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2017年01月12日

空飛ぶカメラに託した夢

Lily_abandoned.jpg

新しいテクノロジーによってもたらされる素敵な未来に賭けてみたい。
クラウドファンディングはそういう夢とリアルをマッチングするシステムとして普及してきた。

昨今では単なる話題作りや詐欺目的での利用が増えてきて一時期ほどの熱狂は失われてきたものの、2015年のEngadget日本版の記事でLilyの事を知った時、直感的にこれは欲しい!と思った。


空撮ドローンではない飛ぶカメラLily 予約開始 ^o^ 自動追尾や回り込み対応、浮く防水仕様


日本円で7万円ほどだったが、これで撮影できるであろう映像への期待を考えたら、決して高いものではないと思った。

育児にお金の掛かるタイミングではあったが嫁に内緒でこっそりクラウドファンディングに応募して商品化を待つことにしたのが2015年5月のお話。

当初2016年初頭に発売予定とアナウンスされていたが、出荷が夏に延期となった。


└(└ ^o^)┘空飛ぶ自撮りカメラ Lily、40億円分の予約獲得。出荷は夏に延期


その間にも出資者に対しては開発状況が定期的にメールで報告されており、ゆっくりだが開発は進んでいるのだろうと思われた。

そして夏が過ぎ更なる延期がアナウンスされた辺りでちょうど我が家で電動アシスト自転車購入計画が立ちあがりお金が必要になったので、開発元に返金の要請をすることにした。

おもしろい空撮映像が撮れないのは残念だが仕方がない。

…とはいいつつなんとなく商品化に不安を感じておりこの辺で出資金を取り戻しておいた方がいいかもしれないという判断が微妙に働いたのも事実だ。


返金を巡ってはPayPalアカウントの本人認証手続きの大トラブルで大幅に遅れ、ちょうど年末に入金の確認が取れたばかりだった。
そして年が明けた今日、Lilyの開発元から商品化断念の案内が届いた。


The Adventure Comes to an End


 Dear Lily community,

Antoine and Henry here from the Lily team. When Lily set out on the journey to create a flying camera over 3 years ago, we were determined to develop and deliver a product that would exceed your expectations.

In the past year, the Lily family has had many ups and downs. We have been delighted by the steady advancements in the quality of our product and have received great feedback from our Beta program. At the same time, we have been racing against a clock of ever-diminishing funds. Over the past few months, we have tried to secure financing in order to unlock our manufacturing line and ship our first units - but have been unable to do this. As a result, we are deeply saddened to say that we are planning to wind down the company and offer refunds to customers (details below).

We want to thank you for sticking with us and believing in us during this time. Our community was the drive that kept us going even as circumstances became more and more difficult. Your encouraging words through our forums and in your emails gave us hope and the energy we needed to keep fighting.

Before we sign off, we want to thank all the people who have worked at Lily, who have partnered with us, and who have invested in us. Thank you for giving your all, nights, weekends and holidays, in the effort to deliver a great product.

After so much hard work, we are sad to see this adventure come to an end. We are very sorry and disappointed that we will not be able to deliver your flying camera, and are incredibly grateful for your support as a pre-order customer. Thank you for believing in our vision and giving us the opportunity to get this far. We hope our contribution will help pave the way for the exciting future of our industry.

Sincerely,
Antoine and Henry
Lily Founders 

クラウドファンディングで40億円分の予約を獲得し当初の開発費は確保したものの、商品化に向けての開発が難航し追加の資金調達に失敗したのが商品化断念の理由だそうでだ。

実現してればおもしろい製品だったであろうことを考えると残念ではある。 

出資者に対しては返金を予定しているというが、正直手元にどれだけ資金が残っているかが不明なためどうなるかはわからない。

その意味で当方は神がかり的なタイミングで逃げ切ったと言えるのかもしれない。

為替と手数料の関係で7000円ほど損した計算になるがとりあえず精神的なダメージは少ない。



しかし改めてクラウドファンディングによる商品化の難しさを垣間見た気がする。

かつて同様の仕組みで資金を集めつつ商品化に失敗した「MorphyOne(モルフィーワン)」の大騒動をゲラゲラ笑って見ていたが、危うく当方も似たような事態に巻き込まれる可能性もあったわけだ。


しかしいい夢を見させてもらったし、いい経験にはなったと思う。
機会があれば、またこうした夢に出資してみたいとも思っている。

バカがむやみにドローンを飛ばしたせいで強い規制が敷かれてしまったが、空撮がもたらすインパクトは計り知れない。

技術の発展によりLilyの遺志を受け継ぐ楽しい空撮ロボットが出てくることに期待したい。



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posted by 海鮮丼太郎 at 14:25| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 鬱欲番長(review) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月11日

2016年の輸入車市場を振り返る(1)


JAIAより2016年12月の登録実績が発表され、これで2016年の年間登録台数が確定しました。

そんなわけで年初恒例の2016年の輸入車市場を振り返ってみましょうか。
(ここで言う輸入車は海外メーカーの意味となりますので、トヨタや日産、三菱などの逆輸入車は含まれておりません)

JAIAも自販連もなぜか国内メーカーの海外生産分を輸入車としてカウントしたがりますが、集計するのが面倒なので海外メーカーと国内メーカーで分けてくれませんかね?ホント。

ってことで自販連が発表した2016年輸入車登録台数は343,673台でしたが、純粋に海外メーカーだけで集計すると294,060台でありました。

悲願の30万台まであと6000台。
非常に惜しい数字でありました。

とはいえ2016年は輸入車市場はいろいろとショッキングなことが起こった年でもありました。

2015年9月に発生したVWのディーゼルゲート事件によりそれまで好調だった輸入車市場に冷や水をぶっかける形となり、その余波はまだ続いておりました。

新年早々に米フォードが国内市場から完全撤退を検討しているという速報が入り、まったく事情を聞かされていなかった日本法人が後追いするように事実を認める事態となりました。

結果的に9月末にはすべてのフォードディーラーが閉店し、アフターメンテナンスはPCIが請け負う形になりましたが、年間5,000台程度では日本で輸入車ビジネスを継続するのが難しいということが露呈した事件でもありました。

そしてVWは直接的な不正の対象ではなかったもののディーゼルゲートの影響から未だ回復できず前年割れを続ける中、その他の勢力が大きく数字を伸ばしたことで、市場全体で見れば前年比9,891台増(+3.5%)とという結果になりました。

これはVWが好調だった頃をさらに上回る勢いであり、1997年以来17年ぶりの30万台にあと少しまで迫る勢いでありました。

inportcar_graph2016.gif


それではトップ20ブランドの登録台数を見ていくことにしましょうか。
ってことでこんな感じです。


 2016年輸入車トップ20ブランド実績
メーカー2015年2016販売台数20152016順位
販売台数販売台数前年比順位順位前年比
Mercedes-Benz65,15967,378103.4%11
BMW46,22950,571109.4%32
VW54,76547,23386.2%23
Audi29,41428,50296.9%44
BMW MINI21,08324,548116.4%55
Volvo13,51014,553107.7%66
Jeep7,1299,388131.7%77
Peugeot5,9067,403125.3%108
Porsche6,6906,887102.9%89
Fiat6,0326,717111.4%910
Renault5,0825,303104.3%1111
smart1,0124,508445.5%1912
Land Rover2,9793,165106.2%1313
Jaguar1,3492,883213.7%1814
Ford4,8562,14344.1%1215
Citroen19782,009101.6%1516
Abarth1,4721,857126.2%1617
Alfa Romeo2,3211,76776.1%1418
Maserati1,4491,32391.3%1719
DS9251129122.1%2020

■輸入車市場を支えたVW、ついに3位へ後退
メルセデスが盤石としか言いようのない好調さを維持し続けたのが2016年のトピックではありましたが、どっこいBMWも負けてはいませんでした。

多彩な車種とパワートレイン、お台場の戦略施設などあらゆる攻めの姿勢でVWの販売を追い抜き、ついに2位に返り咲きました。

BMWが売れていた時代を思い返すと、バブル期に“六本木のカローラ”などと呼ばれていた時期からバブル崩壊後の1994年までVWよりBMWの方が売れていた時代がありました。

それ以降は輸入車が大衆層に浸透する流れの中で再びVWが勢いを取り戻し両社の差はかなり開いておりましたが再びそれが逆転したわけです。

メルセデスの好調とあわせて、日本の高額自動車の市場がある種のバブル的状況になりつつあることの証左でもありましょう。

VWに関しては完全に守りの姿勢を取らざるを得ず、一時期乱発していた0%金利キャンペーンも最近はあまり目にしなくなりました。

全世界では販売台数1位となったVWも、日本市場で過度にシェアを高める必要はなくなったのかもしれません。

昨今の消極的なプロモーションからは、そのような姿勢が垣間見えます。

リコール騒動で多額の賠償金を支払う事になり開発予算も選択と集中を迫られ、脱ディーゼルの方針の中でPHEV/EVに深くコミットする覚悟を決めたようですので、そうした成果が花開くまではあまり華々しい話題は期待できないのかもしれません。



■昨年に続き圧倒的な強さのメルセデス
『盤石』という以外に表現のしようがないほど2016年のメルセデスは好調でした。

世界販売においても高級車販売においてBMWを追い抜いて1位になるなど、世界規模でイケイケな感じにも見受けられます。

とはいえ「メルセデスラーメン」に代表される昨今の一般ウケを狙った取り組みは、上野金太郎社長が順調に“ゴキゲン♪ワーゲン”化しており、危うさを秘めていることは言うまでもありません。


例えばメルセデスラーメンについて取り上げたTBSラジオの『現場にアタック』のコーナーでは既存のオーナーからは… 

「ちょっと嫌だ。安っぽくなった気がして、高級な車として購入しているわけだから、そのイメージを壊さないでほしい・・・。」

といった声が聞かれるなどこうした戦略が必ずしもメルセデスオーナーに受け入れられているわけではなかったりします。

多くの支持を集めて多くの人にクルマを買ってもらうためには大衆的な話題作りが必要であるのは事実ですが、メルセデスという高級ブランドのイメージを保ち続けることも大切であるわけです。

盤石なメルセデスに不安要素があるとすると、このイメージ戦略にあると言えるのかもしれません。



■存在感が希薄化するアウディ
Audiの存在感が薄れています。

打てる手を打っているとは思います。
しかし競合するBMWやメルセデスに比べて、その存在感はどうしても希薄に映ります。

ディーゼルゲートの影響がゼロとは言いませんが、ポルシェは前年割れしておりませんのでAudiの伸び悩みは他のところに要因があるようにも感じられます。

昨今のデザインに対する評判もどちらかといえばネガティブなものが多く見られる中、Audiは何を訴求したいのかが見えにくいのも一因かもしれません。

2016年は『Audi Sport』という新ブランドを立ち上げてよりプレミアムな体験を提供する取り組みを始めていますが、これらは数を売るより1台あたりをしっかり売って利益を確保する動きとも言えます。

その意味で数を追い求めるのではなくきっちりと利益を取っていく戦略に転換したと見ることもできるかもしれません。



■ボルボの伸びしろはどれぐらい残っているのか?
先進安全装備をいち早く採用することで輸入車の中でも確固たるポジションを確立したVOLVOでありますが、順調に販売台数を増やしています。

しかし新モデルの投入がある程度落ち着いた状況で今後販売を継続的に伸ばしていくことが出来るのでしょうか?

今年は東京モーターショーが開催される年ですが、既報の通りVOLVOはモーターショーへの出展を絞っており東京には出展しないことが明白です。

ではどういった戦略を採るのでしょうか?

どうやら販売網を充実する方向での投資を行うようです。

2017年1月中に富山、堺、福岡、徳島と4店舗を一気にオープンさせるそうで、従来手薄だった地方の店舗を充実させるフェーズに入った感じですね。

クルマは単なる商品ではなく身近に安心してメンテナンスを頼めるディーラーがあってこそ成り立つビジネスです。

その意味でVOLVOの戦略は正しいと思います。

これで2017年の販売がどう推移するか、見ものでありますね。



■元気いっぱい!イタフラ勢
輸入車市場の盛り上がりはドイツ勢の活躍だけではありません。

ありきたりな選択肢とは違った個性を求める消費者がJEEP、Fiat、Abarthといったイタリア勢、そして我らがプジョーさん、ルノー、シトロエン、DSといったフランス勢にもなだれ込んできています。
(JEEPはアメリカブランドですがFCAグループとしてプラットフォームを共有しておりイタフラにカテゴライズしていいかと思います)

どのブランドにも言えるのは個性のある車種を用意したことが販売増に繋がっているという点です。

FCAJグループの欲しいと思わせる限定車を次々投入する戦略は相変わらず冴えてますし、プジョー&シトロエンは何と言ってもクリーンディーゼルが279万円〜という戦略的な価格で投入することで話題作りに成功しました。

加えてC4カクタスの投入により久々にシトロエンディーラーに賑わいが戻ったのも記憶に新しいところです。

C4カクタスは内部の情報統制ミスにより情報が錯綜するgdgdがありましたが、追加ロットも抽選販売となり相変わらず供給が追い付かない状況ですから、もう少しうまくやって欲しかったとは思います。


ルノーもようやくトゥインゴの販売を開始することができ、前半の苦戦を後半で挽回した格好となりました。

兄弟車であるスマートが、メルセデスの強い意向で日本向けの生産ラインの大半を押さえてしまったためトゥインゴの日本への割り当てが少なくなるという逆境がありましたが、年末にはMT仕様のZENをリリースするなどルノーらしいラインナップが揃ってきましたのできっちりと売って頂きたいところですね。

ただしルノーはインフォテインメントや先進安全装備への対応が遅れています。

この辺りが2017年のボトルネックになりはしないかと若干の不安を感じざるを得ません。



(つづく)
posted by 海鮮丼太郎 at 17:41| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 車(Car&Culture) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あけたことにします。おめでたい。

fuji.jpeg

ロボット掃除機の導入で掃除のメドはだいたい付きました。

結露したサッシのカビ取りもあらかた終了しました。

キッチンのレンジフードの掃除も泣きながら終わらせました。

ってことでようやく2016年終了です。

こんにちは2017年。

ことしもよろしく。



記念にピコ太郎の動画を見てみました。

・・・どうすんだよコレ。



posted by 海鮮丼太郎 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記(diary) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月10日

Honda Riding Assistの衝撃

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俺的現地時間で2016年12月41日です。

CES(Consumer Electronics Show)といえばかつてはPCを始めとした最新家電と技術の展示会という趣だったが、今はもうPCの話題はほとんどなく、スマートフォンですらメインストリームで語られることはなくなった。

その代わりに台頭してきているのがAIやVRといった技術なわけだが、これらはまさにパーソナルコンピューターの勃興期を彷彿とさせており、フィールドが変わっても人の熱狂というのは続くのだなぁ、という想いを強くする。

またもう一つ大きな流れとして、自動運転やインフォテインメント、そして電化技術を用いたパワートレインのアピールを目的として自動車メーカーの出展が激増している。

今までもサプライヤー単位で技術展示を行う事はあったが、自動車メーカー自らがその将来像を提示するために出展する動きになっているのはいよいよこちらの方面が自動車にとって重要なフィールドになったことの裏付けであるとも言える。

特に自動運転や先進安全装備などはモーターショーではなくCESのような技術展示のショーの方がより具体的な情報が得られるようになりつつあるので、単にデザインやスペックでブヒブヒ言ってる時代は終わった感もある。

もちろん日本のメーカーもCESに出展していたりするわけだがまったくノーマークだったホンダから驚きの発表があった。


動画を見てもらえば一目瞭然だが、2輪という不安定な乗り物をここまで制御できるようになったとは正直言って驚いた。

単純に2輪の乗り物を自動で走らせる技術はラジコンでも実現できているわけだが、支点の無い状態で制止、ゆっくり移動なんてことがどれだけ高度な制御技術が必要か。

それを考えるとまさに驚き以外の言葉が出てこない。

ホンダといえばASIMOやその延長の制御技術でU3-Xなど先進的な研究開発を行ってきたが、昨今はその先進性をどうアピールするかうまく方針が打ち出せていなかったように思う。

クルマ部門の不振と相まってホンダに元気がないとネガティブに捉えられることの一因であったとも言える。


今回の「Honda Riding Assist」は、多くの人々を驚かせ、そして何より久々に(世界中の)ホンダファンが「ホンダすげぇ!」と声を荒げたぐらいの衝撃だった。

自動車ではなく、ホンダの原点とも言える2輪でこの技術を効果的に見せたこともまた、ファンのハートを熱くさせる要因だったように思う。

今回の技術はCESにおいて3つの賞を受賞するなど大ウケだったことがわかる。




・・・。

冷静に考えて、この技術が搭載されたバイクが何の役に立つのか?
今それを想像すると立ちコケを防いでくれるとか限定的なアイディアしか出てこない。

もちろんホンダはこれが完成形として売れる商品になるとは考えていないだろう。

制御技術のわかりやすいプロモーションとしてお披露目したわけだが、この先に広がる(2輪に限らない)新たな乗り物の可能性を妄想するには十分な材料を提示してくれた気がする。

これに触発されていろんなアイディアが各方面から出てくるだろう。
それは技術的なものに限らずソフト的なロボットの人との未来像まで踏み込んだものになるかもしれない。

ホンダはそうしたアイディアを広く採り入れて、ホンダならではの魅力的な乗り物と社会の在り方といったところにまで踏み込んだ製品化を期待したい。

いやホント、すごい技術だと思うし見せ方もいいし、久々にホンダすげぇ!って思いましたよ。

ついでと言っては何ですが、現在南米で開催されているダカールラリー2017においてホンダの2輪ワークスチームが頑張っています。

こちらも応援してあげてくださいね。

ってことでホンダの復活は2輪から!

ホーネット250乗りとしてはホンダのバイクが元気になってくれることを期待しております。




posted by 海鮮丼太郎 at 13:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 驚(surprise) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月09日

ロボットがおうちにやってきた

braava_20170107.jpg


2016年12月40日です。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。

ってことで久々の物欲ネタをば。

基本的に新しモノが好きで、おもしろガジェットの類は割と早めに飛びつく性格だったりするのだが、意外なことにルンバを始めとするロボット掃除機の導入に関してはえらく時間が掛かってしまった。

理由は簡単だ。

部屋にモノが多すぎてロボットに掃除させる場所がなかったこと。
そしてテクノロジー的にイマイチ性能に信用が置けなかったこと。

この2点に尽きる。


しかし娘さんがリビングに進撃してきてゴロゴロ転がって遊ぶようになり、止むを得ずリビングから不要なモノを片付け、床もある程度清潔感を保たなければならなくなった。

床に敷いていたラグも撤去してフローリングの面積はそれなりに確保したものの、当初は日常的に掃除機、たまに雑巾で水拭き運用を想定していた。

しかし嫁が育児に忙しいを理由に掃除機をなかなか掛けたがらない。

その割に除菌ウェットペーパーで床を拭き掃除するという謎行動に出た。

それに掛ける時間と手間を考えたら普通に掃除機掛けた方が楽だし早いだろ…と思うが聞き入れない。

これはアカンということでロボット掃除機の導入を検討することにした。



■ロボット掃除機の選択肢
世の中ロボット掃除機と言えば『ルンバ』に代表されるiRobot社の製品が圧倒的なシェアを握っており、国内メーカーではシャープやパナソニックが申し訳程度にラインナップを持っている。

他にもフォアベルクなどいろんなメーカーの製品が存在するも、この手の製品は進化のスピードが早くノウハウを蓄積しているメーカーが強いので、iRobot社の製品以外の選択肢はありえないというのが現状だ。

『ルンバ』は2004年から国内販売を開始して2016年に累計200万台を突破しているので、もはや勝負にならない。


ルンバに関してはメーカーがCMなどよりSNSの活用やユーザーの口コミによる評判を拡散させるプロモーションを展開しているため、ネットで検索すると絶賛する記事やブログが多数出てくる。

表にはあまり出てこないが、アジャイルメディア・ネットワークの運営で『アイロボット ファンプログラム』も展開されており、SNSでルンバが話題になるような仕掛けを多方面で行っている。

もちろん中には熱烈なファンで効果的に使いこなしている事例がたくさんあるのだが、どうも諸手を上げて絶賛のコメントばかり並んでいると不信感を抱きたくなるものだ。

導入に踏み切れないのはそうしたある種のステマ臭を感じていたためでもあった。


だってさぁ、プロモーションに出てくるような片付いた部屋ばかりじゃないじゃん?
むしろ人に見せられないような部屋を掃除することの方が多いんじゃね?
そういうある意味汚部屋の実例なんてほとんど見られないんだから、疑いたくもなるわな。

絶賛のコメントが多いルンバだが、そうは言ってもデメリットはある。

基本的に凹凸のない床を掃除することを想定しておりカーペットや細い隙間は掃除が出来ない。

そして何より本体価格が高い。

日本は特に販売代理店の施策によりアメリカでの販売価格の2倍近い価格に設定されており、お試し気分で導入するには気が引ける。
(Wikipediaにもその辺りが追求されているあたり余程怒っている人が多いのだろう)

そんなわけで店頭でデモ機を見てカタログをもらってみたものの、半年経っても結論を出せずにいたのだが、妙なキャンペーンが目についた。

北関東を中心に展開している家電量販店『ケーズデンキ』がルンバ・ブラーバの2週間お試しキャンペーンを実施している。

newbn_roomba_braaba_cam.png
対象商品のルンバまたはブラーバをお買上げいただき、万一ご満足いただけなかった場合は、ご購入日から14日間以内に、製品一式と領収書をご購入店舗にお持ちいただいた場合に限りご購入金額を全額ご返金いたします。

ケーズデンキの会員に登録して店頭で購入すれば、商品が気に入らなければ2週間以内であれば一度だけ返品が可能というキャンペーンだ。

これだったらお試し的に導入して本当に使い物になるか確認することができる。
当方のように疑り深い客にはもってこいの企画だ。

ケーズデンキは最寄りだと青葉台、そして南町田に店舗があるのでまぁそのぐらいだったら足を延ばすのは問題ない。

これはいいということで具体的な機種選定に入った。


■機種の選定
iRobot社のラインナップは現在

埃をブラシで掻き込んで掃除する主力機種

水を供給しながら拭き掃除(から拭きも可)ができる新系統

の2系統のラインナップがある。

irobot-kz02-1.jpg

ルンバは主力機種ということでエントリーから高級モデルまで幅広いラインナップが揃っているが、上記のように本体価格が高い。
しかも本体が巨大(全幅 約34cm)なため我が家のようなあまり広くない床を掃除するには入れない場所が多そうだという懸念がある。

それに対してブラーバは上位機種でも4万円程度であり、ルンバに比べると小型(全幅 約25cm)でなおかつ水拭きまでやってくれるので子供が寝っ転がったりする床の掃除を想定した場合ブラーバの方が優れてるんじゃね?ということからブラーバを検討することにした。

マニア曰くルンバとブラーバは目的が違うからしっかり掃除するには2台買うべき、という声もあるようだがそんな金はない。

ブラーバのラインナップは2機種あり、水の供給方法が違うものの基本的にやれることはそう大きな違いはない。

しかし微妙なコンセプトの違いがある。

小型の新機種で侵入して欲しくないエリアを設定できるなど機能は多彩。
ただし消耗品が高く維持費が相当掛かる。



jet 240に比べると広範囲の掃除が可能。
専用のセンサーを設置すると部屋の構造をスキャンして精度の高い掃除が可能。
本体は高価だが市販のクロスが使えるなど維持費が安い。




ケーズデンキの店員に相談したところ本体は多少高くなっても380jの方がトータルで見て我が家に適しているとの判断でお買い上げ。

ちなみに会員価格ということで税込39700円。

PS4を我慢して掃除機を買うとは、我ながら大人になったもんだ。



■で、使ってみた。

驚いた。

素直に驚いた。

いや、心底驚いた。


洗面所と廊下を区切る微妙な段差を越えてくれないという想定外はあったものの、約1時間の稼働でリビングから廊下まで掃除したいと思うほぼすべての分を拭き掃除してくれた。

ただし、埃を取り込むルンバと違ってブラーバは埃をクロスで拭きとる仕組み上、埃が多いとそれが塊となってクロスからこぼれてしまうことがある。

braava_hokori.jpg
▲ちょっと汚い画像なので小さく掲載

掃除が終わった部屋を見回すと、筋状に集まった埃の塊が点々と残っている事があった。

ただしこれは4日間ほど床掃除をしていない状態でブラーバを稼働させた結果であり、試しに毎日稼働させると埃の量が少なくなるため取りこぼしが起こることはなかった。

まぁ埃の塊は目につきやすいからそれを後から拾ってゴミ箱に入れる程度の手間はなんてことはない。


もう一つ、水を供給しながら掃除するウェットモードを試してみた。

ランニングコストを抑えるためのノウハウとして市販のクロスが使えるため、付属のクロスではなく市販の『クイックルワイパー立体吸着シート』とズレ防止のために2か所を包帯止めで固定してみた。




こちらは水供給タンクの残量を2割ほど残して14畳程度のスペースの水拭きが完了した。
所要時間もから拭きと同様で約1時間。

水拭き特有の裸足で歩いて心地よいフローリングの感覚はブラーバの水拭きでも同様の結果を得られた。

年末に大掃除をしていたので水拭きでなければ取れない汚れがなかったので公式ページにあるような汚れをちゃんと拭きとっているかの確認はできなかったが、まあ普通にキレイになった感じだ。



■結論
廊下を含めて14畳程度のスペースであれば、1日1回稼働させれば拭き掃除に関してはまったく問題ないレベルであることを確認できた。

導入の目安としては、

・全幅25cm程のブラーバ本体が部屋の中を動き回るスペースを確保できるか?
・動物の毛など埃以外に堆積しているゴミがそれほど多くないか?

これらをクリアできているのであれば、ブラーバの拭き掃除の機能はルンバの守備範囲である掃除機としての機能もカバーする形で運用が可能だと個人的には判断している。

運用のノウハウとしては、リビングであれば椅子を片付けるとか床に置いてあるものを一時的にテーブルの上に載せておくとかして、とにかくブラーバが動けるスペースを最大限に確保しておくこと。

むしろ逆転の発想で、部屋のレイアウトをロボット掃除機が掃除しやすいように無駄なモノを置かないようにするといった考え方もアリではないかと思う。


家事の自動化はテクノロジーのわかりやすい未来像として長く描かれてきたが、全自動洗濯機、電子レンジなどが一般的に普及して以降、目立ったテクノロジーの進化としては食器洗い乾燥機ぐらいしかトピックがなかった。

そこに(条件を満たす必要があるものの)、ロボット掃除機がここまで実用的になったことで、そのステージがまた一つ進んだという実感を持った。


ステマに加担するような気がしないでもないが、幼児のいる家庭で掃除を楽にする方法としてブラーバの導入は少なくとも我が家にとっては現時点での最適解であると思っている。

久々に結果が期待を上回る良い買い物をした。



そんなわけで一応アマゾン様のリンクを貼ってはおくものの、ケーズデンキで実施している14日間お試しキャンペーンで実用になるかを“自分の家で”試してみてはどうだろうか。

店頭デモではなにもわからない商品の典型なので。








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posted by 海鮮丼太郎 at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 鬱欲番長(review) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする