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2017年07月20日

12年後の加圧でポン!



「加圧トレーニング」が市民権を得てからもうずいぶん経ちますが、当方もご多分に漏れずブーム初期に加圧トレーニングに挑戦したことがありまして。

その時は4万円ぐらいするウェアをオーダーメイドで作って、それで筋トレするというものでした。

当BLOGのかなり初期(2005年)のエントリーでこんなことを書いていました。

加圧でポン!

加圧でポン!その後


腿と腕を指定圧で締め付けることで成長ホルモンの分泌を促すという構造上の理屈は理解しており、ウェアを買ったことを後悔はしていなかったのですが、とにかくこの当時は仕事が忙しくて運動する時間が作れず、残念ながら目に見える成果を上げることはできませんでした。

その代わりに目覚めたのが自転車の趣味でして、トレーニングの主体はこちらへとシフトしていきました。

とはいえ加圧状態で身体を動かすことにより代謝が促進される感覚は実感していたので、加圧という手法そのものは“運動の効果をアシストする”という点において効果的である、というのが当方の基本的なスタンスであります。

機会があれば再チャレンジしたいとは思っていたものの、あれから12年も経っているですねぇ…

ってことで娘さんを連れて外出することも多くなり、体力と体のキレを取り戻すべく体質改善に取り組んでる矢先に、久々にブログスカウトさんから掲載企画のお話を頂きましたのでちょっとチャレンジしてみましたよ、というのが今回のエントリーだったりするわけですね。

SASUKE_03.JPG



■ずいぶん手軽になった加圧トレーニング
加圧トレーニングのブームによって様々なウェアや専門のジムが出来るなど、チャレンジの敷居はずいぶん低くなりました。

そんな加圧ウェアの中でも最近は気軽に着用できるTシャツタイプのものが出回るようになりました。
今回チャレンジしたのが“着るだけで筋肉が付く”というコピーが躍る「SASUKE」という加圧Tシャツになります。

sasuke.gif

BODYCUSTOM 加圧Tシャツ「SASUKE」

ストイックにトレーニングするのが好きな人を除いて、一般的な加圧トレーニングの目的は身体のシェイプアップ(っていうかダイエット)にあると言えるでしょう。

専用のウェアを着用していた時は運動時間に制限があったりしましたが、「SASUKE」に関してはTシャツ同様に日常的に着用することで加圧状態を持続させ、長時間の筋肉にテンションを掛け続けるというコンセプトのようです。

届いた「SASUKE」を開封してまず驚いた、というか笑ってしまったのがこのシルエット。

SASUKE_02.JPG

写真はLサイズなのですが肩幅に対して見事なまでに絞り込まれたチェストからウェストのライン。

当然着用すれば身体が猛烈に締め付けられることになります。

ボンレスハムのようになった身体に戸惑いつつ、ジャケットを羽織っていざ出勤。

SASUKE_01.jpg


着用してすぐに感じたのが、常に締め付けられる緊張感の心地よさでした。

お腹回りだけでなく背中も締め付けられるので、必然的に背筋がピンと伸びるんですね。

これは意外な効果でした。

仕事中はPCをずっと操作しているので猫背になることが多いんですが、「SASUKE」着用時は背中を締め付けられることで自然と背筋を伸ばした姿勢になっていました。

で、ご存知の方も多いと思いますが背筋を伸ばした状態というのはそれだけでかなりのカロリーを消費し、なおかつ背筋を鍛える効果もあります。

腹筋と背筋をバランス良い状態にしておくことは健康を維持する上で大切です。

正直言うと筋肉が付くほどの効果を上げられるかは未知数ですが、少なくとも背筋を伸ばすサポートをしてくれることで「SASUKE」が健康維持のために明確なメリットがあると感じました。



■汗が出過ぎて困ったぞ
で、客先打合せで外出した時にちょっと困ったことが起こりました。

「SASUKE」を着用して少し身体を動かすだけで、猛烈な汗が出てくるんですよ。

加圧に代謝を促す効果があることは知っていましたが、まさか客先に向かってちょっと歩くだけでこれだけ汗かくとは想定外でした。

それだけ効果があるということでもあるのですが、吸汗素材ではあるもののビジネスで着用する場合はシャツやジャケットの汗対策をしておいた方がいいかもしれませんね。


「背筋が伸びる」「発汗作用がすごい」この2点の特徴がわかったので、ウォーキングで活用してみることにしました。

ようやく涼しくなった夜の街を普通のペースでウォーキングすると、まあ出てくる出てくる滝のような汗。

途中で水分と軽い塩分を補給しつつ5kmほど歩いて帰ってきたら、体重が朝から-3kgも減っておりました。

水分が抜けたことが即ちダイエットというわけではありませんが、代謝が促進されることは間違いなくダイエットに効果があります。

これを繰り返していくことで結果的に体重が落ちていくんじゃないかという目論見のもと、今日も夜のウォーキングに精を出すことにします。


■まとめ
宣伝通り筋肉がムキムキになるかどうかはまだわかりません。

ただ、「SASUKE」の強烈な加圧が代謝を促す効果があることは実感しました。

つまり、運動の効果をアシストする役割があるということですね。

このアシスト効果を効率の良い代謝に繋げていけば、結果としてダイエットに結びつくわけです。

ただ着用して日常を過ごすだけでも効果はあると思いますが、せっかくなので軽い運動も併せると、より効果が見込めるんじゃないかと思いましとさ。

ってことで日常的に使うには「SASUKE」が3セットぐらいあるといいかなと思いましたとさ。




 
posted by 海鮮丼太郎 at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 鬱欲番長(review) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月13日

夏の湘南へクルマで行くにはどうしたらいい?

jumbo_pool.jpg

夏だ!

娘さん連れてどこ行こう?

ってことで友人から辻堂海浜公園のジャンボプール へ行こうって話が出たので早速計画を練ってみる。

友人親子はJRで比較的楽に移動できるのだが我が家のある川崎北部から湘南方面への電車のアプローチがあまり良くない。

2歳児を片道2時間電も電車に乗せるのはまだちょっと不安なのでクルマで行くことを考えた。

しかし。

夏の、

プールで、

しかも湘南。

辻堂海浜公園は海岸も近くサーファーなどが多く集うためこの時期は一年で最も混み合うことになり、併設駐車場の渋滞はディズニーランドの比ではない(らしい)。

しかも帰りは大渋滞で辻堂エリア(3km)を抜けるのに平気で2時間とか掛かったりする。


「夏の湘南にクルマで近づいてはならぬ」


我が家に古くから伝わる家訓である。


じゃあどうするか?
選択肢を考えてみる。

@2時間掛けて電車で行く
Aちょっと離れた場所に駐車場を確保してそこから電車で行く

@は上記したように幼児を連れて2時間というのは結構しんどい。
しかも機動力が必要なのでベビーカーが使えないとなると手持ちの荷物も増える。
出来れば避けたい。

A混み合うのは辻堂界隈なので、例えば藤沢や大船にクルマを止めて、そこから2駅ほど電車&バスで辻堂海浜公園へ向かう手がある。

これは割と合理的だ。

とはいえ、時間貸し駐車場は沢山あるが、当日狙い通りに駐車場が確保できるかわからない。

スケジュールがあるので駐車場探しで時間を取られるのは避けたい。

そこで登場するのが駐車場予約サービスだ。

最近は民家や事業所の空いてる駐車場を時間貸しする仲介サービスが人気を博しつつある。
割と有名で当方もよく利用するのが「akippa(アキッパ)」だ。

試しに辻堂界隈で検索するとけっこうな数の候補が出てくる。

akippa_parking20170713.gif

しかし残念なことに(っていうか当たり前のように)、辻堂の海近くの物件は週末の予約がすでにいっぱいになってしまっている。

一番近いところで借りられたら、そこから徒歩でジャンボプールまで行けたのに。残念。


まあこれぐらいは想定内だ。

ここから少し距離を離れて候補を見ると、大船駅そばの民家でに空きがあった。

大船だったら辻堂までは2駅。40分あればプールまで辿り着けるだろう。
これはいい、ってことでここを候補に残してほかの選択肢を探す。


「akippa」の成功は時間貸し駐車場業界にも衝撃を与えたようで、最大手のTimesも同様の仕組みを始めていた。

そのサービスが「B-Times」だ。

Timesの豊富な検索機能に比べるとまだまだ規模が小さくサイトの使い勝手もイマイチだが、とりあえず検索してみると辻堂海岸付近の物件は無いものの、周辺地域ではakippaに比べて多くの候補が出てきた。

b-times_parking20170713.gif

ここで目を付けたのが藤沢駅から500mのところにある1000円/日の駐車場。(画像では隠れてる)

藤沢なら辻堂まで1駅だし、道路を移動すればジャンボプールまで5kmだ。

5kmってことは…自転車で移動できるじゃん。

クルマに自転車積んでって、娘さん載せて自転車移動なら混雑を避けてジャンボプールまでストレスなく到着できる。

ってことで

Bちょっと離れた場所に駐車場を確保してそこから自転車で行く

という新たな選択肢が生まれた。
(大船から自転車はちょっとキツい。)

本当はジャンボプールまで直線距離でもっと近い候補があることはあるのだが、確実に自転車が使えるかはまだわからないのでAの電車移動の可能性も残してJRの駅に近いところを確保した。

B-Timesの料金はakippaに比べると1〜2割ほど高めではあるが、どちらも1日単位の料金設定(そうでない青天井のところもある)なので利便性の良い候補のあるサービスを利用すればいいだろう。

ってことで、これで移動の目論見は立った。

ジャンボプールは夏休みは大混雑するということなのでオープンの9時前に現地着にしたい。

逆算すると藤沢には8時着。

ってことは家を出るのが7時か…

娘さんを叩き起こすミッションが一番難易度が高そうではある。



そんなわけで、充実した思い出をたくさん作る夏の始まりである。


ディーラー巡りとかしてるヒマねぇなあ…


posted by 海鮮丼太郎 at 14:33| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 知(information) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月07日

フランスが2040年までにガソリンとディーゼル車の販売を止めるってよ


さて、7月5日にスウェーデン(に本拠を置く中国資本)のボルボが2019年以降に発売する全てのモデルに電気モーターを搭載し、従来の内燃機関のみで走る車の発売をやめると発表しました。

これと呼応するようにフランス政府が大きな方針を打ち出しました。


フランス政府のニコラス・ヒューロ環境相は6日、記者会見を開催し、2040年までに全てのガソリンとディーゼル車の新車販売を停止する考えを明らかにした。

ヒューロ環境相はまた、2040年までに石油、ガス、石油、シェール石油関連のプロジェクトについても禁止する考えも明らかにした上で、米国のトランプ大統領による「Make America Great Again(偉大なアメリカを再び取り戻そう)」というスローガンをもじって「Make the Planet Great Pgain(偉大な地球を再び取り戻そう)」と述べた。

G20直前のこのタイミングでの発表は、先日トランプ米大統領がパリ協定の離脱を宣言したことに対する強烈な政治的メッセージの意味合いが強いわけです。

これが果たしてフランス産業界の合意を受けてのものなのか、ある種の政治パフォーマンスなのかはもう少し時間を掛けて見ていくべきではないかと思う次第です。

というのも、強烈なメッセージというのは確かにインパクトを与えるものではありますが、どこかの小池都知事のように従来までの議論や準備をすっ飛ばして大衆ウケを狙った施策を打ち出したら結果として事態を悪化させたように、産業界の根回しをせずに目標だけブチ上げるたりすると結果としてそれは混乱を招くことなりかねません。

内燃機関から次世代パワートレイン(EV/HEV/FCV)への移行には多額の投資が必要となります。
どの自動車メーカーもグローバル化が進む中で市場に合わせた商品を投入しなければなりません。

GMがオペルをPSAに手放したのはこうした次世代への投資に集中するためでした。

逆に言えばPSAは余計なレガシーを抱え込むことになりスケールメリットによる相乗効果を早期に達成しないと次世代技術への投資に回す余裕がなくなります。

日産(&ルノー)がHEVをすっ飛ばしてEVに賭けるというギャンブルが時期尚早で事業方針の修正を余儀なくされたように、技術の進化は段階を踏んで進んでいくものであったりします。

当面の課題がリチウムイオン電池に代わる高効率のバッテリーと、48V化によって電導効率がどこまで改善するかという点。

航続距離を伸ばすために大容量のバッテリーを積むと車重が重くなりサスペンションやブレーキを強化せざるを得ない状況があり、軽量化(技術面とコスト面)の取り組みも一層進めなければなりません。

そうした様々な技術の集積があって初めて次世代車が世に出てくるわけですから、技術のロードマップと各自動車メーカーの動向をきちんと把握して、政治はその普及を後押しするのが本来の役割であるわけです。

こうした状況もある中で今回のフランス政府の発表は環境問題でイニシアチブを執りたいという思惑に対して自国の産業をどううまく保護していくか、割と綱渡り的な状況を招きそうな気がしないでもありません。


■日本はどうなのか?
とはいえフランスがここまで明確に2040年という期限を切ったのは世界にそれなりのインパクトを与えました。

では日本の状況はどうなっているのでしょうか?

経産省による「EV・PHV ロードマップ検討会」報告書(PDF) においてその辺りの記載があります。

日本再興戦略改訂2015として閣議決定された目標は、

「2030年までに新車販売に占める次世代自動車の割合を5から7割とすることを目指す」

とかなり意欲的なものになっています。

ただし現状ではこれはかなり厳しい目標と言わざるを得ません。

報告書ではパリ協定の批准の目標として2030年におけるEV・PHV の普及目標(新車販売に占める割合)を20〜30%と設定しています。

evphv_spreadcurve.gif

かなり厳しめになっている理由は報告書内に割と細かく記載されているのでご一読いただければ、と。

こんな状況でフランスの動きをキャッチアップできるのでしょうか?

自動車メーカーはグローバル化しており、当然一番厳しい市場で勝ち残っていくための投資を行わざるを得ません。

その恩恵は巡り巡って日本に還元されることでしょうが、日本市場に特化した車種(ex.軽自動車)の開発は今後難しいことになるかもしれません。



■次世代車の普及は景気動向次第
では、次世代車の普及はどう進むのでしょうか?

この辺りは消費者の動向に大きく左右されるわけですが、クルマを日常的に必要とする世代、特に20代〜40代あたりの所得が伸び悩むと、総じて高額になりがちな次世代車は一種の嗜好品になりかねず、政府が普及を促したくても消費が追従してこない可能性があります。

東京オリンピック以降の景気に関してはネガティブな予測も根強く、たとえエコカー減税や既存車への増税といった措置を取ってもプリウスフィーバーの再来は期待できないかもしれません。

もっと悪いシナリオを想定すると、特に都市部では「所有からシェアへ」と一気に流れが変わる可能性すらあります。

すでに若い世代はクルマを所有するメリット(移動の自由)とデメリット(維持費)に対して後者を許容できない状況にあります。

そんなわけで、次世代車の普及はすべて景気動向次第です。

搾り取るだけ搾り取る税制の根本的な見直しや規制緩和による技術開発の政治的バックアップなどやれることはいろいろありますが、実際にそれが実行されるかというと必ずしもそうではない辺り、なんかモニョモニョしそうな気がします。



■もう一つの日本固有の懸念
コスト面の問題以外にも次世代車の普及において日本固有の問題があったりします。

日本の住宅の4割が共同住宅、つまりマンションタイプの建物だったりします。

次世代車の充電には一定の時間が必要となり、一軒家であればまだしもマンションの立体駐車場などで充電インフラをどう整備するのか?という非常に大きな問題については、現状ではほとんど未着手な状況です。

立体駐車場における充電インフラの設置は今のところ平面の特定箇所にに充電器を設置して皆が共有するというスタイルが一般的ですが、次世代車が普及すれば当然充電器の利用者も増えてバッティングすることになります。

使いたくても使えない。

ガソリンスタンドであれば5分も待てば次の人が利用できる程度の回転率ではありますが、充電の場合は最短でも30分程度は必要になるでしょう。

そうすると極端な話、各パレットに1台の充電器の設置が必要となり、新設ならまだしも既存の立体駐車場の改修となれば猛烈なコストが発生します。

修繕積立でそうした改修を見越したケースは稀…というかほとんど無いのが実情です。

そんな状況では次世代車を買いたいと思っても躊躇する人が急増するでしょう。

その意味で、次世代車の本格普及はすなわち、「所有」という概念の衰退とセットで進むと当方は考えております。

街中で見かける自動車ディーラーやガソリンスタンドは、恐らくカーシュア営業拠点に事業を鞍替えすることになるでしょう。

これは悲観的な未来予想図ではなく、ビジネス環境ならびに産業構造の変化によるものだと考えるべきです。

もちろん地方など交通インフラが未整備なところでは今後もクルマを所有するスタイルは続くことは間違いありません。

しかしそれも程度問題だったりします。

もう一つの潮流である自動運転車の普及は、乗合いタクシーの解禁といった規制緩和とセットになることで主に高齢者の移動の代替として普及していくことでしょう。

それもそう遠い話ではありません。



■前を向いて歩こう
どうやら当方が生きているうちにガソリンを給油する行為は過去のものとなり、クルマは借りるものという価値観に転換することになりそうです。

大きな産業構造の転換は様々な需要と軋轢を引き起こします。

特に自動車関連産業に従事する方々は多かれ少なかれ影響を受けることになるでしょう。

変化を受け入れ、新しい時代にどう対応していくか。

当方のように守るべき家族を抱えながら変化に対応していくのは並大抵のことではありません。

しかしそうした不安がある一方で、新しい技術がもたらす未来にワクワクする自分もあったりします。

かつてトップギアでジェレミー・クラークソンが環境対応が進むことで官能的なエンジンサウンドが失われることを嘆いていました。

しかし当方はそんなエンスー特有の後ろ向きな考えが好きではありません。

古き良きものをリスペクトしつつ、新しきものでより良き未来を描いていく。

人間が道具を使い、改善することで他の霊長類に比べて飛躍的な進化を遂げてきたわけです。

ほんの数十年間の生命ではありますが、その進化に身を委ねるのは正しい人間の生き方ではないかと思いましたとさ。


などと今年14年を迎えた307swに頑なに乗り続けてるお前が言うな、というツッコミを感じつつ当エントリーを締めさせていただきます。


posted by 海鮮丼太郎 at 12:03| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 思(criticism) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月06日

2017年上半期の輸入車市場、全般的に好調

ikuze30man.gif

早いもので2017年も前半を折り返して後半に差し掛かりました。

そんなわけで各業界では今年上半期の総括が盛んではありますが、当BLOGがうぉちしている日本の輸入車市場にも動きがありますのでざっと見ていくことにしましょうか。

まず2017年の輸入車市場のトピックとしては、1997年以来となる年間30万台突破なるか?という非常に大きな話題があります。

またメルセデスの絶好調に代表される高級ブランドの盛り上がりに加えて大衆ブランドも前年に比べてプラスに推移するなど好調の波が輸入車市場全体に訪れています。

その波に各ブランドがどれぐらい乗れているのか?

それが上半期を振り返るうえでのポイントになるのではないでしょうか。


では、具体的に2017年上半期の実績を見てみましょう。
   
2017年上半期(1月〜6月)輸入車登録実績
 2017年2016年前年比(%)
Mercedes-Benz32,69432,236101.4
VW25,59525,079102.1
BMW25,42924,639103.2
Audi13,45814,13795.2
BMW MINI12,46811,810105.6
Volvo7,7026,972110.5
Jeep4,9824,356114.4
Renault4,0072,423165.4
Peugeot3,9423,613109.1
Porsche3,5853,438104.3
Fiat3,3033,54593.2
smart2,5192,173115.9
Land Rover1,6311,73194.2
Jaguar1,5881,290123.1
Citroen1,303861151.3
ABARTH1,234878140.5
Maserati858575149.2
Alfa Romeo72299172.9
DS50861782.3
Ferrari403338119.2
Lamborghini279198140.9
Cadillac25831282.7
Ford2021,30315.5
Chevrolet19322685.4
Aston Martin18799188.9
Bentley184183100.5
Dodge156133117.3
Chrysler13816484.1
Rolls Royce12298124.5
BMW Alpina10719455.2
Lotus9211381.4
Mclaren707297.2
Autobianchi255500.0
Rover2317135.3
Morgan135260.0
Lancia127171.4
Hyundai112550.0
MG73233.3
Pontiac72350.0
Buick65120.0
GMC6785.7
Bugatti1250.0
Detomaso1250.0
Maybach1250.0
Mini1
RUF1
Saab1
Hummer5
PROTON1
Others441147300.0
Total150,476145,009103.8


■このまま推移すれば年間30万台突破の勢い
上記のとおり上半期の合計台数が150,476台となりました。
前年比でも+5,476台(103.8%)となっております。

前年より+2.1%以上で推移で伸びれば30万台に達する計算になりますので、VWのディーゼルゲートのような事件でも起こらない限りは目標達成が見えてきた感じではあります。

しかも今年は東京モーターショーが11月に開催されますので、それに合わせて各社販促を強化することになるでしょう。

その意味で今年の年末は輸入車の購入には好条件が揃っていると言えます。



■息切れするブランド、波に乗れないブランド
日本の輸入車市場をけん引するブランドがVWからメルセデスに変わり、その動向に注目が集まる昨今ではありますが、硬軟取り混ぜたプロモーション展開はメルセデスの目指す購買層の拡大に寄与してきたのは事実でありました。

その拡大によってメルセデスは販売台数を急激に伸ばしてきました。

2010年 107.6%
2011年 107.4%
2012年 126.2%
2013年 128.2%
2014年 113.2%
2015年 107.1%
2016年 103.4%
2017年 101.4%(上半期実績)

しかし昨年は前年比103.4%と頭打ちの傾向が見られ、2017年上半期は101.4%と辛うじてプラスではあるものの、市場全体の伸び(103.8%)を下回っています。

どのブランドにも言えることですが新型車の投入や船便のタイムラグなどの影響で販売台数は大きく変動するものですが、一つの指標として市場の伸びを下回っているというのは注目すべき事態かもしれません。

トップのメルセデス販売が落ち込めば全体に与える影響は大きくなるからです。

急激な拡大路線により一部では登録済み未使用車を中古車市場に流すことで販売をかさ上げしているとの指摘もあり、限界点を超えると一気に悪影響が出てきたりもするものです。

メルセデスはピークアウトしたのか?

下半期を見ていく上でこれが一つのポイントになるのではないでしょうか。


もう一つ波に乗れないブランドとしてAudiの存在があります。

VWがディーゼルゲート事件の影響をようやく払拭したように見える中、その影響をあまり受けていなかったはずのAudiの販売が伸びません。

トップグループの中で唯一前年割れの状況が続いており、一時期の飛ぶ鳥を落とす勢いはどこに行ってしまったんだろう?と関係者でもないのにかなり困惑しております。

ソーシャルメディアを活用したQ2の #型破る のプロモーションはそれなりに話題喚起には成功しているようですが、納車が本格化するのはもう少し先ということもあり、下半期の販売にどれぐらい寄与するのかがよくわかりません。

先日コンテンツ東京2017にてAudiのデジタル&CRMマネージャーである井上大輔氏の講演を聞いてきましたが、非常に明確にマーケティングの戦略を考えている人であり、当方が申し上げるのもおこがましいですがとても才能のある方だと感じました。

この人が陣頭指揮を執っていながらなぜAudiが(現時点では)低調なのか?
本気を出すのはむしろこれからなのか?

とにかくAudiに関しては意味不明なことが多すぎます。

Q2は話題にはなるものの「買った!」という人があまり見当たらないのも気がかりです。

Q2の動向が下半期のAudi回復のカギを握っているだけにこちらも要注目です。




■波に乗ってるブランド
上半期の輸入車市場は市場全体で前年比103.8%です。
つまりそれ以上の実績を上げているブランドは波に乗れていると言っていいでしょう。

トップグループでは相変わらずBMW MINI、Volvoの好調が目立ちます。

ただしBMW MINIは既報の通り今年の東京モーターショーには出展しません。
逆にVolvoは方針を撤回して出展することに決めました。

こうした思惑を伴った判断が市場にどう影響を与えるかは見ものですね。



第2グループでもJEEP、ルノー、プジョーといった大衆ブランドが元気です。

この辺りはAセグメント車の好調に支えられている部分もありまして、下記のエントリーで触れていたりします。


今年はルノーがプジョーさんより売れるかもしれないという話(1)

今年はルノーがプジョーさんより売れるかもしれないという話(2)


大衆ブランドが好調というのは市場全体にとってとても健全なことであります。
下半期もこの調子でガンガンと行っていただきたい感じであります。


ちなみにルノーとプジョーさんですが、6月はプジョーさんの頑張りによって前月の290台→65台と一気に差を詰めてきました。

3008ディーゼルと新型5008でどれだけ爆発力を見せつけることができるのか?

そしてルノーはAセグメントの積み上げで逃げ切れるのか?


俺の中の全米が今猛烈に熱狂の渦の中にあります。



■テスラ、再び拡大路線か?
正確な数字が取れずあまり注目もしていなかったのですが、テスラの販売が復調の兆しを見せているようです。

ようです、というのはJAIAが発表する実績にテスラは単独のブランドとして登録していないため、発表では「Others(その他)」に分類されているため、正確な数字が不明なんですね。

ただ、Othersに含まれるブランドでコンスタントに売れるものはほとんどありませんので、実質的にテスラの販売台数に近い数字と見ることが出来ます。

上半期の実績を見ると441台の実績で前年比300%と猛烈な台数になっています。

バックオーダーが解消されたのか、モデルXなどのラインナップ追加で販売が上向いたのかは定かではありませんが、ボルボが2年後の2019年に内燃機関のみの新車は発売せずEVやハイブリッドのみの展開とする、と宣言したように時代はそちらへと確実に動いてはいます。

そんな中で先行者利益をどれだけ獲得し続けられるのか。
イーロン・マスクのビッグマウスっぷりがどこまで続くのかとセットでテスラの動向は要注目ですね。



そんなわけで上半期の国内の輸入車市場は高級ブランドから大衆ブランド、そしてEVといった先端技術を売りにするクルマまで等しく売れているという明るいニュースで折り返すことができました。


11月の東京モーターショーでも盛り上がりを見せるでしょうから、各社ニュースになりやすいネタの仕込みをよろしくお願いしますねw



posted by 海鮮丼太郎 at 14:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月05日

ハッシュタグ #PeugeotFans の取り組み

#peugeotfans.png
   
一方通行の情報発信はソーシャルメディアの使い方としてその性質上そぐわない、なんて話は当BLOGで過去に何度も指摘してきました。

2015年にプジョーさんがtwitterアカウントを仕切りなおした際のエントリーでその理由について書いています。

過去は無かったものとして、プジョーさんがtwitterを開始


そんな中でプジョーさんに動きが見られました。

プジョーさん公式アカウントが6月30日突如、「#PeugeotFans」というハッシュタグを付けて画像の投稿を促すようアナウンスしました。


基本的なおさらいですが、ハッシュタグの付けられた投稿はそのタグを辿ることでその話題に言及している投稿をまとめて見ることができます。

多くの人が集うイベントやテレビ番組で共通の話題を共有する目的でハッシュタグ運用は一般的なものになっています。
例えばプジョーさんの直近の事例では昨年行われたPEUGEOT LION MEETING 2016で運用された「#PLM2016」というハッシュタグが記憶に新しいですね。(何故かインドネシアのイベントとタグが被って残念な感じになってましたが)

ハッシュタグというのは何でも適当に設定すればいいというわけでもなく、ある程度目的が明確になってないとうまくいきません。

たとえば「#peugeot」は対象が散漫過ぎてイメージが湧かず何が集まってくるかわかりません。逆に「#NewSUVPeugeot3008」では対象が限定され過ぎて数が集まりません。

そんなわけで割と目的が明確でイメージしやすい「#PeugeotFans」ですが、このハッシュタグそのものは海外ではずいぶん前から使われており、公式ではプジョーイタリアのアカウントが促す形で投稿数が増えたのは2013年末頃でした。

とはいえプジョージャポンとしてこの手の動きはほとんど見られず、そもそもtwitterアカウントの仕切り直しをしたのが2015年3月の話ですから、そこから2年経ってようやく動き始めたという感じでしょうか。

ただしこれ、どうやら日本法人ではなく本国主導っぽいですね。

プジョースペインやポルトガルの公式アカウントも日本と同じようなタイミングでハッシュタグを付けた投稿を促すようツイートしていたりします。



投稿を促すハッシュタグの運用はオーナーの参加意識を高め、それが楽しいと感じてもらえるとブランドに対する高感度(≒忠誠度)が高まります。

集まった画像をCGM的に活用することでプジョーとオーナーという縦の繋がりを、そしてオーナー同士の横の繋がりをも演出する効果を生み出します。

もちろんクオリティのコントロールが効かないことによりイマイチな写真も散見されますが、それでもオーナーひとり一人の想いが写真に込められているわけです。

こういう積み重ねはメーカーに取って特別な資産と言っても過言ではないでしょう。

そうした資産をうまくコントロール(運用)するテクニックが求められるわけですが、まずは投稿の数が集まらなければ意味がありません。

上記で紹介したエントリーではマツダを成功事例として引き合いに出していますが、現在の運用をSNSに移行する前、マツダWEBで定期的に開催されていた「マツダ車のある風景コンテスト」の頃から素晴らしい写真が集まっていました。

今も「#マツダ車のある風景」のハッシュタグで素晴らしい写真が集まり続けるのは、投稿したくなるようマツダが運用を工夫しているからです。


プジョーさんでも過去に「Le Club Peugeot」というオーナー向けサイトの企画として写真を投稿してもらう『ギャルリープジョー』というコーナーがありました。

最初でこそ魅力的な「プジョーのある風景」が集まりましたが、比較的早い段階で更新が途絶え、結果としてコンテンツとしての魅力が失われてしまいました。

あの頃に比べれば運用のルールと手間は格段に軽減されてますので、うまく投稿を促し、賑やかなハッシュタグになるよう演出してください。



種は蒔かれました。

次のフェーズは肥料と水を与え、収穫を目指すことにあります。

これからが本番です。
運用の中の人、頑張ってください。



そして我々プジョーファンがやるべきことは、素敵なプジョー車のある風景を投稿することだと思うわけです。

我々も頑張りましょう。


…などと言ってみたものの最近プジョーさんの写真を全然撮ってなくて愕然としております。

週末は娘さん連れてどこか行ってきます。



posted by 海鮮丼太郎 at 13:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする