦法とはいえ勢いを感じずにはいられない。


ここで考えるのは、PSAのように商品力が劣るケースを除き、やり玉に挙げられている欧州フォード、オペル(欧州GM)といったメーカーの商品力は、決して低くはないということだ。


欧州フォード発のEcoBoostエンジンは北米ラインナップへと展開されており、その開発ノウハウはフォードグループにとっては至宝とも言えるものであり、同様にオペルのパッケージング技術もGMグループの中では重要な役割を担っている。
単独事業としての赤字をグループでどうしていくかは、これまた別問題ということだ。

他にも中国資本になったとはいえ、ボルボは先進の安全技術の採用に積極的だし、それを消費者は一定の評価を与えている。

2014年に施行されるEURO6への対応も着々と進めており、新興勢力である韓国メーカーに比べて商品力が劣っているわけではない。

つまり、これらの記事で主に注目されるのがコストであるという点を、クルマ好きは鵜呑みにしてはいけないということでもある。


基本的に、十分な利益と運転資金を確保することが、資本主義における自動車メーカーの大前提であることは否定しない。

新興国での生産によって低コストで進出してくる勢力にも一定の正義があり、何を選ぶかは消費者の選択に委ねられている。
ただし、この手の記事のような金融筋から出てくる指摘が、必ずしも消費者の利益に適っているとは限らない。

つまるところ、トヨタ方式のように下請けメーカーの納入単価を極限までケチって最大の利益を上げるという行動は、低品質のものを高く買わされているということとイコールでもあるわけだ。

うがった言い方をすると、消費者側からすれば、原価率が高いクルマを買うのが一番得ということになる。

VWのゴルフVが、原価率が高すぎて問題になり、ゴルフVIの開発目標が大幅なコスト削減になったのは有名な話だが、逆に言えばゴルフVはお金の掛かった消費者にとってはお得なクルマだったと言う事ができる。

海外生産にすれば確かに販売価格を下げる事はできる。
一見すると安くなって良かったように感じられるが、その分国内から雇用が失われていくということとバーターでもあるわけだ。

家電メーカーが通ってきた道ではあるが、影響が多岐にわたる自動車産業にあって、海外生産シフトの議論は国策レベルでの検討が必要なことは言うまでもない。

雇用を守るため、そして激しい競争を生き抜いていくために、メーカーは新たな技術や魅力のある新型車の開発を続けている。
サーブの例を出すまでもなく、絶えず商品力を高める努力ができないメーカーが、市場から退場していくというだけの話なわけだ。


冒頭の話戻るが、コスト削減が正義だとでも言わんばかりの金融筋の指摘は、一方では的を射ているものの、他方では必ずしも正しいものではない。
(彼らの指摘はより利益を出すこと求めることであり、良いものを消費者のために安く売ることを求めているわけではない

「当座の運転資金の確保をなんとかしろ!」

という以上の指摘は、消費者サイドならびに雇用サイドにとっては余計なお世話だ!なんて視点を持つことも重要なことだと言っておきたい。

ただしPSA。
お前だけは話は別だ。
その商品力を何とかしろ。


posted by 海鮮丼太郎 at 12:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月25日

スペイドのCMがソニックのCMをパクった件




▲2012年7月


▲2012年1月

youtubeなどで動画が世界中で共有される世の中で、しかも今年のスーパーボウルというアメリカだけでなく世界中の人々が注目したCMで使われたネタを、その記憶も生々しい時期に安直にパクるのは、いったいどういう神経をしているのか。

しかも、たった半年しか経ってないんだぜ?

この手のクルマを空から飛ばす(というより落とす)ネタというのは、映画やバラエティなど過去にいろんな形で使われてきており、別にソニックのCMが初めてということではない。
しかし、ソニックのCMのイメージが一貫しているのは、他のチャレンジ映像と同じく“エクストリーム感の演出”という一点でブレがなく、単なる驚かせるための単発CMではない、という点だ。

これは放映されたのがスーパーボウルという、もっとも注目される瞬間に向けて作られたという特殊性があるとはいえ、だからこその完成度があるわけだ。

その一部分を表面的にパクって、しかも映像的には何ら新規性が発揮できていないこのCMを放映することに、トヨタは恥ずかしさを感じないのだろうか?
同じ業界の、しかも世界的に話題になったソニックのCMを知らなかったとは言わせない。

それだけに、安直に世界で話題になったCMを平気でパクるような姿勢は、ネットで話題の動画をそのままテレビで流すような三流バラエティのようでもあり、また、スペイドというクルマもそんな浅い思想で作られたんじゃないかと思わせる。

そう、スペイドといえば新型ポルテの兄弟車であり、そのポルテのそもそもの成り立ちはプジョー1007のパクリだったな。


ひとこと言っておくが、トヨタだからと何でも難癖を付けているわけではない。
むしろソニックのCMに影響を与えるような、こんなCMを作る才能も(海外のスタッフには)あるわけだ。



クルマの出来や国内の売上などの問題はあるものの、レクサスは世界で勝負することを意識している。
だからこそ、CMについてもアイディアやアピールに妥協は(あまり)ない。
うまくいっているかは別問題だけど。

シボレーのソニックも同じだ。
世界戦略車としてアメリカだけでなく世界各国で売ることを目標にしているからこそ、これだけ気合いの入ったCMを作ってきている。

モノが売れないと言われる時代にあって、商品を選ぶ際の動機に、世界でも通用するクオリティ(イメージ含む)を求める消費者が増えている。

そのイメージを含むクオリティを演出するのに、CMは大きな役割を果たす。
その重要なCMにおいて、安直にタレントを使ったり話題のネタをパクるような姿勢からは、世界でも通用するクオリティを目指そうとする意気込みも気合いも感じ取ることができない。

所詮、売る側もこの程度のことしか考えていないのか、と。

国内専用モデルだから、とかそういう話ではない。 

本気でやる気が無いのなら、本気で見放すまでの話だ。
登録車の需要はどんどん軽自動車に食われ、国内メーカーの利益を圧迫し、海外調達&海外生産の流れが加速し、そしてつまらん市場だけが残るだけの話さ。

posted by 海鮮丼太郎 at 23:00| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月23日

プジョーさん、商用車部門でトヨタと提携


PSA Peugeot Citroën and Toyota expand tie-up to include vans

外堀が埋められつつあるプジョーさん、それでも活路を見出すための提携交渉を急いでおりまして、以前から噂のあった商用車部門でトヨタとの提携にやっとこさこぎつけました。

提携の内容は、来年の第二四半期からPSAで生産する商用車をトヨタにもOEM供給することや、次世代LCV(Light commercial vehicle:小型商用車)の共同開発という形になるわけです。

トヨタとPSAといえば、ご存知のとおり107/C1/AygoというAセグメントカーを共同開発した経験があったりします。

LCVに関してPSAは、従来はフィアットと組んで合弁事業をやっていたわけですが、これを見直すなんて話になっており、次の提携先を探していたPSAとしては、なんとか首の皮一枚つながったというところであります。

フィアットと PSA プジョー シトロエン、合弁事業を一部見直し

この提携によってトヨタは要求が厳しくコストの掛かる欧州事業において、OEM調達でリスクを軽減することができ、またPSAにとっては余剰生産力をなんとか活かす方法が見つかったわけで、形としては両者の思惑がプラスの方向に働きそうであります。ただしトヨタは次世代LCVの開発に一部投資はするものの、合弁事業や資本提携には進まないという、かなり慎重な姿勢を見せております。
あくまで、お互いの都合を優先しての提携ということなんでしょうね。


これをトヨタが逆輸入でもしてくれたら、カングーのポジションを狙えるいいチャンスになるかもしれないでしょうが、そういうことはやらないのがトヨタ流。
期待するだけ無駄というものであります。

PSAにとっては、まぁ良かったね、というお話でありました。


posted by 海鮮丼太郎 at 17:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月19日

勝手に入るゴミ箱



もちろん動画内のように簡単に設計、製造できたわけじゃなく、ある程度の試行錯誤の末だとは思うが、こうしたことが個人レベルで軽く実現できてしまうことがスゴいと思うわけでありまして。

瞬発力よく動くように台車を設計し、電波でコントロールできるようにしたところに、KINECTで物体検知をさせて、その検知結果を分析して落下場所まで動くようにプログラムする、ということで実現されているわけでありますね。

KINECTによる物体検地ができるようにしておくという前提があるものの、この手のガジェットが売り出されれば欲しいと思う連中はけっこうたくさんいるんじゃないでしょうか。

こういうのを商品化して軽く売り出すぐらいのフットワークが日本の家電メーカーにあれば、消費者の財布の紐も緩くなりそうなもんだと思うわけですが、得てしてこういうのを実現するのは中国とか台湾のメーカーだったりするんですよねぇ。
しかも、アイディア一発商品って感じで値段もそれほど高くないようなものがね。

何度も引き合いに出されるルンバが日本の家電メーカーに作れない理由と同根のものを感じますな。

それにしても動画のうp主。
変に苦労話にせずにさらっと動画にまとめてしまうセンス、好きであります。



posted by 海鮮丼太郎 at 21:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 驚(surprise) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月18日

外堀が埋められつつあるプジョーさん


外堀が埋められつつあるプジョーさん。
マジでヤヴァいです。

仏大統領、プジョー削減容認せず 「国が介入」
【パリ共同】フランスのオランド大統領は14日、同国のテレビに出演、自動車大手プジョー・シトロエン・グループ(PSA)が発表した約8千人の人員削減計画は「受け入れられない」とし、国が介入して解決を図る方針を明らかにした。

 計画は見直しを迫られる可能性が出てきた。

 オランド大統領は、政権の最優先政策は雇用だと強調。10%を超えた失業率の低減に全力を尽くす考えを示した。

 PSAは12日、パリ郊外の工場閉鎖などで2014年までに国内の約8千人を削減する計画を発表していた。

 大統領は計画について「経営陣は(当時)人員削減の検討を否定していた」と不快感を表明した。
失業率の改善を公約として就任したばかりのオランド大統領にとっては、ここでビシッと指導力を発揮できないと、今後の政権運営に大きな痛手になることは明確なので、経済状況などを無視して過剰な介入を行う可能性があるわけです。

もちろん労働者の保護と国内産業の育成というのは国家戦略においては重要なファクターだけに、単に企業側の都合による大量解雇を牽制する動き自体は正しいと思うわけです。
とはいえ、民間企業の経営に政府がどこまで介入できるのか。

PSAの問題は商品競争力もさることながら、その高コスト体質にあるわけで、それをどのように改善していくかという点はやはり人件費を下げるということ以外になかなか打つ手は無いわけです。

無理にフランス国内の雇用を維持したが為の介入が、結果として企業そのものの存続の危機に直面する可能性も無くはないのです。

財源のアテも無いまま大盤振る舞いの公約をして、結局ほとんど実現できなかったどこかの国の無能政党と同じ轍を踏まなきゃいいんですけどね。

で、こんな話が出てくれば、当然のことながら市場における企業評価というのは急落するわけです。

プジョー株価が一時26年ぶり安値、再編計画でも業績懸念消えず

仏プジョー債、デフォルト確率51%示唆−CDS市場

CDSスプレッドの上昇はかなり敏感な企業評価の証とも言えるわけで、ここでリストラ(っていうか業績改善のための施策)をしっかり実行できないと・・・

市場からの評価をさらに下げる
    ↓
資金調達に支障が出る
    ↓
運転資金がショートする
    ↓
  あぼーん

なんて事にもなりかねないわけです。
それを回避するためのあれこれ施策を打っているわけですが、先日のGMとの資本提携もそのひとつでありまして。

当然期待されるのはGMとの協業によって最新技術(ハイブリッドやEVなど)の開発負担を軽減するということであるわけですが、さっそくオペルからクギを刺されてしまいました。
GMとプジョー、最先端技術は共有しない=オペル幹部
米自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ(GM)のドイツ子会社オペルの最高開発責任者リタ・フォルスト氏は12日、GMと仏PSAプジョー・シトロエンは先に包括提携で合意したが、GMの電気自動車(EV)「シボレー・ボルト」とプジョーの「3008ハイブリッド4」などの「グリーンカー」の最先端技術を両社が共有する公算は小さいとの見方を示した。

 業界の専門家は、オペル製「オペル・アンペラ」(米国での名称はボルト)のような車はそのブランドにとってリーダーシップと技術革新を示すために非常に重要な存在だと見ている。また、顧客はアンペラや3008ハイブリッドを店に見に来て、最終的に価格が手ごろな「オペル・アストラ」や「プジョー208」を購入するという傾向もあるため、アンペラなどはこうした車の需要を一段と押し上げるのにも役立っているという。
 フォルスト氏は「メーカーが他社と共有できないある種の技術的遺伝子というものがある」とし、こうした車の独自のセールスポイントは保護される必要があると説明した。
言ってる事はごもっとも・・・というところでありまして、さてそうなるとPSAとしては次世代環境対車をどのように開発していったらいいんでしょうか?


BMWからも三行半を突き付けられ大けがの出血を止めるためのリストラもフランス政府が許してくれない、となると・・・フランス政府から資本を入れられるか、もしくはPSA自身の身売りなんて話にもなりかねません。
この辺は先日から言い続けてる事ではありますが・・・

で、繰り返しますがPSAの問題点と解決策は

 ・高コスト体質⇒新興国へ生産シフト
 ・魅力的な車種が少ない⇒開発スピードアップ
 ・次世代環境技術の開発⇒自社開発を断念し外部調達するか、もう一度どこかとアライアンスを組み直す

とまぁ、やれることの選択肢はそんなに多くはないんですよね。

企業の合従連衡はひと段落してしまった感があるので、GMとの関係が深いものに出来ないのであればこれ以上の明るいビジョンを描くのは難しいわけで、そうするとやっぱり出血を止める手を打つぐらいしかないと思うんですが。

傘下の企業がそれなりに利益を出してるうちにドラスティックに動いていればこんなことにはならなかったと思うんですけどね。

さて、予断を許さない今回の話はどういった着地をするんでしょうか。
個人的にはフランス国内のリストラ規模を縮小させて実施、なんてあたりかと思いますが、それで何か状況が好転するとも思えませんが・・・

とはいいつつ、今回のこの動きって、そのまんま今後の日本でも起こりえる話なんですよね。

リストラの規模は先日話題にしたルネサス・エレクトロニクスの事例と酷似しているし。
ホンダのフィットアリアとかの例から始まって、日産はマーチや三菱はミラージュなど基幹車種の生産を海外へ移したりしており、これに追随する流れは必ず起こるわけです。

国内生産を続ける!とか言っていても部品の国産率はどんどん下がっており、16日に日産が発表した新型ノートなんかも生産は九州で行うものの、部品の4割近くが韓国を始めとしたアジア諸国からの調達になるなど、部品から生産まで国内で賄うというのがもはや不可能な話になっているわけでありまして。

日本の産業構造の行く末を占う上でも、今回のPSAの件がどう決着をつけるのか、注意深く見ておく必要があると思うわけですね。

まさしく、他人事じゃないんですよ。



posted by 海鮮丼太郎 at 23:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする